ラジオ放送のお知らせです!
2015年2月22日(日)19:20~20:20
NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
◎ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(全曲)
※ ピアノ:萩原麻未
◎シベリウス:レンミンカイネンの帰郷 作品22-4
指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
(以上、2014年10月10日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第260回定期演奏会より)
どうぞお聴き逃しなく!
ラジオ放送のお知らせです!
2015年2月22日(日)19:20~20:20
NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
◎ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11(全曲)
※ ピアノ:萩原麻未
◎シベリウス:レンミンカイネンの帰郷 作品22-4
指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
(以上、2014年10月10日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第260回定期演奏会より)
どうぞお聴き逃しなく!
みなさん、こんにちは
先日の定期演奏会にご来場くださったみなさま、
ありがとうございました。
2月も後半になり、まだ寒い日が続きますが
なにかの折に春の訪れも感じられるようになりました。
なんとなく花粉の気配がするのは気のせいでしょうか・・・
さて、関西フィルメンバーが毎月1回出演させていただいている
室内楽のコンサートシリーズ、マグノリア・サロンコンサート、
2月はホルンの永武靖子が出演させていただきます
共演はフルートの江戸聖一郎さん。
江戸さんはザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団のメンバーでもいらっしゃいます。
そしてピアノの久保千尋さん。
ホルンとフルートとピアノの3人が一体どういう経緯で集まることになったのか!?
ホルンの永武靖子に聞いて参りました
★ ★ ★
今回は“やりたい曲がある”と言うより、一緒に演奏したい人がいて、
そちら先行で曲を探しました!
ホルンとフルートとピアノのトリオは珍しい編成なので、
曲の数は多くないし、今回演奏する曲はどれも有名と言うわけではないですが、
ホルン、フルート、ピアノでこんな曲がありますよ、
こんなアンサンブルになりますよ、という感じで
みなさんに知っていただけたらいいなと思い、コンサートを企画しました!
その一緒にコンサートをするメンバーは大学時代の同級生です。
出身地も山口、兵庫、千葉とバラバラ、
卒業後もフランスに行ったりドイツに行ったり関西に居すわったりとバラバラ、
同級生だけど実は年齢もみんなバラバラなのですが、
同じときに同じ場所で音楽を学んだのはなにかの縁で、
今も機会があるたびに仲良く付き合っている大切な仲間です。
今回こうしてマグノリアコンサートで久しぶりに集うことができて
とてもうれしいです。
チラシなどでお知らせしているトリオの曲目に加えて、
ホルンとフルートそれぞれのソロ曲も演奏します。
ホルンは、ボザ作曲「森にて」、
フルートはピッコロに持ち替えて、ダマレ作曲の「白つぐみ」を
それぞれピアノ伴奏とともにお届けします。
今回のトリオの演目は3曲すべて、
ホルンは森のような役割、フルートは鳥の役割を表している感じがしたので、
ソロの曲も同じイメージの曲目を選びました。
ぜひ聴きにいらしてください。お待ちしています。
★ ★ ★
ということで、今回は大学の同期ユニットによるアンサンブルです
学生時代を知る気心知れた友人って、かけがえのない存在ですよね
プログラムにはあまり見慣れない名前が並びます。
ドップラーの名前はフルートがお好きな方にはお馴染みかもしれませんね。
「ハンガリー田園幻想曲」で有名なハンガリーの作曲家フランツ・ドップラーは
弟のカール・ドップラーと共に、フルートの名手として活躍し、
自分たちのコンサート用としてフルートの曲を多数残しています
今回演奏する「リギの思い出」の「リギ」とは、
スイスのルツェルン湖近くにある山の名前だそうです
(写真は旅行社サイトよりお借りしました)
作曲者がこの地を訪れたときの情景や思い出を曲にしたのでしょうね
ケックランとボニスは、ほぼ同時代を生きたフランスの作曲家です。
ケックランはマスネやフォーレに師事し、ドビュッシーとはお友達、のちにスコラ・カントルムで教鞭をとり、プーランクはお弟子さん、と
フランス近代音楽の王道を歩んだ作曲家と言えますね
ボニスの本名は「メラニー・ボニ」と言って、実は女性の作曲家なのですが、
当時はまだ女性の作曲家がめずらしく、無用な差別を避けるため、
「メル・ボニ(ボニス)」と中性的な名前を名乗っていたそうです。
近年再評価を進んだ作曲家のひとりです
それぞれの作曲家が、
ホルンの音色に雄大な自然、山々や森の情景をイメージして
フルートの音色に鳥のさえずりや、小動物の愛らしさをイメージして
三重奏を書いたというわけですね
それぞれの作曲家がホルンとフルートに対してどんな曲を書いたのか、
それらを今回の「同級生トリオ」がどんな風に演奏するのか、
ぜひマグノリアホールでお楽しみくださいませ
なお、今回のマグノリアサロンコンサートは
土曜日の開催ですが、開演時間は≪19:00≫です
お間違えのないように、どうぞよろしくお願いいたします
【マグノリア・サロンコンサート】
[日時] 2015年2月21日(土)19:00開演(18:15開場)
[場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
(阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)
みなさまこんにちは
13日の定期演奏会に向けて、着々と練習が進んでおります。
昨日も今日もチャイコフスキーの4番から、ガツンと練習開始
今日からは、ヒンデミットのピアニスト、中野翔太さんに
ご登場いただいての練習でした
”ヒンデミット”と聞いただけで眉間にシワが寄りますよね~
彼は、2つの世界大戦の間にドイツで活躍した作曲家です。
しかし、伝統的な調性の枠にとらわれず、自由でありながら緊張感に満ちた
作品が密かに人気です
2014年6月に大阪フィルハーモニー交響楽団さんが下野竜也さん指揮で
取り上げられた「画家マティス」が一番有名な作品、と言えるでしょうか
今回取り上げるヒンデミットの作品は「主題と4つの変奏曲”4つの気質”」。
もともとは、バレエ振付の巨匠、バランシンのために書かれたバレエの
ための曲で、関西フィルは、ニューヨークシティバレエ団の来日公演で
過去に2回、オーケストラピットの中で演奏しました
弦楽器群とソロピアノ、という編成です。
タイトルの由来を聞けば、とても興味を持っていただけるはず
”4つの気質”とは、古代ギリシアのヒポクラテスというお医者さんが提唱した
「四体液説」が起源です
人間は血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁、という4つの体液を持っていて、
その体液がバランスを保っていれば健康である。
また、これらの体液は人間の気質にも影響を与える、というもの。
血液は多血質、粘液は粘液質、黄胆汁は胆汁質、黒胆汁は憂鬱質
という気質を司るそうです。
この曲は、この4体液が影響を及ぼす人間の気質を題材にして
変奏曲に仕上げられています。おもしろいですよね~
実はこの曲、関西フィルから中野翔太さんへリクエストして
決まったプログラムです。
中野さん、快く快諾してくださって本当にありがとうございます
少しお話しをお伺いしました。
「この曲へのリクエストをお伺いし、早速曲を聴いてみたら、
すぐにとてもおもしろいな、と思いました!
演奏するのは今回が初めてです。
第1変奏”Melancholy(憂鬱質)”はタイトル通り、とてもメランコリック。
ピアノとヴァイオリン、ピアノとオーケストラとの掛け合いが聴き所で、
室内楽的なアプローチができればと思っています。
各変奏の中でも、3つの部分に分かれていて、そのタイトル(気質)に
潜む3つの部分が表現されているのですが、第2変奏”Sanguine(多血質)”は
3つの部分の変化が一番激しい変奏です。
第3変奏のタイトルは”Phlegmatic(粘液質)”。その名の通り、同じ
モチーフをずっとしつこく繰り返すことで構成されています。
第4変奏”Choleric(胆汁質、怒りっぽい、野性的な)”は、作品の締めくくりに
ふさわしい堂々としたフィナーレですね。
世界中でお仕事をされているポーガさんとご一緒できるのも
とても楽しみです。」
孤独で頑固者、という性格も有る第1変奏、楽天的・開放的な第2変奏、
穏やかだが鈍い感じのする第3変奏、そして野心的で怒りっぽい
第4変奏(ポーガさん、第4変奏を「僕のようだね」と!!)。
私達の体が内包してるであろう気質を表していると思うと、
とても親しみが湧いてきませんか
ヒンデミットを敬遠してらした皆様、彼を身近に感じていただける
またと無い機会です ぜひ~
ポーガさん33歳、中野さん30歳、若き2人が作り出すフレッシュな
コンサート、ぜひご期待ください
明日12日(木)の17時まで事前ご予約を受け付けています。
(関西フィル:06-6577-1381)
みなさまこんにちは!!
毎日寒いですね~
今日から定期演奏会の練習が始まっています
先日ご紹介したアンドリス・ポーガ氏ついに登場!!
昨日、日本に到着されたのですが時差ボケも無く、とてもお元気そうに
半袖で練習開始
チャイコフスキーの最後の3つの偉大な交響曲、どれもとても親しまれて
いますね。
今回演奏する第4番は、野性的で輝かしいチャイコフスキーの楽想を
1楽章と4楽章に配置し、メランコリックでありながら浮遊感溢れる
2楽章と3楽章が印象的です
ポーガさんは、2010年モンペリエのエフゲニー・スヴェトラーノフ
国際指揮コンクールで優勝され、その時のガラ・コンサートでこの
第4番を指揮されました。
その際に「ムラヴィンスキー、ゲルギエフ、スヴェトラーノフを
彷彿とさせるポーガのチャイコフスキー4番」と評されました
わかりやすく具体的な言葉で音楽を表現されていました。
(流暢でとても早い英語なので集中しないと聞き取れませんが!!)
そして、とても表情豊かに指揮をされます
ポーガさんのくるくる変わる表情が魅力的で、ぐいぐい引き込まれていきます
オルガンの前の席に座られるお客様はぜひご注目を
(オルガンの前の席はC席なので2,000円ですよ!!)
ポーガさんの第4番への想い、音楽への想いをご紹介した先日のブログも
ぜひもう一度ご覧ください
↓ ↓ ↓
ポーガさんのインタビューはこちらをどうぞ
明日は、ヒンデミットのピアニスト、中野翔太さんが練習に参加してくださいます。
”ヒンデミット”と聞いて後ずさりしているそこのあなた!!
楽団員たちは、「ヒンデミットってこんな曲も作曲できるんだ~」
と言っていますよ
また明日、練習の様子も合わせてご紹介しますね
【関西フィル262回定期演奏会】
[プログラム]
◆グラズノフ:祝典序曲 作品73(生誕150年記念)
◆ヒンデミット:主題と四つの変奏曲「四つの気質」
◆チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
『関西フィル事務局では、現在アルバイトスタッフを募集しています。事務所内での電話受付とパソコンを使った業務が中心となり、丁寧かつ確実な作業が求められます。アルバイトながらも事務局スタッフの一員として自覚を持ち、積極的に働いて頂ける方を希望いたします。またオーケストラと共演する指揮者やアーティストを目にする機会もございます。クラシック音楽がお好きな方、ご応募お待ちしております。』
応募要項ダウンロード(pdf)