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21日は北村陽さんの新しい楽器でハイドン!!

みなさまこんにちは

年に一度の大阪中央公会堂での演奏会、21日(月)に
迫ってまいりました!!

プログラム前半のソリスト、チェロの北村陽さんは、先日
上野製薬さんからフルサイズのチェロを貸与されたそうです。
1668年製の”カッシーニ”という楽器。
1668年製!!
バッハよりも年上です…。
その時代の木で作られた楽器がまだ現役だなんて

それまでは4分の3サイズのチェロを弾かれていました。
ちょっと比べてみましょう。
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上の写真は2015年8月、親子定期演奏会の練習の様子です。
下の写真が新しい楽器を弾いているところ。

写真のアップの度合いが違って比べにくいですが、楽器のエンドピンの
長さがずいぶん違いますね

楽器の下半分のふくらみがとても大きいそうで、すごくよく響く
とのこと

練習の後、少しお話を伺いました。

 

◆新しい楽器の音はどんなイメージの音・響きですか?
 いろんな音色や響きが出て、毎日変化していくように感じます。
 ぼくを包み込むような優しい音色が出て、ぼくの思っている表現がうまくできた
 ときは、
びっくりするくらい響いて一緒に喜んでくれているみたいです。

◆ハイドンの全楽章を弾き通すのはとても大変だと思いますが、
 何か心がけていることは?
 
 今は、フルサイズの楽器になったばかりなので、全楽章弾くためには体力
 がいるなぁと感じています。
 練習で毎日心がけていることは、オーケストラと大きなホールで弾く
 ので、遠くまで音を飛ばせるように考えて弾いています。
 大きく響く音を出すのは難しくて、気が抜けるとすぐ部屋で弾くみたいに
 弾いてしまうので、そういうところは気をつけています。

◆次に挑戦してみたい曲、憧れている曲はありますか?
 いつか弾いてみたい曲は、チャイコフスキーのロココの主題による変奏曲です!

あたたかい響きの中央公会堂で、北村さんのカッシーニはどんな
風に響くのでしょうか
どうぞお楽しみに

明日、3月19日(土)の16時まで事前ご予約を
承っております

関西フィル
電話:06-6577-1381