明日から、ヨーロッパ公演で演奏する曲をぞくぞく取り上げます!!
みなさんこんにちは
ホームページのみでのご報告で、ブログではあまり触れていません
でしたが、今月27日(水)から関西フィル初のヨーロッパ演奏旅行に
行ってまいります。
本当に多くの皆様、企業様からご寄付を頂戴しまして、この公演が
実現致しました。心より御礼申し上げます。
文化庁からは「国際芸術交流支援事業」の助成金、
関西・大阪21世紀協会からは「日本万国博覧会記念基金」
を頂戴しています。
ご関係者の皆様方には深く感謝しております。
ありがとうございました。
クラシックの本場ならではの空気感を音楽に反映し、お客様の反応を素直に
受け止め、日本とはまた違ったホールの響きの中での演奏を経験の一つとして
私達の力にしたいと思っております。
そして、その音楽をお心を寄せていただいた皆様にお返しできるよう、
1回1回の公演に集中し、すべてを吸収してまいります
明日の定期演奏会、24日(日)の加東市、25日(月)オリックス劇場での
公演は、ヨーロッパで演奏する曲を中心に組んでおります。
まず明日は、ヨーロッパ公演での大きな目玉、細川俊夫さんの
「月夜の蓮-モーツァルトへのオマージュ」を取り上げます。
モーツァルト生誕250年の2006年に作曲されたピアノ協奏曲です。
モーツァルトの音楽への憧れと、蓮の花・・・仏教世界を交差させた
あまりに神秘的な作品です。
オーケストラはモーツァルトのピアノ協奏曲第23番K.488の編成に
打楽器が2名追加されています。
今回は、作曲家の細川俊夫さんもいらしていただき、
さまざまなアドバイスをいただきました
約21分のこの曲、切れ目はありませんが下記の7つのタイトルが
付いた部分に分けられます。
ためらい
開花へのあこがれ
沈潜/泥の中で
泥の中から少しずつ頭をもたげる
月の光が蓮に降りそそぐ
光と影
夢
ピアノは蓮の花、オーケストラは蓮が咲いている水面を表現します。
モーツァルトのピアノ協奏曲には無い、打楽器が加わることによって、
さらに深遠な世界が広がっていきます。
風鈴や2オクターブのアンティークシンバル、
(ちっちゃなシンバルが並んでいるような楽器。音程が付いています)
↓そしてティンパニの上に4つかわいらしく並べられたおりん達。
これはどうやって演奏するのでしょうか・・・。
↑おりんティンパニの左にある太鼓のバチと一緒に写っているのは、
なんとスーパーボール!
↑アンティークシンバルの隣の台にもがっつりスーパーボール袋入り・・・。
どのように使い、どのような響きになるかは、どうぞ本番をお楽しみに
皆様にご心配おかけしました、デュメイは大変元気です!!
デュメイの手の内の音楽、ビゼーのシンフォニーと、至上のモーツァルトの
ヴァイオリンソナタも満を持してお届け致します。
25日(月)オリックス劇場での公演では、ヨーロッパで演奏する
ブラームスの交響曲第4番、デュメイの弾く珠玉のヴァイオリン曲
3曲を披露いたします。
どうぞお越しくださいませ。
↓ ↓ ↓
25日(月)オリックス劇場公演詳細
明日は17時45分から当日券を発売いたします。
皆様のお越しをお待ちしております。