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指揮者Conductor

音楽監督Music Director
オーギュスタン・デュメイ Augustin Dumay ©ELIAS
オーギュスタン・デュメイAugustin Dumay
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オーギュスタン・デュメイは、クラシック界におけるヨーロッパの偉大な伝統の継承者としてその地位を確立しており、今世紀最高のヴァイオリニストのひとりとして国際的に高く評価されている。カラヤンとの共演やベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのコンサート、さらにEMIからリリースされている数々の録音により卓越したヴァイオリニストとして注目を集めるようになった。

“正統派スタイル”と定評のある彼の奏法は、ドイツ・グラモフォンに録音したマリア・ジョアン・ピリスとのベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ全集」や、カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクとのモーツァルト「ヴァイオリン協奏曲集」など、多くの優れた録音にも表れている。

ヴァイオリニストとして世界の主要オーケストラおよび著名な指揮者と定期的に共演しているほか、20年程前からは指揮者としても精力的に活動しており、2003年からはワロニー王立室内管弦楽団の音楽監督を、また2011年からは関西フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督を務めている。

2004年よりブリュッセルのクィーン・エリザベス・ミュージック・チャペルの教授を務めており、才能ある若手ヴァイオリニストたちの指導にあたっている。

映画監督のジェラール・コルビオは、デュメイのドキュメンタリー映画『Augustin Dumay, laisser une trace dans le coeur』を制作した。

これまでにEMI、ドイツ・グラモフォン、ONYXから50以上の録音をリリースしており、数々の賞を受賞している。2017年大阪市市民表彰

首席指揮者Principal Conductor
藤岡 幸夫 FUJIOKA Sachio ©SHIN YAMAGISHI
藤岡 幸夫FUJIOKA Sachio
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英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を特例で受賞。

1993年BBCフィルの定期演奏会が「タイムズ」紙などで高く評価され、翌1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー。以降ロイヤル・フィル、ロイヤル・リヴァプール・フィル等数多くの海外オーケストラに客演。2006年オヴィエド歌劇場ブリテン「ねじの回転」でスペインにオペラ・デビュー。その年の同劇場新演出作品のベスト・パフォーマンス・オブ・ザ・イヤーに輝き、2009年にR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」で再び脚光を浴びた。2016年にはブリュッセルでA.デュメイ、V.アファナシエフと共演。2017年5月にはアイルランド国立交響楽団にマーラーの第5交響曲で客演、聴衆総立ちの大成功を収めた。

マンチェスター室内管弦楽団、日本フィルを経て、現在、関西フィル首席指揮者、東京シティ・フィル首席客演指揮者。毎年40公演以上を指揮し、2022年に23年目のシーズンを迎えた関西フィルとの一体感溢れる演奏は常に高い評価を得ている。

テレビ、ラジオへの出演も多く、番組の立ち上げに参画し、指揮・司会として関西フィルと共に出演中のBSテレビ東京「エンター・ザ・ミュージック」(毎週土曜8:30〜)は放送400回を超え、2022年10月に9年目のシーズンを迎えた。

東大阪市特別顧問。滋賀県長浜市PR大使(文化観光大使)。きょうと城陽応援大使。
2020年12月、エッセイ集『音楽はお好きですか?』(敬文舎)を刊行。その続編も2021年12月に刊行。
2021年9月、CD『シベリウス交響曲全集』(ALM RECORDS)をリリース。

桂冠名誉指揮者Honorary Conductor Laureate
飯守 泰次郎 IIMORI Taijiro ©武藤 章
飯守 泰次郎IIMORI Taijiro
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桐朋学園で学んだ後、ヨーロッパで研鑽を積み、1966年ミトロプーロス国際指揮者コンクール、1969年カラヤン国際指揮者コンクールで共に第4位入賞。1972年、芸術選奨新人賞とバルセロナのシーズン最高指揮者賞を受賞。

これまでに読売日響、ブレーメン、マンハイム、ハンブルク、レーゲンスブルク各歌劇場指揮者、エンスヘデ市立歌劇団第一指揮者、東京シティ・フィル、名古屋フィル、関西フィル常任指揮者、新国立劇場オペラ部門芸術監督を歴任。

オペラ(特にワーグナー)に対する深い造詣から、バイロイト音楽祭元総監督ヴォルフガング・ワーグナーも「飯守こそドイツ語でKapellmeisterと呼ぶに相応しく、そこにはマエストロという言葉以上に大きな尊敬の念が込められている」と評した。

2000年度サントリー音楽賞、2003年度芸術選奨文部科学大臣賞、2004年11月紫綬褒章、2008年大阪市市民表彰、2010年11月旭日小綬賞、2012年度文化功労者、2012年度日本芸術院賞、2014年度毎日芸術賞。2014年12月には日本芸術院会員に選出された。飯守泰次郎×関西フィル「ワーグナー特別演奏会」(2021年1月23日 ザ・シンフォニーホール)が、2021年度音楽クリティック・クラブ賞本賞を受賞。

現在、仙台フィル常任指揮者(2023年3月末まで)、東京シティ・フィル桂冠名誉指揮者、関西フィル桂冠名誉指揮者。

首席客演指揮者Principal Guest Conductor
鈴木 優人 SUZUKI Masato ©Marco Borggreve
鈴木 優人SUZUKI Masato
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東京藝術大学及び同大学院修了。オランダ・ハーグ王立音楽院修了。令和2年度(第71回)芸術選奨文部科学大臣新人賞、第18回齋藤秀雄メモリアル基金賞、第18回ホテルオークラ音楽賞、第29回(2021年度)渡邉曉雄音楽基金音楽賞受賞。

バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)首席指揮者、読売日本交響楽団指揮者/クリエイティヴ・パートナー、アンサンブル・ジェネシス音楽監督。指揮者としてNHK交響楽団、読売日本交響楽団等と共演するほか、2022年4月にはハンブルク交響楽団にも客演。

鈴木優人プロデュース・BCJオペラシリーズ、モンテヴェルディ:歌劇「ポッペアの戴冠」(2017)、ヘンデル:歌劇「リナルド」(2020)ではバロック・オペラの新機軸として高く評価され、後者は第19回佐川吉男音楽賞を受賞。2022年5月のグルック:歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」(勅使川原三郎新演出)で新国立劇場に指揮者として初登場。

NHK-FM「古楽の楽しみ」にレギュラー出演。録音はBCJとのJ.S.バッハのチェンバロ協奏曲集(BIS)、タメスティとのデュオ(Harmonia Mundi)など多数。

調布国際音楽祭エグゼクティブ・プロデューサー、舞台演出、企画プロデュース、作曲とその活動に垣根はなく各方面から大きな期待が寄せられている。

九州大学客員教授。
2023年、関西フィル首席客演指揮者に就任。