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明日は定期演奏会です♪♪♪

みなさまこんにちは
先ほど、濃い濃いロシアンプロの練習が終わりました。

今回は、ロシア音楽の特色を散りばめたプログラムとなりました

1曲目、チャイコフスキーの「ゆううつなセレナーデ」はデュメイ監督の
ヴァイオリンが、タイトルの通りロシアの哀愁を紡ぎます。

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そしてメインはチャイコフスキーの交響曲第2番「小ロシア」。

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4・5・6番の交響曲ほど演奏されませんが、ユーラシア大陸の中で
幅をきかせるロシアの雄大さが垣間見られる初期の交響曲ですね。
ソビエト連邦の構成国であったウクライナ、そのウクライナの民謡が
印象的に使われています。
4楽章では”鶴”というウクライナ民謡がチャイコフスキーらしく、
何度も何度も現れ、バレエのフィナーレのような雰囲気です632f243f22bcc39b8c3a04b137ea32bb

チャイコフスキーとは違いますが、絶対的にロシアの歴史と文化を
体現しているショスタコーヴィチの音楽。
ショスタコーヴィチの残した2曲のピアノ協奏曲を、ウクライナ生まれの
ピアニストでお聴きいただきます。

ピアノ独奏は、フリスティヤ・フージイさん、
ウクライナ生まれでフランス育ちとのこと。
デュメイ監督とはフランス語で、マネージャーさんとはロシア語、
練習中には英語で話される才色兼備の素敵なピアニストですtoon
(C)Deyan Parouchev 5062354552_19f7f2e72f_b
(C)Deyan Parouchev

ベルギーのエリザベート王妃音楽院でピリスさんに師事されていて、
デュメイ監督はピリスさんからフージイさんを紹介されたそうです。
その後、何度かデュメイ監督とも室内楽などで共演され、今回の日本での
共演となりました
デュメイ監督、
「彼女ならではのピアニズムが、今回のハードなプログラムで素晴らしく
 発揮されると思う」とのことです。

ピアノ協奏曲第1番は”ピアノ・トランペット・弦楽合奏のための”
協奏曲で、ピアノとトランペット、2人のソリストが演奏します。
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今回は贅沢に、日本の最高峰オーケストラ、NHK交響楽団から
首席トランペット奏者の菊本和昭さんに来ていただきました110651

さすがNHK交響楽団の花形奏者
器の広さを感じさせるトランペットの音色です。
トランペットらしい輝かしい部分は、とてもおおらかに幅広くふくよかで、
メロディックな部分はがらっと音色が変わり、歌うようになめらかです
デュメイ監督の快速テンポの3楽章でも、細かいパッセージが完璧

毎週日曜の夜にテレビでお見かけする、飛ぶ鳥落とす勢いの菊本さん、
ぜひこの機会に生のサウンドをお聴きください!
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リハーサル前のフージイさんとの打ち合わせでは、ショスタコーヴィチ
ではないメロディーも…。むむっ!これは!
楽しみです

明日は12時45分から当日券を発売開始致します。
お天気も悪くないとのこと
ザ・シンフォニーホールでお待ちしております136444