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50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.0315

みなさまこんにちは!

50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.0315です。

36日(土)に、門真市への引っ越しが完了しました~
アート引越センターの皆様には色々とご迷惑をおかけしてしまいましたが、
本当にお世話になりありがとうございました!

今回は引っ越しにまつわる“つれづれシリーズ”。
事務局の引っ越し作業中、このような時でないと見られない光景が
いくつかありましたのでご紹介しようと思います。

世の中はどんどん「デジタル化」が進んでいますが、
オーケストラ界はなかなかデジタル化が進まず、
関西フィル事務局も紙だらけ…

↓引っ越し前の事務局です。
(サラメシ用の動画から切り取った画像の粗い写真でごめんなさい)

経費削減のため、箱詰めは事務局員で行ったのですが、
こんなに小さな事務所なのに、、、ダンボール箱200箱にもなり、
気力体力を使い果たしました

↑上記が、下記のようにすっからかんに

すっきりして、見えていなかった部分が見えてきました。
机の、高さが、バラバラです。。。

 

楽譜庫の楽譜は、ダンボール150箱くらいになりました。
↓旧練習場の楽譜庫です。

楽譜を運び出してガランと。

音楽家の方々でも、iPadを楽譜代わりにされる方が増えましたね。
オーケストラ界もそうなっていくのでしょうか。
ホールさんが所有されている譜面台がデジタル画面になり、
オーケストラはUSBメモリ1つを持ち歩くだけで良い、
なんて世界が来るのでしょうか

 

とにかく大きい楽団の所有物として、
フルコンサート・グランドピアノがあります

 1993に購入したスタインウェイ&サンズのフルコンサート・ピアノ、
新しい楽器庫の関係で、門真市に連れていくことができそうに
ないのですが、とりあえず弁天町の練習場から保管場所へ移しました。 

中村紘子さん、園田高弘さん、羽田健太郎さんを筆頭に、
ウィーン三羽烏の内の2人、
イェルク・デームスさん、パウル・バドゥラ=スコダさんや、
ミハイル・プレトニョフさん、ゲルハルト・オピッツさんなど、
錚々たるピアニストの皆様にお弾きいただいたピアノです

デームスさん(2019年ご逝去)と飯守さん(2010年の公演の練習)。

ピアノ運搬の業者さんに来ていただき、人力で運び出していただきました。
練習場は6階にあり、1階まで階段で運び出されました

フルコンサート・グランドピアノは、奥行きが2m70cm
重さは約500kg
これをどうやって、、、と思っていましたがさすが専門の業者さん。 

↓まずは本体を梱包。

↓一番奥の足を1本取り外し、横に倒します。

その後、全ての足を取り外します。

↓取り外したピアノの足。
 27年間、500kgもの重さを支えてくれていたのですね。

↓その後、ピアノとスタッフの方々をベルトでつなぎ、

人力で持ち上げて運ぶーーーーー

これ、階段を昇っているのではありません。
ピアノを担いで後ろ向きに下ってらっしゃるのです。

 「右! 左! 右! 左!」と、掛け声をかけてらっしゃいました。
時々、「首がやばいー!!」などの声も。。。

この作業の前にかなり長い時間、ベルトの長さの調整を
行ってらっしゃいました。
力点などを調整し、スタッフの皆さんへの負担が一番軽い状況を
探ってらっしゃったのだと思います。 

本当にお疲れ様でございました

 

 

引っ越し作業、性格が出ますね~
最初はやる気満々でダンボール箱を勢いで山ほど組み立て、
(この時点で少し疲れてしまう)

↓荷物を箱に詰めていくとさらに疲れてきて、箱の移動がしんどくなり、

↓几帳面なスタッフ(事務局長。。)が我慢できず黙々と箱を
 揃えてくれていました。

 

そして新しい事務局です
もう既に書類に溢れていますが。奥に楽譜庫も設置できました。

玄関はお祝いに頂いた胡蝶蘭で華やかです。ありがとうございます

↓事務所玄関前の窓からは、練習場のルミエールホールが
 よく見えます

この3月末で一応、「関西フィル創立50周年記念」の年は終了しましたが、
今年度開催できなかった記念プログラムが来年度に延期したり
しています。どうぞお楽しみに
門真市に引っ越した2021年、引き続き特別な年として活動を
展開してまいります

 さあ、50周年記念ブログもあと1回、Op.0325を残すのみとなりました。
最後は真面目にいきますよ~

 では次の“5”が付く日にお会いしましょう!!