50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0620

 皆さま、こんにちは!
 50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0620
今回は、コントラバス奏者、大野緑からのメッセージをお届けします。

 皆様
 いつもありがとうございます。
コントラバス奏者として入団して35年が経ちました。
いつも怖い顔をして前列で演奏しています。

 そもそもピアニストになりたくて音楽高校に進み、
副科で何か別の楽器を選択しなければならず、
最後までジャンケンで負け続け、最も人気のなかったコントラバスを
やる事になったというのが私とコントラバスとの出会いです。

大学在学中からいろんなオーケストラのエキストラとして
勉強させて頂きましたが、最初に呼んでもらったのが
関西フィルの母体であるヴィエールフィルでした。
オーケストラの中でのコントラバスの魅力に取り憑かれ、
絶対オーケストラに入りたい!と思ってオーディンを受け、
入団できた時の喜びは今でも忘れられません。

 関西フィルは今年50周年を迎えいろんな企画で皆様に楽しんで頂こうと
思っていたところにこの事態自粛が始まりお客様の前で
演奏する事がどれだけ幸せな事なのかを痛感しました。
少しずつ工夫をしながら、従来の演奏会ができるようになるのを心待ちにしています。

 皆様の応援・ご支援あっての関西フィル、本当に感謝しています。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。

コントラバス奏者   大野 緑