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  • 2015.7.15(水)
    関西フィルNews
    イギリスの品格とユーモア・・・!!

    みなさまこんにちは
    いよいよ夏らしくなってきましたね!!

    こんな、じめじめむしむしした日常には、清涼感溢れる明日の
    定期演奏会がぴったり

    イギリスの巨匠、エルガーとウォルトンを組み合わせた英国音楽の夕べです。
    指揮は、イギリス音楽に深い理解と愛情を持っていらっしゃる秋山和慶さん。

    秋山さんとは、川西市文化・スポーツ振興財団さん主催の演奏会や邦人作品を
    取り上げた演奏会で何度もご一緒させていただいていますが、なんと、
    定期演奏会にご出演いただくのは初めてです

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    「威風堂々第1番」や「愛のあいさつ」があまりに有名なエルガー。
    やはりその他の曲にもあのエルガーならではの気高さや品格、雄大さ、
    優しさが脈打っています。

    そんなエルガーの作品から、「コケイン」序曲と交響曲第1番を取り上げます。

    フランス語で”理想郷”をあらわす言葉に由来している「コケイン」、
    ロンドンの異名として使われていた時代もあったそうです。
    「威風堂々第1番」にも通じる壮麗さと活気に溢れています

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    そしてメインの交響曲第1番、第1楽章最初には「高貴に、かつ素朴に」という指定が。
    まさにエルガーを表現するような言葉ですね
    この言葉通りの冒頭の旋律が、この交響曲全体を通して印象的に
    使われています。

    さわさわとせわしなく始まり、勇壮なイメージも残す第2楽章から
    切れ目なく次の楽章に移ります。
    第3楽章、イギリスの田園風景を彷彿とさせる息の長いフレーズが
    あまりに美しい楽章です。

    そして第4楽章で、1楽章冒頭の旋律が壮麗に戻ってきた時には
    心が震えますよ

    上記2つの作品の間に、エルガーと並んでイギリスを代表する作曲家、
    ウォルトンの「ファサード」組曲を演奏します。
    ウォルトンの親友の妹、イーディス・シットウェルの詩の朗読の
    ために作曲されました。

    この作品、音楽と詩の朗読を交互にして演奏するのではなく、
    譜面の中に「VOICE」というパートがあり、言葉も音楽の中に
    組み込まれて一緒に進行していくという形だったようです。

    この形で上演された時は小さな室内楽編成でしたが、ウォルトンが
    朗読無しで演奏する形にも編曲していて、今回はこの管弦楽バージョンで
    演奏します。

    11曲の小品から成っているのですが、1曲1曲がものすごく
    魅力的で個性的です
    ファンファーレ、ワルツ、タンゴ、スイスのヨーデル、カントリー・ダンス、ポルカ、
    タランテラなどなど・・・。これを見ただけでもワクワクしてきませんか

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    各曲が2~3分の長さで、秋山さんの的確で鋭い指揮棒によって
    次から次へと繰り広げられます
    ”スイスのヨーデル”では、スイスの英雄、ウィリアム・テルのパロディも出てきますよ。

    ”韻”を踏んだ詩にふさわしく、音楽もリズミカルな要素で溢れかえって
    います


    透明ですっきり、しゃっきり、エアコンの”ドライ”機能のような明日の
    プログラム、この季節ならではです
    ぜひお楽しみくださいませ

    台風が近づいていますが、今のところ開催する予定です。
    明日は17時45分から当日券を発売いたします。

    【関西フィル267回定期演奏会】

    [日時]2015年7月16日(木)19:00開演 (18:00開場)
    18:40~ 指揮:秋山和慶によるプレトーク開催!

    [出演]指揮:秋山 和慶

    [プログラム]

    ◆エルガー:「コケイン」序曲 作品40
    ◆ウォルトン:「ファサード」第1&第2組曲
    ◆エルガー:交響曲第1番 変イ長調 作品55

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

    入場料:S席¥6,000/A席¥4,500/B席¥3,000/C席¥2,000/
    学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。

    関西フィルハーモニー管弦楽団
    06-6577-1381


  • 2015.7.11(土)
    関西フィルNews
    7月のマグノリアコンサート

    みなさまこんにちは
    ここ数日はムンムン蒸し蒸しの日が続いていますが、
    そういえば梅雨は明けたのでしょうか

    月に1回、関西フィルメンバーが出演させていただいている
    室内楽のコンサートシリーズ「マグノリア・サロンコンサート」
    7月は、みなさまお待ちかねのルーキーがマグノリアコンサートに初登場
    ヴァイオリンの野口まつのです
    試用期間を経て、2014年10月に正式メンバーとなりました

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    共演はピアノの掛川遼平さん。
    ふたりは愛知県立芸術大学での先輩・後輩の間柄
    野口にとって掛川さんは、学生時代からずっと信頼を寄せる先輩ピアニストで、
    試験や選考会、リサイタルなど、何度も共演をお願いしたきた方なのだそうです

    気心知れたコンビでお届けする今回のマグノリアコンサートは、
    ヴァイオリン&ピアノで“がっつり”聴いていただくプログラム


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    「ちょっと詰め込みすぎちゃったかな…」と、こぼす野口。
    「弾きたい曲を選んで、気づいたらこうなってたんです。」とのこと。

    そんな詰め込みすぎちゃったプログラムは、
    シューベルト、モーツァルト、ウィニアフスキーに加えて、無伴奏のイザイ。

    「明るい曲が好きで、イザイ以外は全部『長調』の曲なんです。
    特にウィニアフスキーは自分に合ってるかな~と思います。」

    ウィニアフスキー。みなさまご存じですか?

    HenrykWieniawski

    こんな人です。

    「ヴィエニャフスキ」とか「ヴィエニアフスキー」など、様々な表記があります。
    ポーランドの作曲家・ヴァイオリニストで、
    イタリアのパガニーニ、スペインのサラサーテと並んで、
    「19世紀の三大ヴァイオリニスト」と称されています
    あるいは「ヴァイオリンのショパン」とも
    ショパンと同じく、マズルカやポロネーズなどのポーランド独特のリズムが
    作曲に取り入れられていて、たしかに、どことなく、
    ショパンの曲に通ずるものがあります。

    今回のプログラム「華麗なるポロネーズ 第2番」も、
    タイトル通り、とっても華やかで、
    ヴァイオリンならではの技巧に富んでいます。


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    「関西フィルに入って、ずっとひたすらオーケストラの曲を取り組んできましたけど、
    今回ひさしぶりにヴァイオリンの室内楽曲に向き合って、
    とても新鮮な気持ちで練習できています。
    オーケストラでは出てこない演奏技巧などもあって、
    室内楽のコンサートでは、そういうところも是非みていただきたいです。」

    練習にも気合が入ります

    コンサートは7月20日(月)、海の日の14時開演です
    マグノリアホールは通常は月曜日が休館ですが、
    祝日のため開館しています。

    野口まつのの、マグノリアデビュー、
    たくさんのお客様のご来場をお待ちしております

    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年7月20日(月・祝)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     野口 まつの(関西フィル・ヴァイオリン奏者)
     掛川 遼平(ピアノ)
    [プログラム]
     シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 D.574
      イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第4番 作品27
     モーツァルト(クライスラー編):ロンド ト長調(ハフナーセレナーデより)KV.250
      ウィニアフスキー:華麗なるポロネーズ第2番 イ長調 作品21
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865


  • 2015.7.10(金)
    関西フィルNews
    ラジオ放送のお知らせです!
    ラジオ放送のお知らせです♪
    2015年7月12日(日)19:20~20:20
    NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
    ◎シベリウス:交響曲第4番 イ短調 作品63(全曲)
    指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
    管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
    (以上、2014年10月10日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第260回定期演奏会より)
    どうぞお聴き逃しなく!

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  • 2015.7.2(木)
    関西フィルNews
    ヨーロッパ公演の思い出。

    みなさまこんにちは

    ヨーロッパ公演からあっという間に1ヶ月が経とうとしています。

    帰国してすぐに定期演奏会、時差ボケと必死に戦った日々がついこの前の
    ようです。。。
    (幸いにも日本の午後からの練習時間帯は、ヨーロッパの朝の時間帯なので
    練習に支障は無かったのですが・・・)

    旅行中、Facebookで色々写真をご紹介していましたが、
    まだまだご紹介できていない物もありまして、楽団員の感想も
    含めてご紹介したいと思います

    事務局撮影の写真と、楽団員提供の写真でご案内します。

    【5月27日(水)】スイスのモントルーに宿泊
    素晴らしく美しいレマン湖のほとりに1泊しました。

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    写真提供:徳岡裕紀(ファーストヴァイオリン)

    ホテルの近くにはシヨン城というお城がありました。

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    写真提供:徳岡裕紀(ファーストヴァイオリン)

    このお城、ビル・エヴァンスの中期の傑作と言われている
    「モントルー・ジャズ・フェスティバル」というCDのジャケット写真に
    使われているのです。

     ↓ この角度がビル・エヴァンスのCDジャケットと同じ角度の写真です

    梅ちゃん提供シヨン城-1

    写真提供:梅本貴子(クラリネット)

    お城の左側が少し工事中。

    ここは、世界最大級のジャズフェスティバル、
    「モントルー・ジャズ・フェスティバル」が毎年開催されている
    有名な街ですね

    そしてもう1つ、モントルーは伝説のロックバンド、クイーンのヴォーカルの
    フレディ・マーキュリーが晩年を過ごした街でもあります。

    レマン湖のそばにはフレディ・マーキュリーの銅像がありました。

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    これは銅像の後ろから撮影した写真です。
    銅像のマーキュリーは、湖に向かって立っています。
    この光景!!クイーンの最後のオリジナルアルバム、
    「メイド・イン・ヘヴン」のジャケットと同じではないですか

    フレディ・マーキュリーはモントルーの街を大変気に入り、
    マンションとスタジオを購入、最後のアルバムのため作曲をした
    そうです。

    後ろ姿だけではマーキュリー様に失礼なのでお顔も・・・。

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    移動の途中の1泊だけでしたが、音楽と深い繋がりがあるモントルー
    は強く心に残りました。
    多くの楽団員が「きちんと観光でゆっくり来たい!!」と言っていました

    この辺りで楽団員の感想を。
    旅行中から多く聴かれたのは弦楽器の変化についてでした。

    ・私が手に入れてから初めてイタリアの会場で楽器を演奏したが、
     楽器が格別の鳴り・響きをしていることを明らかに感じることができた。
    (イタリア製のヴァイオリンを持っている奏者の感想)
    ・乾燥していたので、日が経つにつれパリッとした良い響きになっていった。

    ・日本より楽に楽器を響かせることができた。

    ・楽器の乾燥した鳴りが素晴らしかった。

    ヨーロッパでの楽器の響きのイメージを求めて、日々精進して参ります

    写真・楽団員の感想共に一度ではご紹介しきれないので、
    また順番にブログにアップしていきたいと思います。
    お 楽しみに~


  • 2015.6.20(土)
    関西フィルNews
    フルート四重奏曲をマグノリアホールで

    みなさま、こんにちは。
    ヨーロッパから帰国してしばらくは時差ボケに悩むメンバーもいましたが
    すっかり通常運転の関西フィルです
    そして今月も通常運転で、マグノリアコンサートがございます

    阪急電鉄さんとマグノリアホールさんの多大なご支援により
    月に1回、関西フィルのメンバーが出演させていただいている
    室内楽のコンサートシリーズ「マグノリア・サロン・コンサート」
    6月はフルートの沼田陽一と、チェロの大町剛が出演させていただきます

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    練習場の廊下でパチリ
    沼田&大町のコンビは、2012年2月以来で、約3年ぶりです

    沼田は5月に引き続き、2か月連チャンで出演させていただきます
    先月ご来場くださったみなさま、今月もよろしくお願いいたします

    (実は過去にも1人だけ、2か月連続出演したメンバーがいます。
    誰だかお分かりになる方は、相当な関西フィルマニアですね

    今回の共演者は、前回2012年に引き続き、
    ヴァイオリンのチプリアン・マリネスクさん。

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    そして、ヴィオラには紅一点で土井茉莉さん。


    土井茉莉写真

    今回のプログラムは、題して
    「モーツァルト フルート四重奏曲・全曲演奏」

    「フルート四重奏」? フルート4人で演奏するのかな?
    と思ってしまいますが、そのフルート四重奏ではなくて、
    ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、そしてフルート、の編成によるカルテットです。
    室内楽の世界はややこしいです

    モーツァルトが残したフルート四重奏曲は全部で4曲。
    第1番ニ長調K285
    第2番ト長調K285a
    第3番ハ長調K285b
    第4番イ長調K298

    中でも、第1番ニ長調K285は名曲・傑作として知られ、
    フルート奏者が避けて通れない重要レパートリーです。

    モーツァルトと言えば、明るく快活で屈託のない長調の音楽と、
    メランコリックで独特の憂いに満ちた短調の音楽、
    相反する特徴を合わせ持つのが、モーツァルトの魅力だと言われます。
    このフルート四重奏曲第1番ニ長調では、
    そんなモーツァルトの二面性がしっかりと感じ取れる構成になっていて
    第1楽章ニ長調と、第2楽章ロ短調のアダージョ、
    そして切れ目なく続く第3楽章のニ長調ロンド、
    明・暗・明の対比がすばらしく味わい深い1曲です

    加えて、フルートはもともとニ長調を得意とする楽器ですから、
    第1楽章のメロディでは、フルートの魅力全開です
    ちなみに、モーツァルトはフルートが嫌いだったと言われているそうです
    嫌いな楽器なのに、こんなにもフルートらしい曲が書けるわけですから、
    やっぱりモーツァルトは天才ですね

    フルートのことばかりお伝えしていますが、
    フルートを支える弦楽器群の活躍にもぜひご注目ください。
    メランコリックな第2楽章は、全編ピチカートによる演奏で、
    メロディの空間を広げます。弦楽器ならではの表現ですね

    残る3つの四重奏曲も、第1番ほどに有名ではありませんが、
    それぞれにモーツァルトらしさを感じていただける曲だと思います。
    この4つを、第2番→第1番→第3番→第4番の順に演奏する予定です。
    4曲を一度に聞く機会はなかなかありませんので、この機会にぜひ、
    モーツァルトワールドにどっぷり浸っていただければ幸いです

    そして、この4曲をいっぺんに演奏する機会もめったにありませんので、
    沼田番長、「まァた大変なプログラムになりましたよォ。
    ひとつ、よろしくお願いしまっす」と、気合を入れて、
    みなさまのご来場をお待ちしています


    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年6月27日(土)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     沼田 陽一(関西フィル・フルート トップ奏者)
     大町 剛(関西フィル・チェロ奏者)
     チプリアン・マリネスク(ヴァイオリン)
     土井 茉莉(ヴィオラ)
    [プログラム]
     モーツァルト:フルート四重奏曲 全曲 
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865

    撮影前のひとこま

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    「なにやってるんすか~?」

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    「え?これなんの撮影?マグノリア?」