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  • 2020.4.25(土)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ Op.0425

    みなさま、こんにちは!
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」第3回です。
    今回は、オーケストラの演奏では欠かせない「バンダ」についてご紹介します!

                ―  バンダの世界(1) ―

    「バンダ」とは、オーケストラなどで、本来の舞台上の編成とは別に、離れた位置で「別働隊」として演奏する小規模の演奏者(アンサンブル)のことです。舞台裏や客席、色んなところで演奏します。
    原語はイタリア語でbanda(楽隊)。英語のband(バンド)に相当する言葉です

    作曲家は、ときに舞台上だけではなく、会場の“空間”までも意識した音楽を書くことがあり
    今でいうバンダの形はイタリア・ルネッサンスの教会音楽の時代から既にありました。

    〔バンダの図〕

    ここではホルン4人、トランペット4人がいます。
    「チャイコフスキー:大序曲『1812年』より」
    (場所/ザ・シンフォニーホール 舞台後ろ客席上、パイプオルガンの両横部分)

     

    音楽のストーリー的に、遠くの方から鳴っている様子や感情を表現したいときなど、演奏効果や視覚効果も考え、作曲家はバンダのパートを生み出します
    金管楽器を始めとした、あらゆる種類の楽器のバンダがあり、多彩な表現が堪能できるのが、魅力です。(生演奏の楽しさのひとつです!)

    バンダは最低1名から、大きいものだと“軍楽隊(金管バンド)”まであり、
    「団体まるごと」レベルのバンダもあります(!)

    バンダが入る曲は意外なほど身近に多く、その代表例としては、下の曲たち。

    〔関西フィルの演奏機会が多いもの順(独断)〕
    ・ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
    ★信号ラッパとしてトランペットがバンダで活躍!

    ・レスピーギ:交響詩「ローマの松」
    ★バンダの演奏効果が高く、明るい曲想で演奏会のメインに!

    ・チャイコフスキー:大序曲「1812年」
    ★金管バンダのほか、有名な“大砲”パートがあります!

    ・ベルリオーズ:「幻想交響曲」
    ★オーボエや、カリヨン(鐘)のバンダがあります!

    ・ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
    ★“凱旋行進曲”は軍楽隊(会場・音楽的都合等によりゼロ~フルまで可変する)と、
     6本のアイーダトランペットの活躍が壮観!

    などなど。。

    演奏者は、一般的にはバンダで演奏する曲中指定箇所の少し前のタイミングで、舞台裏や客席などの所定位置でスタンバイし、演奏に備えます。準備する裏方を含め、緊張する瞬間です。

     

    〔客席のバンダの例〕

    レスピーギ:「ローマの松」金管バンダ部隊のセッティング
    (場所/ザ・シンフォニーホール:2階サイドバルコニー LDブロック 客席後ろ部分)

    こういった客席のバンダは、指揮者が直接見えます。
     

    しかし、舞台裏でのバンダの場合、指揮が直接見えず、オーケストラの音がタイムリーに聴こえてこない時があるため、
    指揮者が見える”指揮モニター”と”モニタースピーカー”を用意し、演奏する場合もあります

     

    [舞台裏のバンダの例]

    レスピーギ:「ローマの松」トランペット・バンダのセッティング。
    ※指揮者を撮っており、その映像がモニターに映っています。
     舞台の音もスピーカーから流れてきます。
    (場所/ザ・シンフォニーホール舞台裏手)

    奥の茶色の扉を開けると舞台方面です。演奏する時はこの茶色の扉を開け、舞台に音を響かせます。

    また、舞台袖のバンダもあります。

    [舞台袖バンダの例]

    ヴェルディ:「アイーダ」”凱旋行進曲”より。
    ※会場条件等により、舞台袖になることもあります。
    (場所/文化パルク城陽 「20181月 城陽ニューイヤーコンサート」より)

    西城陽高等学校 吹奏楽部30超名の豪華なバンダ。同校合唱団も入り、壮大な空間になりました

     

    演奏会で、舞台外から突然、音が聴こえてくる事がありますが、それが「バンダ」なのです!
    裏側はこういった仕掛けで動いています

    演奏会でバンダを見掛けたら、その演出・舞台との音色の違いなど、是非注目してみてください!
    つづきは、いずれまた…

    それでは、次の”5”が付く日まで。


  • 2020.4.18(土)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0418

     皆さま、こんにちは!
    今回は「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」 番外編です

      本日、418日は今月に退職する第二ヴァイオリン奏者、鈴木洋子の
    最後のコンサート、「第58回大阪国際フェスティバル2020 『4オケの4
    シンフォニー』」のはずでした… が、コンサートは延期になり、228日の
    定期演奏会が鈴木最後のコンサートになってしまいました…。

     すごく残念ですが、退職前にオーケストラ・プレイヤーとしての
    35年間の思い出を語ってもらいました

     35年の中で思い出はたくさんありますが、 オーギュスタン・デュメイ
    監督のレッスンと岩城宏之氏指揮の公演です。
     デュメイ監督のレッスンは、演奏の方向性や弾き方の提案を
    してくださり、120%の演奏が出来るまで何十回と弾き、諦めず見守って
    いただいたことが印象に残っています。

     30年前の岩城宏之氏指揮で演奏したドヴォルザークの
    交響曲第9番『新世界よりは、オーケストラ・プレイヤーとしての指針が
    決まった公演です。岩城さんの存在感に圧倒され、オケマンとしての経験が
    浅かった私は、おっしゃることの一言一句『なるほど!』と感じましたね。
     例えば、楽譜の音を追うだけでは演奏の表現が平坦になりがちです。
    そうならないように、楽譜に書いてある全てを忠実に表現するように
    おっしゃられました。
    これが私のオーケストラ・プレイヤーとしての指針になりました。

     ヴァイオリン以外の鈴木

     美寿々(みすず)


     燗丸(らんまる)

     「猫が大好きで、美寿々、燗丸を合わせて4匹飼っています。
    美寿々は保護猫ですが、燗丸は家の庭に住み着いていて、
    『家に入れてー』とあまりにも訴えてくるので、飼い猫にしました。
    服、財布、ハンカチなどなど、猫グッズもたくさん持っております。」

     
     
    最後に鈴木から皆さまへメッセージ

     「新型コロナウイルスの影響で、どこのオーケストラも生演奏を
    お届け出来ない状況が続いています。そして、多くの方々が我慢を
    強いられ、つらい思いをされていらっしゃいます。
    ただ、明けない夜は無いことを信じて、耐えた後には、平静が
    戻ってくると信じています。
    そのときには、関西フィルの演奏が皆様のおこころの癒しとなるはずです。
    退団後は客席で皆さまとご一緒に(関西フィル友の会に入会しました)
    どんな苦難にも負けない強さ・明るさを持っている関西フィルの楽員の
    演奏を楽しませていただきます。」

     

    第二ヴァイオリンパート集合写真
    右側手前が鈴木です。

     

     35年間、お疲れさまでした!!
    退職は寂しいですが、客席から応援よろしくお願いいたします!!

     

    それでは次回は”5”の付く日に


  • 2020.4.15(水)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ その他
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ Op.0415

    みなさま、こんにちは!
    「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」第2回です

    突然ですが、「Toi, toi, toi(トイ・トイ・トイ)」ってご存知ですか?
    欧米では(日本でも!)よくアーティストが、舞台上に出る前に
    成功を祈ってするおまじないです。
    Toi, toi, toi!」と口にしたり、木製のものを3回叩いたり…

    日本で近いものといえば、火打石を切ったり
    『手のひらに“人“の字を3回書いて飲み込む』などでしょうか。

    もとはドイツの魔除けの言葉だそうですが、
    実はこのおまじない、我が関西フィル首席指揮者の藤岡幸夫さんも
    舞台に出る前に必ずやっているんです

    こちらが関西フィルにある、藤岡さん専用“トイ・トイ・トイ板”です!
    (注:板の名前は今勝手につけました…)

    まな板ではありませんよ!!

    藤岡さんは開演直前、いつも
    この板を3回叩き、キスをしてから舞台に出ていきます。

    アーティストのために、木製の板を用意してくださっている
    ホールもあります。
    せっかくなので、いくつかご紹介を。

     

    ザ・シンフォニーホール

    お花の彫りが素敵ですね
    板の右側がすぐ、舞台への入り口になっています。

     

    あいこうか市民ホール(甲賀市)

    毎年開催されるニューイヤーコンサートのために、
    藤岡さん用として作ってくださったそうです

     

    文化パルク城陽 プラムホール

    そしてなんと、こちらは木の升です

    毎年夏と新年にお邪魔しているホールです。
    こちらも藤岡さん用にご用意くださったとか。

    舞台に出る直前の様子です。

     

    そんな『本番前のルーティーン』
    関西フィル楽員編も少しだけ、ご紹介いたします

    ある女性楽員は、
    「本番前には頭が冴えるようミントのタブレットを口にする、
    また、首筋にアロマを塗る」と教えてくれました。
    『集中力を高める』などの数種類の香りを持っていて、
    その時の気分でつけるものを変えているそうです。

    演奏に向けて集中するために、いろいろなアイテムを使っているんですね

    また他の女性楽員は、逆に「いつもと違うことをしない」ように
    心がけているそうです。
    お気に入りの香水は同じものを、もう20年使い続けているのだとか。
    「テンションの調整が上手くいかない時は、
    曲の中に入り込めず身体も上手く動きません。
    舞台に出る前は、冷たい水を飲む。
    コーヒーは神経が過敏になるので避けています。」

    開演前には毎回、「また舞台に立てる幸せを噛み締め、
    心の中で感謝を唱える」という楽員もいました。

    お客さまの前に出る直前のひとコマも、アーティストは
    より良い演奏をお届けするために様々な工夫をしています。
    次に演奏会に行かれる際はぜひ、舞台裏の様子も
    想像してみてください

    それでは次の”5”が付く日まで、
    Toi, toi, toi


  • 2020.4.5(日)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ その他
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ Op.0405

    みなさまこんにちは

    関西フィル50周年通信(仮)の新タイトル、

    たくさんのご投票をありがとうございました!!

    パパーン、発表します♪ (もうトップページに載せましたが)

     

    「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」

     

    として新装スタート致します

    このタイトル、全投票数の39パーセントの方々からご支持いただきました。

    この数字から、

    「関西フィルの未来を語る熱い文章」

    とか、

    「関西フィルに脈々と流れる音楽血潮」

    という雰囲気の文章が読めるのでは、という皆様の

    大きな期待を感じております。。。

    もちろん、こういう文章もお届けできるよう努力するつもりですが、

    「関西フィル50周年の年、なんか楽しそう…」

    とじわじわ話題にしていただけるような内容を目指しています

    書く担当者によって文体もテンションもまちまちになると思います。

    ぜひその違いもお楽しみください~。

     

    さて、初回の重大任務が終わった所で、

    今日は古い写真のご紹介を。

     

    今年50周年というのは、1970年に発足した関西フィルの前身、

    「ヴィエール室内合奏団」の誕生から数えた年です。

    関西フィルがJR弁天町駅の駅ビルに事務所と練習場を移したのは

    1993年ですが、その前の事務所の時代から保管されていた古い写真。

    この写真は、多分、1971年の演奏会の模様です。

    左端に写っているのがきっとチェンバロなので、

    これで何の曲か、どの演奏会か限定できるかも!と思ったのですが、

    1971年に開催した定期演奏会、第1回から第5回まで、

    全部の回にヴィヴァルディやバッハ、テレマンなど、

    チェンバロを使う楽曲が組み込まれているではありませんかー

     

    ということで、いつの写真か判明しませんでした。
    ふぅ~、ホコリまみれ。

     

    1972年の公演プログラムには、

    「発足して2年目の春を迎えました。人間の子供にすれば1歳半。

    わずか1年半の間に、おでこに傷をつくったり、

    寝冷えでお腹をこわしたり、風邪をひどくこじらせたりと、

    はらはらすることの連続でした。」との文章が。

    関西フィル萌芽期、色々あったのでしょうね。。。

     

    現在もあまり変わることなく、日々起こるトラブルに

    振り回されていますが、今回の新ウイルス感染拡大による大打撃は、

    本当に楽団存続の危機となっています。

    世の中が少し落ち着いた頃が、私達音楽家が本領発揮する時です。

    それまでなんとか楽団経営を維持していきたいと思っております。

    皆様からご支援・ご共感賜ることができれば大変嬉しいです。

    それまで、どうぞ心を強く持って過ごしてまいりましょう

    それでは次の”5”が付く日に

     

    ↓ご参考までに。

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    ■関西フィルへの寄附金は税制上の優遇措置を受けることができます。

    ※通信欄に「寄附金」とお書きください。依頼人のおところ・おなまえをご記入ください。

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    またはこちらのフォームに必要事項を入力いただきましたら、後日払い込み用紙をお送りさせていただきます。

    どうぞよろしくお願い申し上げます。