関西フィルハーモニー管弦楽団(以下関西フィル)では、2023年4月16日より、木村悦子氏がコンサートマスターに、堀江恵太氏がアソシエイト・コンサートマスターにそれぞれ就任いたします。
以前からのコンサートマスター:ギオルギ・バブアゼと、特別客演コンサートマスター:赤松由夏に加え、新たなコンサートマスター2名に就任頂き、関西フィルの新体制がスタートします。
新任の2人はいずれも関西の出身で、コンクールの受賞歴と海外での経験をお持ちです。
コンサートマスターの木村悦子氏は奈良県の出身で、大阪音大大学院卒、カナダの3大オーケストラの一つトロント交響楽団でアシスタントコンサートマスターを長く勤めておられ、その経験を関西フィルで活かして頂ければと考えています。就任後の初登場は、4/23(日)「京都シティフィル合唱団 第45回定期演奏会(京都市)」となります。
アソシエイト・コンサートマスターの堀江恵太氏は、大阪府の出身。京都市立芸大卒で、日本でのコンクール受賞後、ウィーン音大に留学しウィーン・フィルの元コンサートマスター・ライナーキュッヒル氏等に薫陶を受けるなどヨーロッパで経験を積んでいます。就任後の初登場は、4/30(日)「アート引越センターPRESENTS 新緑コンサート(吹田市)」となります。
新たなコンサートマスターを迎え、関西フィルはお客様にさらに素晴らしい音楽をご提供できればと考えています。
引き続き関西フィルに多大なるご声援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
※楽団員紹介ページは、4/17(月)以降更新されます。
【木村悦子プロフィール】
奈良県出身。大阪音楽大学及び同大学院修了後、トロント大学に留学。その後、神戸市室内合奏団アシスタントコンサートマスター、シンフォニアトロントコンサートマスターを経て、2007年にトロント交響楽団アシスタントコンサートマスターに就任。
カナダ国内、イタリア、ドイツ等でのリサイタルツアーをはじめ、世界中の音楽界で活躍。日本でも活発なソロ活動を展開。様々なジャンルや環境で優れた音楽性を発揮する多才な音楽家である。
これまでに、ヴァイオリンを故新井覚、故吉永清子、北浦洋子、宗倫匡、故東儀幸、故ローランド・フェニヴェス、故デヴィッド・ゼーファー、室内楽を故岡田伸夫、ポール・カッツ、ローレンス・レッサーの各氏に師事。ヨーゼフ・シゲティ国際コンクール第3位。
【堀江恵太プロフィール】
京都市立芸術大学音楽学部弦楽専攻を首席卒業。ウィーン国立音楽大学修士課程を最優秀で修了。ブランデンブルク交響楽団(独)にて研鑽を積む。
第6回横浜国際音楽コンクール大学生弦楽器部門第1位、第19回高槻音楽コンクール一般の部第1位など受賞。
これまでにヴァイオリンを北淳子、松田淳一、ギオルギ・バブアゼ、レオニード・ソロコフ、ライナー・キュッヒルの各氏に、室内楽をヨハネス・マイッスル、アヴォ・クユムジャンの各氏に師事。2013、14年度公益財団法人青山財団奨学生。2020、22、23年度「アーツサポート関西」助成者。ソロのほか、兄妹とのピアノ三重奏「堀江トリオ」や弦楽合奏「スーパークラシックアンサンブル(主宰)」など室内楽にも積極的に取り組んでいる。