Page Top

2016年 7月

  • 2016.7.19(火)
    公演情報 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    チケット発売日のお知らせ~第279回定期演奏会・いずみホールシリーズ~

    皆さまこんにちは!

    先日7月15日に関西フィル第276回定期演奏会が無事終演いたしました。
    ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました!

    次回の定期演奏会は9月25日、デュメイの指揮・ヴァイオリンに加えて、
    ピアノにフリスティヤ・フージイさん、トランペットに菊本和昭さんをお迎えしてお贈りいたします。

    どうぞお楽しみに133950

     

    さて、本日は秋に開催する2つの演奏会のチケット発売をお知らせいたします5738

    明日7月20日(水)より販売開始いたします!
    ※お電話でのご予約は20日10:00より、
       関西フィルWEBチケットでのご予約は11:00より開始です。
    ※関西フィル事務所窓口での直接のご購入は20日11:00からです。

    チケットは関西フィルハーモニー管弦楽団(Tel:06-6577-1381)、
    関西フィルWEBチケット(発売日当日は11:00受付開始)でお求めいただけます。

    皆様のご予約お待ちしております!9591

     209  209  209  209  209  209  209  209  209  209

    ≪第279回定期演奏会≫
    ~天空高く舞うブルネロのハイドン&デュメイ渾身のドヴォルザーク~

    [日時] 2016年11月17日(木) 19:00開演 (18:00開場)
    [会場] ザ・シンフォニーホール
    [出演] 指揮:オーギュスタン・デュメイ 
        チェロ:マリオ・ブルネロ 

    11月デュメイ(C)s.yamamoto  (11月マリオ・ブルネロ)7929effdf906c1f5f8c69f9fe537258e
     (c)s.yamamoto            (c)Marco Caselli Nirmal

    [曲目] ハイドン:チェロ協奏曲第1番 ハ長調 Hob.Ⅶb-1    
          ハイドン:チェロ協奏曲第2番 ニ長調 Hob.Ⅶb-2 
                ドヴォルザーク:交響曲第7番 ニ短調 作品70 

    [料金] S席 ¥6,000 / A席 ¥4,500 / B席 ¥3,000 /
               C席 ¥2,000 / 学生席 ¥1,000         (全席指定・消費税込) 
    ※学生券をお求めの方は、関西フィル事務局までお電話でお申込みください。     
    ※当日学生券の提示が必要となります。

    [ご予約] 
     関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381 
      (平日10:00~17:00 土10:00~16:00 日・祝休み)     
    関西フィルWEBチケット https://yyk1.ka-ruku.com/kansaiphil-t/        
      ※発売日当日は11:00より

    ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333       
      (10:00~18:00 火曜定休)       
    チケットぴあ[Pコード 279-498] 0570-02-9999

     209  209  209  209  209  209  209  209  209  209
        

    《いずみホールシリーズ Vol.41》

    [日時] 2016年11月26日(土) 15:00開演 (14:30開場)
    [会場] いずみホール
    [出演] 指揮&ヴァイオリン:オーギュスタン・デュメイ 
               ピアノ:小林海都

    デュメイ(C)HIKAWA   11月小林海都
    (c)HIKAWA                          

     [曲目] ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調 作品12-1
           ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 作品15     
               ベートーヴェン:交響曲第1番 ハ長調 作品21 

     [料金] S席 ¥5,000 / A席 ¥4,000 / 学生 ¥2,000
                       (全席指定・消費税込)    
    ※学生券をお求めの方は、関西フィル事務局までお電話でお申込みください。      
    ※当日学生券の提示が必要となります。

    2092016年いずみホールシリーズ2公演S席セット券も発売中209
     9/30(金)、11/26(土)の2公演をお得にお聴きいただけます。
        2公演セット券(S席) ¥9,000
        関西フィル友の会価格 ¥7,500
        関西フィル・サポーターズ価格 ¥8,500
        ※2公演セット券は関西フィル事務局のみでのお取り扱いとなります。
          ※関西フィルWebチケットでのお取り扱いはございません。

    [ご予約] 
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
      (平日10:00~17:00 土10:00~16:00 日・祝休み)     
    関西フィルWEBチケット https://yyk1.ka-ruku.com/kansaiphil-t/        
      ※発売日当日は11:00より  
        

    いずみホールチケットセンター 06-6-44-1188      
      (平日10:00~17:30 日・祝休み)


  • 2016.7.14(木)
    公演情報 関西フィルNews
    「トリスタンとイゾルデ」、いよいよ明日本番です!

    皆さまこんにちは105498

    昨日13日から、歌手の皆さんとの合わせが始まり、本日、
    練習最終日です。
    下記の写真、初歌合わせ1コマ目から全曲通しまして、
    その後の放心状態の練習場
    IMG_5868-2

    第3幕は約80分、休憩無しで演奏致します。
    独唱の皆さまは8名いらっしゃいますが、その中でもダントツ歌いっぱなし
    なのはトリスタン役の二塚直紀さんIMG_5852-2

    3名の歌手の皆さん、右手前から牧童役の谷浩一郎さん(青いシャツ)、
    トリスタン役の二塚直紀さん(白いTシャツ)、クルヴェナール役の
    萩原寛明さん。
    飯守さんのすぐ後ろに座ってらっしゃるのは、ピアノ稽古のピアニスト
    から、オーケストラ合わせの飯守さんのアシスタントまでこなして
    くださっている小梶由美子さんです。

    二塚直紀さん、2011年5月の定期演奏会、「ジークフリート」第1幕の
    ミーメ役でご出演いただいた時は暗譜で歌われ、新聞や音楽雑誌評でも
    二塚さんの素晴らしいミーメがとても話題になりました。
    今回はタイトルロールの大役をお願いしました!!
    心理的・体力的にもかなりシビアなトリスタン役、ずいぶん前から
    集中して練習されており、きっと練り上げられたトリスタンを
    聴かせてくれること間違い無し

    ”トリスタン”は役名だけではなく、オーケストラの中でも大きな役割が
    あるのです。

    飯守さんが頻繁に
    「みなさん、ここは”病めるトリスタン”です、
     今のはなんだかマイスタージンガーみたいです!!」
    「みなさん、トリスタン和音です!!」と注意喚起してらっしゃいました。
    IMG_5820-2

    この「トリスタンとイゾルデ」には”トリスタン和音”という特別な和音が
    使用されています。
    具体的には、
    ファ・シ・レ♯・ソ♯(ファ・ソ♯・シ・レ♯)
    という4つの音の和音です。
    ご自宅にピアノをお持ちの方は、ぜひ弾いて響きを確かめてください2965

    安定していない、とても不安な気持ちになる響きです。

    飯守さんがとても奥深く難しい説明をしてくださいました。。。
    「トリスタン和音は変化していきたいエネルギーを秘めている
    和音です。でもその動きは解決することはなく、
    (ド・ミ・ソ、のように終わった!という和音になることを「和音が解決する」とよく言います。)
    半音を多様しながら調性は曖昧になり、不安定な状況になるのです。
    ワーグナーは、愛の問題、人の心の問題を描くのにこの作曲法が
    一番良いと思ったのでしょう。
    このトリスタン和音自体が、愛の問題そのもののようにも思います」

    なるほど…

    「このトリスタン和音は、基本的には3幕一番最後にしか解決しません。
    各場の終わりなどに一応解決することはありますが、根本的に精神的には
    オペラの最後にしか解決しないのです。
    このオペラは主役の2人、トリスタンとイゾルデが亡くなって終わります。
    本当の愛は生きている間には得られない、死をもって愛の問題が解決する、
    ということなのです」

    死なないと本当の愛が得られない、とはなんだか救いようの無い感じも
    しますが、トリスタン和音、重要ですね~。
    IMG_5865-2

    勢ぞろいの歌手のみなさん、右手前から谷さん、メーロト役の松原友さん、
    オペラ最後で重要な”愛の死”を歌ってくださるイゾルデ役の畑田弘美さん、
    二塚さん、出番が終わり一休み中の萩原さん、マルケ王役の片桐直樹さん、
    ブランゲーネ役の福原寿美枝さん、舵取り役の黒田まさきさんです。

    12日の記事で少しご説明しましたが、第1場で登場するバンダ
    (オルガン前)のイングリッシュホルン(コーラングレ)は、
    今回、読売日本交響楽団から北村貴子さんに来ていただいています。
    IMG_5850-2

    イゾルデに寄せるトリスタンの想いに共鳴するようなイングリッシュホルン
    のメロディー、オケ伴奏無しの完全なソロです。
    それも結構な長さキリン_m
    芳醇な音色でとても幅広い表現をしてくださっています。
    どうぞお楽しみに

    明日は、17:45から当日券を発売いたします。
    19:00の開演に遅れられますと、ホール内にご入場できなく
    なってしまいますので、お気をつけください。
    18:40からの飯守さんのプレトークを目標にお越しくださいませ

     


  • 2016.7.12(火)
    公演情報
    飯守泰次郎さんの「トリスタンとイゾルデ」第3幕、練習始まりました!

    みなさまこんにちは
    本当に蒸し暑いですね~。梅雨明けはまだ先のようです…。

    この蒸し暑さに負けないくらいの熱い練習が
    昨日から始まりました126715
    今週15日(金)「トリスタンとイゾルデ」第3幕を定期演奏会で
    取り上げます。

    「トリスタンとイゾルデ」は2010年に第2幕を取り上げています。
    究極の愛の物語、いよいよフィナーレをむかえることに

    11日(月)、最初の練習日に飯守さんのピアノによるライトモティーフの
    レクチャーがありました。
    ライトモティーフとは、特定の人物や状況に結びつく短いメロディー
    のことです。

    IMG_5773-2

    トリスタンやイゾルデの愛のモティーフ、死のモティーフ、歓喜の
    モティーフなど、とてもたくさんのライトモティーフが入り組んでいます。
    奏者は、自分が演奏するソロのメロディーなど、何を表現している
    モティーフなのかを細かくチェックしていきます。
    これでずいぶん音楽の見通しが良くなりました

    IMG_5836-2

     さぁ、飯守さんの濃密な練習が始まりました。

    今回は、第1場でパイプオルガン前での演奏があります。
    イングリッシュホルンとホルツ・トランペットをバンダとして演奏します。

    ホルツ・トランペットめずらしい楽器です。
    ホルツ(Holz)とはドイツ語で”木”のこと。木製トランペットですね。
    上の写真の一番奥の台の上で演奏しています。
    演奏するのは白水大介。こんな楽器です

    IMG_5847-2

    ワーグナーが「木製のトランペットを!」と想像して指定した楽器で、
    最近まではそれぞれの奏者が工夫して音色を作っていたそうです。
    (たとえば楽器に帽子をかぶせたりして、”木製”を想像して…)

    最近、ヤマハ株式会社さんが”ホルツ・トランペット”として楽器を
    作製され(さすが世界のヤマハ!!)、今回はヤマハ株式会社さんの
    ご厚意でお貸しいただいています108923
    マウスピースとロータリーシステム(右手のボタン部分)の部分は
    真ちゅう、木製に見えている部分も7割くらいは内部に真ちゅうの
    パイプが通っています。楽器の先端、ベルの部分は完全に木製です。

    第2幕の終わり、周りを裏切った愛ゆえ大怪我を負ったトリスタンは、
    生まれ故郷のカレオールに戻っています。イゾルデとは離れ離れに。

    第3幕の第1場、カレオールの古い民謡をバンダのイングリッシュホルンが
    演奏します。イゾルデを思う気持ちから、いっそう悲しく聴こえます。
    その時、イゾルデを乗せた船が近づいてくるのが見えてきます。
    それを知らせる見張りが吹くのがこのホルツ・トランペットの
    ファンファーレ。
    やはり通常のトランペットとは違う、少し鼻にかかった内向的な
    響きがします。

    第1場だけでの演奏になりますので、ぜひお見逃しなく

    明日から歌手の皆さんが参加されます。
    飯守さんと歌手の皆さんは3月からピアノ伴奏でのお稽古を
    してらっしゃいました。
    すでに練りに練られているはず楽しみです。
    またご紹介します

    ↓ ↓ ↓
    公演詳細