• 2015.3.31(火)
    関西フィルNews
    藤岡幸夫、「源氏物語幻想交響絵巻」を語る!

    皆様こんにちは
    桜も咲き始め、春本番ですね

    今週末、関西フィルでは春らしいプログラム「源氏物語幻想交響絵巻」を
    いずみホールで演奏させていただきます。

    20150331140049069_0001

    日本を代表する作曲家、冨田勲さんによるこの作品。
    オーケストラと琵琶、箏、龍笛、篳篥、笙といった和楽器とのコラボレーションを
    お楽しみいただきます

    この演奏会について、クラシック・ニュースさんが藤岡さんのインタビュー動画を
    UPしてくださいました

    チケットのご予約など、詳しくは関西フィル事務局(06-6577-1381)まで
    お問い合わせください。
    皆様のご来場、お待ちしております

    ≪いずみホールシリーズVol.36≫
    [日時]
    2015年4月3日(金)19:00開演 (18:30開場)
    [場所]
    いずみホール
    [出演]
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    京ことばの朗読と歌と琵琶:坂田 美子
    琵琶:久保田 晶子
    箏(二十五弦箏):滝田 美智子
    龍笛、篠笛:西川 浩平
    篳篥:稲葉 明徳
    篳篥、笙:西原 祐二
    シンセサイザー:氏家 克典
    [プログラム]
    冨田 勲:源氏物語幻想交響絵巻 《2014年改訂版》 (関西初演)
    ※2014年10月に神奈川で初演されたばかりの作品を、半年後の2015年4月に関西初演いたします。
     ◆「源氏物語幻想交響絵巻」第1部(約50分)
     ◆「源氏物語幻想交響絵巻」第2部(約40分)
    ◎第1部・第2部とも、藤岡幸夫と冨田勲の興味深いトークを曲間に挟みながら進めて参ります。
    ※出演者、曲目など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
    [入場料]
    S席¥5,000/A席¥4,000(全席指定・消費税込)
    ※乳幼児、未就学児のご同伴、ご入場はご遠慮ください


  • 2015.3.27(金)
    関西フィルNews
    いよいよ最終決戦!明日に迫りました!!

    みなさまこんにちは

    いよいよ年度末決戦、「大坂春の陣」が始まります
    「春の陣」のプログラムは、去年9月の「秋の陣」のプログラムを
    上回るおもしろさだと自負しております

    ベートーヴェンとストラヴィンスキー、一般的なコンサートで、
    この2人を組み合わせることはそう多くないと思いますが、
    両者とも、時代の革命児

    そして、「運命」「田園」「ペトルーシュカ」「火の鳥」、4曲とも、
    2人の天才作曲家の煌めく才能が結晶化した珠玉作品です。

    「運命」と「田園」が同時に初演された1808年から、
    1919年「火の鳥」、1911年「ペトルーシュカ」の初演までは100年以上の隔たりが。
    この100年以上のオーケストラ作品の変貌は驚愕です

    DSCF2427

    弦楽器の音の作り方も違えば、
    管楽器の編成はもちろん、色彩感も全く別世界

    DSCF2411

    上の写真は火の鳥ですね

    「火の鳥」と「田園」、練習でも切り替えが大変です
    練習時間ギリギリまで、2つの音世界の探究が続きます。

    DSCF2420

    このコンサート、日本センチュリー交響楽団の飯森範親さんと藤岡さんの繋がりから
    始まったことは、皆様よくご存じだと思います。
    今回ももちろん、コンサートの中で飯森さんと藤岡さんのお話しを
    お楽しみいただきます

    IMG_6798-2

    (C)s.yamamoto

    そして、もう一つぜひお楽しみいただきたいのは、オーケストラの楽器の配置の違い

     ↓ 去年の「秋の陣」の写真、上は日本センチュリーさん、下は関西フィル。

    IMG_1499

    IMG_1431

    (C)s.yamamoto

    弦楽器の並び、ティンパニの配置の場所が全然違いますね

    同じホールの同じ席で、オーケストラの楽器配置の違いによる
    響きの違いを存分に感じていただけます
    しかも同じ時代の作品で画期的~

    「ペトルーシュカ」→「運命」→「火の鳥」→「田園」と、
    一世紀の時空を行き交うミュージック・ジャーニー

    ぜひお越しくださいませ

    本日17時までお電話での事前ご予約を承っております。
    (関西フィル:06-6577-1381)
    明日は14時から当日券を発売開始致します。

    【大坂春の陣2015】

    [日時]2015年3月28日(土)15:00開演(14:00開場)
    [場所]ザ・シンフォニーホール
    [出演]
    ≪先攻≫
    指揮:飯森 範親(日本センチュリー首席指揮者)
    日本センチュリー交響楽団
    ◆ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」 《1947年版》
     (ピアノ:法貴 彩子)
    ◆ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」

    ≪後攻≫
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    関西フィルハーモニー管弦楽団
    ◆ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」 《1919年版》
    ◆ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    [チケット代金]
    A席 6,000円 B席 5,000円 C席 4,000円 車いす席 4,000円
    (全席指定・消費税込み) ※お客様の入れ替え無し。

    関西フィルハーモニー管弦楽団
    06-6577-1381

     


  • 2015.3.19(木)
    関西フィルNews
    明日は中央公会堂特別演奏会です!!

    みなさまこんにちは

    今日はよく雨が降りましたが、明日はお天気になるようですね
    19時から、大阪市中央公会堂で特別演奏会を開催します

    チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲とベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
    というスケールの大きなプログラム

    練習は滞りなく終了致しました

    DSCF2388

    上の写真はベートーヴェンの練習中ですね。
    金管楽器はホルン3本とトランペット2本という小編成なのに、
    まさしく「英雄」というタイトル通りの壮大さ

    ベートーヴェン自身が一番出来に満足していたと言われている第3番「英雄」。
    チェロの有名なメロディーから始まる第1楽章、
    第2楽章はクラシック史上に残る葬送行進曲ですよね。
    ホルンに彩られる第3楽章の”スケルツォ”、そして壮大に展開される
    変奏曲形式の4楽章

    DSCF2348

    3楽章のホルン三重奏によるあのフレーズを楽しみにしてらっしゃる方も
    多いと思います
    ホルンが3本という編成、珍しいですよね~。
    ホルンの編成ですが、ベートーヴェンの交響曲の中では、
    第9番「合唱付き」は4本、第3番「英雄」が3本、それ以外(1.2.4.5.6.7.8番)
    は2本です。

    ベートーヴェンに限らずホルン3本のオーケストラ作品は本当に少ないのです。
    その中で、ホルン3本の意味と威力が最大限に発揮されるのが
    この「英雄」の第3楽章
    中央公会堂のあたたかい響きの中、どのような感じに聴こえるか、
    どうぞお楽しみに

    そしてもう一つの偉大なる名曲、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

    ヴァイオリンのソリストは内尾文香さんです
    この3月で高校をご卒業されました。

    2012年の全日本学生音楽コンクールで第1位になられ、2013年に
    吹田市主催の「七夕コンサート」で始めて共演致しました。
    この時の共演があまりに素晴らしかったこともあり、すぐに明日の演奏会での
    共演をお願いしました

    DSCF2331

    なんともどっしりとした演奏!!
    この難曲中の難曲を、完全に手の内に入れられています
    チャイコフスキーが残した偉大な音楽遺産を、何の迷いもなく
    ぐんぐん弾き進められました

    美しい中央公会堂の舞台と、お客様を前にしてきっと
    明日はさらに変貌してくださることでしょう
    楽しみですね

    その中央公会堂の中、美しいですよ!
     ↓ ↓ ↓
    中央公会堂の内部はこの過去のブログをどうぞ

    中央公会堂のふくよかでゴージャスな響きが加わり、
    この偉大な作品達をさらにお楽しみいただけると思います

    明日、当日券は18時から中央公会堂の正面入り口で
    発売開始致します。
    お待ちしております

    【中央公会堂特別演奏会】

    [日時]2015年3月20日(金)19:00開演 (18:00開場)
    18:40~ 指揮:藤岡幸夫によるプレトーク開催!
    [出演]
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    独奏:内尾 文香(ヴァイオリン)

    [プログラム]

    ◆チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
    ◆ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。【入場料】(全席指定・消費税込)
    一般:4,000円高校生(18歳)以下:2,000円

    関西フィルハーモニー管弦楽団
    06-6577-1381


  • 2015.3.17(火)
    公演情報
    チケット発売日のお知らせ♪

    皆様こんにちは
    3月14日の定期演奏会にご来場いただいたたくさんの皆様、
    本当にありがとうございました
    皆様お楽しみいただけましたでしょうか

    飯守さんは来月4月29日(水・祝)の第264回定期演奏会にも出演されます。
    皆様、ぜひご来場ください。

          

    さて、本日は7月16日(木)開催、第267回定期演奏会
    チケット発売のお知らせです。
    明日3月18日(水)10:00より予約受付を開始させていただきます
    今回は秋山和慶さんをお迎えします。
    秋山さんとは何度も共演させていただいているのですが、
    定期にご出演いただくのは実は初めてなのです

    秋山和慶11

    昨年文化功労者に選出され、指揮者生活50周年をお迎えになりました
    巨匠・秋山さんとともにお贈りするのは次の3曲
    エルガー:「コケイン」序曲 作品40
    ウォルトン:「ファサード」第1&第2組曲
    エルガー:交響曲第1番 変イ長調 作品55

    秋山さんとお贈りする英国の大交響曲、どうぞお楽しみに

    チケットは関西フィル事務局(06-6577-1381)のほか、
    各プレイガイドで承ります。
    皆様のご予約、お待ちしております

    ※発売日当日の関西フィル事務局窓口販売は、11:00より開始いたします。
    11:00前に窓口に来ていただきましてもご予約いただけませんのでご注意ください。

    ≪第267回定期演奏会≫
    [日時]
    2015年7月16日(木)
    19:00開演 (18:00開場)
    [場所]
    ザ・シンフォニーホール
    [出演]
    指揮:秋山 和慶
    [プログラム]
    エルガー:「コケイン」序曲 作品40
    ウォルトン:「ファサード」第1&第2組曲
    エルガー:交響曲第1番 変イ長調 作品55
    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

    [入場料(全席指定・税込)]
    S席¥6,000/A席¥4,500/B席¥3,000/C席¥2,000/学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。
    [ご予約]
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
    ※平日 10:00~17:00 土10:00~16:00 日・祝休み
    ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333
    ※10:00~18:00 休業日 毎週火曜日
    チケットぴあ[Pコード:244-143] 0570-02-9999
    ローソンチケット[Lコード:55815] 0570-000-407
    イープラス http://eplus.jp/  (PC・携帯共通)


  • 2015.3.13(金)
    関西フィルNews
    飯守泰次郎さんの定期演奏会、完売いたしました!!

    みなさんこんにちは

    明日の定期演奏会、全席完売いたしました
    ありがとうございます。

    当日券の販売予定はありませんが、
    キャンセル待ちを設定致します(12:45から整理券を配布)。
    残席が出た場合、チケットをご購入いただけます。
    残席が無い場合、立ち見券を枚数限定で販売致します。

    何卒、ご了承くださいませ。
    詳しくはホームページをご覧ください。
     ↓ ↓
    関西フィルHP

    さて、今日はヴァイオリンの清永あやさんに参加して
    いただいてのメンデルスゾーンの練習も行いました。

    神戸ご出身の清永あやさん、関西フィルとは4回目の共演になります。
    最初の共演は2004年、清永さんが16歳の時
    現在27歳で、この3月に東京藝大大学院を首席でご卒業なさる
    予定ということ
    とても大人っぽくなってらっしゃいます

    DSCF2308

    飯守さんとは2007年の定期演奏会でのシベリウスに引き続き、2回目の共演です

    名だたるコンクールに入賞されていて、協奏曲もたくさん弾かれて
    らっしゃるのですが、今回のメンデルスゾーンを弾かれるのは
    中学生以来、とのことでした。意外ですね

    「中学生の時に感じたイメージと全然違います!!
    難しいのは一緒ですけどね・・・」とのこと。

    DSCF2217

    この曲の印象を少しお聞きしました。

    「メンデルスゾーンは、バッハを世に出した人なだけあって、
    この曲は古典的な書き方がしてあるとは思います。
    だけど中に秘めている物はやはりロマン派だと感じます。

    重厚でもなく、どちらかというと繊細な感じの音楽だと思うのですが、
    内に秘めている強いパッションを感じます。
    中でも2楽章が好きです!演奏していて幸せな気分になります。」

    この言葉通り、輝かしく芯の通った音色で情感豊かな
    メンデルスゾーンを奏でていただきました

    明日はどうぞお楽しみに!!

    【関西フィル263回定期演奏会】

    [日時]2015年3月14日(土)14:00開演 (13:00開場)
    13:40~ 指揮:飯守泰次郎によるプレトーク開催!
    [出演]
    指揮:飯守 泰次郎(関西フィル桂冠名誉指揮者)
    独奏:清永 あや(ヴァイオリン)

    [プログラム]
    ◆メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
    ◆ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。

    入場券:全席完売いたしました。
    キャンセル待ち・立ち見券について → 関西フィルHP

    関西フィル:06-6577-1381
    (3月14日(土)は臨時休業致します)

     


  • 2015.3.11(水)
    関西フィルNews
    飯守さんのブルックナー5番の練習が始まりました!!

    みなさまこんにちは
    昨日、今日と急に寒くなりましたね

    今日から3月14日(土)に開催する定期演奏会の練習が
    始まりました

    今回の指揮者の関西フィル桂冠名誉指揮者の飯守泰次郎さん、
    当楽団主催公演への出演は、去年7月のいずみホールシリーズ以来と
    なります。
    最近は新国立劇場のオペラ芸術監督として、とてもお忙しそうです。

    「ブルックナーについて・・・」とお聞きすると、とても熱心に
    色々お話ししてくださいました

    DSCF2086

    「ブルックナー・ツィクルスがとうとう第5番にたどり着きました。

    この長いブルックナーの旅、始める時は本当に最後までやり遂げられるかどうか
    心配でしたが、なんと、半分まで到達してしまいました!


    123番はいわゆる発展期の作品、4番で一般的に“聴きやすい”名曲に
    なりました。
    6番はとてもロマンティックですね。7番もどちらかといえば
    聴きやすい。
    8番はブルックナーの交響曲の中でも人気のあるスケールの
    大きな曲、
    9番は“死”に至るまでの総集ですね。9番は未完に終わりましたが。


    この偉大な交響曲群の中で、第5番は最も宗教的でブルックナーの“信仰告白”と
    考えられます。
    信仰や哲学に深く入り込んだ曲、という意味で一番難しい曲なのです。


    DSCF2135

    後期ロマン派の音楽は、劇音楽、民俗音楽などがとても発展しましたが、
    ブルックナーは純粋音楽なのです。私は、ブルックナーは、純粋音楽に留まった
    最後の作曲家だと思います。

    人付き合いが下手で、服装にも気を使わず、きちんと挨拶もできなくて社会にも
    とけこめなかったブルックナー、そんな素朴な“ブルックナーおじさん”が
    なぜこのような宇宙的な音楽を作ることができたのか、本当に不思議です。


    DSCF2090

    ご存じの通り、関西フィルとは長いお付き合いで、重厚な音楽、例えばリヒャルト・シュトラウス、ワーグナー、マーラーなどの作品はずいぶん取り上げ、慣れてきたと思っています。

    しかしブルックナーは重厚なだけでなく、心の深い部分を吐露する音楽なのです。
    この深い部分に踏み込むことが必要なのです。
    5番は、今まで演奏してきた1番から4番までとは世界が違います。
    オーケストラにとっては大きな挑戦になると思います。


    1楽章は、対位法(独立性を持ったいくつかの旋律を調和させて
    重ね合わせる手法)がとても入り組んでいます。スケールが大きくて壮重、
    巨大な時間と空間が広がります。



    DSCF2165

    この写真の飯守さん、多分、
    「教会の大伽藍に響き渡る
    オルガンのように!」
    と説明されているはず

    2楽章は全体が祈りの音楽ですね。オーボエなど木管楽器が祈りを奏でます。

    ブルックナーの純粋さが結晶化されていて、心の奥底まで揺さぶられます。


    3楽章、大教会の信仰の世界から離れ、農夫が軽やかなドイツ舞曲に戯れます。
    ブルックナーのドイツ民族としての血がさわいでいるようです。

    この楽章で音楽も聴衆も少しほっと心がほどけますね。


    そして第
    4楽章、この楽章は2つの要素に支配されています。
    ひとつは入り組んだフーガ(ひとつの旋律をずらして登場させ、次々に
    追いかけ絡み合わせる様式)、もうひとつはコラール(
    *下記ご参考まで)です。
    フーガは二重、三重ととても入り組み、コラールは金管楽器だけでなく弦楽器にも、
    また、ホルンとファゴット、のようにさまざまな楽器で演奏されるコラールです。

    最後には、このふたつの要素が一体化するのです。
    その迫力は想像を絶するものがあります。巨人が堂々と歩いてくるように、
    フーガとコラールが互い違いに押し寄せてきます。

    そして、123楽章のメロディーも出てきます。まさにフィナーレ。


    現代の社会はとても忙しいですね。若い方々が、長い時間スマートフォンを
    見ないでいることは難しい、というのを聞いたことがあります。
    生活の中に情報が溢れていて、何も考えず、何もしないでいることは
    不可能なのかもしれません。
    14日は、音楽ホールという非日常の空間で、時間を忘れてブルックナーの
    音楽空間に身を任せていただきたいと思います。


     (*)コラールとはドイツ語で直訳すると”讃美歌”です。
    讃美歌は教会に集まった人々が歌う音楽なので、あまり複雑ではなく長くもありません。
    今では、そのような美しくて素朴な和音進行のフレーズに対してよく使います。
    トロンボーンに代表される金管楽器で演奏されることが多いですね。

     

     この公演、S・A・B席は完売致しました。
    C席も残券僅少となっております。
    (状況によって、当日券の販売は無しになる可能性があります。)

    頻繁に演奏されることの少ないブルックナー5番、
    お聴き逃しのないよう!!
    会場でお待ちしています

    【関西フィル263回定期演奏会】

    [日時]2015年3月14日(土)14:00開演 (13:00開場)
    13:40~ 指揮:飯守泰次郎によるプレトーク開催!
    [出演]
    指揮:飯守 泰次郎(関西フィル桂冠名誉指揮者)
    独奏:清永 あや(ヴァイオリン)

    [プログラム]
    ◆メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
    ◆ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。

    入場料:
    S席¥6,000(完売しました)/A席¥4,500(完売しました)/B席¥3,000(完売しました)/
    C席¥2,000/学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。

    関西フィル:06-6577-1381

     

    3月13日(金)17時まで事前ご予約をしていただけます。
    完売の場合はご容赦くださいませ。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     


  • 2015.3.4(水)
    関西フィルNews
    3月8日は「火の鳥」の予習!&3月6日ABCフレッシュコンサート放送!!

    みなさまこんにちは
    今月28日(土)に開催する”大坂春の陣”、迫ってまいりました

    去年の”大坂秋の陣”の時にお客様にいただいたご意見を元に、
    ”春の陣”は少しスタイルを変えました。

    15時開演で終演は18時15分頃。
    3時間ちょっとの、少し長めのコンサートだと思ってください

    日本センチュリーさんから関西フィルに入れ替わるところで
    30分の休憩を挟みます。
    各オーケストラの曲と曲の間は、飯森さんと藤岡さんにおしゃべり
    してもらうだけで、休憩にはいたしません。

    今回のプログラムは”ストラヴィンスキー&ベートーヴェン”
    どちらも時代の革命児ですね~

    各オケ、後半に演奏するのはベートーヴェンの「田園」と「運命」という超直球で、
    皆様にご説明差し上げる必要もないと思いますが、
    もしかしたら、「ストラヴィンスキーはちょっと・・・」という方が
    いらっしゃるかもしれません。

    ”春の陣”を間近に控えた今、ストラヴィンスキーの「火の鳥」を予習して
    いただく機会を見つけたので、ぜひ皆様にお伝えしたいと思い筆を執りました

    今週日曜、3月8日(日)の午後9時からの「NHK音楽館」で、
    デュトワさん指揮の”火の鳥(1919年版)”が演奏されます

    「序奏と火の鳥の踊り」の部分、この世のものとは思えない雰囲気を
    醸し出す弦楽器のフラジオレット、  フラジオレットの説明はこちらのブログを♪
    「カスチェイの凶悪な踊り」に出てくるトロンボーンのグリッサンド、
    「子守唄」のファゴットのソロ、「フィナーレ」のホルンのソロ!!
    そして、最後の壮麗・豪華・キラキラのメロディー!!!

    8日の夜にこれらを把握していただき、”春の陣”で生演奏をお楽しみください
    フィナーレのあの鳥肌が立つような壮麗さは、絶対!コンサートホールで
    体感すべき音楽です

    この「火の鳥」と日本センチュリーさんの演奏される「ペトルーシュカ」、
    そして「春の祭典」を合わせた3曲が、ストラヴィンスキーの3大バレエ音楽
    この”3大”の内の2曲を1日で聴いてしまえるのは、なかなか貴重な機会かと

    そしてそして、もう一つお知らせが

    2015年2月8日(日)にABC音楽振興会主催で開催された
    「第23回ABCフレッシュコンサート」の模様が
    3月6日(金)25時34分~27時34分に朝日放送で放映されます
    6日(金)の深夜1時34分からですね

    藤岡さん指揮で出演させていただいたこのコンサートの中から、
    松岡井菜さん独奏のメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、
    蓑田莉奈さん独奏のラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲が
    放送される予定です

    関西フィル練習場でのオーケストラ合わせの様子も
    放映してくださるそうですよ

    ぜひご覧ください

    【大坂春の陣2015】

    [日時]2015年3月28日(土)15:00開演(14:00開場)
    [場所]ザ・シンフォニーホール
    [出演]
    ≪先攻≫
    指揮:飯森 範親(日本センチュリー首席指揮者)
    日本センチュリー交響楽団
    ◆ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」 《1947年版》
     (ピアノ:法貴 彩子)
    ◆ベートーヴェン:交響曲第5番 ハ短調 作品67 「運命」

    ≪後攻≫
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    関西フィルハーモニー管弦楽団
    ◆ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」 《1919年版》
    ◆ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    [チケット代金]
    A席 6,000円 B席 5,000円 C席 4,000円 車いす席 4,000円
    (全席指定・消費税込み) ※お客様の入れ替え無し。

    関西フィル友の会・サポーター会員、日本センチュリー各種会員
    [会員割引価格]
     A席 5,500円 B席 4,500円 C席 3,500円 車いす席 3,500円
     ※関西フィル、センチュリー・チケットサービスでのみの発売。

    ◎ご予約お問い合わせ
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
    センチュリー・チケットサービス 06-6868-0591
    ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333
    チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:246-246]
    ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード:53291]
    イープラス http://eplus.jp/ (PC・携帯共通)


  • 2015.2.25(水)
    関西フィルNews
    ただ今、演奏旅行中!!

    みなさまこんにちは、ここ2、3日は少し暖かいですね。
    また寒の戻りがあるらしいですが、春はきっとすぐそこ

    2月16日から関西フィルは四国に演奏旅行に行っております
    文化庁から委託をお受けして開催する「文化芸術による子供の育成事業」

    小学校や中学校の体育館で、児童の皆さんが座る床と同じ高さで
    フルオーケストラが演奏致します
    2月17日(火)に開催した、高知県四万十市立具同小学校での様子です。

    DSCF1142

    全国の多くのプロオーケストラが文化庁から委託を受けこの事業を行っていますが、
    未来を担う青少年のために演奏するとても重要な事業として捉え、企画段階から
    かなり綿密に進めています。

    欧米のクラシックの作品だけでなく、邦人作曲家の作品、今回は
    外山雄三さんの「管弦楽のためのラプソディー」も取り上げています。
    学校の校歌をオーケストラの生伴奏で歌っていただいたりも

    下の写真は、ピアソン作曲の「ヒップリップス」という曲を使って、
    オーケストラが児童の皆さんの手拍子と共演しているところですね

    DSCF1179

    児童の皆さんに向かって手拍子の誘導をしているのは、奥がチェロの夏秋彩、
    手前がヴァイオリンの野口まつのです
    関西フィルの若手二人が笑顔を振りまいて盛り上げていました

    もちろん各楽器の紹介コーナーも趣向をこらして行います。
    下は、楽団一渋いファゴットの星野則雄がシブくファゴットを紹介している
    場面です

    DSCF1093-2

    小学生の皆様に、ファゴットと星野則雄の渋さが伝わっていれば
    嬉しいのですが

    児童の皆様がオーケストラの生演奏を聴いて、色々なことを感じ、
    音楽の様々な感情を知っていただき、そして元気になってくだされば、
    こんなに音楽家冥利につきることはありません

    今年度は2月27日(金)が最終公演日。
    引き続き、「オーケストラの生演奏ってすごい!なんだかワクワクする!!」
    と思ってもらえるよう、心を込めて演奏してまいります

    そして3月には、飯守泰次郎さんとのブルックナー5番が待っています

    【関西フィル第263回定期演奏会】

    [日時]2015年3月14日(土)14:00開演 (13:00開場)
        13:40~ 指揮:飯守泰次郎によるプレトーク開催!
    [出演]
    指揮:飯守 泰次郎(関西フィル桂冠名誉指揮者)
    独奏:清永 あや(ヴァイオリン)

    [プログラム]
    ◆メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
    ◆ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。

    入場料:S席¥6,000/A席¥4,500/B席¥3,000/C席¥2,000/
    学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。

    関西フィルハーモニー管弦楽団
    06-6577-1381

     


  • 2015.2.20(金)
    関西フィルNews
    ラジオ放送のお知らせです!

    ラジオ放送のお知らせです!

    2015年2月22日(日)19:20~20:20
    NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」

    ◎ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(全曲)
      ※ ピアノ:萩原麻未
    ◎シベリウス:レンミンカイネンの帰郷 作品22-4

    指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
    管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
    (以上、2014年10月10日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第260回定期演奏会より)

    どうぞお聴き逃しなく!
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  • 2015.2.15(日)
    関西フィルNews
    森のホルンと鳥のフルート

    みなさん、こんにちは
    先日の定期演奏会にご来場くださったみなさま、
    ありがとうございました。

    2月も後半になり、まだ寒い日が続きますが
    なにかの折に春の訪れも感じられるようになりました。
    なんとなく花粉の気配がするのは気のせいでしょうか・・・

    さて、関西フィルメンバーが毎月1回出演させていただいている
    室内楽のコンサートシリーズ、マグノリア・サロンコンサート、
    2月はホルンの永武靖子が出演させていただきます


    永武靖子プロフィール写真

    共演はフルートの江戸聖一郎さん。

    江戸聖一郎プロフィール写真

    江戸さんはザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団のメンバーでもいらっしゃいます。

    久保千尋

    そしてピアノの久保千尋さん。

    ホルンとフルートとピアノの3人が一体どういう経緯で集まることになったのか!?
    ホルンの永武靖子に聞いて参りました

    ★ ★ ★

    今回は“やりたい曲がある”と言うより、一緒に演奏したい人がいて、
    そちら先行で曲を探しました!
    ホルンとフルートとピアノのトリオは珍しい編成なので、
    曲の数は多くないし、今回演奏する曲はどれも有名と言うわけではないですが、
    ホルン、フルート、ピアノでこんな曲がありますよ、
    こんなアンサンブルになりますよ、という感じで
    みなさんに知っていただけたらいいなと思い、コンサートを企画しました!

    その一緒にコンサートをするメンバーは大学時代の同級生です。

    出身地も山口、兵庫、千葉とバラバラ、
    卒業後もフランスに行ったりドイツに行ったり関西に居すわったりとバラバラ、
    同級生だけど実は年齢もみんなバラバラなのですが、
    同じときに同じ場所で音楽を学んだのはなにかの縁で、
    今も機会があるたびに仲良く付き合っている大切な仲間です。
    今回こうしてマグノリアコンサートで久しぶりに集うことができて
    とてもうれしいです。

    チラシなどでお知らせしているトリオの曲目に加えて、
    ホルンとフルートそれぞれのソロ曲も演奏します。
    ホルンは、ボザ作曲「森にて」、
    フルートはピッコロに持ち替えて、ダマレ作曲の「白つぐみ」を
    それぞれピアノ伴奏とともにお届けします。
    今回のトリオの演目は
    3曲すべて、
    ホルンは森のような役割、フルートは鳥の役割を表している感じがしたので、
    ソロの曲も同じイメージの曲目を選びました。


    ぜひ聴きにいらしてください。お待ちしています。

    ★ ★ ★

    ということで、今回は大学の同期ユニットによるアンサンブルです
    学生時代を知る気心知れた友人って、かけがえのない存在ですよね

    プログラムにはあまり見慣れない名前が並びます。

    ドップラーの名前はフルートがお好きな方にはお馴染みかもしれませんね。
    「ハンガリー田園幻想曲」で有名なハンガリーの作曲家フランツ・ドップラーは
    弟のカール・ドップラーと共に、フルートの名手として活躍し、
    自分たちのコンサート用としてフルートの曲を多数残しています

    今回演奏する「リギの思い出」の「リギ」とは、
    スイスのルツェルン湖近くにある山の名前だそうです

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    (写真は旅行社サイトよりお借りしました)
    作曲者がこの地を訪れたときの情景や思い出を曲にしたのでしょうね

    ケックランとボニスは、ほぼ同時代を生きたフランスの作曲家です。

    ケックランはマスネやフォーレに師事し、ドビュッシーとはお友達、のちにスコラ・カントルムで教鞭をとり、プーランクはお弟子さん、と
    フランス近代音楽の王道を歩んだ作曲家と言えますね

    ボニスの本名は「メラニー・ボニ」と言って、実は女性の作曲家なのですが、
    当時はまだ女性の作曲家がめずらしく、無用な差別を避けるため、
    「メル・ボニ(ボニス)」と中性的な名前を名乗っていたそうです。
    近年再評価を進んだ作曲家のひとりです

    それぞれの作曲家が、
    ホルンの音色に雄大な自然、山々や森の情景をイメージして
    フルートの音色に鳥のさえずりや、小動物の愛らしさをイメージして
    三重奏を書いたというわけですね

    それぞれの作曲家がホルンとフルートに対してどんな曲を書いたのか、
    それらを今回の「同級生トリオ」がどんな風に演奏するのか、
    ぜひマグノリアホールでお楽しみくださいませ

    なお、今回のマグノリアサロンコンサートは
    土曜日の開催ですが、開演時間は≪19:00≫です
    お間違えのないように、どうぞよろしくお願いいたします


    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年2月21日(土)19:00開演(18:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     永武 靖子(関西フィル・ホルン奏者)
     江戸 聖一郎(フルート)
     久保 千尋(ピアノ)
    [プログラム]
     A.F.ドップラー:リギの思い出
     C.ケックラン:2つの夜想曲
     M.ボニス:森の情景
     ほか
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865