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  • 2017.4.28(金)
    公演情報 関西フィルNews
    明日は定期演奏会です♪♪♪

    皆さまこんにちは
    今日は本当に気持ちの良いお天気でしたね

    関西フィルは毎年、4月29日(祝)は必ず主催演奏会を
    開催していますpic.ト音記号_m
    この関西フィルの風習(?)は1996年に始まりました。
    今は「定期演奏会」として開催していますが、
    「みどりの日コンサート」と呼んでいた頃もあります
    ”4月29日の祝日は関西フィルのコンサート♪”と思ってくださっている
    お客様もいらっしゃるみたいで、ありがたく思っております。

    さて、明日の4月29日は、ベートーヴェンの晩年の大作、
    「ミサ・ソレムニス(荘厳ミサ)」
    を演奏致します。
    IMG_8166-2

    オーケストラの規模、ソリスト4人、合唱団、ぱっと見は「第九」の
    練習をしているみたいですね。

    ベートーヴェンが作曲した独唱・合唱付きのオーケストラ作品は、
    37歳頃に作曲した「ミサ曲ハ長調」、50歳代前半に作曲した
    交響曲第9番「合唱付き」と、この「ミサ・ソレムニス」の3曲です。

    この中でも最も深遠な「ミサ・ソレムニス」、
    飯守さんは
    「この曲は「第九」よりも”内面的”な部分がたくさんあります。
    特に”サンクトゥス”とかね。乱暴にならずに常にハモってください!」
    と厳しくおっしゃっていました。
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    「この曲には”ベートーヴェンらしい力強い部分”、”繊細な部分”、
    ”機械的ではなく感覚的に演奏してほしい部分”があって、これを
    ぜひ描き分けたい!」
    ”構築美”が素晴らしいベートーヴェンですが、
    「機械的に演奏しがちになる所を、あえて音楽的に演奏して欲しい」
    というようなことを指示してらっしゃいました。
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    とても高度なテクニックが要求される独唱は、
    右から、澤畑恵美さん、池田香織さん、畑儀文さん、片桐直樹さん
    に歌っていただきます
    テノールの畑儀文さんは関西フィルハーモニー合唱団の指導も
    お願いしています。

    そしてこの曲の大きな見所の一つ、「サンクトゥス」後半の
    「ベネディクティス」ではコンサートマスターの長大なソロが
    ありますpic_109598
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    今回、このソロの部分は岩谷祐之が立奏します
    「ベネディクトゥス」の部分、最初から最後まで引き続ける
    ヴァイオリンソロにどうぞご注目ください。

    ここで飯守さんが興味深いことを。
    「サンクトゥスの最後の部分(ヴァイオリンソロの直前)、
      私にとっては”トリスタンとイゾルデ”です…」と。
    弦楽器と木管の響きが変化しながら広がっていきますpic_709ad2b50918c539a67b0fa9be8b32ba
    飯守さんにとっては”トリスタンとイゾルデ”に通じる部分があるそうです。
    岩谷が立ち上がってソロ演奏の準備を始めたら、”トリスタンとイゾルデ”
    の合図ですよ

    明日の演奏会は休憩がありません。
    遅れられた場合、ご自分のお席まで行っていただけいので、
    どうぞ14時までにお越しください。
    13時40分から飯守さんのプレトークがあります。

    12時45分から当日券の発売を開始致します。

    ザ・シンフォニーホールでお待ちしていますpic.びっくり