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2023年 12月

  • 2023.12.28(木)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ その他
    関西フィル事務局 年末年始休業のお知らせ

    みなさま、こんにちは
    2023年も残すところ、あと3日となりました。
    今年も様々な出来事がございましたが、
    オーケストラは昨日27日(水)で、無事弾き納めさせていただきました
    あらためまして、コンサートにご来場いただいたお客様、
    会場スタッフの皆様、関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

                 

     さて、誠に勝手ながら関西フィル事務局は
    12/29(金)~1/3(水)の期間、冬季休業とさせていただきます。

    1/4(木)10:00より、通常営業を開始いたします。
    ご不便をおかけしますが、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

    尚、上記期間中もオンラインでのチケットご予約は承っております📲
    関西フィルWebチケット https://yyk1.ka-ruku.com/kansaiphil-s/

              

     

    新年の弾き初めは、
    1月6日(土)ザ・シンフォニーホールでの「21世紀の新世界pic_109598
    7日(日)「城陽ニューイヤーコンサート」、
    そして、14日(日)「ウクライナ国立バレエ『ドン・キホーテ』」、
    20日(土)「華麗なるニューイヤーコンサート」、
    21日(日)「甲賀市ニューイヤーコンサート」と続きます。
    たくさんの会場でお会いできることを、楽団員一同お待ちしております

    それではみなさま、良いお年をお迎えくださいませ!
    2024年も、関西フィルをどうぞよろしくお願いいたします


  • 2023.12.28(木)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    欧州公演ブログ最終章

    こんにちは。

    これで欧州公演ブログ最終章です📝

    Part1はこちら

    Part2はこちら

    Part3はこちら

    Part4はこちら

    帰国

    10月15日、全ての公演が終わり、行きと同様に2便分乗し日本に帰ります✈
    第1便は朝、第2便は夕方の出発です🚌
    ホテルからフランクフルト空港へのバスは、なんと諸事情により!!
    ブンデスリーガーの「アイントラハト」のチーム公式バスが迎えにきてくれました💖

    第2便組は、夕方まで最後のヨーロッパを束の間楽しみました🍺✨🍪

    ≪アルテ・オーパー前の広場≫ 写真提供:Tp堀川正浩

    なんと、フランクフルトには桂冠名誉指揮者の故 飯守泰次郎先生の姪御さんが経営される『パティスリーイイモリ』というお店があるんです✨
    ケーキから日本の惣菜パンまで!
    お店にお邪魔した楽員もチラホラ💗

    写真提供:Vn西村千奈美 (3枚)

    あっという間の1週間でしたが、また必ず…という思いで帰路につきました🛫
    無事に公演し、無事に帰国できたことは、本当に支えてくださった皆さまのお陰です。
    どんな時も臨機応変に対応してくださった読売旅行の皆さまにも、この場をお借りしてお礼申し上げます。

    5回に渡る欧州公演ブログをご覧いただきありがとうございました😀
    今回のツアーが、ヨーロッパの音楽を演奏する上で、とても大切な経験になったことは言うまでもありません✨
    この貴重な経験を糧に、関西フィルはこれからもより一層邁進してまいります。

    これからも、よろしくお願いいたします💝


  • 2023.12.25(月)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    欧州公演振り返りブログPart4

    欧州公演ブログもクライマックスです。

    ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます☺

    Part1はこちら

    Part2はこちら

    Part3はこちら

     

    フランクフルト公演

    10月14日、遂にラストの公演です!

    昨夜の騒ぎから数時間後、バスでパリ東駅へ向かい、そして高速鉄道TGVに乗ってフランクフルトへ向かいます。

    写真提供:Tp堀川正浩

    写真提供:Vn徳岡裕紀

    写真提供:Cl梅本貴子

    こちらも、ストライキの懸念があったものの運良く無事に到着😖

    ホールの周辺はデモによる厳重警戒で、多くの警察官が配置され、物々しい雰囲気でした🚔

     

    フランクフルトのアルテ・オーパーは1880年に建てられた旧オペラ座で、歴史ある伝統的なホールです。 

    建物全てに趣があり、楽屋もまるで美術館の中にいるようでしたパイプオルガンを背にした舞台は広々とし、約2500席の壮大なホールです。

    フランクフルトの街中や舞台裏に、名門オーケストラのポスターと並んで、関西フィルのポスターが貼られており感激✨

    奏者の体力を心配していましたが、全員が底力で踏ん張って「絶対に成功させる!」という意気込みが感じられました。
    パリに引き続き、大都市の一流の素晴らしい音響のホールで演奏できるという高揚感もあったように思います🌟

    ↑写真提供:Vn徳岡裕紀

    ゲネプロを終え、ホールのカンティーン(食堂)で夕食をいただき、20時に開演。

    前半のデュメイ監督と児玉桃さんによるモーツァルトの二つの協奏曲の可憐さ🎹🎻✨に続き、後半のメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」では、ホールの素晴らしい音響も相まって壮大なスケール感を演出でき、渾身の演奏に盛大な拍手が続きました。

    満席のお客様の地鳴りの様な拍手と歓声は未だに耳に残っています😀

    ベルリンフィルやウィーンフィルなど、世界の名門オーケストラが演奏してきた舞台で関西フィルが受け入れられたことが大変光栄でした💐

    こうして、達成感と感謝を胸にベルギー・フランス・ドイツの3公演を無事に終えました。

    この欧州ツアーは2021年に予定されていた50周年事業がコロナ禍により延期を余儀なくされ、今秋、多くの方々の温かいご支援のおかげでようやく叶いました!
    奏者だけではなく、我々スタッフも素晴らしい経験をさせていただきました。
    本当にありがとうございました!

    欧州公演を対応したスタッフ

    欧州公演はこれで幕を下ろします。

    長〜い欧州公演ブログにお付き合いありがとうございました☺😅
    と、言いたいところですが!まだ帰国しておりません〜😅

    というわけで、次回最終章として、帰国&オマケなど!もう少しお付き合い願います📝


  • 2023.12.21(木)
    関西フィルNews その他
    ラジオ放送のお知らせです!(NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」)

    ラジオ放送のお知らせです!
    2023年12月24日(日)19:20〜20:20
    NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
    番組サイト
    [1]モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467〔ピアノ:児玉桃〕
       (※カデンツァ:ラドゥ・ルプー)
    [2]モーツァルト:交響曲第40番 ト短調 K.550
    以上、指揮:オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
    (2023年9月18日開催、住友生命いずみホールシリーズVol.56より)

    今年最後のお楽しみ...どうぞお聴き逃しなく! m(__)m


  • 2023.12.21(木)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    欧州公演振り返りブログPart3

     こんにちは。

    前回に引き続き、欧州公演を振り返ります〜📝

    Part1はこちら

    Part2はこちら

     

    パリ公演

    10月13日、ゲントの朝焼けを見納め、パリに向かいます。

    パリ公演は指揮者マテュー・ヘルツォーク氏の尽力で実現した公演で、ありがたいことに完売御礼でした🎊

     

    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

    〜オーケストラ用語豆知識〜

    移動をし、その日のうちにゲネプロ・本番を
    行うことを『のりうち』と言います

    ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

     

     ここからのツアーは、パリもフランクフルトも『のりうち』です。
    『のりうち』公演は、交通事情などの意味でも、奏者の体力的にも、決して好条件とは言えません。

    むしろ避けるべきなのですが…様々な事情が重なり、今回のツアーは止むを得ず『のりうち』の行程でした。

    「そうと決まればやるしかない」そんな気持ちで楽員・スタッフ一同挑みました。

    とはいえ…我々がヨーロッパに発った日、イスラエル・パレスチナ紛争が始まったのです。
    ストライキやデモなど、不可抗力の懸念もあり、とにかく安全に予定通りに目的地に辿り着けるかという不安が付き纏いました💦

     約5時間バスに乗り、セーヌ川の大きな橋を渡った先に、キラキラと輝くラ・セーヌ・ミュージカルが目に入りました。無事に到着!!

     

    3枚目写真提供:Vn徳岡裕紀

     

    ホールの中に入ると、ステージを360度取り囲む赤い客席と、ハニカム構造の美しい天井に感動✨

    ラ・セーヌ・ミュージカルは、2017年に日本人建築家の坂茂さんらにより設計建築されたモダンなホールです。

    電子チケットの導入など、全てにモダンさを感じました。

    そんな新しいホールに胸を躍らせ、それぞれの席でホールの響きを確かめていました。

    噂に違わぬ素晴らしい響きのホールで、ゲネプロで響きを掴むのにそう時間はかかりませんでした🎶

    本番までにそれぞれのコンディションを整え、20:30に開演。
    (ヨーロッパではこういった時間のコンサートも珍しくないようです)

     

     この日のヘルツォーク氏はいつも以上に切れ味が鋭く、ホームグラウンドでの公演という気合いが滲み出ていました!

    「フィガロの結婚」序曲にて軽快に幕開け、デュメイ監督のモーツァルトのコンチェルト、ツィガーヌに続き、アンコールではデュメイ監督のバイオリンとヘルツォーク氏のヴィオラによる阿吽の呼吸を披露しました🎻🎹✨

    そして、後半はドヴォルザークの『新世界より』

    関西フィルらしい温かく明るい演奏でしたが、最後の音が消えるや否や、約1,200席のお客様からの割れんばかりの鳴り止まない拍手と、総立ちのスタンディングオベーション、熱狂的な歓声が湧き起こったのです😲

     

     

    あまりの盛り上がりに圧倒されましたが、このツアーで最も印象に残った光景となりました。
    パリの市民が、これほどまでに日本のオーケストラを温かく迎えてくださったことに胸が熱くなりました😳

     

     余韻に浸るのも束の間、時刻はすでに23時…翌日のフランクフルト公演を控えているため、急ぎホテルに向かいました。

    が…!!旅にハプニングがつきものとは正にこのことで、深夜のホテルに火災警報器が鳴り響き、全員外に避難するハメに😱

    不幸中の幸い、原因は他の宿泊客のタバコの不始末とのことで大事には至らなかったのですが、部屋に戻ったのは午前2時を回っていました……。

     

    明日はフランクフルトに向けて午前6時には出発です🚌

    とにもかくにも明日の公演の無事を祈りつつ、しばし眠りについたのでした💤

     

    翌フランクフルト公演については、『欧州公演ブログPart.4』に続きます。