• 2020.12.28(月)
    公演情報 事務局からのお知らせ
    【出演者変更のお知らせ】1/23(土)ワーグナー特別演奏会

    2020年12月28日

    お客様 各位

    公益財団法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

     

    ワーグナー特別演奏会
    「バリトン歌手変更」のお知らせ

     

    平素より関西フィルの活動にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2021年123日(土)、
    「ワーグナー特別演奏会」に出演を予定しておりました、
    バリトンのミヒャエル・クプファー=ラデツキー氏は、
    新型コロナウイルス変異種の感染拡大により20211月末まで
    外国人の新規入国が禁止されたため、残念ながら来日が
    不可能となりました。

    代わりまして、バリトンの青山 貴 氏が出演いたします。

    ミヒャエル・クプファー=ラデツキー氏の出演を楽しみにお待ち
    頂いていた皆様には、心よりお詫び申し上げます。

    なお、この変更によるチケットの払い戻しはございません。

    本公演は、「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大
    予防ガイドライン」に従った感染予防対策を講じた上で開催致します。

    何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

     

    青山貴 氏 プロフィール


  • 2020.12.26(土)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1226 

     皆さま、こんにちは!
     50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1226

     『関西フィルの「セカンドヴァイオリン」にフォーカス!!!!』と題して、第2ヴァイオリン奏者にのメンバーに焦点を当て紹介するシリーズ、Part3
    今回は、メンバーが目指す今後について
    Part1はこちら
    Part2はこちら

    ここ5年間セカンドは定年退職された方が4名、新たなメンバーが3名と入れ替わりました。楽団創立50年と併せて、これまで歴史を作ってきたメンバーから引き継いでいきたいこと、これから目指したいことなど、メッセージをどうぞ。

     入団して4年目になりますが、私が入ってからセカンドから3名の方が定年退職されました。もっとたくさんの演奏会でご一緒したかったなと心残りはありますが、これからも、セカンドチーム一丸となって更に良い音楽をお客様に届けられるよう、頑張っていきたいと思っております。


     当楽団は創立50周年を迎えました。指揮者団には世界的なヴァイオリニストや日本を代表する名指揮者も名を連ね、後援会企業には関西はおろか、世界有数の企業が親身になって支援していただくようになりました。しかし、私が入団した頃は、楽器運搬の車両の運転や会場にセッティング、楽譜の管理や写譜までも楽員自らしなければならないような、脆弱で明日をも知れない存在でした。その時期に生活苦を顧みず、楽団の存続に尽力した楽団員たちは、あまり良い目を見ることなくひっそりと退団していったように思います。これから我が楽団は関西から世界に向けて発信していくような大きく力強い存在になっていくでしょうが、彼らの作った礎の上にそれらを作り上げていくという思いを、心のどこかに持ちながら次の50年を歩んでいきたいと思います。


     入団して27年目になります。これまでに退職された方々が、このオーケストラでそれぞれの立場にふさわしい演奏生活を全うされたように、この先私自身、自分に出来うる演奏に努めて精進してゆきたいと思います。


     何度かあった楽団の危機を、その都度膨大な時間をかけて話し合い、さまざまなアイデアを活かしながら乗り越えてきました。退職された方々も含めてその原動力は、関西フィルを、音楽的にも、働く環境としても、社会に果たす役割としても、より良くして次の世代に渡していきたいという意志であったように思います。 私は退団まで後数年。かけがえのない存在を感じながら、この素晴らしい仲間と共にセカンドを盛り上げていきたいと思います。関西フィルのことを思ってくださるお客様がたくさんいらっしゃるということ、こんなに心強いことはありません。お気持ちにお応えできるようしっかり励んでいきたいと思います。


     オーケストラを1つの家庭にたとえると、セカンドは「主婦」のような立ち位置だと思います。現代社会では家事、育児に対する男女格差が少しずつ見直されつつありますが、亭主関白なファーストに振り回されながら毎度似たような譜面を淡々とこなし、その苦労の反面、管・打楽器やハープのように演奏後に舞台上で立たされて拍手をもらうことも特別な手当が出ることもなく、なかなか世間から評価される機会の少ないセカンドには世の奥様方と同じような方向性の不遇さがあると思います。でも、私達がいなくなったら困るんでしょう?セカンドには様々な能力が求められますが、他のパートやソリストとしても必要な要素が詰まっていると思います。入団して1年の私は、今日も周りのベテラン達に揉まれながら、終わりなき花嫁修行を続けていきます。


     次はいよいよ最終回
    最終回もお楽しみに

     


  • 2020.12.25(金)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.1225

    <みなさま、メリークリスマス!!

    関西フィル50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.1225です。
    今回は「本業シリーズ」“友の会のススメ(あえてのA席ランク)”。

    来年114()より、関西フィル友の会
    2021年度会員の新規募集がスタートいたします
    そこで今日は、A席のススメとして、
    隠れたおすすめのAランクの座席にスポットをあてて
    ご紹介したいと思います

    関西フィル友の会は、定期演奏会の計10公演を
    お客様専用のお席でお得にお聴きいただける会員制度です。

    S会員・・・お客様専用のS席でお聴きいただきます
     単券だと全10回¥60,000のところ 年会費 ¥35,000 
    A会員・・・お客様専用のA席でお聴きいただきます
     単券だと全10回¥45,500のところ 年会費 ¥28,000 
    B会員・・・お客様専用のB席でお聴きいただきます
     単券だと全10回¥31,000のところ 年会費 ¥24,000 

    定期演奏会以外の主催演奏会の会員割引などの特典もございます。
    友の会案内ページ ⇒ https://kansaiphil.jp/friends/

     

    それでは、スタッフおすすめ座席を順にご紹介いたします

    1)112番、3940

    まずはザ・シンフォニーホール1階、各列1番、40番の両端の
    お席は、座席表では、いっちばん端っこであまり印象が良くないのですが、
    実際座ってみると、舞台の見え方は、
    どこかが欠けるということは無いと思います。


    ↑Q列39番、40番辺りからの眺め

    1階席の真ん中より後ろの1・2番、39・40番、
    この席の知られざる魅力は、音が良いことだと思います!!
    (個人的見解ですが)
    すぐ後ろが壁なので、音が集まってくる感じです♪
    (しかもなんだか反響が良さそうなツルツルの壁)

    1階席で、あまり舞台も欠けず音が良い、
    しかもA席ランク!!隠れた名席だと思います

    そして、新幹線や飛行機で窓側の席を選ぶ方…!
    1番と40番は壁沿いなので、めっちゃ落ち着きますよ~

     

    2)2AA列9番、DD18

    A席にしてまさに目玉席
    2階席正面というこの響きのステイタス

    AA9番は端っこですが、2階席最前列で
    舞台も近いですし、全体を見渡せます。
    2階席は、やはりオーケストラ演奏の全体像、
    響きの輪郭がよくわかりますね~

     
    ↑AA列9番からの眺め

     
    ↑DD列18番からの眺め 

    第九公演ではどちらもSランクのお席になるのですが、
    A会員としてご入会いただけるので通常のA席の会員様より
    更にちょっぴりお得です

     

    3)2RBブロック

    舞台の真横の2階席ですね。
    指揮者とオーケストラ楽団員の“演奏以外の表情”も
    お楽しみいただけるお席です。

    金管楽器奏者は、長い待ち時間があることがありますが、
    待ち時間の後、おもむろに楽器の準備を始める姿や、
    木管楽器奏者がとても短い間に猛スピードで
    楽器のクリーニングをやり遂げたり、
    演奏者の演奏以外の表情も興味深いところです

    演奏後には、
    お互いを称え合って奏者同士で握手をしたり(今はできませんが)、
    緊張から解放された満面の笑顔でほっとしていたりと、
    演奏中の姿とのギャップに萌えること間違いなし!

    そしてもちろん、指揮者の表情からも音楽を感じていただける席ですよ。
    顔の表情、指揮棒の動き、腕での表現、を結構近くで見ていただけるので、
    より一層音楽の動き・作り方を、
    目を通してお分かりいただけるのではないでしょうか

    演奏直前や各楽章間に、指揮者が楽団員とアイコンタクトを
    取っていたり、汗を拭いたり、そんな様子もお楽しみください


    ↑RB列5番からの眺め

     

    5)2LDRDブロック

    最後に紹介するのはS席なのですが
    LD、RDブロックは“貴賓席”という扱い、
    ということを聞いたことがあります。 

    昔、ザ・シンフォニーホールに勤めていた知り合いによると、
    SPが付くような有名な方がいらっしゃった時などは、
    その方が立ち上がった時に舞台や他の客席から見えやすく、
    また、席のすぐ後ろが扉で出入りしやすいこと、
    などの理由から貴賓席としての扱いがあったとのこと。

    元総理大臣が座られたこともあるそうです~

    他の座席と違い、高級感あるビロードのような素材の座面で
    床は板ではなくカーペットです

    今まではLDブロックは友の会のお席に設定していなかったのですが、
    2021年度は数席ご用意いたしました


    ↑LD列6番からの眺め

     


    今回ご紹介したお席は、もちろん
    2021年度の友の会座席に設定されております

    お申込み期間
     2021年1月14日(木)10:00~2021年3月19日(金)17:00
    関西フィル事務局 06-6577-1381

    良いお席は早いもの勝ち!お申込みお待ちしております

    それではまた、次の”5”の付く日にお会いしましょう!
    よいお年を


  • 2020.12.24(木)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    関西フィル事務局、年末年始休業のお知らせ

    みなさま、こんにちは
    今年も残すところ、あと一週間となりました

    新型コロナの影響で、たくさんの公演を見送ることになり
    お客様へ十分に音楽をお届けできなかったこと、悔いは残りますが、
    開催されたコンサートにご来場くださったお客様、関係者の皆様の
    ご尽力と温かいご支援あって
    本年を終えられますこと、
    心より御礼申し上げます。

    年末年始は、
    27日(日)「メイシアター開館35周年記念ウィンターコンサート」で弾き納め、
    1月9日(土)「21世紀の新世界」で新年弾き初めです

     

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    さて誠に勝手ながら、関西フィル事務局は
    12/27(日)~1/5(火)の期間、冬季休業とさせていただきます。
    (12/26(土)は通常どおり10:00~16:00の営業です。)

    1/6(水)10:00より通常営業を開始いたします。
    ご不便をおかけしますが、ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

    尚、上記期間中もオンラインでのチケットご予約は承っておりますpic.よつば
    関西フィルWebチケット https://yyk1.ka-ruku.com/kansaiphil-s/

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    2021年も、たくさんの演奏会でお会いできることを
    楽しみにしております!
    それではみなさま、良いお年をお迎えくださいませ


  • 2020.12.23(水)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1223

    皆さま、こんにちは!
     50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1223
    今回は、チェロ奏者、分藤美紀子からのメッセージをお届けします。

     

     こんにちは、チェロパートの分藤です。
    12月も半ばとなりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
    2020年は関西フィルが50周年を迎える年として公演・イベント等いろいろと準備されており、それを楽しみにしてくださっていたお客様も多くいらっしゃったと思います。
     
    新型コロナ感染症の影響から、残念ながらそれらの催しの中止や内容変更を余儀なくされてしまいましたが、そのような状況下においても変わらず応援してくださったお客様や理事企業の皆さまに心からお礼を申し上げます。

     2020年は公私ともにトラブル続きの大変な年でしたが、今思い返せば私にとってはとても貴重な 忘れられない一年間でした。
    私事で恐縮なのですが、私は昨年末に少しばかり深刻な病気が見つかり、今年の年明け早々に手術となりました。
     術後の痛みを抱えながら身体と楽器演奏のリハビリを終え、3月中旬には職場復帰する予定でしたが、その頃から新型コロナ感染症の影響で公演中止の本番が相次ぎ、職場復帰かなわぬまま数か月を過ごすこととなりました。
    政府の外出自粛要請もあり、同じ関西フィルの楽員である夫と二人で自宅にこもる日々が続き、この時は楽器演奏のための通常の基礎練習に加え、夫との二重奏やこれまで弾いたことのない独奏曲にトライしたりと、二人で学生時代の合宿を彷彿とさせるような毎日を送っていました。
     
    一日の多くの時間を自身の楽器練習に費やすことができたということは、練習量という一面だけを考えれば仕事に追わることなく自分を磨くまたとない機会だったとも言えなくはないのですが、このような長い期間公開演奏の機会が全く無くなってしまうことに対するとまどいと、「今のような状況下において、私たちのような職種は必要とされてはいないのではないか」という不安な気持ちを抱えながらの毎日でした。

     そして6月の定期公演、待ちに待った演奏活動の再開です。 
    私にとって半年ぶりのステージであったこの演奏会の感動を、私はこれからも決して忘れることができないでしょう。

     感染に対する不安を感じる方も多くいらっしゃったであろう中、当日ホールへ足を運んでくださったお客様への感謝の気持ち、そしてステージに立ち演奏するという喜びと高揚感! 私たち演奏家にとって日々の練習の積み重ねは欠かせないものですが、自宅でただ練習のみを繰り返しているだけでは得られないものがあります。

     ホールでお客様と同じ空間を共有しながら演奏すること、それが生演奏の素晴らしいところであり、まさしく私たち演奏家はお客様に育てていただいているのだと、演奏後に拍手をいただきながら改めて実感しました。

     治療のためもうしばらくは通院しながらの演奏活動ですが、この経験を忘れず何気ない日常の中にこそある幸せに感謝しながら、これからも良い演奏をお送りできるよう心がけていきたいと思います。
     
    コロナ禍において関西フィルは大きな打撃を受けましたが、これを乗り切りさらなる飛躍が待っていると信じています。そして、音楽という存在が皆様にいつも寄り添い、癒しや勇気を感じさせることのできるものであってほしい、また、そのための関西フィルでありたいと思っています。

     どうぞこれからも関西フィルをよろしくお願いいたします。
     

    チェロ奏者 分藤(徳岡)美紀子

     


  • 2020.12.17(木)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1217

     皆さま、こんにちは!
     50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1217
    今回は、ヴィオラ奏者、山本知資とホルン奏者、林田優惟からのメッセージをお届けします。

     

     いつも応援して下さって有難うございます。
    楽団創立50周年を迎えることが出来ましたことを心より感謝しております。

     私は辻久子さんのリサイタルを聴いて感動したのがきっかけでヴァイオリンを始めました。それからさらに音楽が好きになり、オーケストラの迫力ある演奏に感動したことを鮮明に覚えています。その感動をお伝え出来たらとの思いが演奏家としての原動力になっていると思っています。

     私が入団したのは1999年。当時は任意団体で経営状況も厳しく存続していけるのか不安が常にある中、音楽に真摯に取り組んで来ました。そして支えて下さる皆様のおかげで念願の公益財団法人となる事が出来ました。

     更なる飛躍となる筈だった今年、新型ウィルスの出現により世界中が混乱しています。辛く悲しいニュースに胸を痛め、音楽家としての意味を考え、何をすべきかわからない時間を過ごしました。演奏会はまだ少ないですが今しか出来ないことをやろうと思い、練習や勉強にじっくり取り組んでいます。

    こんな時だからこそ音楽が必要だと言ってくださる方々の言葉が励みになっています。冬を迎えこれから感染が広がるかも知れません。しかし歴史を振り返ると人類は何度も未知なるウィルスを克服、共存して来ました。

     皆様が安心して演奏会にご来場していただける日が来ることを信じています。
    これからも音楽の素晴らしさをお伝えし、皆様のお心に寄り添えるオーケストラで有るように精進していきますので今後ともよろしくお願い致します。

    ヴィオラ奏者 山本 知資

                           

     いつも関西フィルを応援くださっている皆様、本当にありがとうございます。ホルンの林田優惟です。 

     去年の12月末に本採用が決まったこともあり、4月から始まる50周年が、自分にとって新たなスタート地点のような、とてもワクワクした気持ちで、楽しみにしていました。ところがコロナの影響により、まさかの経験したことのない試練のスタートとなりました。家にただステイホームすることしかできず、あまりの自分の無力さに落ち込んだ時もありましたが、生の音楽がいかにかけがえのないものかを、改めて強く感じた日々でもありました。

     そのかけがえのない瞬間に音楽家として関わることができているのは、いつも応援してくださる皆様、ご支援くださる皆様あってこそです。本当に本当にありがとうございます!!!音楽は、喜怒哀楽という表現では足りないくらい、もっと言葉にできないようないろんな感情を持つ、私たち人間の心に寄り添い、心を震わせてくれるものであると思っています。生で聴く音楽は、その力がもっともっと強いと感じます。まるで全身の細胞一つ一つで聴いているかのように。

      音楽に完璧はないと言われますが、音楽家としてその究極に出会うために、また、それをお客様に聴いていただけるように、日々貪欲に音楽と向き合って、追い求めていきたいと思っています。

    ホルン奏者 林田 優惟

     


  • 2020.12.17(木)
    関西フィルNews その他
    ラジオ放送のお知らせです!

    ラジオ放送のお知らせです!
    2020年12月20日(日)19:20〜20:20
    NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
    番組サイト
    シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調 D.944 「ザ・グレイト」
    指揮:山下一史
    (2020年11月20日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第315回定期演奏会より)
    今年最後のお楽しみ...どうぞお聴き逃しなく!


  • 2020.12.16(水)
    公演情報 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    【出演者変更のお知らせ】1/23(土)ワーグナー特別演奏会

    2020年12月16日

    お客様 各位

    公益財団法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

     

    ワーグナー特別演奏会
    「ソプラノ歌手変更」のお知らせ

     

    平素より関西フィルの活動にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2021年123日(土)、
    「ワーグナー特別演奏会」に出演を予定しておりました、
    ソプラノのリカルダ・メルベート氏は、新型コロナウイルス感染症に
    関わる入国制限のため来日が困難となり、残念ながら
    降板することとなりました。

    代わりまして、メゾ・ソプラノの池田香織氏が出演いたします。

     

    リカルダ・メルベート氏の出演を楽しみにお待ち頂いていた皆様には、
    心よりお詫び申し上げます。

    なお、この変更によるチケットの払い戻しはございません。

    本公演は、「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大
    予防ガイドライン」に従った感染予防対策を講じた上で開催致します。

    何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

     

    池田 香織 氏 プロフィール

     


  • 2020.12.15(火)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.1215

    みなさまこんにちは。

    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.1215です。
    今回は、事務局スタッフの“つれづれシリーズ”『ああ、第九』編♪

     1212日(土)の第九特別演奏会にお越しいただいたお客様、
    本当にありがとうございました。
    皆様のご協力・ご支援をいただき、
    なんとか無事開催することができました。
    心より感謝申し上げます。

    その年によって増減はありますが、
    毎年、第九公演は12月を中心に6公演~8公演、
    多ければそれ以上、出演させていただいています。
    すなわち、ベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」全楽章を、
    この回数演奏しているのです。
    年間を通してこれだけの回数演奏する交響曲は、
    「第九」のみでしょう

     

    事務局側として、
    第九は出演者が多いので、準備・確認することがたくさんあります。
    事務局スタッフとしても、第九に向けての準備・現場対応を
    この回数繰り返すことになります

     

    ベートーヴェンの第九、
    人類の遺産とも言える素晴らしい芸術作品です

    が、、、様々な準備・本番当日の対応を繰り返す度に、
    事務局スタッフの、時系列に沿って変化する心境が、
    第九の音楽に結び付いてくるのです~。
    音楽版パブロフの犬

     

    第九公演では、終日、大勢の出演者に
    どれだけスムーズにスケジュール通りに動いてもらうかが、
    大きなカギになります。

    【2019年第九特別演奏会】

    そんな中でも特に、
    本番中の2楽章から3楽章にかけては大きな山です。
    舞台上の広さ・設備によって流れは変わってきますが、
    2楽章終わり(2楽章と3楽章の間)で、ソリスト4人・合唱団さんが
    舞台上に出ていくという一大イベントがあるのです。 
    (1楽章から合唱団さんが舞台上で待機される場合もあります)

    合唱団さんの皆さんに、
    「では、〇時〇分頃には舞台袖に並び終えていただけますか」
    と事務局からお願いすることがあるのですが、
    お伝えした時間が少し早く、寒い舞台袖で合唱団の皆さんに
    立ったままお待ちいただいている状況になると、
    とても心苦しい気持ちになります。。

    合唱団さんには、もちろん本番が始まるより前にスタンバイ時間を
    お伝えします。
    2楽章終わりのタイミングを見極めるには、
    開演時刻からチューニング、序曲の音が出るまでの時間、
    序曲終わりの時間、その後拍手があって、
    演奏者の出ハケ・チューニング、で、第1楽章が始まって、
    と最初から積み重ねて考えていきます。
    本番が始まってからこの机上の空論プランにズレが生じてくると、
    どんどん手汗が。。。

    そして2楽章はテンポが速めで繰り返しが多い!
    少し他のスタッフと確認作業をしていると、
    あっという間に曲の中で迷子に
    2楽章終わりのタイミングを確実に把握しておきたいのに…!!

    なので、何か1つか2つ、不安材料が重なってしまうと、
    2楽章の音楽に煽られ、もう事務局スタッフの心境はカオス

    2楽章終わりで、ソリスト4人・合唱団さんを無事舞台上に送り出し、
    その後に聴こえてくる第3楽章、
    これほど事務局スタッフの心に寄り添ってくれる音楽が
    他にあるでしょうか

    この心の平安の中、舞台袖で聴く3楽章・歓喜の4楽章は
    何回聴いても格別です。

     

     第九の演奏会は、
    何かの序曲(または短い曲)+ 第九
    というプログラムで構成されることが多く、この序曲の選曲にも
    結構事務局スタッフは悩みます。
    (ここにはまた複雑な事務局スタッフの心境が反映される)

     

    ベートーヴェン作曲の序曲の中で、
    特に演奏する機会が多いのは、

    「フィデリオ」序曲
    「コリオラン」序曲
    「レオノーレ」序曲2番・3
    「エグモント」序曲

     などでしょうか。

     この序曲を演奏している最中は、ソリストも、合唱団も、
    打楽器奏者も、曲によっては各種管楽器奏者も舞台上には
    出ておらず、それぞれスタンバイが完了しているか、
    ドキドキしながら舞台袖をウロウロ

    (大丈夫?大丈夫?みんないるよね?)
    (寒い。。)
    (あと何分で序曲終わる?)
    (は~、年末)
    (あのパートの奏者がまだ舞台袖に来てない!)
    (結局お昼ご飯食べられなかった…)

     などと色々なことに思いを馳せています。
    この地に足付かない感じが、いつどこでどの序曲を聴いても
    蘇ってくるのです!!

    【2019年、「命名祝日」序曲】

     まとめると、
    「ベートーヴェンの序曲は何を聴いても年末のそわそわした気分になる」。

     

     そんな序曲の中、最近、イメージが変わった序曲として
    レオノーレ序曲第3番があります。

     2018年に、新国立劇場の「フィデリオ」を
    見に行かせていただきました。
    関西フィル桂冠名誉指揮者、飯守泰次郎さんの
    新国立劇場オペラ芸術監督在任期間最後のオペラでした。
    「フィデリオ」の本編の中、レオノーレ序曲第3番が演奏されるのですが、
    この間に舞台上で起こった事、あまりの衝撃に凍り付く客席…。
    音楽は、とても華やかなレオノーレ序曲が鳴り続けています。
    この時の雰囲気は一生忘れることはないでしょう。

     先日、NHK「オーケストラでつなぐ希望のシンフォニー」で
    九州交響楽団さんのレオノーレ序曲第3番を聴いた時、
    「フィデリオ」の衝撃的な場面が蘇ってきて、この印象無くして
    レオノーレ第3番を素直に聴けることはもうないだろうな、
    と思いました。

     オペラにおける演出の重要性、
    既存のオペラをここまで深く掘り下げる演出の深遠さ、
    ある意味、音楽で人の心を支配できてしまうということ、
    などを色々考える機会となりました

     

     “第九”の話から少し逸れてしまいましたが、今月、
    もう1公演第九を演奏させていただきます

     本当に長くお付き合いさせていただいている
    神戸フロイデ合唱団さんの第九演奏会です
    1223日(水)に兵庫県立芸術文化センターにて、
    きっちりと感染防止対策をされて開催されます。

     【神戸フロイデ合唱団HP】

    コロナで終わってしまう2020年、
    第九演奏会に出演できることを心から感謝しながら、
    あまりバタバタしなくて良いように、
    練習・本番に向けて準備をしたいと思います。

     では皆さん、また“5”の付く日にお会いしましょう!!


  • 2020.12.14(月)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ その他
    NHK-FM「リサイタル・パッシオ」公開収録~オーボエ佛田明希子が出演します。(応募締切間近)

    皆さん、こんにちは。

    来年113()NHK大阪ホールで行われます、
    NHK-FM「リサイタル・パッシオ」公開収録に、
    佛田明希子(オーボエtop奏者)が出演致します。

    現在、観覧募集が行われておりますので、
    以下のイベント詳細・申込サイトより「申込フォーム」へ入って頂き、是非ご応募ください。

    イベント詳細・申込

    ご応募締め切りは、12月17日(木)正午です。
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