みなさまこんにちは
明日、藤岡さん指揮の定期演奏会ですが、S席は
完売致しました
当日券は、A席4,500円、B席3,000円、C席2,000円を
販売いたします。
C席の残席はかなり少なくなっておりますが、
当日券は17:45から発売開始致します。
シベリウスの交響曲第6番、吉松隆さんの”ドーリアン”と
”サイバーバード協奏曲”、濃すぎる3日間の練習が終わりました・・・。
明日が関西初演となる”ドーリアン”、きっとみなさま
「なんだなんだ??!!」と思ってらっしゃると思います
これは1979年、吉松さん26歳の時に作られた作品で、
1980年、日本交響楽振興財団の作曲コンクールに入選された曲です。
”初めて音になった記念すべきオーケストラ曲”とのこと。
そして、”青春のエネルギーが爆走するひらすらクレイジーな曲”
ともおっしゃっています
そのクレイジーな曲の編成は・・・
若き吉松さんの作曲に対するすさまじいエネルギーが伝わってきます。
打楽器たっぷり、ホルンは6本!!
曲名の”ドーリアン”の由来は、古代ギリシャのドリア人。
主要都市がスパルタということから想像できるように、
戦いを続けていた人々です。
まさしく、”戦っている”作品ですよ
吉松さんの素晴らしい作品は藤岡さんと関西フィルでもよく演奏させて
いただいています。
最近では「3つの水墨画」、「朱鷺の寄せる哀歌」、「鳥は静かに・・・」
「オリオン・マシーン」、そしてNHK大河ドラマ「平清盛」の曲など。
吉松さんの鋭く冴え渡った個性に彩られた名曲ばかりですが、
この「ドーリアン」の最初の方、私達の知らない吉松さんが・・・!!
そして最後の方に吉松さん独特の美しいコラールが出現します
まさしく吉松宇宙の”ビッグバン”・・・。
Op.9「ドーリアン」とOp.59「サイバーバード協奏曲」、たいへん興味深い
組み合わせですよ
その「サイバーバード協奏曲」、意外ですが藤岡さん&須川さん&関西フィルで
演奏するのは初めてです!
関西フィルは1999年に大友直人さん指揮で演奏しています。
(サックスはもちろん須川さん)
サクソフォンの他に、ピアノと打楽器のソロが入ったトリプルコンチェルトです。
ピアノは小柳美奈子さん、打楽器は山口多嘉子さん。
(山口さん、上記写真ではピアノの先とチェロ首席向井の間にいらっしゃいます!)
もう、冒頭からそのかっこよさに鳥肌が立ちそうです
”さまざまな空間を自由に行きかう鳥”のように、自由なジャズの要素も
ふんだんに取り入れられた作品です。
須川展也さんの魔法のようなサクソフォンでお楽しみください
そして吉松さんと藤岡さんが強い想いを持っておられる
シベリウスの交響曲第6番、藤岡さんがその想いを綴って
らっしゃいます。
↓ ↓ ↓
藤岡幸夫公式ホームページ
ぜひ事前のご覧ください
今回のプログラムの曲目解説は、3曲とも吉松隆さんに
執筆いただきました。
とてもおもしろく充実した文章をお書きいただいています。
こちらもお楽しみに
明日、ザ・シンフォニーホールで皆さまをお待ちしております