• 2014.8.5(火)
    関西フィルNews
    マリンバ&フルートで爽やかな夏を!

    みなさま、こんにちは
    暑いですね

    今週8日(金)はいよいよMeet the Classic Vol.29
    夏が似合う男、藤岡さんの熱~い指揮で
    ブラームスの2番をお届けいたします
    藤岡さんと同級生、小川理子さんのラプソディ・イン・ブルーも楽しみです

      

    さて、そんなMeet the Classic の練習風景などはまた後日
    本日はマグノリア・サロンコンサートのご案内です

    毎月1回、関西フィルメンバーが出演させて頂いている
    室内楽のコンサートシリーズ、マグノリア・サロンコンサート。
    8月はフルートの増本竜士が出演させていただきます

    増本はオーケストラの演奏活動だけでなく、
    現代音楽の新作初演や、ピッコロの演奏活動にも力を入れていて
    精力的に活動しています
    今回のマグノリアコンサートでは、
    そんな増本のオーケストラではなかなか見られない側面を
    間近にお聴きいただける多彩なプログラムとなっています

    共演は、マリンバ奏者の中田 麦さん。

    IMG_5631

    オーケストラでは、舞台の奥のすみっこの方に置かれるマリンバ。
    なかなか近くで見る機会がありませんが、
    こうして見ると、デカイですね~

    今回のプログラムは、まず「古今楽曲の聴き比べ」と題して、
    バッハの「無伴奏チェロ組曲第2番」、そして
    イサン・ユンの「エチュード」を、ソロフルートで。

    イサン・ユンは非常に数奇な運命を辿った現代音楽作曲家で
    10代の一時期には大阪で音楽を学んでいました。
    今回演奏する楽曲は無伴奏フルートのためのエチュード。
    エチュード、つまり「練習曲」ですが、
    練習曲と言うにはあまりにも技巧的で、
    立派に組曲の形をとっている、聞き応え十分の現代曲です

    そして、シリアスな無伴奏フルートに加えて、
    マリンバ&フルートの組み合わせで
    ピアソラの「タンゴの歴史」、
    伊藤康英の「フルート・レストラン」のデュオ演奏をお届けいたします
    マリンバとフルート、なんとも爽やかな組み合わせですね
    どちらも夏にぴったりの、軽やかでおしゃれな音楽です!

      

    増本より、みなさまへメッセージです

    んん?真夏にこのプログラムを吹ききれるのか?
    との不安が頭をもたげました。
    今回はバッハと現代曲を軸とした重量級のプログラムで
    フルートの表現領域やアンサンブルの可能性に挑戦します。
    十分な意欲と共に、多様なプログラムをお届けしたいと思っています。

    中田さんのマリンバが魅せる多様なバチさばき、
    増本はピッコロ、フルート、アルトフルートで応戦します!

    音大生のみなさま、作曲家のみなさま、そのほかの皆々様にも、
    聞き応えたっぷりのマグノリアサロンコンサートへ
    お誘いあわせの上、ご来場宜しくお願いいたします!

       

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    「間違いを探せ」お約束おふざけショットです
    遠目にはわからないですね~

    8月のマグノリア・サロンコンサートは
    藤岡さんの Meet the Classic の翌日、8月9日(土)です
    お盆前の2日間、いずみホールとマグノリアホールへ
    ぜひご来場ください

    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2014年8月9日(土)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     増本 竜士(フルート)
     中田 麦(マリンバ) 
    [プログラム]
     J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番
     イサン・ユン:無伴奏フルートのためのエチュード
     ピアソラ:タンゴの歴史
     伊藤康英:フルート・レストラン
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865

  • 2014.7.17(木)
    関西フィルNews
    フルートの貴公子ジャコーさん、麗しく登場です!!

    みなさまこんにちは
    明日も良いお天気になりそうです

    昨日、16日の練習からフルート独奏のセバスチャン・ジャコーさんに
    ご参加いただいています

    プロフィール写真はなかなかワイルド系でしたが!!

    jacot(new) - サイズ小

    生ジャコーさんは、なんか、キラキラしてます・・・

    DSCF7870

    水泳がお好きということで、肉体美はワイルド系です

    ジャコーさんは2013年神戸国際フルートコンクールで第1位を
    獲得されています
    今回演奏していただくカール・フィリップ・エマニュエル・バッハの
    フルート協奏曲ニ短調は、このコンクールの時に演奏された曲とのこと
    ヨハン・セバスチャン・バッハの次男の作品ですね。

    今回、ジャコーさんは木製のフルートを使用されます。

    DSCF7859

    これぞ、木管フルート!という柔らかな音色です
    金属のフルートに比べてとても透明感があり、どこまでも音が染み込んでいきますね・・・。
    心がほっこりしてきます

    しかし!今回のフルート協奏曲の第3楽章では、疾風怒涛のような
    テクニックも披露してくださいますよ
    目にもとまらぬ速さで細かな音が降り注ぐのですが、いとも簡単に
    美しく吹きこなしていらっしゃいます

    当楽団フルート首席奏者の増本竜士がジュネーブ音楽院に留学していた時、
    3年間一緒に学んだそうです。
    ジャコーさんは、特別枠で入学されたらしく、なんと15歳での入学

    今回は久々の再会でとても楽しそうでした

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    向かって左から、シェレンベルガー氏、ジャコー氏、増本竜士です。

    ショスタコーヴィチの5番、増本が吹くフルートも大活躍します
    3楽章での木管楽器のソロは何かを訴えているとしか思えない、
    とても印象的な空間ですよね。
    ぜひご注目ください

    本日は17時まで事前ご予約を承っております。
    (関西フィル:06-6577-1381)
    明日は17時45分から当日券を発売致します。

    皆様のお越しをお待ちしております~


  • 2014.7.16(水)
    関西フィルNews
    夏といえばショスタコ5番でしょう!!

    みなさんこんにちは
    7月18日(金)、盛夏の定期演奏会が迫ってまいりました。

    今年の夏、7月定期と9月定期は”ベルリン・フィルを支えた男たち”シリーズです

    ほぼ同時期の20年間、ベルリン・フィルの要職、
    オーボエ首席を務めたハンスイェルク・シェレンベルガー氏を7月に、
    ヴィオラ首席を務めたヴォルフラム・クリスト氏を9月にお招きします

    カラヤンやアバドの時代、数々の名演に携わっていらっしゃったことでしょう・・・

    シェレンベルガー氏とは2002年から6回目の共演となります。

    2002年、ハイドン:十字架のキリストの最後の七つの言葉
    2004年、メンデルスゾーン:交響曲3番「スコットランド」
    2006年、レスピーギ:シバの女王ベルキス
    2008年、ベルリオーズ:幻想交響曲
    2009年、シューベルト:交響曲7(8)番「未完成」

    というメインプログラムでしたバラエティー豊かですね~。
    今回はこの豊かなバラエティーの幅をさらに広げるショスタコーヴィチ

    そう!!話は変わりますが、夏と言えばショスタコーヴィチの5番を
    絶対聴くべきでしょう!!

    20世紀最大の作曲家の一人、ショスタコーヴィチの作品の中で、
    最も親しまれており最も夏に相応しいと思われる交響曲第5番

    この曲は当時の共産党からの抑圧の中で作曲され、「強制された感情」が
    織り込まれたとも言われていますね。
    単純に”輝かしい勝利”として受け止められる内容ではありませんが、純粋に音の並びや
    ハーモニー、オーケストラの壮大な響きは、盛夏にぜひ聴いていただきたい
    血沸き肉躍る名曲だと思います

    空間を突き抜けて響く管楽器、ここぞ!というには全てを支配してしまう打楽器、
    格別に静謐な響きの第3楽章での弦楽器群・・・

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    昨日の練習初日、2日目の今日と、ショスタコーヴィチを集中して練習しました。

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    ショスタコーヴィチ第5番にしては、少しだけテンポが速めのように感じました。
    楽団員に聞いてみると、
    「確かにテンポは速めに感じるけど、これがショスタコーヴィチが指定したテンポに
    忠実だよ、実は。
    この曲で習慣的になってしまっているテンポのゆれや強弱変化が削ぎ落とされていて、
    これがショスタコーヴィチが書いた本当の音楽なのかも。」
    ということでした

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    練習中、「too much」「enough」という言葉を度々おっしゃっていました。

    大音量よる虚飾を避け、内面的な要素でこの第5番を表現されようと
    してらっしゃるのかもしれません。

    全体のバランスをとても注意深く調整されています。
    いくつか組み合わされているメロディーの中でも、一番重要なメロディーが
    浮き上がるように、音量、響きを組み立てられました。

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    とにもかくにも、何度も言いますが、絶対的に夏に聴くべきショスタコ5番
    どんどん暑くなる夏を目の前に、これを聴けば元気100倍スタミナがつくこと
    間違いありません

    色々話を聞いていると、クラリネットの吉田悠人は今回”ショスタコーヴィチ第5番デビュー”
    を飾るということが発覚それも「Esクラリネット」で

    Esクラリネットは一番頻繁に使用されるB管クラリネットに比べ、高い音域(4度上)
    の音が出るよう作られた少し小さ目のクラリネット

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    向かって左がEsクラリネットです。ちっちゃいですね!!

    頻繁にオーケストラ曲に登場する楽器ではありませんが、このEsクラリネットにしか絶対
    出せないキャラクターの音色があり、作曲家達が効果的に使ってきました。

    甲高く、鋭くきわだった音色で、狂ったような感情、少し品を落とした表現、時にはとぼけた
    ような表情などを得意とします。
    とにかく、平常平安な雰囲気の中でこのEsクラリネットが目立つメロディーを演奏している
    ことはほぼ無いと言えるでしょう。

    ショスタコーヴィチ第5番では、第2楽章の最初にこのEsクラリネットの特色が
    最大に生かされるソロがあります。
    しかし、この曲全体を通して演奏箇所はかなり多く、オーケストラが”通常ではない
    雰囲気”を纏っていることに、Esクラリネットは最大の効果を発揮しています。

    このEsクラリネット、B管クラリネットに比べリードも小さくなっています。

    DSCF7832

    左がEsクラリネット用のリード。
    < br />リードも楽器全体も小さく、少しの息遣いの違いが大きな音程の違いとなって現れるので、
    とても音程が取りにくいそうです。
    高い音を出すために作られたのでもちろん高い音を吹くことが多く、
    それはとても圧力の強い息が求められるので、体力を使い果たすとのこと

    吉田悠人、練習後に「耳鳴りがする・・・」と言っていました

    27歳ショスタコ5番デビューの吉田悠人、応援よろしくお願いします

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    明日はセバスチャン・ジャコー氏を迎えての練習風景をご紹介します。

    みなさん、どうぞご期待ください。
    チラシのお写真以上にイケメンです

    そして木管フルートで奏でられるビロードのような音色と超絶技巧・・・

    フルートの貴公子登場です

    【関西フィル258回定期演奏会】

    [日時]2014年7月18日(金)19:00開演 (18:00開場)
    [出演]
    指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
    独奏:セバスチャン・ジャコー(フルート)

    [プログラム]
    ◆モーツァルト:歌劇「魔笛」序曲 K.620
    ◆C.P.E.バッハ:フルート協奏曲 ニ短調 Wq.22
    ◆ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 ニ短調 作品47

    入場料:S席¥5,000/A席¥4,000/B席¥3,000/学生席(25歳以下)¥1,000
    (全席指定・税込)

    ※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。
    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

     


  • 2014.6.12(木)
    関西フィルNews
    ジークフリート役のザンピエーリ氏到着!!

    みなさまこんにちは

    明日のジークフリート定期、無事ザンピエーリ氏が到着されました

    関西空港からホテルに移動され、少し休まれてからすぐ飯守さんとの
    ピアノでの打ち合わせを行いました。エネルギッシュ・・・

    DSCF7532

    畑田ブリュンヒルデも少し早めに駆けつけ・・・

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    ピアノ打ち合わせのあとは休憩を取ってオーケストラ合わせに突入です

    天上の神々の長ヴォータンが、権力奪回のために生み出した
    ジークムントの息子、ジークフリート。
    「ジークフリート」の第3幕は、このジークフリートとブリュンヒルデ、
    世紀のカップルが誕生する幸せな場面です
    プログラムに詳しくあらすじを載せていますので、ぜひ開演前に
    お目通しください

    第1場は神々の長ヴォータンと智の神エルダとの会話です。
    ヴォータンは、神々と世界の行く末についてエルダに尋ねますが、
    否定的な答えしか返ってこず、ヴォータンは不機嫌に・・・。

    竹本節子さん(エルダ)と片桐直樹さん(ヴォータン)、
    本当に深く響くこのお二人の声での第1場、楽しみです

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    この2人の娘がブリュンヒルデでありヴォータンの孫がジークフリート
    ですね

    ヴォータン扮する”さすらい人”がジークフリートに色々質問をする第2場。
    ヴォータンの槍は、かつて自分が作り出し今やジークフリートの物になっている
    名剣ノートゥングに打ち砕かれます・・・
    ヴォータンは自分が作り出した英雄ジークフリートの成長を密かに喜ぶのです。

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    この第2場でザンピエーリさん(ジークフリート)が登場

    ジークフリートがブリュンヒルデの眠る岩山に向かう部分、オーケストラの聴かせ所です
    飯守節も絶好調

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    何しろこの膨大な量の音楽がすべて頭に入ってらっしゃるので、それと少しでも
    違うと許していただけませんなかなか厳しい練習でした。。。

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    そしてジークフリートとブリュンヒルデが出会い愛し合う第3場

    不安や逡巡、困惑を乗り越えながら、長い長い愛の二重唱が繰り広げられ、
    二人の愛は最高潮に達します

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    飯守さん、ザンピエーリさんのことを
    「お客様の心に訴えかける、若々しくも温かい英雄ジークフリトになるよ!」とのこと
    出合ったばかりのジークフリートと畑田弘美ブリュンヒルデのフレッシュな二重唱
    (本当に出合ったばかりです

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    オーケストラは4日間じっくりと練習し、今や楽団員には
    ワーグナーの血が流れています、というくらいの勢いです

    3月末からの長い練習の積み重ねに、ザンピエーリさんの輝く歌声が
    加わりパワーアップした”ジークフリート”をお聴きいただければ幸いです。
    新国立劇場オペラ芸術監督就任直前の飯守さん、ノリに乗っていらっしゃいますよ

    飯守さんのライトモティーフ講座での予習もお忘れなく
     ↓ ↓ ↓
    http://blog.livedoor.jp/kansaiphil/archives/2014-05-20.html

    事前ご予約は終了しておりますが、明日17時45分から全席ランクの
    当日券を発売致します。

    皆様のお越しをお待ちしております

    【関西フィル257回定期演奏会】

    [日時]2014年6月13日(金)19:00開演 (18:00開場)
    18:40~ 指揮:飯守泰次郎によるプレトーク開催!
    [プログラム]
    ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第3幕
    (演奏会形式による原語上演,字幕付き)
    [出演]
    指揮:飯守 泰次郎(関西フィル桂冠名誉指揮者)
    独唱:
    ブリュンヒルデ:畑田 弘美(ソプラノ)
    エルダ:竹本 節子(アルト)
    ジークフリート:ジャンルカ・ザンピエーリ(テノール)
    さすらい人/ヴォータン:片桐 直樹(バス・バリトン)
     
    ※出演者、配役は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
    ※竹田昌弘氏が体調不良のため休演となり、代わってジャンルカ・ザンピエーリ氏が
    出演いたします。

    関西フィル:06-6577-1381

     


  • 2014.6.10(火)
    関西フィルNews
    飯守泰次郎によるジークフリート、間もなくです!

    みなさまこんにちは

    今週13日(金)の定期演奏会、ワーグナー:「ジークフリート」第3幕の
    演奏会形式の本番が迫ってまいりました。

    6月6日にご報告させていただいた通り、ジークフリート役の竹田昌弘さんが
    体調不良のため出演できなくなり、ジャンルカ・ザンピエーリ氏に代役として
    ご出演いただくことになりました。

    詳しくは6日のブログをご覧ください。
     ↓ ↓ ↓
    http://blog.livedoor.jp/kansaiphil/archives/4796312.html

    竹田さんのジークフリートを楽しみにされていたお客様には
    大変申し訳ございません。

    このジークフリートの飯守さんによるピアノ稽古は、3月末から始まりました。
    ほとんど練習無しでジークフリートを歌ってくださる方、ということは
    ほとんど不可能かと思っておりましたが、飯守さんの人脈から、
    世界で活躍していらっしゃるザンピエーリ氏のスケジュールが調整でき、
    急遽来日していただけることになったことは、本当に不幸中の幸いでした。

    ぜひお楽しみいただければと思います。

    今回の定期演奏会、いつもより1日多く4日間の練習日を取っております。
    9日(月)はオーケストラだけの練習でした。

    その前に!飯守さんのワーグナーの時の恒例ですが、ピアノを使った
    レクチャーがありました

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    楽員にはジークフリート第3幕のライトモティーフの譜面が印刷された紙が配られ、
    それを飯守さんがピアノで弾きながら説明してくださいます

    ”ライトモティーフ”とは、特定の登場人物や状況に結びつく短いメロディーのことです。
    ワーグナーはこのライトモティーフをとてもたくさん、複雑に取り入れています

    楽団員に向けては、1時間弱で40個くらいのライトモティーフを説明してくださいましたが、
    それを、14分のハイライトにした動画を作りました!!

    ”飯守泰次郎ライトモティーフ講座ハイライト”をぜひご覧になって
    13日(金)はザ・シンフォニーホールにお越しくださいませ

    今回のオーケストラはというと・・・

    IMG_4468

    14型の弦楽器群といつもの倍くらいの管楽器群。
    ティンパニ2セットと打楽器、ハープ2本です。
    ワーグナーは管楽器が特徴的ですよね。

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    フルート・オーボエ・クラリネットは迫力の4本、ファゴットは3本。
    その後ろの金管楽器は、手前からトランペット3本にバストランペット1本、4本のトロンボーンにテューバ。
    今回、上手側に配置するホルンは8本です

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    ワーグナーのホルンといえば、”ワーグナーチューバ”
    前の4人がホルン、後ろの4人がホルンとワーグナーチューバとの持ち替えです。
    ワーグナーチューバ、奏者の顔が全く見えないですね・・・
    ジークフリート第3幕、ワーグナーチューバが派手な活躍はしないのですが、
    後ろの4人がこの顔を隠す楽器を構えたら、ぜひ音色に聴き耳をたててください

    スコアを見ながら説明してくださっている最中、お宝が

    飯守さんは古い古いジークフリートのスコアをお使いなのですが、
    そのスコアの中に1984年のバイロイト音楽祭の練習スケジュールが
    挟まっていました

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    ちょうど30年前の1984年7月5日(木)のスケジュールですね~。

    7:00~9:00  舞台のセッティング
    9:00~10:00 照明のセッティング
    10:30~13:30 ワルキューレ第3幕の通し稽古
    ということだそうです。

    右下に飯守さんのお名前があります
    「舞台袖で裏棒を振っていたんだよ」とおっしゃっていました。
    舞台上以外で演奏するいわゆる”バンダ”の指揮をしてらしたそうです。

    ワーグナーの聖地、バイロイト仕込みの飯守さんのジークフリート、
    ぜひご体験ください

    6月12日(木)17時まで、事前ご予約を受け付けています。

    【関西フィル257回定期演奏会】

    [日時]2014年6月13日(金)19:00開演 (18:00開場)
    18:40~ 指揮:飯守泰次郎によるプレトーク開催!
    [プログラム]
    ワーグナー:楽劇「ジークフリート」第3幕
    (演奏会形式による原語上演,字幕付き)
    [出演]
    指揮:飯守 泰次郎(関西フィル桂冠名誉指揮者)
    独唱:
    ブリュンヒルデ:畑田 弘美(ソプラノ)
    エルダ:竹本 節子(アルト)
    ジークフリート:ジャンルカ・ザンピエーリ(テノール)
    さすらい人/ヴォータン:片桐 直樹(バ ス・バリトン)
     
    ※出演者、配役は変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
    ※竹田昌弘氏が体調不良のため休演となり、代わってジャンルカ・ザンピエーリ氏が
    出演いたします。

    関西フィル:06-6577-1381