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2021年 3月

  • 2021.3.17(水)
    公演情報 事務局からのお知らせ
    【出演者・曲目変更のお知らせ】4/29(木・祝)第318回定期演奏会

    2021年3月17日

    お客様 各位

    公益財団法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

    関西フィル第318回定期演奏会
    「出演者・曲目変更」のお知らせ

    平素より関西フィルの活動にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2021年4月29日(木・祝)「関西フィル第318回定期演奏会」に出演を予定しておりましたジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)は、新型コロナウイルス感染症に関わる入国制限のため、出演が困難となりました。公演を楽しみにお待ち頂いておりました皆様には心よりお詫び申し上げます。

    本公演は出演者を変更し、「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に従った感染予防対策を講じた上で開催予定です。
    変更後の公演内容は次の通りです。

    ◆第318回定期演奏会
    [日時]2021年4月29日(木・祝)14:00開演
    [会場]ザ・シンフォニーホール
    [指揮]藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
    [独奏]長谷川陽子(チェロ)
    [曲目]
     田中カレン:ローズ・アブソリュート
     田中カレン:アーバン・プレイヤー(都会の祈り)~チェロとオーケストラのための
     ショスタコーヴィチ:交響曲第12番 ニ短調 作品112 「1917年」 ※以上3曲

    なお、4月5日(月)午前10時00分よりチケット発売を開始致します。

    お客様におかれましては、以下の感染予防対策へのご協力をお願い致します。

    当日体調にご不安のある方はくれぐれもご無理なさらないようお願い致します。事前の払い戻しは致しかねますのでご容赦下さい。

    1 来場時に検温させて頂きます。次の条件に該当する方は入場をお断りさせて頂きますのでご了承下さい。当日入場をお断りした場合は、チケット代金の払い戻しを承ります。

    ①検温の結果、37.5℃以上の発熱がある。
    ②咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある。
    ③新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある。
    ④過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴、及び当該在住者との濃厚接触がある。

    ※入場までにお時間がかかることが予想されますので、時間に十分な余裕を持ってお越し下さい。

    2 開演前、休憩時間の際は、極力会話を避けるようご協力をお願い致します。
    3 スタッフは全員、マスクを着用致します。
    4 お客様におかれましても入場時の手指消毒、マスク着用なきご入場はお断り致します。マスクのご用意は致しかねますのでご容赦下さい。
    5 カフェ・ショップ・プレイガイドは当面の間休止させて頂きます。
    6 「ブラボー」等の掛け声は禁止とさせて頂きます。また、楽章間での咳払いは、できるだけお控え頂きますようにお願い致します。
    7 クロークは閉鎖させて頂きます。
    8 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA※)をご利用頂きますようお願い致します。
    ※COVID-19 Contact Confirming Application
    「ザ・シンフォニーホールからご来場のお客様へのお願い」も併せてご確認下さい。
    http://www.symphonyhall.jp/

    なお、舞台での対応は以下の通りです。
    1 全ての出演者・スタッフの体調チェックは万全を期します。(検温、体調管理等)
    2 出演者は可能な限りマスクを装着致します。
    3 管楽器の唾(水分)は使い捨ての給水の良い紙等で処理致します。

    上記は3月17日現在の対応であり、今後の状況においては変更させて頂く場合がございます。今後とも関西フィルへのご支援を賜りますようお願い申し上げます。


  • 2021.3.15(月)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.0315

    みなさまこんにちは!

    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.0315です。

    36日(土)に、門真市への引っ越しが完了しました~
    アート引越センターの皆様には色々とご迷惑をおかけしてしまいましたが、
    本当にお世話になりありがとうございました!

    今回は引っ越しにまつわる“つれづれシリーズ”。
    事務局の引っ越し作業中、このような時でないと見られない光景が
    いくつかありましたのでご紹介しようと思います。

    世の中はどんどん「デジタル化」が進んでいますが、
    オーケストラ界はなかなかデジタル化が進まず、
    関西フィル事務局も紙だらけ…

    ↓引っ越し前の事務局です。
    (サラメシ用の動画から切り取った画像の粗い写真でごめんなさい)

    経費削減のため、箱詰めは事務局員で行ったのですが、
    こんなに小さな事務所なのに、、、ダンボール箱200箱にもなり、
    気力体力を使い果たしました

    ↑上記が、下記のようにすっからかんに

    すっきりして、見えていなかった部分が見えてきました。
    机の、高さが、バラバラです。。。

     

    楽譜庫の楽譜は、ダンボール150箱くらいになりました。
    ↓旧練習場の楽譜庫です。

    楽譜を運び出してガランと。

    音楽家の方々でも、iPadを楽譜代わりにされる方が増えましたね。
    オーケストラ界もそうなっていくのでしょうか。
    ホールさんが所有されている譜面台がデジタル画面になり、
    オーケストラはUSBメモリ1つを持ち歩くだけで良い、
    なんて世界が来るのでしょうか

     

    とにかく大きい楽団の所有物として、
    フルコンサート・グランドピアノがあります

     1993に購入したスタインウェイ&サンズのフルコンサート・ピアノ、
    新しい楽器庫の関係で、門真市に連れていくことができそうに
    ないのですが、とりあえず弁天町の練習場から保管場所へ移しました。 

    中村紘子さん、園田高弘さん、羽田健太郎さんを筆頭に、
    ウィーン三羽烏の内の2人、
    イェルク・デームスさん、パウル・バドゥラ=スコダさんや、
    ミハイル・プレトニョフさん、ゲルハルト・オピッツさんなど、
    錚々たるピアニストの皆様にお弾きいただいたピアノです

    デームスさん(2019年ご逝去)と飯守さん(2010年の公演の練習)。

    ピアノ運搬の業者さんに来ていただき、人力で運び出していただきました。
    練習場は6階にあり、1階まで階段で運び出されました

    フルコンサート・グランドピアノは、奥行きが2m70cm
    重さは約500kg
    これをどうやって、、、と思っていましたがさすが専門の業者さん。 

    ↓まずは本体を梱包。

    ↓一番奥の足を1本取り外し、横に倒します。

    その後、全ての足を取り外します。

    ↓取り外したピアノの足。
     27年間、500kgもの重さを支えてくれていたのですね。

    ↓その後、ピアノとスタッフの方々をベルトでつなぎ、

    人力で持ち上げて運ぶーーーーー

    これ、階段を昇っているのではありません。
    ピアノを担いで後ろ向きに下ってらっしゃるのです。

     「右! 左! 右! 左!」と、掛け声をかけてらっしゃいました。
    時々、「首がやばいー!!」などの声も。。。

    この作業の前にかなり長い時間、ベルトの長さの調整を
    行ってらっしゃいました。
    力点などを調整し、スタッフの皆さんへの負担が一番軽い状況を
    探ってらっしゃったのだと思います。 

    本当にお疲れ様でございました

     

     

    引っ越し作業、性格が出ますね~
    最初はやる気満々でダンボール箱を勢いで山ほど組み立て、
    (この時点で少し疲れてしまう)

    ↓荷物を箱に詰めていくとさらに疲れてきて、箱の移動がしんどくなり、

    ↓几帳面なスタッフ(事務局長。。)が我慢できず黙々と箱を
     揃えてくれていました。

     

    そして新しい事務局です
    もう既に書類に溢れていますが。奥に楽譜庫も設置できました。

    玄関はお祝いに頂いた胡蝶蘭で華やかです。ありがとうございます

    ↓事務所玄関前の窓からは、練習場のルミエールホールが
     よく見えます

    この3月末で一応、「関西フィル創立50周年記念」の年は終了しましたが、
    今年度開催できなかった記念プログラムが来年度に延期したり
    しています。どうぞお楽しみに
    門真市に引っ越した2021年、引き続き特別な年として活動を
    展開してまいります

     さあ、50周年記念ブログもあと1回、Op.0325を残すのみとなりました。
    最後は真面目にいきますよ~

     では次の“5”が付く日にお会いしましょう!!

     

     


  • 2021.3.8(月)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    市民の人生に身近なホール/門真ルミエールホール、別府館長へのインタビュー

     202131日より練習拠点を門真市に移転しました。
    そして、門真市民文化会館ルミエール大ホールをお借りしての練習が始まります。

     今回はルミエールホールの館長、別府尚武さんにインタビューさせていただきました。関西フィルがルミエールホールを練習場としてお借りしたいと、初めて聞かれたときの心境や今後の思いなどをお伺いしました。

    おもしろい!!

    「関西フィルさんが練習場としてホールをお借りしたい」と初めてお聞きしたとき、真っ先に思ったことは「おもしろい」でした。実は藤岡さんと同じように「ピン!」ときてしまって()※ 先ず、奏者の皆さまが楽器を持って、最寄り駅からホールまでを歩いている姿が思い浮かび、こんなインパクトがある光景はない、門真市は活気あふれる文化的な街になると。市民の皆さまも音楽や芸術に関わっている方が多いので、門真市の古いイメージが払拭されて、市民に恩返しができる良いチャンスをいただいたと思っています。もちろん、ホールは市民の資産ですから、様々な角度から慎重に判断したうえで、ホールを使っていただきたいと思いました。

     また、市役所の皆さまがどう反応されるかも不安でしたが、宮本市長を始め職員の方は、こちらが驚くぐらい喜んでおられました。驚き過ぎたのか、「騙されてないですよね」と確認されたほどです。これで、私達の決断は間違っていなかったと自信を持つことができました。

     先日初めて、首席指揮者藤岡幸夫さんと話しましたが、一度お会いしただけでファンになりました。気さくで何か頼まれたら断れないようなパワーにあふれています。藤岡さんが「門真だ!」と、私が「おもしろい!」とお互いが閃いた縁を感じます。

    ※練習場としてお借りできるホールがないか、候補を探していたときに、藤岡さんが「門真にルミエールホールがある」と思いつかれた経緯があります。

     

    市民の人生に身近なルミエールホール

     ルミエールホールは門真市に唯一ある劇場です。門真市民の皆さまは人生の中で、何度かホールにお越しいただいたく機会があります。幼稚園の発表会、市民文化祭、成人祭、音楽祭…と、日常的にホールに来る機会が多いのです。

    そして、節目だけでなく、有志の門真市の大学生が中心となり、中学生に勉強を教える「KADOMA中学生勉強会」、小学生のための「宿題カフェ」など芸術活動以外でもホールを利用して頂いています。身近にあってよかったと思えるホールになること、これこそが、今までとこれからの願いです。

     

    今の仕事が誰かのためになるか?

     ルミエールホールはNPO法人トイボックスが運営しています。私達は、「自分と自分の周りの人をHAPPYにすることを目的としたNPOです。「誰かのHAPPYになっているか?」を念頭に仕事をしています。人生の節目にホールに来ることで、ルミエールホールという場所を身近に思ってもらい、そして、またホールに足を運ぶ、このサイクルを生み出していきたいです。

    もう一つ、ホールの役割というのは、「音楽・芸術を疎遠にさせない」です。例えば、ホールでクラシック音楽を聴いた後、疎遠になったとしてもかまいません。しばらくしてクラシックを聴く機会が訪れた際、ルミエールホールで聴いたことが良い思い出として記憶に残っていれば、聴きたくない、嫌いだ、とはならないと思っています。これをきっかけに少しでも興味を持ってもらえれば、ホールが存在する意味があります。

    関西フィルさんにホールを使用していただくという決断が市民のHAPPYになると信じて、この先の展望にドキドキしています。

     京阪古川橋駅の改札を出ると関西フィルの看板があり、ルミエールホールに向かう途中にはフラッグが揺れている、という歓迎ぶりで、大変嬉しく思います。門真市で心機一転、皆さまにクラシック音楽を楽しんでいただけるように、精進して参ります。


  • 2021.3.5(金)
    50周年記念コラム 関西フィルNews
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.0305

    みなさまこんにちは!
    50周年記念コラムOp.0305

    「横顔シリーズ」“徳岡写真館”の最終回です
    このコラムも残すところあと3回になりました。
    ほんとに1年間も続けられるんかいな、って思っていましたが、
    終わりが見えてきました

    今週末、門真市への最後の引っ越しを行います。
    2月11日からすでに3回くらい、荷物移動を行いました。
    3月8日(月)からは完全に門真市の新しい事務局での勤務が
    始まります

    4月から新生活を始められる方も多いと思います。
    今までとは違った新しい社会での新生活、
    色々と気を遣うことも多くなるのでしょうか。

    「“新しい出発”っていう感じの写真を!」と
    徳岡に依頼したところ、いい感じの写真が届きました~
    新生活と対峙して少しナーバスになった時などには、
    ぜひ見ていただきたい写真です

    この季節には外せない、桜

    ↑丹波篠山の桜だそうです。
    美しい花霞、とげとげした気持ちが丸くなりますね~

    こういう写真を見ると「BGMは何がいいかな~」とか考えてしまいます。
    色々考えましたが、マーラー:花の章で

     

    ↓桜は、全景も超アップもどちらもドラマがありますね。

     

    ↓もちろん、素朴な風景にも桜は溶け込みます。その気高さはそのままに。
     “気高さ”と“素朴さ”で、
     エルガー:「エニグマ変奏曲」から“ニムロッド”ですね。
     佐賀の風景です。

    お次は“パワーみなぎる桜”

    ↑満開×快晴、最強ダッグです

    ↑これはなんだか「あっぱれ!!」と掛け声をかけたくなりますね。
     枝垂桜、余裕が満ちる存在感
     佐賀・武雄市より。

     BGMは難しいからスルー。

     ↑
    と、下書きに書いていたら、徳岡からBGMの提案が。
    ブルッフのヴァイオリン協奏曲第3番の第3楽章と

     

     

    未来に向かって思案しているような、想いを秘めた姿も。

    ↓今治にて。

    ↑姫路の桜。

    もうこれらの写真はドビュッシーの“月の光”ですね、桜ですが。
    やっぱりピアノ曲でしょう
    研ぎ澄まされたショパンのノクターンとか。

     

    “元気出して行こう!”と背中を押してくれる写真もご紹介

    独断と偏見で、「がぜん元気が出る曲」として
    サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番第3楽章。
    デュメイ音楽監督のソロ、326日(金)定期演奏会を振ってくださる
    矢崎彦太郎さん指揮のCDがお勧めです♪♪
    2分半過ぎた長調の辺りは竹の子感あると思います

     

    ↓そしてこの鋭い眼差し!!

    忖度も虚飾も何も無い、未来を見据える瞳。
    守口市での勇気づけられるひとこまです。

    ↓こちらは奈良の月ヶ瀬梅溪

    何を見つめているのでしょうか。。
    このように澄んだ瞳・心で毎日を過ごしていきたいものです

     

    最後は晴れ晴れとしたハッピーイエローを
    大分県・長崎鼻です。

     

    5回お届けした「徳岡写真館」、お楽しみいただけましたでしょうか。

    徳岡カメラマンもありがとうございました!!

     

    お時間ある方は第1回からおさらいをどうぞ~

    第1回 徳岡写真館Op.0705  

    第2回 徳岡写真館Op.0905  

    第3回 徳岡写真館Op.1105  

    第4回 徳岡写真館Op.0105  

     

    気分転換したい時はどうぞ「徳岡写真館」にお越しください

    では、次の“5”の付く日にお会いしましょう♪