Page Top

4月のマグノリアコンサート

みなさま、こんにちは
お天気がコロコロ変わり、暑くなったり寒くなったりですね。
「油断して風邪ひいちゃったよ」という声が周りにもちらほら。
オーケストラのメンバーは、とにかく身体が資本!
健康第一で、体調管理がむずかしい4月も乗り切ろうと思います

さて、月に一度、関西フィルメンバーが出演させていただいている
室内楽のコンサートシリーズ、マグノリア・サロンコンサート。
4月はトロンボーン四重奏で風早宏隆と松田洋介が出演いたします

IMG_5887

左から順に、
松田洋介、日生貴之さん、風早宏隆、寺谷糧さん。


毎度お伝えしているかもしれませんが、
トロンボーンのお兄さんたちはとにかく仲良し常につるんで行動しています
そんな仲良しトロンボーンズでお届けする今回のプログラムは、
「やりたい曲を選んだ!」プログラム、とのこと

このマグノリアコンサートは、基本的に奏者が自主的にプログラムを用意しますので、
メンバーの個性やセンス、好みが色濃く反映されます。
毎月開催されるコンサートなので、もう何度も出演しているメンバーもいますが、
回を重ねるごとに、メンバーいろんな表情や側面を見られるところが、
このコンサートシリーズの醍醐味ですね

そんなわけで、風早と松田が今やりたい曲とは・・・?

メインプログラムのひとつは、
デュファイ作曲の「トロンボーン四重奏の為の4つの小品」。
デュファイと聞くと、15世紀ルネサンス期のフランスで活躍した作曲家が有名ですが、
そのデュファイではなくて
同じフランスの作曲家ですが、こちらは1932年生まれ
管楽器のための作品を多く書いています。
現代のフランスの作曲家というと、もうそれだけでイメージできますが、
イメージ通り、曲は終始、現代的で洒脱な和音の響きで進行します。
高めの音域で、ハモりがお得意のトロンボーンの美しさを
存分に味わっていただける作品ですよ
曲の中ではミュートを多用しますので、
ふだんのオーケストラのコンサートではなかなか見えにくい
トロンボーンのミュート使いにも、ぜひご注目ください

もうひとつのメインプログラムは
トミー・ペダーソン作曲「South of the border suite  part 1」
タイトルは「中南米への旅」、
3つの小品からなる組曲にはそれぞれ、
「パスポートを持って」「パナマ・ペッパー」「ホンデュラスの喧騒」と
楽しげなタイトルが並びます
1920年生まれのアメリカの作曲家であり、またトロンボーン奏者でもありました。
自身がトロンボーン奏者なので、楽器の魅力を十二分に引き出す
トロンボーンの曲を多数書いています。
こちらはタイトル通りの陽気で愉快な、アメリカ~ンな音楽です

先ほどのデュファイとペダーソン、そう変わらない年代の作曲家ですが、
それぞれのお国の特徴がよく出ていて、とても興味深い聞き比べができそうです
オーケストラの曲でも同じことが言えますが、
曲にあらわれるお国柄っておもしろいですね


今回のマグノリア・サロンコンサートは今週末の18日【土曜日】なんですが
【18:30開演】です です
(土日祝日は通常お昼公演なんですが、今回は特別です。)
時間注意です手帳に書いてくださいね
どうぞお間違えのないように、ご来場くださいませ

【マグノリア・サロンコンサート】
[日時] 2015年4月18日(土)18:30開演(17:45開場)
[場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
  (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

[出演]
 風早 宏隆(関西フィル・トロンボーントップ奏者)
 松田 洋介(関西フィル・トロンボーン奏者)
 日生 貴之(トロンボーン)
 寺谷 糧(トロンボーン)
[プログラム]
 ハイドン:「天地創造」より“大いなる偉業が成し遂げられた”
 ゴードン・ジェイコブ:組曲
 ジャン・ミシェル・デュファイ:トロンボーンの為の4つの小品
 ゴードン・ジェイコブ:2つのマドリガル
 トミー・ペダーソン:中南米への旅パート1
[入場料]
 全席自由¥1,000
 (※120名様限定です!)
[お問合わせ]
 逸翁美術館:072-751-3865

おまけ

仲良しトロンボーンズに「なにかおもしろい写真を~!」と頼んでみたところ、、、

IMG_0059

「おもしろいって言われてもなあ」
「どうする?」
「目で吹いてみる?」

IMG_8426

「どや?」