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2016年 2月

  • 2016.2.4(木)
    公演情報
    2月のマグノリアコンサート

    みなさま、こんにちは。
    今日はマグノリアコンサートのお知らせです。

    毎月1回、関西フィルメンバーが出演させていただいている
    室内楽のコンサートシリーズ「マグノリア・サロンコンサート」
    オーケストラとは一味違う室内楽の側面から
    関西フィルメンバーを身近に感じていただけるコンサートで、
    多くの皆様よりご好評をいただいております。

    機会をご提供くださっている阪急電鉄様、そして
    マグノリアホールの皆様には、楽団一同、感謝しております!

    さて、今月は2月13日(土)
    フルートの沼田陽一が出演させていただきます。
    沼田5

    共演は読売日本交響楽団フルート奏者の一戸敦さん。
    ichinohe
    ふたりは桐朋楽団時代の先輩&後輩の間柄です!
    (共演は何年ぶり??「聞かないで!」とのことですが。)
    なんとなく、雰囲気が似てません!?

    2月生まれの沼田ですが、実は今年めでたく還暦を迎えます。
    そんなわけで今回のマグノリアコンサートは「還暦コンサート」として
    本人とっても気合いが入っております。
    これに一戸さんがお祝いがてら、東京から駆けつけてくださることとなり、
    このたびの共演と相成りました!

    沼田1
    写真は2~3年前に、桐朋学園時代のお師匠である峰岸壮一先生を囲み、
    東京で同世代の門下生が集合したときのもの、とのこと。
    ちょうど左端に写るのが一戸さん、右端が沼田です。
    みなさん、とっても良い笑顔ですね!

    プログラムは、フルート2本とピアノの作品を集め、
    CPEバッハの作品と、
    フルート界の有名人ドップラーの作品を演奏いたします。
    ピアノ伴奏は加地美秀子さん。
    以前より関西フィルがとてもお世話になっている方で、
    沼田の還暦コンサートに際し、ご出演をご快諾いただきました。

    演奏会は2月13日の土曜日、14時開演です。バレンタインイブです!
    沼田の還暦祝いの会に、
    たくさんのお客様にお集まりいただけたら幸いです。
    ご来場をお待ちしております。

    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2016年2月13日(土)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館マグノリアホール
        (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)
    [出演] 沼田 陽一(関西フィル・フルートトップ奏者)
         一戸 敦(フルート)
         加地 美秀子(ピアノ)
    [プログラム]C.P.E.バッハ:トリオソナタ
           ドップラー:アンダンテとロンド
           ほか
    [入場料] 全席自由\1,000(120名様限定)
    [お問合せ]逸翁美術館 072-751-3865


  • 2016.2.2(火)
    公演情報
    2月3日、節分定期演奏会はオール・ブラームスです!! そして新人のご紹介!

    みなさまこんにちは
    この前、初詣に行った所なのに1月が終わってしまいました…。

    さて、2月3日はご存知のように節分と関西フィル定期演奏会ですね。
    どちらも満喫してください

    今回で3回目の共演となるヴォルフラム・クリストさんとの
    オール・ブラームス・プログラムです。
    交響曲第1番でもなく、ヴァイオリン協奏曲でもなく、ハンガリー舞曲集でもない
    オール・ブラームス・プログラム!!

    通なブラームス好きの方にも納得していただけるプログラムだと自負しております。
    (選曲はクリストさん。。。)
    クリストさんとの初共演は2012年、2回目は2014年でした。
    聴きにいらっしゃったお客様、楽団員からの圧倒的支持があり、
    引き続き出演をお願いしました。

    メインの交響曲は第2番です。
    「ガッチリドッシリドイツノシンフォニー」的な交響曲第1番の作曲に、
    とてつもなく時間がかかったことはよく知られていますね。
    その重圧から開放された喜びに溢れているような第2番です。
    とてもゆるりと牧歌的な冒頭(第1番の冒頭との差!!)から、開放感躍動感に
    溢れまくる4楽章まで、クリストさんはとてもしなやかに音楽性を大切にしながら、
    丁寧に練習を進められました。

    あ、今回は対向配置ですね。いつもの配置との、響きの違いをお楽しみに

    1番・4番の交響曲は比較的演奏される機会が多いですが、
    ベルリン・フィルの歴史と伝統を体現されるクリストさん指揮で、交響曲第2番を
    聴ける機会はあまりありませんよ~。

    前半では、弦楽五重奏曲第2番の弦楽合奏版を演奏します。
    オリジナルの編成は、第一ヴァイオリン、第二ヴァイオリン、第一ヴィオラ、
    第二ヴィオラ、チェロとなります。

    これはなかなかマニアックな曲ですね…。
    渋くてわかりにくいかな、と思われると思いますが、とても親しみやすく
    しみじみと心に染み入る瞬間やブラームス独特の踊るような
    ハンガリー風な部分も出てきます。

    が、もうこれが大変難しい曲でした!!弦楽器奏者、節分の最大の山場!!

    オリジナルの編成とはまた違った分厚い響きで、この曲の魅力を
    お伝えできれば嬉しいです

    クリストさんは、セカンドヴァイオリン・ヴィオラ・チェロなどが弾く内声を
    取り上げ、細かく練習されていました。
    クリストさんからニュアンスが伝えられると、メロディーでは無い何気ない内声が
    生命力を持ち、音楽全体の彩りがとてもふくよかになります
    オーケストラ・ヴィオラのエキスパートでいらしたクリストさん、
    きっと内声にもとても深い思いをお持ちなのでしょうね。

    弦楽器奏者が、
    「もうね、オケマン(オーケストラの人間)としてぜーんぶ解ってらっしゃるから
    すごく緊張するよ。でもブラームスに対する深い愛情がひしひしと伝わってきて、
    そういう雰囲気の演奏会になると思うよ!」と言っていました。

    2014年の共演の時、関西フィルに対する思いもお聞きしています。
    よければご覧ください~。
    ↓ ↓ ↓
    https://kansaiphil.jp/date/2014/09/

    皆さまへのご紹介が大変遅くなりましたが、12月に試用期間を無事終え、
    正式に入団したフルートトップ奏者の河本 朋美(かわもと ともみ)を
    ご紹介致します。
    大阪府池田市出身、現在23歳です!!

    関西フィル練習場に妖精が…!! あぁ、目の錯覚でした…。

    練習終わりに色々質問してきました

    * * * * * * * *

    ◆初めて習った楽器は?
      4歳の時にピアノを始めました。

    ◆フルートを始めたきっかけは?
      合唱のクラブにも入っていたのですが、そこで憧れのお姉さんが
      フルートを吹いてらっしゃったのが素敵で、私も始めました。

    ◆目指している音楽家は?
      神田寛明先生(NHK交響楽団)、堀井恵先生です。

    ◆好きな作曲家は?
      J.S.バッハ、ブラームスです。旋律が大好きです。

    ◆好きなフルートのメロディーがある曲は?
      ブラームス:交響曲第3番の第3楽章、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲の第2楽章、
      ドヴォルザーク:交響曲第8番の第1・4楽章、ドビュッシー:小組曲の“舟歌”など
      です。

    ◆趣味・特技は??
      スイミングに通っていたので、平泳ぎが得意です。
      趣味としては、読書(恩田陸さん、東野圭吾さん、宮部みゆきさん、伊坂幸太郎さん
      など)でしょうか。
      あと、お笑いが好きです。中川家さん、ノンスタイルさん、サンドイッチマンさんが
      好きで、YouTubeをよく見ます。去年、初めて吉本新喜劇を見に行って
      感動しました!

    ◆無人島に1枚だけCDを持っていくとしたら何?
      2枚でもいいですか??
      エマニュエル・パユさんの「巴里の魅惑」(初めて買ったCD)と、aikoさんの
     「まとめⅡ」です。

    ◆好きな食べ物は?
      モンブラン、お刺身、焼肉です。

    ◆休日は何をしていますか?
      家にいてのんびりしています。予定が無いと、一歩も外に出ないこともあります。
      楽器を吹いたり、それこそYouTubeでお笑いを延々と…。

    * * * * * * * *

    というような新人河本、2月3日(水)の定期演奏会では「悲劇的序曲」のピッコロと
    交響曲第2番の1番フルートを務めます。
    4月19日(火)にはマグノリアコンサートにも出演します。
    皆さま、彼女のフレッシュなフルートの音色にぜひご注目ください!!

    2月2日(火)の17時まで事前ご予約を承っております。
    (関西フィル電話:06-6577-1381)

    公演詳細
    https://kansaiphil.jp/concert/#concert20160203

    余談ですが。。。 練習の中では、楽譜の小節数(「56小節目から」)とか練習番号
    (「練習番号Dから」)などを使って演奏開始箇所をやり取りします。
    アルファベットの練習番号は少し伝わりにくい時があるので、
    「アメリカの「A」から」とか、「ジャパンの「J」から」などと言うことも多いのですが、クリストさんは特に言葉は使わず練習番号をそのままおっしゃっていました。
    それが!!今日の練習の最後の方で突然!! 練習番号「P」の時に、
    プラームスのPから」とおっしゃったのです!!“プラームス”って!!
    Bの時も“ブラームス”とおっしゃらなかったのに!!
    “プラームス”の真意はわかりませんが、お茶目なクリストさんでした