奈良県立橿原考古学研究所と協定を結びました
公益財団法人関西フィルハーモニー管弦楽団は、奈良県立橿原考古学研究所と音楽を通じて、考古学の新たな魅力を創造し、考古学・古代史ファンの裾野を広げることを目的とした「音楽を通じた考古学の魅力創造協定書」を締結しました。
左から、奈良県立橿原考古学研究所副所長 岡林孝作さま、奈良県立橿原考古学研究所所長 青柳正規さま、浜橋元専務理事、首席指揮者藤岡幸夫
「クラシックと考古学?」と不思議な感じがしますが、2021年11月3日の奈良県立橿原考古学研究所付属博物館のリニューアルオープン式典で、林そよかさん作曲のイメージ曲「瑞山の風~たまゆら~」を演奏させていただいたことがきっかけです。
来賓の方々が、「博物館でコンサートを定期的に開催しては?」とご提案いただき、この運びになりました。
青柳正規さまより
一人ひとりの幸せや安らぎのためには、「文化」がもっと必要です。お互いが交流することで相互のファンが興味を持ち、異文化コミュニケーションが大きくなれば相乗効果で文化的な実りが得られます。日本で初めてのオーケストラと博物館との取り組みは、これからの日本が進むべき指針になると確信しています。
首席指揮者藤岡幸夫より
博物館での演奏は一回きりになってしまうことが多いです。しかし、この試みは、一回で終わりではなく、つまり、点が線になっていきます。お互いのファンがクラシックと歴史に興味を持ち合い、こうして繋がりを持っていけます。オーケストラと博物館が提携する、こんな面白いことはありません。発展する要素が詰まっています。
浜橋元専務理事より
日本各地で音楽を提供すること、小編成での演奏を提供することは、我々の使命に合致しています。博物館で室内楽をすることは初めてで、この新しく面白い試みが、お客様に大きな魅力を発信できると思います。
ならムジークフェストや奈良県文化会館でコンサートをさせていただいています。そして、今回の協定でますます奈良とも繋がり、クラシックと歴史が生む新たな文化を創造してまいります。
【関西フィルメンバーによる瑞山ホールコンサート】
2022年11月12日(土)開場13:30、開演14:00
会場:奈良県立橿原考古学研究所附属博物館 瑞山ホール
入場:無料
定員:50名
※近日中に募集します。