皆さま、こんにちは。
先日、当楽団のコンサートマスター、ギオルギ・バブアゼが大阪市市民表彰(文化功労部門)と旭日単光章を受章しました。
ギオルギ・バブアゼOfficial site⇒ http://georgebabuadze.com/
受章、おめでとうございます。
ありがとうございます。旭日単光章は、出身のジョージア大使館の担当者から「推薦します」とご連絡いただいていました。そのために、ジョージア時代から今までの30年間の活動の記録、チラシやプログラムなどを、大使館に送りました。大阪市市民表彰については急に、現れました!本当に驚きました。
関西フィルのコンマス以外に室内楽、リサイタル、指揮と活動してきて、ジョージアや他の国での活動も含めて音楽家として認めてもらえたことは、嬉しく思います。
日本に来ることになったきっかけについて教えてください。
友達から大阪シンフォニカー(現・大阪交響楽団)のオーディションを教えてもらって、テープを送りました。それがきっかけで、日本に行くことになり、シンフォニカーのコンマスとして活動を始めました。まだ30代と若かったこともあり全然不安はなく、行ったことはなかったけど、同じ人間が住んでいるから大丈夫と思って。黒澤明や小澤征爾さんを知っていて、日本を尊敬していました。
ヴァイオリンとこれまで
母親がピアニストでヴァイオリンが好きで、私に弾いてほしいと思っていたこともあり、8歳から音楽小学校に入学しました。手前味噌ですが、才能がありました!(笑)プロになろうと決めたのは音高生の時で、そのまま、音楽大学大学院まで進みました。実は、大学ではヴァイオリンを専攻しながら、独学で指揮を勉強していました。ジョージアでは大学院入学=仕事をするなので、指揮者として働きながら、ソロ・室内楽・オーケストラ(コンマス、Tuttiとも)と忙しかったです。日本に来てからも同じように活動をしていて、大川進一郎(関西フィル名誉顧問)さんに声をかけていただいて関西フィルのコンマスに就任しました。ジョージアと日本での活動は切っても切れないものです。今後は指揮にもっと力を入れて経験を積みたいと思っています。
関西フィルについて
入団して約20年経ちます。当初から皆さんフレンドリーで、私を受け入れてくれたことが嬉しかったです。メンバーから勉強することが多く、どんなに忙しくても、良い演奏をしようという意志がすごいです。全員で一つの音楽を創るには個人の賢さや優しさが必要で、みんなで努力しないといけません。これからも、そのようにして音楽を創っていくことができると期待しています。若いメンバーも増えてきて、楽しみな反面、負けないようにしたいです。
次回の主催公演への出演は2020年1月18日Meet the ClassicVol.40ですが、メッセージをお願いします。
今はyou tubeのようにボタンを押せば音楽を聴くことができますが、その時、その場でしか聴けない生演奏を楽しんでほしいです。楽しんでもらうために演奏者は頑張らないといけない、美しさを特に若い人に伝えていきたいです。
Meet the Classic Vol.40
【日 時】2020年1月18日(土) 15:00開演(14:30開場)
【会 場】いずみホール
【出 演】指揮&お話:藤岡幸夫
箏:遠藤千晶
尺八:藤原道山
【曲 目】
《第1部》
アンダーソン:舞踏会の美女
千住明:月光~尺八、十三弦箏とオーケストラのための~
大島ミチル:筝と尺八のための二重協奏曲「無限の扉」
《第2部》新春を彩るシュトラウス・ファミリー名曲選
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「ジプシー男爵」より“入場行進曲”
ヨハン・シュトラウス2世:アンネン・ポルカ 作品117
ヨゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」作品235
ヨハン・シュトラウス2世:ポルカ・シュネル「ハンガリー万歳!」作品332
ヨハン・シュトラウス2世&ヨゼフ・シュトラウス:ピツィカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」作品314