Page Top

  • 2016.3.18(金)
    公演情報 関西フィルNews
    21日は北村陽さんの新しい楽器でハイドン!!

    みなさまこんにちは

    年に一度の大阪中央公会堂での演奏会、21日(月)に
    迫ってまいりました!!

    プログラム前半のソリスト、チェロの北村陽さんは、先日
    上野製薬さんからフルサイズのチェロを貸与されたそうです。
    1668年製の”カッシーニ”という楽器。
    1668年製!!
    バッハよりも年上です…。
    その時代の木で作られた楽器がまだ現役だなんて

    それまでは4分の3サイズのチェロを弾かれていました。
    ちょっと比べてみましょう。
    IMG_3336-2 IMG_5129-2

    上の写真は2015年8月、親子定期演奏会の練習の様子です。
    下の写真が新しい楽器を弾いているところ。

    写真のアップの度合いが違って比べにくいですが、楽器のエンドピンの
    長さがずいぶん違いますね

    楽器の下半分のふくらみがとても大きいそうで、すごくよく響く
    とのこと

    練習の後、少しお話を伺いました。

     

    ◆新しい楽器の音はどんなイメージの音・響きですか?
     いろんな音色や響きが出て、毎日変化していくように感じます。
     ぼくを包み込むような優しい音色が出て、ぼくの思っている表現がうまくできた
     ときは、
    びっくりするくらい響いて一緒に喜んでくれているみたいです。

    ◆ハイドンの全楽章を弾き通すのはとても大変だと思いますが、
     何か心がけていることは?
     
     今は、フルサイズの楽器になったばかりなので、全楽章弾くためには体力
     がいるなぁと感じています。
     練習で毎日心がけていることは、オーケストラと大きなホールで弾く
     ので、遠くまで音を飛ばせるように考えて弾いています。
     大きく響く音を出すのは難しくて、気が抜けるとすぐ部屋で弾くみたいに
     弾いてしまうので、そういうところは気をつけています。

    ◆次に挑戦してみたい曲、憧れている曲はありますか?
     いつか弾いてみたい曲は、チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲です!

    あたたかい響きの中央公会堂で、北村さんのカッシーニはどんな
    風に響くのでしょうか
    どうぞお楽しみに

    明日、3月19日(土)の16時まで事前ご予約を
    承っております

    関西フィル
    電話:06-6577-1381