Page Top
  • 2014.9.18(木)
    関西フィルNews
    芸術の秋にふさわしい9月定期です!

    みなさまこんにちは
    毎日どんどん秋に近づいていますね。

    深まる秋にふさわしい曲目の定期演奏会を20日に開催します。
    とにかく指揮者も曲目も燻し銀のように渋いのです・・・

    指揮者のヴォルフラム・クリスト氏、22歳の若さでベルリン・フィルの
    ヴィオラ首席奏者に就任し、その後21年にわたってヴィオラセクションを
    リードしていらっしゃいました

    Christ_Wolfram_1

    カラヤン、ヴァント、ザンデルリンク、バレンボイム、ブーレーズ、マゼール、
    小澤征爾やアバド・・・、まさしく”偉大な巨匠”と時を共にし、
    巨匠の音楽を身を持って体験してこられたクリスト氏

    そう思うと、今回のこのシブイ曲目が光り輝いて見えてきますね
    きっと、ベルリン・フィルで数えきれないくらい演奏を重ねられた
    R.シュトラウスとシューベルト。楽しみです

    クリスト氏、2012年9月7日(金)の第241回定期演奏会に
    デュメイの代役で来ていただいたのが関西フィルとの初共演です。
    その時、音楽に妥協せず確固としたスタイルを楽団に残してくださりました。
    楽団員から「楽団のためにぜひ再共演を!」との要望が多くあり、
    今回の公演にご出演いただくことになりました。

    関西では、指揮者とのしてのクリスト氏はあまり浸透していないかもしれません。
    練習の合間に色々聞いてきました

    -2012年に初めてご一緒させていただいて今回が2回目、
     関西フィルはいかがですか?

    前回は時間があまり無くで大変だったけど、とても充実していたね。
    関西フィルも集中してくれて、なんというか、「目覚めた」ような感じがしたよ。
    関西フィルが僕を信頼してくれている事が解ってからは、オーケストラに力強さを感じたよ。
    2012年の本番の舞台上でも、お互いに信頼関係を感じられた。

    -今回のプログラム、さまざまな思い入れがお有りだと思いますが。
      最初のドヴォルザークの「真昼の魔女」、日本ではあまり演奏されないんです。

    そうだね。チェコではとても親しまれているようだけど。
    私が初めてオーケストラを指揮した時に振った曲なんだ。
    大好きな曲で、それから定期的にプログラムに組み込んでいるよ。
    最後に子どもが亡くなってしまう悲しいストーリーだけど、人物表現が
    素晴らしくて、演奏する度に新しい発見があるよ。
    朗読付きやお芝居で上演しても良いと思うくらい、メルヘンの世界だ。
    子どものためのコンサートに組み込みたいと思っているんだ。

    DSCF8403

    (オーボエによる子ども、クラリネットのお母さん、バスクラリネットの魔女の表現など、
    本当にやり取りが聴こえてくるようです!!)

    メタモルフォーゼンはカラヤンと本当に何度も演奏したよ。
    彼のR.シュトラウスの曲に対する演奏の仕方や流儀はとても印象的でね。
    カラヤンがオックスフォード大学から名誉音楽博士号をもらった時、
    そのお礼として彼と大学にいってこの曲を演奏したりした。
    ドイツ人音楽家にとっては特別な曲だ。

    DSCF8413

    (メタモルフォーゼンには「23の独奏弦楽器のための」という言葉が付いています。
    弦楽器奏者23人で演奏するのですが、全て違うパートなのです!!なので、
    奏者1人につき1つの楽譜を見ています。最初のオケの写真では2人で
    1つの楽譜を見ていますね。)

    シューベルトの「ザ・グレイト」も大好きなシンフォニーだ。

    ファゴットとヴィオラがミステリアスな第1楽章、2楽章では、混沌とした部分からの大休止、
    その後の流れ出る美しい弦楽器達が聴き所だと思うよ。
    3楽章の途中、ワルツになるんだけど、普通では考えられないアクセントが時々出てくる。
    そこにアイロニーを感じるね。
    4楽章はとても活動的な楽章だね。シャンパンの泡のような自由で溌剌とした
    リズムに溢れている。

    DSCF8357

    (シューベルトの練習では「ノーブルに!!」という言葉をよく使われているそうです。
    力強くもとてもエレガントな仕上りになりそうです。また、今まで、したことのないような
    練習の仕方をしてくださり、曲の構造がすっきり明確になったとのこと。)

    -2012年にいらした時、ビゼー、ドヴォルザーク、チャイコフスキーなどを
    指揮していただきましたが、その時も対向配置(両翼配置)でしたね。
    何かこだわりが?

    対向配置にすると、チェロとコントラバスがずいぶん聴衆の方を向く
    でしょう?音が出るF字孔が客席を向くよね。
    チェロとコントラバスはオーケストラの基盤となるもの。この2つのパートの
    音を集め、しっかり届けたいんだ。
    ヴィオラも客席に向かうから良い音になる!!
    色んなオーケストラがあって、この配置の要望を断られることも
    あるけど、私はこの配置がいいと思ってるよ。


    -マエストロにとって音楽とは。

    音楽は私の人生の重要な大部分を占めている。作曲家の意思を汲み取り、表現して聴衆に
    伝えるのが私の役目だと思っている。
    作曲家と聴衆をつなげるのは奏者や指揮者であり、曲の意味や作曲家の意思を
    聴衆に伝えるのは非常に重要な事だ。

    趣味も音楽だね。あ、料理や読書も趣味だけど。

    音楽ホールでの演奏会は、家でCDを聴くのとは違って、演奏者と
    気持ちを共有することができると思う。
    ホールという非日常の空間でぜひ生の演奏を楽しんでほしい。

            

    練習でお疲れのところ、たくさんお話ししてくださいました。

    第259回定期演奏会、明日19日の17時まで事前予約を受け付けています。
    関西フィル:06-6577-1381

    当日は12時45分から当日券を発売致します。

    ぜひお越しくださいませ

    【関西フィル第259回定期演奏会】

    [日時]2014年9月20日(土)14:00開演 (13:00開場)
    [出演]指揮:ヴォルフラム・クリスト

    [プログラム]

    ◆ドヴォルザーク:交響詩「真昼の魔女」作品108
    ◆R.シュトラウス:メタモルフォーゼン(変容)
     ~ 23の独奏弦楽器のための ~
    ◆シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調 D.944 「ザ・グレイト」

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    入場料:
    S席¥5,000/A席¥4,000/B席¥3,000/学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。

     

    関西フィル:06-6577-1381


  • 2014.9.13(土)
    関西フィルNews
    「大坂 秋の陣」練習始まりました!!

    みなさまこんにちは
    晴天ですが秋めいてきましたね。

    今年はなんだか夏が短かったな、と思ってらっしゃる方々!!
    真夏日のように熱くなれるコンサートが15日にあります

    1日の内に、チャイコフスキーの交響曲5番と6番「悲愴」の両方を
    聴いてしまおうというこの熱さ
    こんな機会でもないとこの2曲を1日で聴けないですよ!!

    チャイコフスキーのツートップシンフォニーにどっぷり浸ってください

    今日から練習が始まっています

    DSCF8333

    関西フィルは第6番「悲愴」を演奏します。

    DSCF8318

    第6番「悲愴」と言えば、1998年、藤岡さんの関西フィル定期初登場の時に演奏した
    思い出深い曲ですね

    DSCF8336

    ご説明するまでもない超名曲です

    ファゴットの呻きで始まる1楽章、素朴な民謡風でありながら感傷的な2楽章、
    強烈な行進曲が支配する3楽章、そして「悲愴」の4楽章。

    DSCF8343

    4楽章のネタを一つご紹介。
    4楽章冒頭のあの慟哭のメロディー、↓これですね。

    メロディー譜-2

    このメロディー、実は第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンで音を分けて弾いているんですよ。

    スコアはこうなっています。

    スコア

    赤丸で囲っている音符がメロディーを形成しています。
    メロディーが第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンにまたがっているのです。

    おもしろいですね~。
    どうしてわざわざこんなことしたんでしょう。
    一番上の楽譜のように一つのパートで弾いた方が、旋律がなめらかに鮮やかに
    聴こえるのに。

    色々な解釈がありますが、少し不安定な感じにして、ためらっているような、
    ざわざわしているような雰囲気を出したかったのではないか、
    と言われています。
    なんとも手が込んでいます…

    戦闘的な3楽章から苦悩の4楽章へは、ほぼ切れ目無しに演奏します。
    この楽章間の、息をのむような一瞬
    皆様、ぜひ舞台にご集中ください

    あと、各オケの演奏前にプレ・コンサートを行うことになりました

    関西フィル公演(14時開演)のプレ・コンサートは13:35から、
    センチュリーさん公演(17時開演)のプレ・コンサートは16:35から
    舞台上で開催します。

    内容は関西フィルとセンチュリーさんのチェロ奏者4人のアンサンブル

    センチュリーさんからは、北口 大輔さん、渡邉 弾楽さん、
    関西フィルからは、向井 航と夏秋 彩が出演します。
    ポッパーの演奏会用ポロネーズほか、もちろん1回目と2回目で違う曲を演奏します

    モーツァルトの「ハフナー」&「リンツ」交響曲もあり、盛りだくさんな
    クラシック耐久レース(笑)長時間の現実逃避にはピッタリ(笑)

    ぜひ日常を忘れてお楽しみください

    そして今日は「大阪クラシック」最終日
    関西フィルから最後のアンサンブルが出演します。

    本日13日(土)18:30から中之島ダイビル(肥後橋駅徒歩4分)にて
    金管アンサンブルが演奏します。

    DSCF8275

    左から、ホルンの中川直子、トロンボーンの松田洋介と風早宏隆、
    客演トランペットの西谷良彦さん、トランペットの白水大介です。

    平均年齢36歳のご機嫌なグループです
    とても気が合うらしく、常に笑いが絶えないポジティブな雰囲気で
    練習していました。
    聴いていただいた方はきっと朗らかな気分になっていただけるはず

    今日は、きっと、皆さん見たことがないトランペット、トランペットとは思えない
    動きをするトランペットをご覧いただけますよ・・・

    お仕事帰りの方、お休みで梅田をブラブラされている方、
    ぜひお立ち寄りください
    では、中之島ダイビルで、ザ・シンフォニーホールで皆様を
    お待ちしております

    【大坂秋の陣】

    [日時]2014年9月15日(月・祝)
    14:00開演(13:00開場)…藤岡幸夫&関西フィルハーモニー管弦楽団公演
    17:00開演(16:00開場)…飯森範親&日本センチュリー交響楽団公演
    ※関西フィル公演後、舞台準備の都合上、一度退館していただきます。
    13:35からと、16:35から、舞台上でプレ・コンサートを開催。

    [場所]ザ・シンフォニーホール

    [プログラム]
    ≪14:00開演 関西フィルハーモニー管弦楽団≫
    指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
    トークゲスト:飯森範親
    モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
    チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
     (休憩はございません)

    ≪17:00開演 日本センチュリー交響楽団≫
    指揮:飯森範親(日本センチュリー首席指揮者)
    トークゲスト:藤岡幸夫
    モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」
    チャイコフスキー:交響曲第5番
     (休憩はございません)

    ◆2つの公演セット券
    A席 8,000円 B席 6,500円 C席 5,000円 車いす席 5,000円

    ◆どちらか1つの公演を聴く単券料金
    A席 5,000円 B席 4,000円 C席 3,000円

    ◆関西フィル友の会・サポーター会員、日本センチュリー各種会員
    会員割引価格 A席7,500円 B席6,000円 C席4,500円

    ◎「大坂秋の陣」公演のチケット事前ご予約は本日(9/13)16時00分まで承ります。
    関西フィル:06-6577-1381
    ◎明日(9/14)はザ・シンフォニーホールでセット券のみご予約可能です。
    ザ・シンフォニーホールチケットセンター:066453-2333

    ◎明日(9/14)は日曜日ですので、事務局は休業とさせていただきます。何卒ご了承ください。
    ◎公演当日(9/15)は祝日ですので、事務局は休業とさせていただきます。何卒ご了承ください。


  • 2014.9.9(火)
    関西フィルNews
    今週の関西フィル♪♪♪

    みなさまこんにちは

    9月7日(日)の野洲公演の後、今週1週間はオーケストラ本番以外の
    色々な活動しております

    今週のメインは、ホームページやFacebookでも発表させていただいた、
    藤岡幸夫&関西フィルの新音楽番組「エンター・ザ・ミュージック」の
    収録です

     ↓ ↓ ↓
    BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」

    初回放送は10月7日(火)夜11時

    今まで、ホールでのコンサートの様子も収録したりしており、
    その様子も番組で流しますが、今日は番組用に収録をしました

    なんと、関西フィル練習場で収録作業を行いました
    カメラが合計5台

    DSCF8109

    ういぃ~んってなるカメラもあります

    DSCF8114

    今日はサクソフォンの須川展也さんがゲストの回の収録でした

    DSCF8118

    須川さんとは何度も演奏させていただたお馴染みの名曲を収録。
    どうぞお楽しみに

    須川さんとの収録の後は、オーケストラだけで結構たくさんの曲を収録
    しました。

    お客様無しで、しかも普段の練習場で本番並みの気合いを入れて
    演奏することはなかなか難しいですね。

    DSCF8143

    ちょっと表情が硬いかな・・・

    DSCF8147

    さてさて、どのような映像に仕上がるでしょうか
    明日も収録作業は続きます

    この収録作業と並行して、”大阪クラシック”にも出演しております

     ↓ ↓ ↓
    大阪クラシック~街にあふれる音楽

    本日9日(火)17時30分から難波の「カフェ・ド・ラ・ペ」でコンマスのバブアゼ、
    明日10日(水)には、16時15分から大阪弁護士会館でフルートの沼田陽一、
    同じく10日18時から阪急うめだ本店9階祝祭広場ではチェロの向井航、
    13日(土)18時30分から中之島ダイビルには、金管メンバー、白水大介、
    中川直子、風早宏隆、松田洋介が出演します。

    おっと、もうすぐ開演ですね。
    本日17時30分からの第31公演、コンマス、バブアゼのコンサート。

    DSCF8070

    超有名曲ではない、ヴァイオリンの珠玉の作品をお届けします。
    ちょっとめずらしいワーグナーの作品もありますよ
    バブアゼとよく共演してくださっているピアニスト、村田睦美さんとの
    デュオをお楽しみください

    そして明日10日は2公演に出演します

    16時15分からの第42公演は大阪弁護士会館でのフルートとハープのアンサンブル。
    フルートの沼田陽一と、ハープの寺澤彩さん。
    なんだかご機嫌そうですね~

    __ 2

    オーケストラの練習の合間や、本番の前など、時間を見つけては2人で合わせていました。
    フルートとハープ、永遠の”キラキラアンサンブル”ですよね

    同じく10日(水)の18時からの第45公演、阪急うめだ本店9階の祝祭広場
    チェロの向井航がゆかいな仲間たちと出演します。

    DSC_0817

    クラリネットの稲本渡さんとピアノの沼光絵理佳さん
    ブラームスのハンガリー舞曲やモンティ:チャルダッシュ、剣の舞など、ノリの良い曲を楽しくお届けします
    大阪クラシックに向けて気合十分

    DSC_0820

    13日(土)に出演する金管アンサンブルの練習はもう少し先なので、またご紹介しますね

    土曜日からは、9月15日(月・祝)に満を持して開催する「大坂秋の陣」の練習が
    始まります

    充実した1週間になりそうです


  • 2014.9.4(木)
    関西フィルNews
    9月マグノリアは「わたちゃんず(?)」です

    みなさま、こんにちは

    9月の関西フィルは注目の演奏会が目白押しで
    オーケストラは相変わらず忙しく、あちらこちらへ出かける予定です

    そんなスケジュールの合間を縫って
    今月もマグノリアサロンコンサートに出演させていただきます

    関西フィルメンバーが月1回出演させていただいている
    室内楽のコンサートシリーズ、マグノリアサロンコンサート、
    9月は「わたちゃんず(?)」の登場です

    DSC_0818

    左からクラリネットの稲本渡さん、ピアノの沼光絵理佳さん、
    そして関西フィル首席チェロ奏者の向井航。
    (イケメン+美女+ジャイアン・・・。)

    クラリネットの稲本さんとチェロの向井は、以前からコンビを組んでいて、
    これまでに各地で行ったコンサートやライブ、とっても好評だったそうです。
    そのコンビが、今回はマグノリアホールに登場
    息の合ったアンサンブルが楽しみです

    お気づきの通り、稲本さんと向井の名前が同じ「わたる」というわけで
    コンビ名を「わたちゃんず」したいと、現在、向井”航”が絶賛主張中
    稲本”渡”さんは「それはどうかなぁ…」とのこと

    IMG_8634

    クラリネットのわたる氏。

    IMG_6891

    チェロのわたる氏。

    実は稲本さん、今年の6月にCDを発売され
    その収録には「わたちゃんず」の向井も参加しているのですが、
    今回のマグノリアコンサートでは、この好評発売中のCDアルバムの中から、
    いくつかの曲をピックアップして、プログラムに組み込んだとのこと
    オッフェンバックの「天国と地獄」、ブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」など
    オーケストラでもおなじみの曲から、
    グリエールという作曲家の「8つの小品より第4番 カンツォーネッタ」という
    とても美しい小品まで。
    クラリネットとチェロ、そしてピアノが良い感じに絡み合う
    とても楽しげなアンサンブルが聴けそうです

    IMG_7669

    メインはベートーヴェンの「街の歌」。
    この曲は名前が2通りあって、
    「ピアノ三重奏曲第4番」または「クラリネット三重奏曲」と言ったりしますが
    要はクラリネットとチェロとピアノのために書かれた曲です。
    当時ウィーンで人気を博したJ.ヴァイグルの歌劇「船乗りの愛」から
    第12曲目のアリアを第3楽章における変奏曲の主題として用いたことから、
    この「街の歌」(本来は「流行歌」という意味)の愛称がついたと言われています。
    ベートーヴェンが多楽章作品で唯一、他人の主題を使って作曲した作品だそうです。

    そんな真面目な曲もプログラムに組み込みつつ、
    当日はちょっとしたオマケもあるそうですよ

    紅一点のピアノ沼光絵理佳さんは、
    ピアニストだけにとどまらず、作編曲家、鍵盤ハーモニカ奏者としてもご活躍で、
    あの「のだめカンタービレ」のマングースちゃんの鍵盤ハーモニカ奏者として
    演奏に参加されたそうです
    ・・・というところから、当日のオマケもお楽しみに

    IMG_2180

    9月のマグノリアサロンコンサートは
    ≪19:30≫の開演です

    みなさまお誘いあわせの上、ぜひご来場くださいませ

    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2014年9月11日(木)19:30開演(18:45開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     向井 航(チェロ)
     稲本 渡(クラリネット)
     沼光 絵理佳(ピアノ) 
    [プログラム]
     グリエール:8つの小品より第4番カンツォーネッタ
     オッフェンバック:天国と地獄より
     ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
     ベートーヴェン:「街の歌」 
     ほか
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865

  • 2014.8.23(土)
    関西フィルNews
    第4回城陽定期演奏会、明日に迫りました。

    みなさまこんにちは

    夏も終わりに近づいてきましたね。
    明日の日曜日は夏の定番、城陽定期演奏会です

    ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」と
    チャイコフスキーの交響曲第4番
    厳しい残暑を吹き飛ばしてくれるプログラムですよ。

    チャイコフスキーの頻繁に演奏される重量級交響曲、
    4番・5番・6番の最初、交響曲第4番がメインです。

    1楽章冒頭、金管楽器の印象的なファンファーレ・・・、
    この楽章最後にはこのファンファーレがいくつもなだれ込み、圧倒的終結です。

    DSCF8049

    第2楽章、緊張が緩みメロディアスな旋律が続きます。
    木管楽器ソロの美しさが際立ちますね。
    途中、くさびを打つように叩かれるティンパニが意味深です・・・。

    DSCF7936

    弦楽器のピッツィカートが繰り広げられる第3楽章。
    ピッツィカートというとなんだか楽しい雰囲気を予想してしまいますが、
    なんだか、浮遊するような、ファンタジックな楽章です。

    DSCF8046

    3楽章の雰囲気に完全に答えを出すかのような冒頭で4楽章は始まります。

    DSCF7906

    最後の4楽章では不安を煽る部分は少なく、とてもポジティブなフィナーレです。
    1楽章最初の印象的なファンファーレも力強く繰り返されます。
    チャイコフスキーは、この楽章には”多くの素朴な人間の喜びがある”と
    言っていたとのこと。
    これぞ音楽の力。

    さてさて、ところが、藤岡さんはもう少し違った考えをお持ちのようですよ。
    その辺りのお話は、ぜひプレトークをお聴きになってご確認くださいね。

    コンサート前半には、日本のジャズ界の重鎮、
    山下洋輔さんの燃えるような”ラプソディー・イン・ブルー”を
    お届けします。

    DSCF8064

    もう、ピアノソロの冒頭から山下洋輔さんのブルー・ノートが
    溢れ出てきますよ。

    藤岡さん、
    「山下さんはその時のインスピレーションで、ものすごい音楽が
    湧き出てくるからね。
    毎回全然違う本番だからスリル満点だよ~!!
    ダイナミックで繊細、この2つがここまで混在するラプソディー・イン・ブルーは
    山下さん以外では聴けない・・・!」
    とハイテンションです~。

    DSCF8063

    明日は13時から当日券を販売開始致します。

    皆様のお越しをお待ちしております!!

    【関西フィル 城陽定期演奏会】

    [日時]2014年8月24日(日)14:00開演(13:20開場)
    13:40~指揮:藤岡幸夫によるプレトーク開催!
    [場所]文化パルク城陽 プラムホール
    [出演]
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    ジャズ・ピアノ:山下 洋輔

    [プログラム]
    ◆ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
    ◆ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
    ◆チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

    <入場料(全席指定・消費税込)>
    一般¥3,500  学生席(高校生[18歳]以下)¥2,000
    ※学生席は文化パルク城陽、関西フィル事務局でのみの取扱いとなります。

    お問い合わせ
    関西フィル06-6577-1381(8/23(土)は16時までの営業、8/24(日)は休業)