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  • 2016.1.2(土)
    関西フィルNews その他
    朝比奈隆&関西フィルのCD 関西フィル・ライヴシリーズI

    関西フィルハーモニー管弦楽団のCDが発売されました。1987年6月の演奏会のライヴ録音となります。たった一度だけ実現した朝比奈隆との貴重な記録です。朝比奈が得意としたベートーヴェンのほか、シューマン、ハイドンの交響曲が収められています。皆様、ぜひお買い求めいただき、ご高評ください。
    ALCD-8015 本体価格¥2,500+税

    20050820_cd

    関西フィル・ライヴシリーズI
    ベートーヴェン:交響曲第8番&シューマン:交響曲第4番
     ●指揮:朝比奈隆
     ●関西フィルハーモニー管弦楽団

    ハイドン:交響曲第19番 ニ長調 Hob.I :19

    ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93

    シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120

    録音:1987年6月16日
       ザ・シンフォニーホール(ライヴ録音)

    ~ 一度きりの幸福な出会い ~
    1987年6月16日、ザ・シンフォニーホールで行われた関西フィルハーモニー管弦楽団の第61回定期演奏会は、朝比奈隆がその生涯で唯一、関西フィルの指揮台に立った演奏会である。ここで聴くことができる一途に突き進む野性的響きは、この後朝比奈が80歳代に入り、音楽の透明度を獲得する代償として失われていったものだ。今聴いても「推進力と覇気に満ちた熱い演奏」という感想は変わらない。一度きりの幸福な出会いだった。(小味渕 彦之/ライナー・ノーツより)


  • 2015.12.2(水)
    関西フィルNews
    ラジオ放送のお知らせです!

    ラジオ放送のお知らせです!
    2015年12月6日(日)19:20〜20:20
    NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
    ◎シベリウス:交響曲第6番 ニ短調 作品104
    ◎吉松 隆:サクソフォン協奏曲「サイバーバード」作品59
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    サクソフォン:須川 展也
    ピアノ:小柳 美奈子
    パーカッション:山口 多嘉子
    管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
    (以上、2015年10月30日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第269回定期演奏会より)
    どうぞお聴き逃しなく!


  • 2015.12.1(火)
    関西フィルNews
    12月のマグノリアコンサート

    みなさま、こんにちは
    いよいよ12月になりました
    オーケストラにとっては「第九」に明け暮れる12月です

    さて、今月も恒例のマグノリアコンサートがございます
    12月はティンパニ奏者の中山直音が出演させていただきます。
    (名前は『ただなり』と読みます
    2014年12月にメンバーとして加わり、ちょうど1年になります。
    みなさま、もう覚えてくださってますか

    関西フィルではティンパニ奏者を務める中山ですが、
    マグノリアホールは室内楽用の小さなホールなので
    どでかいティンパニはちょっとお休みしまして。。。
    「打楽器奏者」として、マリンバやヴィブラフォン、太鼓などでお楽しみいただきます

    共演は同じく打楽器奏者の角武(すみ・たけし)さんと、ピアノの大西真衣さん。

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    左から、角武さん、大西真衣さん、中山。

    若々しい顔ぶれですね

    ピアノの大西さんと中山は大学時代の同級生、
    そして角さんは同じ打楽器奏者として、
    これまでに何度も共演を重ねてきた信頼できる間柄、とのこと。

    「普段、打楽器のソロやアンサンブルを聴く機会があまりないお客様に、
    打楽器をより身近に感じていただきたいと思い、
    いろんな打楽器作品をプログラムに入れてみました。
    オーケストラで聴く打楽器とは違う、打楽器の響きを感じていただけるように、
    頑張りたいと思います。」

    と、意気込みを語る中山です 確かに打楽器というと、
    オーケストラの舞台では奥まったところにずらずらっと並んでいてよく見えないですし、
    華やかなメロディを歌い上げる弦楽器や管楽器と比べると
    なんだかよくわからない、謎多きジャンル、という感じがしますね

    一口に「打楽器」と言いましても、ものすご~く多岐にわたりまして、
    楽器の種類やら構造やら分類やらなんやらで
    実は奥の深~い世界なのです

    今回のマグノリアコンサートでは、
    いわゆるタイコ系の打楽器と、マリンバやビブラフォンといった鍵盤系の打楽器で
    オーケストラでは聴くことのできない打楽器の響きをお楽しみいただきます

    IMG_8022

    こちらは練習風景の1コマですが、
    左がビブラフォン、右がマリンバです。

    コンサート当日も、こんな感じに楽器を並べて演奏します。
    ピアノのようにペダルを駆使する鉄琴ビブラフォンと、
    約5オクターブの広い音域をカバーする大きな木琴マリンバ、
    そしてマグノリアホールのすてきなスタインウェイのピアノが
    どんな風に鳴り響くのか、とても興味深いです

    (豆情報:
    マグノリアホールのスタインウェイはとてもめずらしい形のグランドピアノなので
    脚の部分などなど、ぜひご注目くださいね

    プログラムは、ピアノソロでお届けするバッハ以外は、
    まったく馴染みのない作曲家ばかりで、どちらかと言うと現代的な曲目ですが、
    突拍子もない現代音楽のような感じではないので、
    ちゃんと心を落ち着けて、聴いていただけると思いますご安心を
    打楽器の音楽は、ハマる人にはハマるジャンルなので、
    まだ聴いたことのない方はこの機会にぜひ

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    今度のマグノリアコンサートは日曜日、お昼14時の開演です

    11月、12月と連続して新メンバーお披露目コンサートとなりましたマグノリアコンサート。
    11月の田代直子に引き続き、12月の中山直音にもあたたかいご声援を、
    どうぞよろしくお願いいたします

    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年12月6日(日)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     中山 直音(関西フィル・首席ティンパニ奏者)
     角 武(打楽器)
     大西 真衣(ピアノ)
    [プログラム]
     アルマンド・ラッセル:ピアノと打楽器のためのソナタ
     エマニュエル・セジョルネ:マリンバと弦楽合奏のための協奏曲
     J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調
     イヴァン・トレビーノ:マリンバデュオのための2+1
     ジェイソン・デクリストファロ:フルート、マリンバ、ピアノのためのトリオ

    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865


  • 2015.11.28(土)
    関西フィルNews
    今年最後のデュメイ監督の公演です!

    みなさまこんにちは
    急な寒さが体にこたえますが、寒さに慣れるまで
    用心いたしましょう

    明日29日は、今年最後のデュメイ音楽監督との演奏会になります。
    今年最後を締めくくる大変美しいプログラムです~

    「シューベルトとブラームス」というだけで、薫り立つようなロマン派の
    音楽が想像できますね
    IMG_4553

    前半はシューベルトの繊細さを堪能していただける、「ロザムンデ間奏曲第3番」と
    「未完成交響曲」。
    後半は、無形文化遺産に推薦したい、ブラームスのヴァイオリン協奏曲。
    全体を通して深遠な世界が広がります

    「未完成交響曲」は、シューベルトが第3楽章の途中でオーケストレーションを
    やめてしまったことにより、1・2楽章しか完成しませんでした。

    第1楽章の最初の部分は、日本を代表するロックバンドがある曲に
    使用したことで有名ですよね。
    本当に多くの音楽家に影響を及ぼした傑作です。

    でも”完成していない”!?ちょっと納得いきませんよね~。
    安心してください
    この曲のウリはまさしく、”未完の美しさ”
    ミロのヴィーナスと同じだと思います!!

    存在したかもしれない残りの楽章、フィナーレの楽章など、
    かなり気になりますが、2楽章の終わり方があまりに美しいので、
    唯一無二のこの音楽は、こういう運命で良かったのかもしれません。

    「未完成交響曲」とよく一緒に演奏される「ロザムンデ」間奏曲第3番、
    天国的な美しさに溢れるこの曲での公演の幕開けとなります

    後半は、エステル・ユーさんとのブラームス:ヴァイオリン協奏曲
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    素敵な表情で演奏されていますが、この表情がまさしく、この曲を表していると思います。

    強い意志に貫かれたがっしりとした作りではありますが、
    2楽章や3楽章はほのぼのと感情や、心から湧き出る民族愛に
    彩られています。
    2楽章冒頭のオーボエのソロもお忘れなく

    ユーさんは、「音楽の友」12月号で、
    「これは特別な作品。オーケストラ全員がつねに参加しているので、
    舞台上で孤独を感じることが無い」と語ってらっしゃいました。
    ユーさんとデュメイ&関西フィルが作り上げるロマン派の大曲、
    どうぞお楽しみに

    しつこいようですが、5・6月ヨーロッパ公演のおもしろ写真、
    今回でやっと全部ご紹介できます~
    最初の2枚の写真は、カメラマン徳岡裕紀(第一ヴァイオリン)提供です

    下記は、5月31日にドイツ・デュッセルドルフからイタリア・ベルガモへ
    移動する際、ミラノのリナーテ空港に到着した様子です。
    P5310963-1

    この飛行機、アゲアゲすぎませんか
    航空会社はエアベルリンで、何か期間限定のラッピング飛行機かな~、
    と思っていたのですが、後で調べても何もわかりませんでした
    何かご存知の方、ぜひ教えてください

    次は、6月3日イタリア・ベルガモから、ドイツ・ヴュルツブルクへの
    移動の経由宿泊地、ドイツ・ウルムでの写真。
    ウルムはアインシュタインの生地として有名です。

    街中には色々なアインシュタイン関連の物がありますが、
    その中でも目立っていたのは、アインシュタインの噴水
    ブログ用修正-1P6031608

    なかなか斬新なデザインですね。
    残念ながら水は出ていないようです。

    人が写っていないのですが、この噴水、かなりの大きさなんですよ~。
    高さは2メートル以上
    上に巻貝が付いていて、その入り口にアインシュタインの顔があります。
    斬新斬新・・・。

    そして下は、水が出ている噴水。
    5月30日に公演を開催したドイツ・デュッセルドルフ、トーンハレの
    正面玄関です。
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    噴水の中にはひっくり返したグランドピアノ。
    「あらら。水没ピアノ。。。」と思っていたら、
    関西フィル某ヴァイオリン奏者がポツリと、
    「池の中で、水の妖精がピアノを弾いてるかもしれないわねぇ・・・」
    と、なんとも音楽的詩的な見解
    本番前のキリキリした気持ちがほんわかしました

    デュメイ監督と、大変密な時間を過ごした2015年でした。
    次、デュメイ監督が関西フィルに来るのは来年の5月になります。
    ブラームスの交響曲第3番やバルトークのヴ ァイオリン協奏曲(10月)、
    楽しみですね~ぜひご期待ください

    明日の公演、本日16時まで事前ご予約を承っております。
    楽団員一同、ホールでお待ちしております

    関西フィル 06-6577-1381


  • 2015.11.21(土)
    関西フィルNews
    23日(月・祝)は秋の定期演奏会です!!

    みなさまこんにちは
    今日も秋の良い一日でしたね。

    昨日から音楽監督デュメイとの練習が始まっています
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    上記は「運命」の4楽章ですね~。
    ピッコロとコントラファゴット、トロンボーンの出番は今回、「運命」の第4楽章のみです

    この5名、1・2・3楽章の25分弱は待機、満を持しての4楽章で登場、
    この瞬間の音色の変化に、ぜひご注目くださいね
    この時代、ベートーヴェンが始めてこれらの楽器を交響曲に取り入れました。
    さすがベートーヴェン先生、効果抜群ですよ~
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    ”デュメイの「運命」、どんなやろ・・・”と思ってらっしゃる方、多いと思います!
    楽団員もドキドキしながら練習の日を迎えました。

    日本人の感覚からすると、少し照れてしまうくらい”聴かせ所”を
    アピールした音楽の作りですよ

    デュメイと演奏する古典作品は、本当に喜びと光に満ち溢れた作品に
    豹変するのですが、この「運命」の第4楽章など、まさしく
    ”音楽をする喜び”そのものです。

    ”1・2・3楽章の葛藤を経ての第4楽章の勝利”などの難しい感じではなく、
    「音の並び、フレーズそのものの存在が奇跡的で素晴らしくて、嬉しくてしょうがない」
    といった風に疾走します

    ぜひこの偉大な名曲の光をあらためて感じていただければ

    そしてもう1つ、協奏曲の巨星「皇帝」

    練習場に行くと、なんとリチャード・ギアがピアノを弾いているでは
    ありませんか~
    と、見間違うほどダンディなコラールさんです。
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    セーターのプロデューサー巻きやジーンズの雰囲気もかなりオシャレです

    コラールさん、もちろんフランス音楽の大巨匠ではありますが、
    ラフマニノフやブラームスなども大変定評がおありです。
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    全体的に、キリリと引き締まりながらもフルコンサートピアノを豊かに鳴らしきるパワーに
    溢れています

    練習の途中、「このピアノ、よく鳴るね」とおしゃってご自分で
    ピアノの蓋を半分に閉めてしまわれました

    コラールさん、他の人ではそんなに鳴らないですよ・・・。

    ザ・シンフォニーホールの巨大な空間にどのように響くのか、楽しみです

    深まりゆく秋にぴったりの「コリオラン」序曲と2つの名曲、
    まさしく人類の遺産ですよね。
    あまりに有名曲なので”最近生では聴いてないな~”という方も
    多いと思います。

    ぜひこの機会にお越しくださいませ

    S席・C席・学生席は完売しております。
    A席4,500円、B席3,000円のお席のみ、23日(月・祝)の12:45から
    当日券として発売致します。