Page Top

50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.0105

皆様こんにちは!

 2021年お正月、いかがお過ごしでしょうか。
50周年記念コラムOp.0105です。
今回は“横顔シリーズ”「徳岡写真館」新年号!! 

2021年最初の記念コラム、今回は徳岡カメラマンが
文章も盛り込んで全体を作成してくれました。
最初にはわざわざ今日のために作ってくれた“新年フォト”も。

 写真の枚数もかなり多くなっていますので、ご自宅でのひととき、
のんびりとご覧くださいませ~。

 * * * * * * * * * * *

 

あけましておめでとうございます。
皆様どのようなお正月をお過ごしでしょうか?

第4回は “ヨーロッパ編その2” ということで2015年の
関西フィルのヨーロッパツアーで移動中や自由時間に撮った写真から
ピックアップしてみました。

ツアーではスイス、イタリア、ドイツを回ったのですが、
見慣れた日本の街並みとはまた違った美しさ、
面白さにキョロキョロしっぱなしの道中でした。

街の雰囲気というものもやはり音楽と同様、「生」で体感する感動は
格別です。
 街の雰囲気に大きく影響を与えるのが建物ですが、日本にお寺や
神社があるようにヨーロッパでは行く先々でしばしば教会の尖塔が
目につきます。

【スイス・マルティニー】

 

【ドイツ・ケルン】

 

【ドイツ・デュッセルドルフ】

 

中でも圧巻はツアー最終公演地のヴュルツブルクに向かう
途中に一泊した南ドイツ・ウルムの大聖堂で、昼夜問わず
街のどこからでも見ることができます。

 

高さ約162mは教会の建築としては世界一なのだそうで、
その迫力は教会前の広場で撮った次の写真からもご想像いただけるかと
思います。

 

↓巨大な聖堂の外壁面には気が遠くなるほど手の込んだ装飾が
 加えられています。

 

 ウルムという街、このツアーでは宿泊しただけで公演はしなかった
(スイスのモントルーもそうでした)のですが、
非常に印象的で魅力的な街でした。
そのウルムでの写真をもう少し。

 

  かのアインシュタイン博士の生まれた町として知られており・・・

 

↓伝説にもなっているスズメが街のシンボルとしてあちこちに
 デザインされています。

 

↓昔ながらの建物があるかと思うとこんなモダンな建物も。

機会があればもう一度訪れてもっとじっくり回ってみたいものです。

 

 

さて建物と言えば、昔から使われている建物ではレンガ色の屋根が
多いようです。

【左:ベルガモ 右:ブレシャ いずれもイタリア】

全体的にも茶色系の壁の建物が目につきます。

 

↓ベルガモ空港着陸直前に飛行機から見たユニークな8の字型の建物。

 

そして街を歩くとさりげなく花を飾るセンスの良さに目を惹かれます。

【上の段:いずれもベルガモ/下の段 左:ブレシャ 右:ドイツ・ヴュルツブルク】

 

足元を見れば石畳の多いことにも気がつきます。

【上の段 左と中央:ベルガモ 右:ヴュルツブルク/下の段:ウルム】

 

道路標示も見慣れないものがいろいろ。
【上:ベルガモ 下:ヴュルツブルク】

それにしても、上を向いたり下を向いたりしながら歩き回るとお腹が
空きます。ちんぷんかんぷんのメニューに悪戦苦闘しながらも
いろいろと本場の味を楽しみました。

【左:マルティニー 右:ベルガモ】

 

【ベルガモ】

 

【左の3枚:ヴュルツブルク 右:ウルム】

 

「写真館」第4回如何だったでしょうか?
次回はいよいよ最終回。3月にお届けの予定です。

 

  昨年は感染症の大流行によって世の中全体が大打撃を受け、
我々関西フィルは楽団創立50周年という華々しい記念の年である筈が、
決まっていた公演が次から次へと予定表から消えていくという
「無念の年」となってしまいました。
しかし、ただ無念をかみしめていただけではありません。
ほとんど全てのイベント類が世の中からなくなってしまって暫く経った
5月ころからだったでしょうか、
「早く演奏会に行きたい」、「生のオーケストラが聴きたい」
という声が私の周りからも聞かれるようになってきました。
生きていく上での心の栄養として音楽が必要と思っておられる方、
また、音楽を演奏する我々を必要としてくださる方が少なからず
おられるということを感じ、大変勇気づけられました。
そして6月の活動再開後も楽団に直接寄付をいただいたり、
クラウドファンディングなど色々な形での温かく力強いご支援を
いただきましたこと、
楽団員の一人として心から厚くお礼を申し上げたいと思います。

 まだまだウイルスが猛威を振るっており、普通に生活する中にも
より注意深さの必要な毎日が続きそうですが、この状況もいつかは
必ず出口にたどり着くはずです。
今年一年の皆様のご健康をお祈り申し上げますとともに、
「禍」による痛手も近い将来必ず「福」に転じることができると信じて、
一歩ずつ歩んでいきたいと思います。

  本拠地移転で新たなスタートを切る関西フィルを
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

   徳岡裕紀

 

 *  * * * * * * * * * *

 

4月から始めた「50周年記念コラム」、無事新年を迎え
残りも3か月となりました!

3月末まで、引き続きご覧いただければ嬉しいです♪

では、また“5”の付く日にお会いしましょう!!