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  • 2016.11.16(水)
    公演情報 関西フィルNews
    明日は今年最後のデュメイの定期演奏会です♪

    みなさまこんにちはもみじ

    明日の練習、今日も時間一杯まで行っていました~。
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    昨日からチェロのブルネロさんも参加してくださっています。
    カメラ目線キラ~ンキラキラ_m
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    ハイドンのチェロ協奏曲2曲、この2粒の宝石のような名曲を1日で
    聴けるとはなんとも幸せな気分ですね
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    ブルネロさんはとても軽やかに、完全に手の内に入ったこの2曲を
    美しく紡ぎ出されていきます。

    鼻歌を歌いながら練習場を出てきた楽団員に、
    「ご機嫌ですね~」と声をかけると、
    「あったりまえじゃん!!ブルネロさんがものすごいよ!!!」
    と高いテンションの返事がこれは楽しみです105498
    ぜひこの2曲の個性の違いにもご注目ください。

    そしてメインはドヴォルザークの交響曲第7番。
    なんともシブイ密かな名曲です

    ドヴォルザークの交響曲といえば第8番と第9番「新世界より」が
    圧倒的に人気ですね。この2曲とは少し趣きが違います。
    民族的な要素を見事に取り入れている部分で、他の追随を許さない
    のは8・9番と同じですが、7番は少し重く内なる情熱に支配されている
    ように感じます。
    だからこそ、1楽章と4楽章などでは時々現れるロマンティックで
    牧歌的なメロディーにものすごくときめいてしまいますよtoon

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    2楽章、木管楽器・ホルン・チェロなどのドヴォルザークならでは
    ソロを、デュメイ監督はとにかく感情のおもむくままに歌わせますpiyo

    3楽章冒頭のメロディーはチェコの民族舞曲のメロディーなのですが、
    すごく耳に残って気が付いたら口ずさんでいますよ。。。
    とても身近に感じられるメロディーで、少しジブリ的な雰囲気を
    感じる方もいらっしゃるかもしれません大樹

    前半のハイドン2曲と後半の渋いドヴォルザーク、この違いを
    ぜひ生でお楽しみください

    明日は17時45分から当日券は発売開始致します。
    シンフォニーホールで皆さまをお待ちしております

     

     


  • 2016.10.13(木)
    公演情報 関西フィルNews
    明日定期演奏会です♪♪

    みなさまこんにちは
    明日はいよいよ藤岡さん&デュメイ監督の定期演奏会です

    今日も時間いっぱい練習しましたIMG_7317-2

    シベリウスの交響曲の中では1番と並んで親しまれている第2番。
    藤岡さんと関西フィルでも、よく取り上げる交響曲の中の1曲です。

    1楽章の始まり方、本当に個性的で素敵ですよね。
    音が始まった瞬間、オーケストラから風が吹いてくるようです
    第1楽章で、ヴァイオリン群に雰囲気を伝えるために藤岡さんが
    良い表情をされているのを発見
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    「大きな空を見上げる感じで!!!」という風なことをおっしゃって
    いたような。。
    1楽章の前半はこのようなイメージの部分が多いですね。

    凍結した大地の歌を奏でるファゴットソロで始まる2楽章、
    この楽章は心を熱くするメロディーに溢れています

    3楽章の中間部分、類稀なるオーボエのソロの部分ですが、とても
    浮世離れした調性です。
    変ト長調、フラット記号(♭)が6つも付いている調です…
    ファンタジー溢れる非現実な音空間にご注目を。

    続いて突入する4楽章の雄大で幅広いサウンド、北欧フィンランドの
    自然そのものですね
    使用されている楽器は、時代を超えてあらゆる作曲家と同じなのに、
    その国の気温、空気の透明度、大自然の中の音までもが感じられる…、
    シベリウスならではです126714

    このシベリウスと並んで民族色が強いバルトーク、
    デュメイの容赦無い演奏にオーケストラもかなり感化されましたhokkori
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    初めて聴いてすんなり理解できる、という曲ではありませんが、
    ゾクゾクする音の並び、鋭角的なリズムに溢れたこの曲の魅力を
    感じていただけると思います。
    このバルトーク、デュメイのヴァイオリンにぴったりだと思って
    いましたが、想像以上です
    楽員が「”参りました!!”って感じだわ~」とつぶやいていました。。。

    全然ご紹介できませんでしたが、1曲目の吉松隆さんの”夢色モビール”は、
    コンサートマスター、岩谷祐之のソロでお届けします。
    吉松ファンの中でも、”過去に聴いたことがないくらい素敵なメロディー”
    ”絶品の小宇宙”などと絶賛されている曲ですキラキラ_m
    関西フィルでは初めて取り上げます。こちらもお楽しみに

    明日は17時45分から当日券を発売致します。
    S席は完売しており、C席はかなり残り少ない状況です。

    みなさまのお越しをお待ちしております306927

     

     

     

     

     

     


  • 2016.9.24(土)
    公演情報 関西フィルNews
    明日は定期演奏会です♪♪♪

    みなさまこんにちは
    先ほど、濃い濃いロシアンプロの練習が終わりました。

    今回は、ロシア音楽の特色を散りばめたプログラムとなりました

    1曲目、チャイコフスキーの「ゆううつなセレナーデ」はデュメイ監督の
    ヴァイオリンが、タイトルの通りロシアの哀愁を紡ぎます。

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    そしてメインはチャイコフスキーの交響曲第2番「小ロシア」。

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    4・5・6番の交響曲ほど演奏されませんが、ユーラシア大陸の中で
    幅をきかせるロシアの雄大さが垣間見られる初期の交響曲ですね。
    ソビエト連邦の構成国であったウクライナ、そのウクライナの民謡が
    印象的に使われています。
    4楽章では”鶴”というウクライナ民謡がチャイコフスキーらしく、
    何度も何度も現れ、バレエのフィナーレのような雰囲気です632f243f22bcc39b8c3a04b137ea32bb

    チャイコフスキーとは違いますが、絶対的にロシアの歴史と文化を
    体現しているショスタコーヴィチの音楽。
    ショスタコーヴィチの残した2曲のピアノ協奏曲を、ウクライナ生まれの
    ピアニストでお聴きいただきます。

    ピアノ独奏は、フリスティヤ・フージイさん、
    ウクライナ生まれでフランス育ちとのこと。
    デュメイ監督とはフランス語で、マネージャーさんとはロシア語、
    練習中には英語で話される才色兼備の素敵なピアニストですtoon
    (C)Deyan Parouchev 5062354552_19f7f2e72f_b
    (C)Deyan Parouchev

    ベルギーのエリザベート王妃音楽院でピリスさんに師事されていて、
    デュメイ監督はピリスさんからフージイさんを紹介されたそうです。
    その後、何度かデュメイ監督とも室内楽などで共演され、今回の日本での
    共演となりました
    デュメイ監督、
    「彼女ならではのピアニズムが、今回のハードなプログラムで素晴らしく
     発揮されると思う」とのことです。

    ピアノ協奏曲第1番は”ピアノ・トランペット・弦楽合奏のための”
    協奏曲で、ピアノとトランペット、2人のソリストが演奏します。
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    今回は贅沢に、日本の最高峰オーケストラ、NHK交響楽団から
    首席トランペット奏者の菊本和昭さんに来ていただきました110651

    さすがNHK交響楽団の花形奏者
    器の広さを感じさせるトランペットの音色です。
    トランペットらしい輝かしい部分は、とてもおおらかに幅広くふくよかで、
    メロディックな部分はがらっと音色が変わり、歌うようになめらかです
    デュメイ監督の快速テンポの3楽章でも、細かいパッセージが完璧

    毎週日曜の夜にテレビでお見かけする、飛ぶ鳥落とす勢いの菊本さん、
    ぜひこの機会に生のサウンドをお聴きください!
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    リハーサル前のフージイさんとの打ち合わせでは、ショスタコーヴィチ
    ではないメロディーも…。むむっ!これは!
    楽しみです

    明日は12時45分から当日券を発売開始致します。
    お天気も悪くないとのこと
    ザ・シンフォニーホールでお待ちしております136444


  • 2016.5.23(月)
    公演情報 関西フィルNews
    明日は、松方ホールでオール・シューマン・プロです!!

    みなさまこんにちは
    初夏のようなお天気が続いていますね~。
    明日までは良いお天気みたいですよ。

    今日まで3日間、みっちりシューマン漬けでした127293
    ピアノ協奏曲と交響曲第1番「春」という、シューマンの中でも
    とても親しまれているオーケストラ作品です。

    シューマンのピアノ協奏曲は、「好きなピアノ協奏曲ランキング」
    でも常に上位の方には入っていますよね
    シューマンの真髄と言ってもいいほどの霊感に溢れた協奏曲です
    今回ピアノを弾いてくださるのは、23歳のレミ・ジュニエさん。
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    ミケランジェロのダヴィデ像にそっくりです!!!
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    ジュニエさん、シューマンの協奏曲をとても深遠に限りなく繊細に
    演奏されています123501
    弱音はほんとに消え入りそうなほどの素晴らしいコントロール109235

    とても印象的な1楽章冒頭、うっとりとろーんとした愛らしさが溢れる
    2楽章、3楽章はシューマンにしかできないのではなかろうか、と思える
    ハーモニーや色彩の変化がありますよね。
    シューマンらしく憂いやフレッシュさが混在するこの協奏曲、
    いつ聴いてもいいものです

    そしてメインは交響曲第1番「春」5738
    きっと”シューマン”と聞かれると、なんだかあっちいったりこっち
    いったり、うねうねしてわかりにくい…、という方が
    いらっしゃるかもしれません。

    でも、この交響曲第1番はすっきりと喜びに満ち溢れ、初めて
    聴いてもすっと心に寄り添ってくれる親しみやすい曲想ですよ
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    各楽章には、その昔、表題が付けられていたそうです。
    第1楽章 春の始まり
    第2楽章 たそがれ
    第3楽章 楽しい遊び
    第4楽章 たけなわの春
    と、これだけでもなんだか親しみがわきますね。

    ゆるりと春が頭をもたげるような第1楽章開始のファンファーレの後は、
    もう春満開です
    そしてデュメイ監督はさらに軽快に溌剌とした流れを重要視しながら
    練習を進めました。

    第2楽章はまさに「春眠暁を覚えず」というような雰囲気です116114

    第3楽章はスケルツォらしく力強く始まりますが、やはりシューマン、
    すぐに木管の歌が聴こえてきます110838

    各楽器が喜びの歌を奏でる第4楽章は、きっと松方ホールいっぱいに
    今日の空のような明るさが広がるでしょう

    そして練習風景の写真が撮れなかったヴァイオリン・ソナタ第1番も
    お忘れなく!!
    大阪近辺のお客様はホールまで少し距離がありますが、どうぞどうぞ
    遅刻されませんよう、お願い申し上げます。
    デュメイのソロは1曲目です

    春のデュメイシーズン、印象的なプログラムで幕を閉じます

    18:00からホール入り口にて当日券を発売開始致します。
    松方ホールの豊潤でありながらクリアな響きをどうぞ
    お楽しみください

    ↓↓↓
    公演詳細

     


  • 2016.5.10(火)
    公演情報 関西フィルNews
    デュメイシーズン、監督のヴァイオリンから開始です!!

    皆さまこんにちは

    デュメイ音楽監督、お元気に来日されています。
    2016年最初のデュメイシーズンの開始です~

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    上は、明日の本番の前半、モーツァルトの弦楽五重奏曲第4番の練習中109598
    左から、デュメイ監督、岩谷祐之、中島悦子、山本知資、日野俊介です。

    弦楽四重奏の編成にヴィオラを1本加えた五重奏。
    ヴィオラ2本は味が出ますよね~

    ヴァイオリニスト・デュメイがリードする室内楽、さすがですね。
    彼の推進力溢れる音楽につられて、楽団員がいつも以上に
    生き生きと精彩を放つ動きになっていきます

    終わった後、
    「やっぱデュメイさんは天才だわ…」
    「いつもの監督らしくすごく刺激的だけど、どんなことをしても
    エレガント!!」などと、ため息交じりに語っていました。

    モーツァルトの室内楽の中でも深い憂いに満ちたこの五重奏曲、
    フェニックスホールの響きの中で、皆さまの心に寄り添う
    ひとときをお贈りできればと思います。

    後半は弦楽器22名でお聴きいただくチャイコフスキーの
    弦楽セレナーデ
    色々ありまして、デュメイ監督と関西フィルで演奏するのは
    今回が初めてとなります。

    1楽章冒頭はテレビやCMでも超有名ですし、第2楽章ワルツは単独で
    大変よく演奏しています。
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    演奏し慣れている曲ですが、私達の”慣れ”はいつものようにデュメイ監督
    によって覆されるのです27968

    何の疑いもなく楽譜通りアクセントを付けている所を、
    「これは重すぎるよね」とアクセントを外したり、
    思いもつかないようなフレーズの作り方などで、
    いつも聴いている”弦セレ”とは色彩が違ってきた部分が
    たくさん

    ぜひお楽しみいただければと思います110838

    明日は18:30からホールの1階ロビーにて当日券を
    発売開始致します。

    フェニックスホールでお待ちしております