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  • 2015.5.18(月)
    関西フィルNews
    明日から、ヨーロッパ公演で演奏する曲をぞくぞく取り上げます!!

    みなさんこんにちは

    ホームページのみでのご報告で、ブログではあまり触れていません
    でしたが、今月27日(水)から関西フィル初のヨーロッパ演奏旅行に
    行ってまいります。

    本当に多くの皆様、企業様からご寄付を頂戴しまして、この公演が
    実現致しました。心より御礼申し上げます。

    文化庁からは「国際芸術交流支援事業」の助成金、
    関西・大阪21世紀協会からは「日本万国博覧会記念基金」
    を頂戴しています。
    ご関係者の皆様方には深く感謝しております。
    ありがとうございました。

    クラシックの本場ならではの空気感を音楽に反映し、お客様の反応を素直に
    受け止め、日本とはまた違ったホールの響きの中での演奏を経験の一つとして
    私達の力にしたいと思っております。

    そして、その音楽をお心を寄せていただいた皆様にお返しできるよう、
    1回1回の公演に集中し、すべてを吸収してまいります

    明日の定期演奏会、24日(日)の加東市、25日(月)オリックス劇場での
    公演は、ヨーロッパで演奏する曲を中心に組んでおります。

    まず明日は、ヨーロッパ公演での大きな目玉、細川俊夫さんの
    「月夜の蓮-モーツァルトへのオマージュ」を取り上げます。

    モーツァルト生誕250年の2006年に作曲されたピアノ協奏曲です。
    モーツァルトの音楽への憧れと、蓮の花・・・仏教世界を交差させた
    あまりに神秘的な作品です。

    オーケストラはモーツァルトのピアノ協奏曲第23番K.488の編成に
    打楽器が2名追加されています。

    IMG_0672

    今回は、作曲家の細川俊夫さんもいらしていただき、
    さまざまなアドバイスをいただきました

    約21分のこの曲、切れ目はありませんが下記の7つのタイトルが
    付いた部分に分けられます。

     ためらい
     開花へのあこがれ
     沈潜/泥の中で
     泥の中から少しずつ頭をもたげる
     月の光が蓮に降りそそぐ
     光と影
     夢

    ピアノは蓮の花、オーケストラは蓮が咲いている水面を表現します。

    モーツァルトのピアノ協奏曲には無い、打楽器が加わることによって、
    さらに深遠な世界が広がっていきます。

    風鈴や2オクターブのアンティークシンバル、
    (ちっちゃなシンバルが並んでいるような楽器。音程が付いています)

    IMG_0618

    ↓そしてティンパニの上に4つかわいらしく並べられたおりん達。
    これはどうやって演奏するのでしょうか・・・。

    IMG_0601

    ↑おりんティンパニの左にある太鼓のバチと一緒に写っているのは、
    なんとスーパーボール!

    IMG_0604

    ↑アンティークシンバルの隣の台にもがっつりスーパーボール袋入り・・・。

    どのように使い、どのような響きになるかは、どうぞ本番をお楽しみに

    皆様にご心配おかけしました、デュメイは大変元気です!!

    IMG_0646

    デュメイの手の内の音楽、ビゼーのシンフォニーと、至上のモーツァルトの
    ヴァイオリンソナタも満を持してお届け致します。

    25日(月)オリックス劇場での公演では、ヨーロッパで演奏する
    ブラームスの交響曲第4番、デュメイの弾く珠玉のヴァイオリン曲
    3曲を披露いたします。
    どうぞお越しくださいませ。
    ↓ ↓ ↓
    25日(月)オリックス劇場公演詳細

    明日は17時45分から当日券を発売いたします。
    皆様のお越しをお待ちしております。