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  • 2015.6.20(土)
    関西フィルNews
    フルート四重奏曲をマグノリアホールで

    みなさま、こんにちは。
    ヨーロッパから帰国してしばらくは時差ボケに悩むメンバーもいましたが
    すっかり通常運転の関西フィルです
    そして今月も通常運転で、マグノリアコンサートがございます

    阪急電鉄さんとマグノリアホールさんの多大なご支援により
    月に1回、関西フィルのメンバーが出演させていただいている
    室内楽のコンサートシリーズ「マグノリア・サロン・コンサート」
    6月はフルートの沼田陽一と、チェロの大町剛が出演させていただきます

    IMG_4043

    練習場の廊下でパチリ
    沼田&大町のコンビは、2012年2月以来で、約3年ぶりです

    沼田は5月に引き続き、2か月連チャンで出演させていただきます
    先月ご来場くださったみなさま、今月もよろしくお願いいたします

    (実は過去にも1人だけ、2か月連続出演したメンバーがいます。
    誰だかお分かりになる方は、相当な関西フィルマニアですね

    今回の共演者は、前回2012年に引き続き、
    ヴァイオリンのチプリアン・マリネスクさん。

    IMG_0141

    そして、ヴィオラには紅一点で土井茉莉さん。


    土井茉莉写真

    今回のプログラムは、題して
    「モーツァルト フルート四重奏曲・全曲演奏」

    「フルート四重奏」? フルート4人で演奏するのかな?
    と思ってしまいますが、そのフルート四重奏ではなくて、
    ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、そしてフルート、の編成によるカルテットです。
    室内楽の世界はややこしいです

    モーツァルトが残したフルート四重奏曲は全部で4曲。
    第1番ニ長調K285
    第2番ト長調K285a
    第3番ハ長調K285b
    第4番イ長調K298

    中でも、第1番ニ長調K285は名曲・傑作として知られ、
    フルート奏者が避けて通れない重要レパートリーです。

    モーツァルトと言えば、明るく快活で屈託のない長調の音楽と、
    メランコリックで独特の憂いに満ちた短調の音楽、
    相反する特徴を合わせ持つのが、モーツァルトの魅力だと言われます。
    このフルート四重奏曲第1番ニ長調では、
    そんなモーツァルトの二面性がしっかりと感じ取れる構成になっていて
    第1楽章ニ長調と、第2楽章ロ短調のアダージョ、
    そして切れ目なく続く第3楽章のニ長調ロンド、
    明・暗・明の対比がすばらしく味わい深い1曲です

    加えて、フルートはもともとニ長調を得意とする楽器ですから、
    第1楽章のメロディでは、フルートの魅力全開です
    ちなみに、モーツァルトはフルートが嫌いだったと言われているそうです
    嫌いな楽器なのに、こんなにもフルートらしい曲が書けるわけですから、
    やっぱりモーツァルトは天才ですね

    フルートのことばかりお伝えしていますが、
    フルートを支える弦楽器群の活躍にもぜひご注目ください。
    メランコリックな第2楽章は、全編ピチカートによる演奏で、
    メロディの空間を広げます。弦楽器ならではの表現ですね

    残る3つの四重奏曲も、第1番ほどに有名ではありませんが、
    それぞれにモーツァルトらしさを感じていただける曲だと思います。
    この4つを、第2番→第1番→第3番→第4番の順に演奏する予定です。
    4曲を一度に聞く機会はなかなかありませんので、この機会にぜひ、
    モーツァルトワールドにどっぷり浸っていただければ幸いです

    そして、この4曲をいっぺんに演奏する機会もめったにありませんので、
    沼田番長、「まァた大変なプログラムになりましたよォ。
    ひとつ、よろしくお願いしまっす」と、気合を入れて、
    みなさまのご来場をお待ちしています


    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年6月27日(土)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     沼田 陽一(関西フィル・フルート トップ奏者)
     大町 剛(関西フィル・チェロ奏者)
     チプリアン・マリネスク(ヴァイオリン)
     土井 茉莉(ヴィオラ)
    [プログラム]
     モーツァルト:フルート四重奏曲 全曲 
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865

    撮影前のひとこま

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    「なにやってるんすか~?」

    IMG_8919

    「え?これなんの撮影?マグノリア?」


  • 2015.6.13(土)
    募集・求人
    (※終了しています。)団員募集(オーディション)のお知らせ【第2ヴァイオリンTop奏者1名】
    (※終了しています。)
    関西フィルハーモニー管弦楽団 【団員募集要項】
    団員募集(オーディション)のお知らせ【第2ヴァイオリンTop奏者1名】
    ■募集パート…第2ヴァイオリンTop奏者:1名
    ■選考日時
     1次,2次:2015年9月1日(火)午前10時00分 開始(予定)
     【予備日】2015年8月31日(月)
      ※応募者多数の場合は8月31日に1次審査を行います。
    ■選考会場…オークホール(関西フィル練習場=大阪市港区・弁天町)
    ■審査内容
     【1次審査(カーテン審査)】
     課題曲2曲([A],[B])とオーケストラスタディ
      《1次審査課題曲[A]》
    モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218 より 第1楽章 (カデンツァ:ヨアヒム)
     または、
    モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219 「トルコ風」 より 第1楽章 (カデンツァ:ヨアヒム)
     以上のいずれかを選択する。
       ※応募時に必ず選択曲を明記すること。
       ※いずれも楽譜の版は自由です。
       ※演奏箇所は募集締切後(または当日)に発表いたします。
      《1次審査課題曲[B]》
     以下の5曲より、いずれかを選択する。
    ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品61 より 第1楽章 (カデンツァ:クライスラー)
    メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64 より 第1楽章
    ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77 より 第1楽章 (カデンツァ:ヨアヒム)
    チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 より 第1楽章
    シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47 より 第1楽章
       ※応募時に必ず選択曲を明記すること。
       ※いずれも楽譜の版は自由です。
       ※演奏箇所は募集締切後(または当日)に発表いたします。
      《オーケストラスタディ》
       ※楽譜は募集締切後に送付いたします。
     【2次審査(オープン審査)】
     課題曲2曲([B],[C])とオーケストラスタディおよび面接
      《2次審査課題曲[B]》
    1次審査で演奏したものと同じ曲。
      《2次審査課題曲[C]》
    J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV.1001 より 「II.フーガ」
       ※いずれも楽譜の版は自由です。
       ※演奏箇所は募集締切後(または当日)に発表いたします。
      《オーケストラスタディ》
       ※楽譜は募集締切後に送付いたします。
      《面接》
    ■注意事項
     ◎伴奏者について。
     1次審査、2次審査とも、伴奏者は各自でご用意ください。
     ◎集合時間など当日の詳細は、オーケストラスタディ楽譜発送時に書面にて通知いたします。
     ◎選考結果に関するお問合せは一切受け付けません。
     ◎オーディション参加のための費用はすべて本人負担となります。
     ◎応募書類は返却いたしません。(当楽団で一定期間保管後、適切に処分いたします。)
    ■待遇…当楽団規定による。社会保険完備。
     ※学生、その他の理由ですぐに就業できない事情のある方は相談に応じます。
    ■応募方法…当楽団所定の応募用紙に必要事項を記入し、写真添付したものを提出して下さい。
     ◎所定の応募用紙は楽団ホームページからダウンロードできます。(事務局でも配布しています。)
     ⇒ 応募用紙ダウンロード
     ◎日本語以外の場合は、日本語訳を添付のこと。
     ◎近畿圏外からの応募等事情がある場合、第1次審査の受験時間については可能な範囲で相談に応じます。希望を応募用紙の備考欄に明記してください。
    ■応募締切…2015年7月31日(金)必着
    ■お問合せ・送付先
    〒552-0007
    大阪市港区弁天1-2-4-700 オーク2番街西館7階
    特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団
    事務局(第2ヴァイオリンTopオーディション係)
    【TEL】06-6577-1381 【FAX】06-6577-1383
    【E-mail】kpo1982@kansaiphil.jp
    【URL】https://kansaiphil.jp/

  • 2015.6.8(月)
    公演情報
    チケット発売日のお知らせ~関西フィル名曲アワー♪

    皆様こんにちは

    ヨーロッパでの5公演が無事終了し、メンバーは無事帰国いたしました
    ヨーロッパ公演実現のためご支援くださった皆様、本当にありがとうございました
    この経験を糧に、よりよい演奏を皆様にご披露できるよう、日々精進してまいります
    これからも関西フィルをどうぞよろしくお願いいたします

          

    さて6月10日(水)10:00より、10月15日開催「関西フィル名曲アワー」のチケットを
    発売開始いたします
    指揮は大友直人さん
    2012年の「第九」特別演奏会以来、約三年ぶりにご一緒させていただきます。
    この日は冨田勲さんの懐かしの名曲「新日本紀行のテーマ」で開幕

    大友直人※トリミング(C)Rowland Kirishima

    (C)Rowland Kirishima

    続いてニューヨークを拠点に世界で活躍するソロ・マリンバ奏者・名倉誠人さんと
    初共演させていただきます。
    名倉さんは「マリンバをストラディバリウスにしてしまう男」と国際的に高い評価を
    受けておらる世界的ソロ・マリンバ奏者でいらっしゃいます

    makotonakura_6361

    (C)松井みさき

    今回名倉さんとご一緒させていただくのは、名倉さんのために作曲された「大樹の歌」
    この曲は日本からのブラジル移民100周年を記念して作られた曲でもあります。
    日本からブラジルへ渡った人々の希望や苦労、ブラジルの人々との友情、
    やがて両国民の友情がブラジルの大地に根を張る大樹となる・・・
    懐かしさや未来への希望に満ちた壮大な物語を描いた作品です。


    そして「名曲アワー」を締めくくるのはチャイコフスキー晩年の最高傑作、
    交響曲第6番「悲愴」。
    まさに「名曲アワー」のタイトルにふさわしい、名曲中の名曲ですね
    名匠・大友さんとともに、皆様の心に深く残る「悲愴」をお届けできればと思っています
    皆様、どうぞお楽しみに

          

    チケットは関西フィル事務局(06-6577-1381)のほか、チケットぴあ、イープラスでも
    ご予約いただけます。
    25歳以下の学生の皆様には学生席(¥1,000)もございます。
    皆様のご予約、お待ちしております

    《関西フィル名曲アワー》

    20150528120949812_0001

    [日時]
    2015年10月15日(木)
    19:00開演 (18:00開場)
    [場所]
    オリックス劇場(旧 大阪厚生年金会館)
    ※地下鉄四つ橋線「四ツ橋」駅あるいは「本町」駅下車
    [出演]
    指揮:大友直人
    独奏:名倉誠人(マリンバ)
    司会:都築由美
    [プログラム]
    【第1部】
    冨田勲:新日本紀行のテーマ
    真島俊夫:大樹の歌~マリンバとオーケストラのための協奏曲~
    【第2部】
    チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
    [入場料]
    S席¥5,000/A席¥4,000/B席¥3,000/学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。
    [ご予約]
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381(平日10:00~17:00 土10:00~16:00 日・祝休み)
    チケットぴあ[Pコード264-983] 0570-02-9999
    イープラス http://eplus.jp/ (PC・携帯共通)


  • 2015.6.6(土)
    関西フィルNews
    ヨーロッパ公演から帰ってまいりました!

    みなさまこんにちは

    皆様のおかげで、ヨーロッパ公演を無事に終え帰国致しました。
    ご寄付・ご協賛を頂戴した皆様に心より御礼申し上げます。

    最終日公演、ヴュルツブルクの公演は諸事情によりブログで
    紹介させていただきます。

    ウルムからバスで2時間くらい、レジデンツに到着しました!
    大きくて荘厳な建物です。

    IMG_2286

    外面の堅牢さとはうって変わって演奏会場はこのスーパーゴージャス

    IMG_2315

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    ホール内の響きは最高!!残響はとても長く、深い響きです。

    IMG_2392

    地元の方々の社交の場として皆様が楽しみにされているコンサートのようです。
    とても大きなダイヤモンドのネックレスをしたご夫人や、蝶ネクタイの紳士、ホールの内装とピッタリ合う服装で来場されていました。

    細川俊夫さんの「月夜の蓮」も、さらに神秘的な雰囲気になりました。
    ヴュルツブルク公演のピアニストは広瀬悦子さんです。

    IMG_2482

    休憩中は、シャンパンを持って美しいお庭を散策。

    IMG_2439

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    なので、休憩が長い長い・・・。
    なかなかお客様は客席に戻ってらっしゃいません。

    IMG_2625

    後半のプログラムが終わったのは22時30分。
    音楽専用ホールのように、舞台用の照明はありません。
    そのため、オーケストラも譜面台に譜面灯を付けました。
    外が暗いので、会場内はシャンデリアの明かりでとても
    クラシカルな雰囲気になります。

    とても温かい拍手と「ブラボー!!」、このホールの雰囲気の中、
    まさしく”ヨーロッパ公演”という気持ちで最終公演を終えることができました

    このヴュルツブルグの公演では、バイエルン放送の録音が入りました。

    第1回の放送日は、「日本時間7/30(木)の01:05~」予定です。(ドイツ時間7/29 18:05~)
    下記のリンクから聴く事が出来るようです。
     
     次回からの再放送日は
     
    また、下記のリンクにデュッセルドルフ公演の素敵な写真が公開されています。

    楽団員の感想など、ヨーロッパ公演に関してはもう少しご報告
    させていただこうと思っております。

    さて、来週からは6月12日(金)本番の藤岡さんの定期演奏会です!!


  • 2015.5.28(木)
    関西フィルNews
    ヨーロッパ公演の実況中継はフェイスブックで!

    みなさま、こんにちは

    関西フィルメンバーとスタッフを乗せた飛行機は
    無事に現地へ到着いたしました

    現地の様子は、
    関西フィルの≪フェイスブックページ≫で随時更新していますので
    ぜひアクセス&「いいね!」をよろしくお願いいたします

    こちらをクリックしてご覧ください
    関西フィルfacebookページ

    現地の美しい風景や建物のほか、
    移動中のメンバーの様子や、宴会の様子(?)などなど、
    普段なかなかお見せする機会のない写真も
    たくさんUPしてまいります

    現地5公演の成功に向けて、全力投球いたします
    メンバー、スタッフ、全員が無事に帰国できますよう、
    みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします


  • 2015.5.22(金)
    関西フィルNews
    ヨーロッパ公演が近づいてまいりました!

    みなさまこんにちは
    良いお天気が続いていますね

    1週間後の今ごろは、スイスのマルティニーでの
    本番真っ最中といった感じです(時差はムシ)

    29日(金)マルティニーでは、地元に根付き大変親しまれている美術館を
    運営されている、ピエール・ジアナダ財団さん主催の
    コンサートに出演させていただきます。
      ↓ ↓ ↓
    ピエール・ジアナダ財団
    マルティニー公演詳細(このページの一番下にあります)

    上記のページにある写真の場所が私達が演奏する
    美術館の中のスペースです。

    ここでは、
     グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
     ショーソン:詩曲  
     ラヴェル:ツィガーヌ  
     ブラームス:交響曲第4番  
    というプログラムで演奏します。

    マークの曲は、来週25日(月)の「ヨーロッパ公演記念演奏会」で
    ご披露致します!!

    ブラームスの交響曲第4番は2013年の4月にデュメイと
    共演しましたが、昨日からさらにじっくりと掘り下げています。

    IMG_0733

    普段、あまり頻繁に行いませんが、弦楽器だけの練習も行い、弦の響きに
    磨きをかけました

    このブラームス第4番、デュメイ自身のエスプリを加えて、
    とても豊かな情感と推進力に溢れた表現になっていると、
    自負しております
    「おっとここでこうくるか」というサプライズもぜひ
    楽しんでいただければ

    25日(月)、前半はショーソンの詩曲、ラヴェルのツィガーヌ、
    マスネのタイスの瞑想曲という、デュメイ・ヴァイオリンを堪能
    していただくステージ

    IMG_0707

    ヴァイオリンソロの3曲は、デュメイの希望で弦楽オーケストラ用に編曲したバージョンで
    演奏致します。
    素敵な編曲なので、新たな響きを楽しんでいただけると思いますよ

    24日(日)には東条文化会館コスミックホールでも
    ヨーロッパプログラムを演奏致します。
    こちらでは、ブラームスの交響曲第4番と、ハンガリー舞曲第2・5番(デュメイのソロ付き)、
    モーツァルトの交響曲第29番、マスネのタイスの瞑想曲を
    お届け致します。
    デュメイのソロ付きハンガリー舞曲、日本ではここでしか演奏しません
     ↓ ↓ ↓
    東条文化会館での公演詳細

    19日(火)の定期演奏会でご披露しました、細川俊夫さんの
    「月夜の蓮」を演奏するのは、ドイツの2都市です。

    デュッセルドルフの音楽の中心、「トーンハレ」では5月30日(土)に

    デュッセルドルフ会場の様子
    デュッセルドルフ公演詳細

    ヴュルツブルクの大司教の宮殿、「レジデンツ」では6月4日(木)に
    本番を致します。
    レジデンツ一帯は、世界遺産にも登録されており、
    素晴らしい建物の中で演奏させていただきます

    ヴュルツブルク会場の様子
    ヴュルツブルク公演詳細

    イタリアでは、「ブレシア・ベルガモ国際ピアノ音楽祭」に
    出演致します
    6月1日はベルガモ、6月2日はブレシアで演奏します。

    ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の由来になったベルガモ、そしてブレシアの
    演奏会場は、古き良きオペラ劇場、「ドニゼッティ劇場」と「ブレシアグランド劇場」
    です。

    ベルガモ会場の様子
    ブレシア会場の様子
    ブレシア・ベルガモ国際ピアノ音楽祭公演詳細

    ホールの写真を見ているとワクワクしてきます
    このヨーロッパツアーを実現させるためにご尽力いただいた方々、
    ご寄付いただいた皆様のことを心に留めて、精一杯演奏致します。

    ヨーロッパツアーの間は、ブログは一時お休みし、フェイスブックで
    状況を報告させていただきます。
    ぜひチェックしてください
    ↓ ↓ ↓
    関西フィルフェイスブック

    5月23(土)16時まで、事前ご予約を受け付けております。

    5月25日(月)、オリックス劇場でお待ちしております

    【ヨーロッパ公演2015記念演奏会】

    [日時]2015年5月25日(月)19:00開演 (18:00開場)
    [場所]オリックス劇場(旧 大阪厚生年金会館)
    ※地下鉄四つ橋線「四ツ橋」駅あるいは「本町」駅下車
    [出演]
    指揮およびヴァイオリン独奏:
    オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)

    [プログラム]
    ◆ショーソン:詩曲 作品25
    ◆ラヴェル:ツィガーヌ
    ◆マスネ:タイスの瞑想曲
    ◆ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    入場料:S席¥5,000/A席¥4,000(全席指定・消費税込)

    関西フィルハーモニー管弦楽団
    06-6577-1381

     


  • 2015.5.18(月)
    関西フィルNews
    明日から、ヨーロッパ公演で演奏する曲をぞくぞく取り上げます!!

    みなさんこんにちは

    ホームページのみでのご報告で、ブログではあまり触れていません
    でしたが、今月27日(水)から関西フィル初のヨーロッパ演奏旅行に
    行ってまいります。

    本当に多くの皆様、企業様からご寄付を頂戴しまして、この公演が
    実現致しました。心より御礼申し上げます。

    文化庁からは「国際芸術交流支援事業」の助成金、
    関西・大阪21世紀協会からは「日本万国博覧会記念基金」
    を頂戴しています。
    ご関係者の皆様方には深く感謝しております。
    ありがとうございました。

    クラシックの本場ならではの空気感を音楽に反映し、お客様の反応を素直に
    受け止め、日本とはまた違ったホールの響きの中での演奏を経験の一つとして
    私達の力にしたいと思っております。

    そして、その音楽をお心を寄せていただいた皆様にお返しできるよう、
    1回1回の公演に集中し、すべてを吸収してまいります

    明日の定期演奏会、24日(日)の加東市、25日(月)オリックス劇場での
    公演は、ヨーロッパで演奏する曲を中心に組んでおります。

    まず明日は、ヨーロッパ公演での大きな目玉、細川俊夫さんの
    「月夜の蓮-モーツァルトへのオマージュ」を取り上げます。

    モーツァルト生誕250年の2006年に作曲されたピアノ協奏曲です。
    モーツァルトの音楽への憧れと、蓮の花・・・仏教世界を交差させた
    あまりに神秘的な作品です。

    オーケストラはモーツァルトのピアノ協奏曲第23番K.488の編成に
    打楽器が2名追加されています。

    IMG_0672

    今回は、作曲家の細川俊夫さんもいらしていただき、
    さまざまなアドバイスをいただきました

    約21分のこの曲、切れ目はありませんが下記の7つのタイトルが
    付いた部分に分けられます。

     ためらい
     開花へのあこがれ
     沈潜/泥の中で
     泥の中から少しずつ頭をもたげる
     月の光が蓮に降りそそぐ
     光と影
     夢

    ピアノは蓮の花、オーケストラは蓮が咲いている水面を表現します。

    モーツァルトのピアノ協奏曲には無い、打楽器が加わることによって、
    さらに深遠な世界が広がっていきます。

    風鈴や2オクターブのアンティークシンバル、
    (ちっちゃなシンバルが並んでいるような楽器。音程が付いています)

    IMG_0618

    ↓そしてティンパニの上に4つかわいらしく並べられたおりん達。
    これはどうやって演奏するのでしょうか・・・。

    IMG_0601

    ↑おりんティンパニの左にある太鼓のバチと一緒に写っているのは、
    なんとスーパーボール!

    IMG_0604

    ↑アンティークシンバルの隣の台にもがっつりスーパーボール袋入り・・・。

    どのように使い、どのような響きになるかは、どうぞ本番をお楽しみに

    皆様にご心配おかけしました、デュメイは大変元気です!!

    IMG_0646

    デュメイの手の内の音楽、ビゼーのシンフォニーと、至上のモーツァルトの
    ヴァイオリンソナタも満を持してお届け致します。

    25日(月)オリックス劇場での公演では、ヨーロッパで演奏する
    ブラームスの交響曲第4番、デュメイの弾く珠玉のヴァイオリン曲
    3曲を披露いたします。
    どうぞお越しくださいませ。
    ↓ ↓ ↓
    25日(月)オリックス劇場公演詳細

    明日は17時45分から当日券を発売いたします。
    皆様のお越しをお待ちしております。


  • 2015.5.15(金)
    関西フィルNews
    5月のマグノリアコンサート

    みなさま、こんにちは

    ヨーロッパ公演ツアー前のデュメイウィーク真っ最中ですが、
    実は月いちのマグノリアコンサートもちゃんとあります

    今月は、5月24日の日曜日、
    兵庫県加東市の東条文化会館コスミックホールで
    関西フィルとデュメイ監督が出演させていただくのと同じ日に、
    マグノリアコンサートがございます

    今回のヨーロッパ公演は、曲目の楽器編成の都合で
    ツアーに参加しないメンバーがおりまして、
    おるすばん組の中から、マグノリアコンサートに
    出演させていただくこととなりました
    調整の結果やむを得ずコスミックホールのコンサートと同日になってしまい、
    両方のコンサートを楽しみにしてくださる方には本当に申し訳ございませんが、
    どちらかのコンサートに足をお運びいただけましたら幸いです

    そんなわけで、5月のマグノリアコンサートは
    フルートの沼田陽一が出演させていただきます。

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    共演はハープの寺澤彩さんです
    寺澤さんには、関西フィルのコンサートにもたびたびご出演をいただいています

    関西フィルの≪番長≫沼田と、うら若き乙女の寺澤さん。
    見た目チグハグなコンビですがどういうわけか、意気投合
    そして自宅がご近所同士ということもあって練習のタイミングもばっちり

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    こちらの写真は、つい先日開催されたご近所コンサートの1コマ。

    「お~かげさまで、ぅレパートリーもた~くさん増えましたヨォ」と
    いつもの沼田節で、ご機嫌サンです

    フルートとハープ、
    相性ピッタリ、間違いなしの組み合わせですね
    プログラムには、またまたオーケストラでは馴染みのない名前が
    ずらずらっと並んでいますので、
    少し曲目のお話をさせていただきます

    フェルデルホフの「ファンタジア」という曲。
    資料によるとフェルデルホフはオランダの作曲家、
    1907年から2006年までを生きたそうで、
    お亡くなりになったのは99歳か100歳、ということになりますね長生き
    そのフェルデルホフが晩年の1990年、83歳のときに書いた曲だそうです。
    沼田自身が、とても綺麗な曲なのでぜひやりたい!と思っていたところ、
    楽譜の入手になんと14週間もかかったということです

    ルトスワフスキの名前はオーケストラ曲でも目にすることがありますね。
    2009年11月の定期演奏会では「管弦楽のための協奏曲」を取り上げました。
    (この曲は藤岡さんが作曲者本人に賞賛されたという伝説の曲です
    「3つの断章」は文字通り、3つの短い小品からなる組曲です。
    第1曲〈アレグロ・モデラート〉は、
    ハープのグリッサンド上で、フルートが緊迫感のある旋律を歌い、
    第2曲〈アンダンテ・コン・モート〉は、
    サティのグノシエンヌを思わせるような懐旧的な調べを、
    第3曲〈プレスト〉では、
    フルートが高音域を飛び跳ねるように疾走します。

    フェルデルホフとルトスワフスキ、
    どちらもフルートとハープのために書かれた曲で、
    まだまだ演奏される機会の少ないめずらしい曲なので、
    この機会に、ぜひ、聴いていただきたいです

    今回は、寺澤さんのハープソロもあります
    アッセルマンの「泉」、そしてグリーディの「古いソルツィコ」という2曲。

    アッセルマンは19~20世紀を代表するハーピスト兼作曲家で、
    パリ音楽院の教授を務めるなどフランスのハープ史を礎を作り、
    ハープのための曲も多数残しました。
    この「泉」と題された小品、ハープのソロ曲として名高い曲ですが、
    音のつぶが、ふわ~と舞い上がり、
    泉から清明な水がわき出るイメージがパッと目に浮かぶような、
    ほんとうに美しい曲で、これぞハープ!という1曲です

    グリーディの「古いソルツィコ」、
    「ソルツィコ」とは、作曲家グリーディの生まれ故郷スペイン・バスク地方に
    伝わる舞曲のひとつで、8分の5拍子の変拍子!
    バスク地方って、言語にも特徴がありますし、
    音楽にも独特のリズムがいろいろあって興味深い地域ですね~
    そんなソルツィコのリズムに乗せた3部形式の作品で、
    スペイン系のリズミカルな曲がお好きな方はハマると思います

    コンサートのメインはバッハのフルートソナタ。
    (実は次男のC.P.E.バッハが書いた作品だとも言われています。)
    この時代の曲はもちろん、チェンバロ用に書かれており、
    ふつうはチェンバロかピアノで演奏するのですが、
    今回はこれをハープで演奏します
    沼田いわく「こ~れが、意外によくってねぇ、驚いてますヨォ」とのこと。
    (セリフは沼田節で読んでください

    5月24日の日曜日は、
    車でちょっと遠出して東条文化会館へ、
    または阪急宝塚線でマグノリアホールへ。
    2つの会場で、みなさまのご来場をお待ちしております


    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年5月24日(日)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     沼田 陽一(関西フィル・フルート トップ奏者)
     寺澤 彩(ハープ)
    [プログラム]
     ラヴェル:ハバネラ形式の小品
     フェルデルホフ:ファンタジア
     アッセルマン:泉
     ルトスワフスキ:3つの断章
     ドニゼッティ:ソナタ
     グリーディ:古いソルツィコ
     バッハ:フルートソナタ ト短調
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865


  • 2015.5.13(水)
    関西フィルNews
    チェロの貴公子、パスカルさん登場~!!

    みなさまこんにちは
    台風一過、夏のようですね

    明日本番のいずみホールシリーズ、昨日の練習からチェロの
    オーレリアン・パスカルさんにご参加いただいています。


    IMG_0555

    パスカルさんは現在21歳
    2014年11月、ベルリンのエマニュエル・フォイアマン・グランプリで第1位を受賞された、
    若き新星です

    IMG_0533

    それにしてもなんとまあハンサム・・・
    ギリシャ彫刻のようなお顔立ち・・・(フランス人です)

    IMG_0534

    練習の際、ソリストはオーケストラの方を向いて(お客様側に背中を向けて)
    演奏することがあります。
    そうするとオーケストラにチェロの音が良く聴こえるんですね。
    でも、上の写真の通り、パスカルさんは練習のときも本番と同じ向きで
    演奏されていました。

    「この向きで演奏して、こんなによく響くチェロの音は初めて!!」
    と楽団員がびっくりしていました

    本当に、豊かに幅広く響き渡る音色です
    そして、音色の使い分けが素晴らしいとのこと。
    この骨太の大曲に相応しい豊かなサウンドをいずみホールに
    響かせてくれることでしょう

    練習の合間にちらっと見えた楽器の横顔・・・

    IMG_0568

    おやや!!
    楽器の側面に何か模様が!!
    休憩時間に拝見しました

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    立ち姿も麗しいです・・・。

    IMG_0582

    「1850年に1位を受賞した」とのことがフランス語で書かれて
    いるそうです。美しいですね~
    明日は楽器の側面もチェックしてみてください~。

    ずっとフランス語で楽しそうにおしゃべりをしていたお二人

    IMG_0527

    休憩中には世界初公開と思われるこんな場面が・・・!!

    IMG_0588

    デュメイと弦楽器、何の違和感もありません
    (明日、デュメイはヴァイオリンもチェロも演奏しませんが・・)

    本日、17時までご予約を承っております。
    (関西フィル:06-6577-1381)

    チェロ王子、パスカルさんの骨太のドヴォコン、
    対照的な明るく軽やかなデュメイのベートーヴェン、
    ぜひお楽しみください


  • 2015.5.12(火)
    事務局からのお知らせ
    「4大オーケストラの響演」の様子がテレビ放映されます!!

    みなさまこんにちは!

    デュメイ監督とのドヴォルザークとベートーヴェンの練習、
    着々と進んでおりますが、ここで1つテレビ放送のお知らせです。

    4月22日(水)に開催しました「4大オーケストラの響演」、
    満席のお客様と共に、無事終了することができました
    ありがとうございました

    この公演の、練習から本番にかけての様子を朝日放送さんが
    番組にしてくださり、5月15日(金)深夜に放送されます

    関西地区、6チャンネルABCテレビで放送予定です。ぜひご覧ください。

    ◆放送予定日 
    2015年5月15日(金)深夜25時34分〜(105分番組)
    ABCテレビ

    コンサートの様子を、「ぴあ関西版WEB」に載せていただきました。
    藤岡さんの素晴らしくかっこよい写真を掲載してくださっています。
    一度ご覧くださいませ!
     ↓  ↓  ↓
    ぴあ関西版WEB

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    (写真提供:朝日新聞文化財団)