欧州公演ブログもクライマックスです。
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フランクフルト公演
10月14日、遂にラストの公演です!
昨夜の騒ぎから数時間後、バスでパリ東駅へ向かい、そして高速鉄道TGVに乗ってフランクフルトへ向かいます。
こちらも、ストライキの懸念があったものの運良く無事に到着
ホールの周辺はデモによる厳重警戒で、多くの警察官が配置され、物々しい雰囲気でした
フランクフルトのアルテ・オーパーは1880年に建てられた旧オペラ座で、歴史ある伝統的なホールです。
建物全てに趣があり、楽屋もまるで美術館の中にいるようでしたパイプオルガンを背にした舞台は広々とし、約2500席の壮大なホールです。
フランクフルトの街中や舞台裏に、名門オーケストラのポスターと並んで、関西フィルのポスターが貼られており感激
奏者の体力を心配していましたが、全員が底力で踏ん張って「絶対に成功させる!」という意気込みが感じられました。
パリに引き続き、大都市の一流の素晴らしい音響のホールで演奏できるという高揚感もあったように思います
ゲネプロを終え、ホールのカンティーン(食堂)で夕食をいただき、20時に開演。
前半のデュメイ監督と児玉桃さんによるモーツァルトの二つの協奏曲の可憐さに続き、後半のメンデルスゾーン「真夏の夜の夢」では、ホールの素晴らしい音響も相まって壮大なスケール感を演出でき、渾身の演奏に盛大な拍手が続きました。
満席のお客様の地鳴りの様な拍手と歓声は未だに耳に残っています
ベルリンフィルやウィーンフィルなど、世界の名門オーケストラが演奏してきた舞台で関西フィルが受け入れられたことが大変光栄でした
こうして、達成感と感謝を胸にベルギー・フランス・ドイツの3公演を無事に終えました。
この欧州ツアーは2021年に予定されていた50周年事業がコロナ禍により延期を余儀なくされ、今秋、多くの方々の温かいご支援のおかげでようやく叶いました!
奏者だけではなく、我々スタッフも素晴らしい経験をさせていただきました。
本当にありがとうございました!
欧州公演はこれで幕を下ろします。
長〜い欧州公演ブログにお付き合いありがとうございました
と、言いたいところですが!まだ帰国しておりません〜
というわけで、次回最終章として、帰国&オマケなど!もう少しお付き合い願います