• 2014.8.23(土)
    関西フィルNews
    第4回城陽定期演奏会、明日に迫りました。

    みなさまこんにちは

    夏も終わりに近づいてきましたね。
    明日の日曜日は夏の定番、城陽定期演奏会です

    ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」と
    チャイコフスキーの交響曲第4番
    厳しい残暑を吹き飛ばしてくれるプログラムですよ。

    チャイコフスキーの頻繁に演奏される重量級交響曲、
    4番・5番・6番の最初、交響曲第4番がメインです。

    1楽章冒頭、金管楽器の印象的なファンファーレ・・・、
    この楽章最後にはこのファンファーレがいくつもなだれ込み、圧倒的終結です。

    DSCF8049

    第2楽章、緊張が緩みメロディアスな旋律が続きます。
    木管楽器ソロの美しさが際立ちますね。
    途中、くさびを打つように叩かれるティンパニが意味深です・・・。

    DSCF7936

    弦楽器のピッツィカートが繰り広げられる第3楽章。
    ピッツィカートというとなんだか楽しい雰囲気を予想してしまいますが、
    なんだか、浮遊するような、ファンタジックな楽章です。

    DSCF8046

    3楽章の雰囲気に完全に答えを出すかのような冒頭で4楽章は始まります。

    DSCF7906

    最後の4楽章では不安を煽る部分は少なく、とてもポジティブなフィナーレです。
    1楽章最初の印象的なファンファーレも力強く繰り返されます。
    チャイコフスキーは、この楽章には”多くの素朴な人間の喜びがある”と
    言っていたとのこと。
    これぞ音楽の力。

    さてさて、ところが、藤岡さんはもう少し違った考えをお持ちのようですよ。
    その辺りのお話は、ぜひプレトークをお聴きになってご確認くださいね。

    コンサート前半には、日本のジャズ界の重鎮、
    山下洋輔さんの燃えるような”ラプソディー・イン・ブルー”を
    お届けします。

    DSCF8064

    もう、ピアノソロの冒頭から山下洋輔さんのブルー・ノートが
    溢れ出てきますよ。

    藤岡さん、
    「山下さんはその時のインスピレーションで、ものすごい音楽が
    湧き出てくるからね。
    毎回全然違う本番だからスリル満点だよ~!!
    ダイナミックで繊細、この2つがここまで混在するラプソディー・イン・ブルーは
    山下さん以外では聴けない・・・!」
    とハイテンションです~。

    DSCF8063

    明日は13時から当日券を販売開始致します。

    皆様のお越しをお待ちしております!!

    【関西フィル 城陽定期演奏会】

    [日時]2014年8月24日(日)14:00開演(13:20開場)
    13:40~指揮:藤岡幸夫によるプレトーク開催!
    [場所]文化パルク城陽 プラムホール
    [出演]
    指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
    ジャズ・ピアノ:山下 洋輔

    [プログラム]
    ◆ロッシーニ:歌劇「どろぼうかささぎ」序曲
    ◆ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
    ◆チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

    <入場料(全席指定・消費税込)>
    一般¥3,500  学生席(高校生[18歳]以下)¥2,000
    ※学生席は文化パルク城陽、関西フィル事務局でのみの取扱いとなります。

    お問い合わせ
    関西フィル06-6577-1381(8/23(土)は16時までの営業、8/24(日)は休業)

     


  • 2014.8.15(金)
    公演情報
    0歳から入れるオーケストラコンサート!!

    みなさんこんにちは

    今月27日(水)に0歳のお子様から入っていただける
    オーケストラコンサート”こどもとクラシック”を開催します

    アンダーソン:キャプテン達と王様達、トランペット吹きの休日、
    グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲、
    チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より”花のワルツ”等、
    迫力のオーケストラサウンドを国際交流センターの素晴らしい
    音響の中でゆったりとお楽しみいただけますよ

    このコンサートには、毎年中学生くらいまでの若い音楽家にも
    ご出演いただいています

    今回は小学6年生の前田妃奈さん

    IMG_6875R

    全日本学生音楽コンクール小学生の部 全国一位
    という成績をお持ちです

    前田さんに披露していただく曲は、サラサーテのツィゴイネルワイゼン
    毎年、小さな音楽家の演奏に、子ども達は目を丸くして聴き入って
    くださいますよ。

    指揮者体験コーナーや、手拍子で曲に参加していただくコーナーもあり、
    ご家族でわいわい楽しんでいただけるコンサートです。

    小さなお子様が泣き出してもお互い様
    いつもにぎやかな客席ですのでお気になさらず

    入場料は1席1,000円です。
    お子様をお膝に乗せられる場合、お子様は無料となります

    ベビーカー置き場もご用意しておりますので、どうぞご家族で
    いらっしゃってください

    【こどもとクラシック】

    [日時]2014年8月27日(水)14:00開演(13:15開場)
    [場所]大阪国際交流センター
    (最寄駅:近鉄大阪上本町駅、大阪市営地下鉄谷町九丁目駅)
    [出演]
    指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
    ヴァイオリン:前田妃奈(小学6年生)
    管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団

    [プログラム]

    J.シュトラウスⅠ:ラデツキー行進曲
    アンダーソン:キャプテン達と王様達、トランペット吹きの休日
    サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン 作品20
    グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
    ビゼー:「カルメン」組曲より“闘牛士”
    オーケストラを指揮してみよう!~ブラームス:ハンガリー舞曲第5番より
    ヨゼフ・シュトラウス:ポルカ「憂いもなく」作品271
    ヨハン&ヨゼフ・シュトラウスⅡ:ピチカート・ポルカ
    ピアソン:ヒップリップスⅡ
    チャイコフスキー:組曲「くるみ割り人形」より“花のワルツ”
    [料金]1席¥1,000
    ※0歳のお子様からご入場いただけます。お子様を膝にのせる場合、お子様は無料です。

    [お申込み方法]
    お電話(関西フィル事務局:06-6577-1381)で事前ご予約の上、8月23日(土)までに
    郵便局でチケット代金をお振込いただきます。
    お振込の控えを演奏会当日に必ずお持ちください。
    お振込の控えをお忘れになった場合は、ご入場いただけません。
    演奏会当日、ベビーカーでいらっしゃる場合はお申込み時に台数をお伝えください。

    <郵便局振込先>
    お電話でご予約の上、郵便局から下記にお振込みください。
    口座番号 00990-7-22818
    加入者名 関西フィルハーモニー管弦楽団
    ※「通信欄」に「8/27こどもとクラシック〇席、ベビーカー〇台」
     とご記入ください。

    お申込み電話番号:関西フィル 06-6577-1381

    主催:こどもとクラシック楽育実行委員会
    協賛:パナソニック株式会社
    問い合わせ:関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381

     


  • 2014.8.13(水)
    関西フィルNews
    関西フィル軍 藤岡総大将のインタビュー、掲載されました!!

    みなさまこんにちは

    先日ご紹介したぴあ関西版WEB、藤岡さんの記事が
    掲載されました

      ↓ ↓ ↓

    ぴあ関西版WEB

    9月15日の”大坂秋の陣”についてだけではなく、
    色々お話ししてくれています

    動画もぜひご覧ください
    (データが重くて少し再生しづらいですが、あきらめずにお待ちください~)

    「色々しゃべったな~、見てくれると嬉しいな!!」

    古典美・ロマン派への道のり、リハーサル 133

    (C)HIKAWA


  • 2014.8.12(火)
    関西フィルNews
    「大坂秋の陣」飯森範親さんの熱い宣戦布告!!

    みなさんこんにちは

    9月15日(月・祝)の注目コンサート、「大坂秋の陣」まで1カ月、
    本番が迫ってまいりました

    ぴあ関西版WEBに飯森範親さんのロングインタビューが
    載っています

     ↓ ↓ ↓

    ぴあ関西版WEB

    右端にある動画ですが、パソコンによっては読み込むまでに少し時間がかかります。
    あきらめずにどうぞ動画もご覧ください!!

    敵陣大将の宣戦布告!!こちらも応じないわけにはまいりません

    ということで、近々関西フィル大将のインタビューも載せていただく予定です。
    どうぞお楽しみに

    【大坂秋の陣2014】
    20140412122313814_0001

    [日時]2014年9月15日(月・祝)
    [場所]ザ・シンフォニーホール

    ♪14:00開演(13:00開場) 
    藤岡幸夫指揮/関西フィルハーモニー管弦楽団公演
    トークゲスト:飯森範親
    モーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」
    チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

    ♪17:00開演(16:00開場) 
    飯森範親指揮/日本センチュリー交響楽団公演
    トークゲスト:藤岡幸夫
    モーツァルト:交響曲第36番「リンツ」
    チャイコフスキー:交響曲第5番

    ※関西フィル公演後、舞台準備の都合上、一度退館していただきます。

    ◆2つの公演セット券のみの販売となります。
    A席 8,000円 B席 6,500円 C席 5,000円 車いす席 5,000円
    (全席指定・消費税込み)

    ◆ウェスティンホテル大阪 中華料理「故宮」のディナーがついた80席限定の
    プレミアム席20,000円もございます。
    ディナーには飯森・藤岡 両氏も参加致します。

    ◎ご予約お問い合わせ
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
    センチュリー・チケットサービス 06-6868-0591
    ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333
    チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:780-843]
    ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード:58995]
    イープラス http://eplus.jp/ (PC・携帯共通)

     


  • 2014.8.5(火)
    関西フィルNews
    マリンバ&フルートで爽やかな夏を!

    みなさま、こんにちは
    暑いですね

    今週8日(金)はいよいよMeet the Classic Vol.29
    夏が似合う男、藤岡さんの熱~い指揮で
    ブラームスの2番をお届けいたします
    藤岡さんと同級生、小川理子さんのラプソディ・イン・ブルーも楽しみです

      

    さて、そんなMeet the Classic の練習風景などはまた後日
    本日はマグノリア・サロンコンサートのご案内です

    毎月1回、関西フィルメンバーが出演させて頂いている
    室内楽のコンサートシリーズ、マグノリア・サロンコンサート。
    8月はフルートの増本竜士が出演させていただきます

    増本はオーケストラの演奏活動だけでなく、
    現代音楽の新作初演や、ピッコロの演奏活動にも力を入れていて
    精力的に活動しています
    今回のマグノリアコンサートでは、
    そんな増本のオーケストラではなかなか見られない側面を
    間近にお聴きいただける多彩なプログラムとなっています

    共演は、マリンバ奏者の中田 麦さん。

    IMG_5631

    オーケストラでは、舞台の奥のすみっこの方に置かれるマリンバ。
    なかなか近くで見る機会がありませんが、
    こうして見ると、デカイですね~

    今回のプログラムは、まず「古今楽曲の聴き比べ」と題して、
    バッハの「無伴奏チェロ組曲第2番」、そして
    イサン・ユンの「エチュード」を、ソロフルートで。

    イサン・ユンは非常に数奇な運命を辿った現代音楽作曲家で
    10代の一時期には大阪で音楽を学んでいました。
    今回演奏する楽曲は無伴奏フルートのためのエチュード。
    エチュード、つまり「練習曲」ですが、
    練習曲と言うにはあまりにも技巧的で、
    立派に組曲の形をとっている、聞き応え十分の現代曲です

    そして、シリアスな無伴奏フルートに加えて、
    マリンバ&フルートの組み合わせで
    ピアソラの「タンゴの歴史」、
    伊藤康英の「フルート・レストラン」のデュオ演奏をお届けいたします
    マリンバとフルート、なんとも爽やかな組み合わせですね
    どちらも夏にぴったりの、軽やかでおしゃれな音楽です!

      

    増本より、みなさまへメッセージです

    んん?真夏にこのプログラムを吹ききれるのか?
    との不安が頭をもたげました。
    今回はバッハと現代曲を軸とした重量級のプログラムで
    フルートの表現領域やアンサンブルの可能性に挑戦します。
    十分な意欲と共に、多様なプログラムをお届けしたいと思っています。

    中田さんのマリンバが魅せる多様なバチさばき、
    増本はピッコロ、フルート、アルトフルートで応戦します!

    音大生のみなさま、作曲家のみなさま、そのほかの皆々様にも、
    聞き応えたっぷりのマグノリアサロンコンサートへ
    お誘いあわせの上、ご来場宜しくお願いいたします!

       

    IMG_1146

    「間違いを探せ」お約束おふざけショットです
    遠目にはわからないですね~

    8月のマグノリア・サロンコンサートは
    藤岡さんの Meet the Classic の翌日、8月9日(土)です
    お盆前の2日間、いずみホールとマグノリアホールへ
    ぜひご来場ください

    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2014年8月9日(土)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     増本 竜士(フルート)
     中田 麦(マリンバ) 
    [プログラム]
     J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
     イサン・ユン:無伴奏フルートのためのエチュード
     ピアソラ:タンゴの歴史
     伊藤康英:フルート・レストラン
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865

  • 2014.7.30(水)
    事務局からのお知らせ
    本日の産経新聞ぜひご覧ください!!

    みなさまこんにちは
    ここ数日、みずがめ座流星群が綺麗らしいですね

    さて、今朝の産経新聞朝刊に飯守泰次郎さんの記事が
    掲載されています。

    「父の教え」というコーナーで、お父様の思い出を語って
    らっしゃいます。

    飯守さんが高校生の時のご家族のお写真も載っていて、
    とても興味深い記事です!!

    ぜひご覧ください

    IMG_7406

    (C)s.yamamoto


  • 2014.7.17(木)
    関西フィルNews
    フルートの貴公子ジャコーさん、麗しく登場です!!

    みなさまこんにちは
    明日も良いお天気になりそうです

    昨日、16日の練習からフルート独奏のセバスチャン・ジャコーさんに
    ご参加いただいています

    プロフィール写真はなかなかワイルド系でしたが!!

    jacot(new) - サイズ小

    生ジャコーさんは、なんか、キラキラしてます・・・

    DSCF7870

    水泳がお好きということで、肉体美はワイルド系です

    ジャコーさんは2013年神戸国際フルートコンクールで第1位を
    獲得されています
    今回演奏していただくカール・フィリップ・エマニュエル・バッハの
    フルート協奏曲ニ短調は、このコンクールの時に演奏された曲とのこと
    ヨハン・セバスチャン・バッハの次男の作品ですね。

    今回、ジャコーさんは木製のフルートを使用されます。

    DSCF7859

    これぞ、木管フルート!という柔らかな音色です
    金属のフルートに比べてとても透明感があり、どこまでも音が染み込んでいきますね・・・。
    心がほっこりしてきます

    しかし!今回のフルート協奏曲の第3楽章では、疾風怒涛のような
    テクニックも披露してくださいますよ
    目にもとまらぬ速さで細かな音が降り注ぐのですが、いとも簡単に
    美しく吹きこなしていらっしゃいます

    当楽団フルート首席奏者の増本竜士がジュネーブ音楽院に留学していた時、
    3年間一緒に学んだそうです。
    ジャコーさんは、特別枠で入学されたらしく、なんと15歳での入学

    今回は久々の再会でとても楽しそうでした

    DSCF7873

    向かって左から、シェレンベルガー氏、ジャコー氏、増本竜士です。

    ショスタコーヴィチの5番、増本が吹くフルートも大活躍します
    3楽章での木管楽器のソロは何かを訴えているとしか思えない、
    とても印象的な空間ですよね。
    ぜひご注目ください

    本日は17時まで事前ご予約を承っております。
    (関西フィル:06-6577-1381)
    明日は17時45分から当日券を発売致します。

    皆様のお越しをお待ちしております~


  • 2014.7.16(水)
    関西フィルNews
    夏といえばショスタコ5番でしょう!!

    みなさんこんにちは
    7月18日(金)、盛夏の定期演奏会が迫ってまいりました。

    今年の夏、7月定期と9月定期は”ベルリン・フィルを支えた男たち”シリーズです

    ほぼ同時期の20年間、ベルリン・フィルの要職、
    オーボエ首席を務めたハンスイェルク・シェレンベルガー氏を7月に、
    ヴィオラ首席を務めたヴォルフラム・クリスト氏を9月にお招きします

    カラヤンやアバドの時代、数々の名演に携わっていらっしゃったことでしょう・・・

    シェレンベルガー氏とは2002年から6回目の共演となります。

    2002年、ハイドン:十字架のキリストの最後の七つの言葉
    2004年、メンデルスゾーン:交響曲3番「スコットランド」
    2006年、レスピーギ:シバの女王ベルキス
    2008年、ベルリオーズ:幻想交響曲
    2009年、シューベルト:交響曲7(8)番「未完成」

    というメインプログラムでしたバラエティー豊かですね~。
    今回はこの豊かなバラエティーの幅をさらに広げるショスタコーヴィチ

    そう!!話は変わりますが、夏と言えばショスタコーヴィチの5番を
    絶対聴くべきでしょう!!

    20世紀最大の作曲家の一人、ショスタコーヴィチの作品の中で、
    最も親しまれており最も夏に相応しいと思われる交響曲第5番

    この曲は当時の共産党からの抑圧の中で作曲され、「強制された感情」が
    織り込まれたとも言われていますね。
    単純に”輝かしい勝利”として受け止められる内容ではありませんが、純粋に音の並びや
    ハーモニー、オーケストラの壮大な響きは、盛夏にぜひ聴いていただきたい
    血沸き肉躍る名曲だと思います

    空間を突き抜けて響く管楽器、ここぞ!というには全てを支配してしまう打楽器、
    格別に静謐な響きの第3楽章での弦楽器群・・・

    DSCF7805

    昨日の練習初日、2日目の今日と、ショスタコーヴィチを集中して練習しました。

    DSCF7808

    ショスタコーヴィチ第5番にしては、少しだけテンポが速めのように感じました。
    楽団員に聞いてみると、
    「確かにテンポは速めに感じるけど、これがショスタコーヴィチが指定したテンポに
    忠実だよ、実は。
    この曲で習慣的になってしまっているテンポのゆれや強弱変化が削ぎ落とされていて、
    これがショスタコーヴィチが書いた本当の音楽なのかも。」
    ということでした

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    練習中、「too much」「enough」という言葉を度々おっしゃっていました。

    大音量よる虚飾を避け、内面的な要素でこの第5番を表現されようと
    してらっしゃるのかもしれません。

    全体のバランスをとても注意深く調整されています。
    いくつか組み合わされているメロディーの中でも、一番重要なメロディーが
    浮き上がるように、音量、響きを組み立てられました。

    DSCF7825

    とにもかくにも、何度も言いますが、絶対的に夏に聴くべきショスタコ5番
    どんどん暑くなる夏を目の前に、これを聴けば元気100倍スタミナがつくこと
    間違いありません

    色々話を聞いていると、クラリネットの吉田悠人は今回”ショスタコーヴィチ第5番デビュー”
    を飾るということが発覚それも「Esクラリネット」で

    Esクラリネットは一番頻繁に使用されるB管クラリネットに比べ、高い音域(4度上)
    の音が出るよう作られた少し小さ目のクラリネット

    DSCF7831

    向かって左がEsクラリネットです。ちっちゃいですね!!

    頻繁にオーケストラ曲に登場する楽器ではありませんが、このEsクラリネットにしか絶対
    出せないキャラクターの音色があり、作曲家達が効果的に使ってきました。

    甲高く、鋭くきわだった音色で、狂ったような感情、少し品を落とした表現、時にはとぼけた
    ような表情などを得意とします。
    とにかく、平常平安な雰囲気の中でこのEsクラリネットが目立つメロディーを演奏している
    ことはほぼ無いと言えるでしょう。

    ショスタコーヴィチ第5番では、第2楽章の最初にこのEsクラリネットの特色が
    最大に生かされるソロがあります。
    しかし、この曲全体を通して演奏箇所はかなり多く、オーケストラが”通常ではない
    雰囲気”を纏っていることに、Esクラリネットは最大の効果を発揮しています。

    このEsクラリネット、B管クラリネットに比べリードも小さくなっています。

    DSCF7832

    左がEsクラリネット用のリード。
    < br />リードも楽器全体も小さく、少しの息遣いの違いが大きな音程の違いとなって現れるので、
    とても音程が取りにくいそうです。
    高い音を出すために作られたのでもちろん高い音を吹くことが多く、
    それはとても圧力の強い息が求められるので、体力を使い果たすとのこと

    吉田悠人、練習後に「耳鳴りがする・・・」と言っていました

    27歳ショスタコ5番デビューの吉田悠人、応援よろしくお願いします

    DSCF7842

    明日はセバスチャン・ジャコー氏を迎えての練習風景をご紹介します。

    みなさん、どうぞご期待ください。
    チラシのお写真以上にイケメンです

    そして木管フルートで奏でられるビロードのような音色と超絶技巧・・・

    フルートの貴公子登場です

    【関西フィル258回定期演奏会】

    [日時]2014年7月18日(金)19:00開演 (18:00開場)
    [出演]
    指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
    独奏:セバスチャン・ジャコー(フルート)

    [プログラム]
    ◆モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.620
    ◆C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22
    ◆ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47

    入場料:S席¥5,000/A席¥4,000/B席¥3,000/学生席(25歳以下)¥1,000
    (全席指定・税込)

    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。
    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

     


  • 2014.7.14(月)
    募集・求人
    (※終了しています。)団員募集(オーディション)のお知らせ【ティンパニTop奏者1名】
    (※終了しています。)
    関西フィルハーモニー管弦楽団 【団員募集要項】
    ■募集パート…ティンパニTop奏者:1名
    ■選考日時
     1次:2014年8月28日(木)午前10時00分 開始予定
     2次:2014年8月29日(金)午前10時00分 開始予定
     3次:(※日程調整中)
    ■選考会場…オークホール
            (関西フィル練習場=大阪市港区・弁天町)
    ■審査内容
     【1次審査(カーテン審査)】
      エチュード《 Franz Krüger:“Pauken und Kleine Trommel Schule mit Orchesterstudien”より 第45番 》
      および オーケストラスタディ
      ※楽譜は募集締切後に送付いたします。
     【2次審査(オープン審査)】
      課題曲とオーケストラスタディおよび面接
      《課題曲》
      Werner Thärichen:ティンパニ協奏曲 より
      第1,第2楽章(ともにカットあり)
      ※カット箇所は募集締切後(または当日)に発表。
      《オーケストラスタディ》
      ※楽譜は募集締切後に送付いたします。
      《面接》
     【3次審査(本番審査)】
    ■注意事項
     ◎伴奏者について。
     2次審査の伴奏者は各自でご用意ください。
     ◎必ず、「ドイツ式」あるいは「アメリカ式」どちらのティンパニ・スタイルかを明記してください。
     審査順を決めるために必要です。
     ◎楽器はすべて当団所有のものを使用していただきます。
     ◎集合時間など当日の詳細は、オーケストラスタディ等楽譜発送時に書面にて通知いたします。
     ◎選考結果に関するお問合せは一切受け付けません。
     ◎オーディション参加のための費用はすべて本人負担となります。
     ◎応募書類は返却いたしません。(当楽団で一定期間保管後、適切に処分いたします。)
    ■待遇…当楽団規定による。社会保険完備。
     ※学生、その他の理由ですぐに就業できない事情のある方は相談に応じます。
    ■応募方法…当楽団所定の応募用紙に必要事項を記入し、写真添付したものを提出して下さい。
     ◎所定の応募用紙は楽団ホームページからダウンロードできます。(事務局でも配布しています。)
     ⇒ 応募用紙ダウンロード
     ◎日本語以外の場合は、日本語訳を添付のこと。
    ■応募締切…2014年7月31日(木)必着
    ■お問合せ・送付先
    〒552-0007
    大阪市港区弁天1-2-4-700 オーク2番街西館7階
    特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団
    事務局(ティンパニ・オーディション係)
    【TEL】06-6577-1381 【FAX】06-6577-1383
    【E-mail】kpo1982@kansaiphil.jp
    【URL】https://kansaiphil.jp/

  • 2014.7.13(日)
    公演情報
    秋のデュメイ・ウィークはお得な“デュメイ・ダブル”で!

    皆様こんにちは
    本日は“秋のデュメイ・ウィーク”チケット発売のお知らせです

    いずみホール32、 476

    今年の“秋のデュメイ・ウィーク”は次の3公演。
    11/15(土) 第261回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)
    11/17(月) オータム・スペシャルコンサート(伊丹アイフォニックホール)
    11/21(金) いずみホールシリーズVol.35(いずみホール)

    このうち、第261回定期演奏会のチケットを7月16日(水)10:00より、
    いずみホールシリーズVol.35のチケットを7月23日(水)10:00より
    発売開始いたします
    ※11/17(月)オータム・スペシャルコンサートはご予約受付中です

      

    “秋のデュメイ・ウィーク”のオープニングを飾るのが
    第261回定期演奏会です。
    今回ソリストにお迎えするのはデュメイが厚い信頼を寄せる
    ピアニスト・上田晴子さん。
    そして今最も注目を集める若手チェリスト・宮田大さんです

    上田晴子・ブログ用正規01(C)Yukio Kojima

    (C)Yukio Kojima

    指揮とヴァイオリン独奏を務めるデュメイ監督とともに
    ベートーヴェンのトリプル・コンチェルトをお贈りいたします
    豪華共演と久々のデュメイ監督の弾き振り…、これは聴き逃せません

      

    “秋のデュメイ・ウィーク”の締めくくりであり、
    今年のいずみホールシリーズの締めくくりとなる公演が
    いずみホールシリーズVol.35
    この日は“バリエーション<変奏曲>”と題して、日本を代表する
    チェリスト・堤剛さんとともにお贈りいたします


    02堤剛(C)鍋島徳恭

    (C)鍋島徳恭

    こちらも芸術の秋のふさわしい豪華プログラム
    デュメイ&堤さん、二人の巨匠の豪華共演にどうぞご期待ください

      

    この2公演をお得にお聴きいただける“デュメイ・ダブル”、
    この秋も発売します

    “デュメイ・ダブル”とは…
    第260回定期演奏会(11/15)のS席といずみホールシリーズVol.35(11/21)の
    S席を同時にご予約いただくと合計¥10,000⇒¥8,000になるという
    とてもお得なチケットなのです
    さらにデュメイ・ダブルなら7/23発売のいずみホールシリーズVol.35を
    発売日より1週間早い7/16からご予約いただけるのです

    芸術の秋、豪華なデュメイ・ウィークをお得にお楽しみください
    ※“デュメイ・ダブル”は関西フィル事務局でのみご予約承ります。

    チケットは関西フィル事務局(06-6577-1381)のほか
    各プレイガイドでご予約いただけます。
    皆様のご予約、お待ちしております

    デュメイW_2_0609


    ≪第261回定期演奏会≫
    20140703172708513_0002

    [日時]
    2014年11月15日(土)14:00開演(13:00開場)
    [場所]
    ザ・シンフォニーホール
    [出演]
    指揮およびヴァイオリン独奏:
    オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
    独奏:上田晴子(ピアノ)/宮田大(チェロ)
    [プログラム]
    ~ 珠玉のオール・ベートーヴェン・プログラム ~
    ベートーヴェン:ピアノ,ヴァイオリン,チェロのための
                三重協奏曲 ハ長調 作品56
    ベートーヴェン:序曲「レオノーレ」第3番 作品72a
    ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調 作品93
    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    [入場料]
    S席¥5,000/A席¥4,000/B席¥3,000
    学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。
    [ご予約]
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
    ザ・シンフォニーチケットセンター 06-6453-2333
    チケットぴあ[Pコード:212-852] 0570-02-9999
    ローソンチケット[Lコード:57239] 0570-000-407
    イープラス http://eplus.jp/  (PC・携帯共通)

    ≪いずみホールシリーズVol.35≫

    20140703172708513_0001

    [日時]
    2014年11月21日(金)19:00開演(18:30開場)
    [場所]
    いずみホール
    [出演]
    指揮:オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
    独奏:堤 剛(チェロ)
    [プログラム]
    チャイコフスキー:奇想的小品 作品62
    チャイコフスキー:感傷的なワルツ 作品51-6
    チャイコフスキー:ロココの主題による変奏曲 作品33
    ラヴェル:「マ・メール・ロワ」組曲
    ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。
    [入場料]
    S席¥5,000/A席¥3,500(全席指定・消費税込)
    [ご予約]
    関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
    いずみホールチケットセンター 06-6944-1188
    チケットぴあ[Pコード:218-638] 0570-02-9999
    ローソンチケット[Lコード:54191] 0570-000-407
    イープラス http://eplus.jp/  (PC・携帯共通)