一緒にジャパン・プレミアになりましょう!/Per奏者角武へのインタビュー
5/6(土)東大阪特別演奏会に Per 奏者、角武がソリストとして出演、
フェラン・クルイサン:打楽器協奏曲「花火」を演奏します。
心境などをインタビューしました。
パーカッションを始めた理由など経歴を教えてください。
小学生の時に鑑賞会があり、楽譜が読めなかったので、音楽の先生に太鼓を指定されました。そこで初めて太鼓を叩きましたね。
先生に「意外と上手!」と言われて、気持ちよくなりドラムを始めました。そこから、学校のクラブでも吹奏楽部でパーカッションを担当しました。
高 3 のときには、一般大学に進学を希望していましたが、音楽の先生に「パーカッションを極めないともったいない!!」と言われて、音大進学に 180 度変更したんです。
音大ではなんとなく過ごしていて、3 年生のときに友達から就活の話を聞き「そういえば、卒業後の事を考えていなかった」と。そこから、「奏者として生きていくには?」と調べ始めましたね。フリー奏者として公演に出演するようになったのもその時からです。
卒業後もフリー奏者として活動しながら、オーディションを受けていました。強く希望していたわけではないですが(笑)、関西フィルのオーディションに合格して、7年が経ちましたね。
今回の公演でソリストとして出演されますが、心境はいかがですか?
「やったー」って感じです。
前から藤岡幸夫さん(関西フィル首席指揮者)に、「今度コンチェルトやろうよ」と何度も言われていました。フランクにおっしゃるので冗談だと思っていましたが、決まったときは「本当なんや。やったーって(笑)」
打楽器奏者が、コンチェルトを演奏する機会って本当になかなかないんですよ!
Fireworks を選んだ理由は?
日本で演奏される機会が少ない曲に焦点を当てて、選曲しました。
ところどころにソリストだけが目立つのではなく、コミカルなパッセージや弦楽器が不安な感情を彷彿させる演奏があります。打楽器でできない和音などは、私の演奏で消したくないと思っていて。これらは聴きポイントですよ!
3 楽章はまるで運動しているみたいに激しく演奏しますので、大変ですね。一番練習をしているのが 1 楽章の最後に C 管ビューグル(トランペット)を吹くところなので、そこは絶対に注目してほしいです。果たして上手く吹けるのか! ?
ジャパン・プレミア(日本初演)について
フェラン・クルイサンさん(作曲者)に Facebook で楽譜の購入先を聞いたときに、「ジャパン・プレミアですね」と教えていただきました。
とても嬉しく、お客様も一緒にジャパン・プレミアになってほしいです。
お客様も一緒にジャパン・プレミアとは?
「日本で初めて聴いた人」になってほしいということです。
私と一緒にジャパン・プレミアになりましょう!
お客様へメッセージをお願いいたします。
もう一人のソリスト、中山直音(ティンパニ 首席奏者)が、ヴェルナー・テーリヒェン:ティンパニ協奏曲を演奏します。一日で打楽器とティンパニのコンチェルトを聴ける公演は、非常にレアで楽しめますので、ぜひ、会場に足を運んでください!
28 種類の打楽器の並びがよく見える、バルコニー席や 2 階席がオススメです。こんなに打楽器が並ぶのを見られることってないですよ。
♪中山直音のインタビューはこちらからどうぞ
▼チケットは次よりお求めいただけます。
WEB⇒https://yyk1.ka-ruku.com/kansaiphil-s/
お電話⇒06-6115-9911(関西フィル事務局 平日10:00-17:00、土曜10:00-16:00)