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2020年 10月

  • 2020.10.15(木)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへOp.1015

    皆様こんにちは!!

    50周年記念コラム、Op.1015です♪♪

    本日は“横顔シリーズ”として、セカンドヴァイオリン奏者、
    齊藤 清の“靴作り”をご紹介します。

    「靴作るって・・・?!どういうこと?」って思いましたが、
    ほんとに自宅で靴を制作していました!

    写真・文章共に本人が手がけました。
    じっくりご覧くださいませ!

     

    * * * * * * * * * * * * * *

    コロナウイルス感染流行のため、楽団は開店休業になり、
    数ヶ月もの間ぽっかりと時間が空いてしまった。
    毎日の基礎練習のメニューを増量しても限りがあり、
    ヘルマン・ヘッセや三島由紀夫を著作年代順に読もうとか、
    庭を掘り返して畑にしてみたり、奈良の古刹を自転車で
    手当たり次第めぐったりなど。
    この時間をいかに使おうかと考えた。

    子供の頃から物を作るのが好きで、手を動かすごとに
    目の前のものが様々に変化し、自分のイメージが
    具現化される過程が嬉しく、楽しかった。
    今も商売道具のヴァイオリンのメンテナンスを自分自身で行う。
    弓の毛替え、駒や魂柱の調整など、定期的に自宅で行っている。
    その延長だが、靴を作ってみようと思った。

    靴は実用品でもあり、愛でる物でもある。
    その点でヴァイオリンと似ている。
    ヨーロッパの職人が自分一人で全ての工程をこなし、
    商品であるとともに自分の作品として作る。
    特に、工業化が遅れたがゆえに手作りの伝統が残った
    イタリアの靴づくりに惹かれて、そのスタイルを研究し、
    実際に作ってみようと思った。

    実際、靴を作ることは自分の足のサイズの木型の入手から始まる。
    自分の足をメジャーで測り、その寸法に近そうな雰囲気の木型を買う。

    言うまでもないが、足には個性があり人によって違う。
    足型がぴったり私の足と同じサイズとは言い切れないので、
    なんとなく足の筋肉が膨らんだところに薄い皮を貼るとか、
    色々微調整を行なったが、結果的に何もしなくても足には合った。
    次に靴のデザインを決める。
    黒のチャッカーブーツ風に意匠を凝らした二つ穴のウイングチップ。
    木型から型紙を作るのがまた難しい。

    三次元のものを二次元に起こし、その型紙に沿って革を切り出し、
    ミシンで縫って木型にかぶせてつりこむのだが、
    あれ、なんで寸法が足らないのか、なんで靴紐が閉まらないのか等々、
    と迷宮に迷い込む。

    外から見えるところよりも、見えないところにどれだけの
    注意と愛情を注いでいるかが、ものの本質を決める。
    セカンドヴァイオリンのパートなど誰も聴いてはいないだろう
    などと思った時に、美しい響きは失われる。
    靴の裏革も非常に大事なところだ。
    直接体に触れるところだからだ。
    今回は豚皮のスウェードで作る。それをミシンで縫う。
    家庭用の普通のミシンで縫うには工夫がいる。とにかく難しい。
    それでも何度も失敗を繰り返すうちに慣れた。
    時間をかけた愚直な習熟こそが、物事を動かす。
    楽器の練習も同じようなもので、楽器を弾けるようになるための
    近道など無いのだ。

    靴づくりと一言で言っても、様々な製作上の技法がある。
    イタリアの代表的な技法としてマッケイ法があるが、
    4足目にハンドソーンウエルトという製作法も試した。
    中底に溝を掘り、その溝の中に穴を開け、松ヤニを
    塗った麻紐を通してアッパーを固定するという、大変手間と
    力のいる難しい方法だが、どうにか針を手に刺すことなくできた。

    靴づくりの手順は単純といえばそうとも言える。
    革を寸法通りに切って縫い、中底と本底に縫い付けて
    最後にかかとをつけるだけだ。
    しかし、そのひと工程ごとに、小説の行間を読むような、
    音符の意味を推理するような細やかな心遣いが必要だ。

    頭の中のイメージと実際の製作の結果が大きくずれることもある。
    例えば、革は伸び、そして縮む。元々は生き物なので、
    伸びやすい方向を考えて各パーツを裁断する必要がある。
    一事が万事こんな具合で、縫ってはバラしの連続になってしまう。
    音楽同様、何事も経験か。

    靴づくりは難しいが、だからこそ面白い。
    もし興味があったら、ぜひ調べてみてほしい。
    とても興味深い世界がそこにある。革素材そのものにも、
    多くのストーリーがそこにある。
    大工場で大量に鞣(なめ)されるクロム鞣しのものから始まり、
    ヨーロッパの田舎でごく少量だけドングリのタンニンで鞣されるものとか、
    難破した船から引き上げられたトナカイの革とか、ワニやトカゲのような
    爬虫類、はたまた魚類までも素材として利用する文化は驚くべきものだ。

    結局、この間、7足作った。

    オーソドックスだが、なおかつちょっとだけカジュアルなテイストを
    加味したデザインのものを中心に製作したので、長く愛用できるだろう。
    何よりも全て私の足に吸い付くようにフィットする。
    残念ながら、この快感は私以外の人に履いてもらっても
    伝えることが出来ないだろう。
    一歩一歩踏み出すごとに、私のかかとから足先まで優しく、
    しかし、しっかりと支えてくれる。
    歩くという当たり前の動作が、これほどまで気持ち良いことなのだと
    いうことが分かったことが今回の一番の収穫だろう。

     

    * * * * * * * * * * * * * *

      
    普通に生活していて「靴を作ろう」とは思わないですよね~。
    齊藤はとても多趣味で色々なことに挑戦していますが、
    もちろん普段はオーケストラの中でヴァイオリンを
    弾いています!

    ↑ 写真左上の男性が齊藤 清です。

    普段のオーケストラの配置ですと、セカンドヴァイオリンは
    少し奥の方に陣取っていて、見えにくいですが、
    ぜひご注目ください♪♪

    ではまた“5”のつく日にお会いしましょう~!

     


  • 2020.10.10(土)
    50周年記念コラム
    50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1010

    皆さま、こんにちは!
     50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.1010
    今回は、ヴィオラ奏者、飛田千寿子からのメッセージをお届けします。

     この度50周年を迎えた関西フィルですが、私はその半分近く在籍をしております。
    入団当初は大学を卒業したばかりの右も左もわからない若輩者。関西も全く訪れたことがなく、あちこちのホールに行くのも大変(今と違ってGoogle Mapなど使えなかったので)でした。

     そんな私に関西フィルの先輩方はとても親切で、分からない場所があれば連れて行って下さったり、「若いからお給料安いでしょ」とご飯を食べに連れて行っていただいたりと本当によくしていただきました。

     その後引退された方や、新しく入った方とメンバーは随分入れ替わりましたが、優しくて明るい雰囲気はずっと変わっていないように思います。

     こころ奏でて50年、とキャッチコピーにもある通り、関西フィルは心で心を奏でるオーケストラ。楽器を通して人の温かさや悲しみ、人そのものを表現し、聴衆の皆さんの心に寄り添う音楽をこの50年心でつないできたのではないでしょうか。そして人が変わろうと時代が変わろうと、ずっとその音色を奏でて行けると私は思っています。

     突然やってきた想定外だらけの今の世の中ですが、関西フィルだけでなく、音楽や芸術が少しでも皆さんの助けになれば幸いです。

    ヴィオラ奏者 飛田 千寿子

     


  • 2020.10.8(木)
    公演情報 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    チケット発売日のお知らせ~ワーグナー特別演奏会♪

    みなさま、こんにちは

    本日は、
    2021年1月23日(土)開催「飯守泰次郎×関西フィル ワーグナー特別演奏会
    のチケット発売に関するお知らせです

    5月30日に開催予定だった「リング・ハイライト」公演とは
    内容ががらっと変わりますが、
    「トリスタンとイゾルデ」の”前奏曲と愛の死”、
    ソプラノ歌唱入りで演奏する機会はあまり無いので
    どうぞお楽しみに

    関西フィル友の会・サポーターズ先行販売
      10月9日(金)10:00から
    一般発売
      10月14日(水)10:00から

    ※関西フィル事務所窓口での直接のご購入は11:00からです。

    先日発表をさせていただいた通り
    感染予防対策を講じた上で、ステージに近い一部のお席を除き、
    通常通りのすべてのお席を販売いたします。
    詳細はこちら ⇒ https://kansaiphil.jp/information/14233/

    こちらの公演は、5月30日に予定されていた
    「楽劇『ニーベルングの指環』ハイライト(演奏会形式)」
    の代替公演として開催いたします
    会場がフェスティバルホールからザ・シンフォニーホールに
    変更となっておりますのでご注意ください

    お電話でのご予約ですと
    (1)郵便局備え付け青色の振込用紙でご入金・簡易書留発送⇒手数料500円
    (2)ファミリーマートでご入金(現金のみ)・発券⇒手数料250円
    の2種類のお引き取り方法をお選びいただけますが、
    関西フィルWEBチケットの場合は
    (3)オンラインカード支払い・ファミリーマート受取⇒手数料150円
    もご選択いただけますので、是非WEBチケットもご検討ください

     

     
     

     

     

    《飯守泰次郎×関西フィルワーグナー特別演奏会

    ↑チラシクリックで大きくなります↑

    [日時] 2021年1月23日(土) 16:00開演(15:00開場)

    [会場] ザ・シンフォニーホール

    [出演] 指揮:飯守泰次郎
                ソプラノ:リカルダ・メルベート(★)
        バリトン:ミヒャエル・クプファー=ラデツキー(◆)

    [曲目] リヒャルト・ワーグナー作曲
        ◇歌劇「タンホイザー」より
         序曲/歌の殿堂のアリア(★)/夕星の歌(◆)     

        ◇楽劇「トリスタンとイゾルデ」より
         前奏曲と愛の死(★)

        ◇楽劇「ニーベルングの指環」より
        〈ワルキューレ〉
         ワルキューレの騎行/ヴォータンの別れと魔の炎の音楽(◆)
        〈神々の黄昏〉
         ジークフリートの葬送行進曲/ブリュンヒルデの自己犠牲(★)

        ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
         あらかじめご了承ください。

    [料金] 
      SS席¥10,000(関西フィル友の会¥9,000、サポーターズ¥9,500)
      S席¥8,500(関西フィル友の会¥8,000、サポーターズ¥8,200)
      A席¥7,500 B席¥6,500 (全席指定・消費税込)

      ※A席・B席の割引設定はございません。      
      ※乳幼児、未就学児のご同伴、ご入場はご遠慮下さい。
      ※W~Z列(オルガン前席)のお席は、字幕をご覧いただけません。

    [ご予約] 関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381
             (平日10:00~17:00 土10:00~16:00 日・祝休み)
         関西フィルWEBチケット http://yyk1.ka-ruku.com/kansaiphil-s/
         ザ・シンフォニー チケットセンター 06-6453-2333
             (10:00~18:00 休業日 毎週火曜日)
         チケットぴあ 0570-02-9999[Pコード 186-914]
         フェスティバルホール チケットセンター 06-6231-2221


  • 2020.10.7(水)
    公演情報 事務局からのお知らせ
    【公演中止に関するお知らせ】11/24(火)オータム・スペシャルコンサート

    2020年10月7日

    お客様 各位

    公益財団法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

    オータム・スペシャルコンサート
    中止についてのお知らせ

    平素より関西フィルの活動にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2020年11月24日(火)「オータム・スペシャルコンサート」に出演を予定しておりました当団音楽監督オーギュスタン・デュメイとフランク・ブラレイ(ピアノ)は、新型コロナウイルス感染症に関わる入国制限のため、出演が困難となりました。

    つきましては本公演を中止とさせて頂きます。

    公演を楽しみにお待ち頂いておりました皆様には心よりお詫び申し上げます。今後とも関西フィルへのご支援を賜りますようお願い申し上げます。


  • 2020.10.7(水)
    公演情報 事務局からのお知らせ
    【公演開催に関するお知らせ】11/20(金)第315回定期演奏会

    2020年10月7日

    お客様 各位

    公益財団法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

    関西フィル第315回定期演奏会開催についてのお知らせ

    平素より関西フィルの活動にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2020年11月20日(金)「関西フィル第315回定期演奏会」に出演を予定しておりました当団音楽監督オーギュスタン・デュメイとフランク・ブラレイ(ピアノ)は、新型コロナウイルス感染症に関わる入国制限のため、出演が困難となりました。公演を楽しみにお待ち頂いておりました皆様には心よりお詫び申し上げます。

    本公演は、指揮者およびプログラムを変更し、「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に従った感染予防対策を講じた上で開催致します。
    変更後の指揮者、プログラムは次の通りです。

    ◆第315回定期演奏会
    [日時]2020年11月20日(金)19:00開演
    [会場]ザ・シンフォニーホール
    [指揮]山下一史
    [独奏]宮田大(チェロ)
    [曲目]
     サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33
     シューベルト:交響曲第8(9)番 ハ長調 D.944 「ザ・グレイト」

    なお、10月21日(水)午前10時00分よりチケット発売を開始致します。

    お客様におかれましては、以下の感染予防対策へのご協力をお願い致します。

    当日体調にご不安のある方はくれぐれもご無理なさらないようお願い致します。事前の払い戻しは致しかねますのでご容赦下さい。

    1 来場時に検温させて頂きます。次の条件に該当する方は入場をお断りさせて頂きますのでご了承下さい。当日入場をお断りした場合は、チケット代金の払い戻しを承ります。

    ①検温の結果、37.5℃以上の発熱がある。
    ②咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある。
    ③新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある。
    ④過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴、及び当該在住者との濃厚接触がある。

    ※入場までにお時間がかかることが予想されますので、時間に十分な余裕を持ってお越し下さい。

    2 開演前、休憩時間の際は、極力会話を避けるようご協力をお願い致します。
    3 プログラムや配布物は手渡しではなく、設置による配布の可能性がございます。
    4 スタッフは全員、マスクを着用致します。
    5 お客様におかれましても入場時の手指消毒、マスク着用なきご入場はお断り致します。マスクのご用意は致しかねますのでご容赦下さい。
    6 カフェ・ショップ・プレイガイドは当面の間休止させて頂きます。
    7 「ブラボー」等の掛け声は禁止とさせて頂きます。また、楽章間での咳払いは、できるだけお控え頂きますようにお願い致します。
    8 クロークは閉鎖させて頂きます。
    9 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA※)をご利用頂きますようお願い致します。
    ※COVID-19 Contact Confirming Application
    「ザ・シンフォニーホールからご来場のお客様へのお願い」も併せてご確認下さい。
    http://www.symphonyhall.jp/

    なお、舞台での対応は以下の通りです。
    1 全ての出演者・スタッフの体調チェックは万全を期します。(検温、体調管理等)
    2 奏者は可能な限りマスクを装着致します。
    3 管楽器の唾(水分)は使い捨ての給水の良い紙等で処理します。

    上記は10月7日現在の対応であり、今後の状況においては変更させて頂く場合がございます。今後とも関西フィルへのご支援を賜りますようお願い申し上げます。