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2020年 5月

  • 2020.5.15(金)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ Op.0515

    50周年記念コラムも今回で第5回目となりました!

    いやが上にも期待が高まりますが…ここで突然の緊急企画。・゚・(ノ∀`)・゚・

    「オーケストラ奏者の素顔に迫ろう!」と題し、関西フィル楽団員にアンケートを実施しました♫

    まずは日本人なら!?気になる事でしょう^^;

    左が関西フィル楽団員の血液型割合、そして右が日本人の血液型割合です!

    AB型とO型はほぼ平均値ですが、B型の割合が多いという結果になりました!
    某オーケストラでは昔、セクション全員がB型だった…なんて噂を聞いた事がありますが、もしかすると関係がある?のかもしれませんね(ΦωΦ)フフフ…

    長子が約半数を占める結果となりました! インターネット調査によると、小学生の約8割が習い事をしているそうですが、「音楽教室」は男女ともに人気のようです。長子には習い事を、という親御さんは多いことでしょう。

    続いて見ていきましょう。

     

    皆さん想像がつくと思いますが、「0~5歳」「6~8歳」の内、95%がヴァイオリン奏者(ヴァイオリンから転向したヴィオラ奏者を含)という結果でした。

    管楽器奏者はほとんどが「12~15歳」「16歳~」、つまり中高の部活動で始めているようです! チェロ奏者もある程度体格が無いと難しいので、中高で始めた人が多数!
    ※ヴァイオリン・ヴィオラも「16歳~」から始めた奏者がおります。努力次第ではプロになれるのです!

    算数(数学)が第1位という結果です。 「音楽と数学は通じるところがある」と言われておりますので、中々興味深いものとなりました。

    外国語(英語含)が0%なのが意外です…!😲

     

    続いては皆さん興味があるのではないでしょうか。 現役オーケストラ奏者が選ぶ、「弾きたい!」「聴いてほしい!」、交響曲を作曲した作曲家ランキングです!
    ※一人3票ずつ投票を行い、得票数が5票以下の結果は除きました。

    弾きたい!聴いて欲しい!交響曲ともに、ブラームスが第一位となりました!
    4票以下をご紹介する事が出来ないのが残念ですが、「弾きたい!聴いて欲しい!」ともに“重要とされる日本人の作曲家“というチェロ奏者からの意見がありました。

    (交響曲とは限らないけれど)わが国の交響楽の歴史を刻んだ先駆者の作品 山田耕筰、芥川也寸志、黛敏郎、團伊玖磨、武満徹など

    7月の第312回定期演奏会では貴志康一:交響曲「仏陀」(指揮/藤岡幸夫)を取り上げますので、是非たくさんのお客様に聴いていただきたいです!

    続きましては…

    衝撃的な結果です!「チェロ」を極めてみたいという結果が全体の三割となりました。・゚・(ノ∀`)・゚・。

    ここでいくつか理由を紹介します。

    弦楽器奏者より
    『音域も広く自由自在』、『音域が広くメロディーから伴奏まで色々できるから』、『いつも弾いてみたくなる旋律を持っているから』

    木管楽器奏者より
    『音が柔らかく、素敵な曲もたくさんあるので』、『高音楽器を演奏しているが、低めの音域の温かい音色に憧れます』

    金管楽器奏者より
    『弾いてる姿が様になる(笑)、いいメロディーがたくさん回ってくる』

    次点は「今の楽器!」という結果でしたが、皆さん結構他の楽器に興味を持っているんですね笑

     

    最後は「音楽家を志す以前になりたかった職種は?」というアンケート結果を御覧いただきましょう!

    「教育・研究職」が第1位! 「子どもが好きだから」「化学系にとても興味があったため」「ひとつのことを深く追求することが好きだから」など、たくさんの回答をいただいております。

    次点は「やっぱり音楽家!」という結果でした(^O^)

    「これしかないという運命を感じる」「オーケストラを初めて聴いた時の衝撃が大きく、職業にできたらと切望したから」「とにかくクラシックが好きだから!」など、熱いコメントが多数!

    「その他」という回答としては「家業」「鉄道の運転手」「キャビンアテンダント」「巫女さん」の他、「美術系」「考古学者」など、クリエイティブな職種が多いのが印象的です。

     

     

    ・・・・・・ただ一名を除いては・・・・・・・

    小学校の卒業文集に「将来の夢:プロレスラー」と書いたその男は・・・・・ 

     

    そう!チェロ首席の向井航です!🔥🔥🔥🔥🔥

    新日本プロレスをこよなく愛し、闘魂三銃士(武藤・蝶野・橋本)が出る試合を見るためにお小遣いを貯め、 小学生の時からプロレス観戦に通っていたそうな…
    そんな向井少年ですが、とっても優しく、素敵な音色を奏でるチェロ奏者になりましたとさ^^;

    「オーケストラ奏者の素顔に迫ろう!」と題しお送りした本アンケート結果、お楽しみいただけましたでしょうか?

     

    ではまた次回、5のつく日まで…(*´∀`)


  • 2020.5.14(木)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0514

     皆さま、こんにちは!
     「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」K.0514です!
    創立間もない関西フィルを知る数少ない団員の一人、ファゴット首席奏者、
    星野則雄からのメッセージです。

     この度50周年を迎える事が出来たのは、多くの聴衆の皆様、支援して下さる皆様のお陰と、とても感慨深く、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。この50年の間には幾度となく存続の危機がありました。

     私の知る最初の転機について書きたいと思います。

     私が入団したのは1980年、関西フィルの前身である、ヴィエールフィルの時でした。関西フィルハーモニー管弦楽団と改名し、新たなスタートを切る2年程前の事です。

      練習場は天満橋にある國民会館。戦前の古い建物で暖房設備が充分ではなく、冬はとても寒くコートを着たまま合奏していました。
    演奏会も演奏するだけではなく、本番会場へのトラックでの楽器運搬、積み下ろし、舞台セッティング等、すべて楽員で行っており、エキストラの方への出演料を渡す事もしていました。

     室内合奏団からオーケストラへの移行期でもあり、団員が少なく、多くのエキストラの方に頼らなくてはならなかったため、弦楽器の編成が足りないまま練習する事もしばしばでした。

      指揮者はヴィエールフィルの創立者である宇宿允人氏で、その指導は厳しく1つのフレーズ数小節に1時間以上かける事もよくありました。要求が高く、絶対に妥協しません。その要求にプレイヤーが答えられた時、指揮者の世界観が広がり、人を感動させる演奏になる事もよくありました。彼の音楽に心酔する熱狂的な聴衆も多く、とてもカリスマ性のある方でした。

     しかし、いろいろな事情で宇宿さんとは決別する事になり、同時に意を同じくする、コンミス、弦楽器のトップ奏者達も一緒に退団し、存続が難しくなってしまったのです。残った団員皆でいかにオーケストラを存続させ、演奏を続けていくか、夜遅くまで何度も話し合ったのをよく覚えています。

     その時救いの手を差し伸べて下さったのが、クラリネットを演奏し、大川創業社長でもあった大川進一郎さんでした。 
    『関西フィルハーモニー管弦楽団』と命名し、運営代表として、オーケストラを支え続けて下さいました。

     その後幾たびか危機がありましたが、その都度沢山の方々のご支援、ご協力のお陰で、今では関西の老舗オーケストラと言われるまでに成長させて頂きました。

     私もこれまで心を奏で必死で演奏してまいりました。
    今すぐにでも舞台に立てるよう、鋭意精進しております。

    皆様に最高の音楽をお届けできますよう祈りながら。          

    ファゴット首席奏者 星野 則雄

     

     


  • 2020.5.13(水)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0513

     皆さま、こんにちは!
    「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」、今回は第二ヴァイオリン首席奏者、増永花恵からのメッセージです。

     

     「楽団創立50周年」ものすごく正直に申し上げると、入団4年の私には実感のわかない言葉の響きです。
    50周年の記念演奏会1つ1つ舞台を終えていったなら「50年」という楽団の重みを、喜びをじわじわと感じていたかもしれません。世界中が感染症と戦っている今、演奏家は予定外に時間を与えられ、否が応でも自分自身と向き合わされています。  

     演奏家としてできることを考えています。 その昔、王侯貴族のお抱え演奏家になれなければプロの演奏家、音楽家になれなかった時代、才能はもちろん、複数の楽器を難なく扱い、初見能力も高く、その持ち合わせた高い教養から正しく楽譜を解釈し、軽やかに演奏する技術を持つ者たちがきっと「重宝される演奏家」だったのでしょう。それは今年生誕250年のベートーヴェンが生きていた時代も続いていましたが、彼は王侯貴族に気に入られる音楽ではなく、耳が不自由になりながらも自分と向き合い「芸術」を模索し続けました。

      この感染症が収まるまでの間、一度立ち止まって、これまで歩んできた道のり、これから進もうとする道のり、それを実現するために必要な事をじっくり見極める時間を私は与えていただきました。華やかな舞台に安心して帰ってくるときには、その間耕した栄養でより充実した演奏をできるよう、今精進し続けなければと心を引き締めています。きっとそれが入団年の浅い私に「創立50周年」の関西フィルに出来る唯一の事だと思っています。いつも応援してくださるたくさんのお客様、それから後援企業に支えられ演奏活動をさせていただけることを感謝いたしております。

     近い未来、またすぐに皆様にお会いできる日々を想うばかりです。  

    第二ヴァイオリン首席奏者 増永花恵

     


  • 2020.5.9(土)
    50周年記念コラム 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0509

    皆さま、こんにちは!

    「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」、今回はトランペット奏者、堀川正浩と第二ヴァイオリン奏者、柏山七海からのメッセージです。
    それぞれの音楽への思いを受け止めてください!

     私は30年以上このオーケストラに籍をおかせてもらっています。30年といって長いようですが、あっという間でした。音楽が好きで、トランペットが好きで、どちらも空気のようになくてはならない存在です。時には楽員とぶつかることもありますが、純粋に音楽を愛している人が多くいる関西フィルのことももちろん好きです。

     この楽団にひろってもらって最初は無我夢中でした。まあ、今も無我夢中ですが。楽しいこともあり、辛いこともあり、でも、本当に幸せです。

     いつもその年の最後の第九を演奏直後、「今年もトランペットを吹けてよかった」とステージ上のライトの下で家族の顔などを思いをめぐらせてしみじみしております。定年退職まで数年しか吹けませんが、よき同僚や先輩、後輩と一緒にお客様や家族の為に演奏を続けていきたいです。

    トランペット奏者 堀川正浩

    ♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬♪♬

     
     大変な日々が続いておりますが、皆様どのようにお過ごしでしょうか。
    関西フィル
    50周年という年に、このような事態になり、つらく悲しい気持ちでいっぱいです。
     今は楽団の皆さんとの活動は叶いませんが、また再開できる日が必ず来るという、熱い想いを持って自宅でのヴァイオリンの演奏は続けております。私は小さい頃からヴァイオリンを始め、学生時代は音楽漬けの毎日で、オーケストラプレイヤーになるのが夢でした。音楽は、私にとってかけがえのない存在です。

     早くこの事態が終息しますように。
    皆様が、ご無事で過ごされることを心よりお祈りしております。

    第二ヴァイオリン奏者 柏山七海

      

     


  • 2020.5.7(木)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    新型コロナウイルス感染防止に伴う臨時休業延長についてのお知らせ

     平素より関西フィルハーモニー管弦楽団をご愛顧いただき
    誠にありがとうございます。

    緊急事態宣言の延長を受け、下記のとおり、
    事務局の臨時休業期間を延長させていただきます。

     休業期間:2020年5月7日(木)~5月20日(水)

    休業期間中、お問い合せ等に関しましては、
    下記のメールアドレスにご連絡ください。

     メールアドレス: info@kansaiphil.jp

    お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程、
    よろしくお願い申し上げます。