【謹告】オーギュスタン・デュメイ休演のお知らせ(9/30(金)開催「いずみホールシリーズVol.40」)

【謹告】オーギュスタン・デュメイ休演のお知らせ(9/30(金)開催「いずみホールシリーズVol.40」)

 皆様には、日頃より関西フィル公演にご来場・ご支援賜り誠にありがとうございます。
 9/30(金)開催「いずみホールシリーズVol.40」に出演を予定しておりましたオーギュスタン・デュメイ氏は体調不良により出演が不可能となり、代わってカチュン・ウォン氏にご出演いただくこととなりました。なお、曲目・ソリスト・開演時刻等に変更はございません。
 また、この変更によるチケットのキャンセル、払い戻し、お取り替えはございません。
 やむを得ぬ事情とはいえ、お客様各位には、大変ご迷惑をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。
 諸事情をご勘案の上、皆様のご理解をお願いいたします。
 何卒、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
     特定非営利活動法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

 9/30(金)開催「いずみホールシリーズVol.40」
 【指揮】カチュン・ウォン
 【ヴァイオリン】内尾文香
  ◆シベリウス:悲しきワルツ 作品44-1
  ◆シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 作品47
  ◆シューマン:交響曲第4番 ニ短調 作品120
   ※曲目、曲順、ソリストに変更はございません。

 * カチュン・ウォン氏をご紹介いたします。

【指揮】カチュン・ウォン Kah Chun Wong

情熱をもって革新的活躍をみせるシンガポール生まれの指揮者、カチュン・ウォンは、アジアでもっともダイナミックな若手指揮者の一人である。2016年5月、グスタフ・マーラー国際指揮者コンクールで優勝し、その音楽的才能と古典、現代双方のレパートリーに対する天性の成熟度で強烈な印象を与えた。国際的な芸術雑誌「ミュージカル・アメリカ」はすぐさま彼を「今月のニュー・アーティスト」として特集し、彼の『奥深く真摯な音楽性』を称し、『国際舞台が待望する逸材』と評した。

2016年6月、急病のため出演できなくなったスペイン人指揮者ヘスス・ロペス=コボスに代わって上海交響楽団など中国国内3つのオーケストラを指揮、センセーショナルな中国デビューを果たす。北米デビューは2016年12月に予定されているロサンジェルス・フィルハーモニーで、同オーケストラからはドゥダメル・フェローシップ・プログラムにも招かれている。さらに2016年、2017年にはバンベルク交響楽団、クロアチア国立劇場イヴァンザイツ、香港シンフォニエッタ、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、新日本フィルハーモニー管弦楽団、ニュルンベルク交響楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、東京フィルハーモニー管弦楽団へのデビューのほか、サンタフェ交響楽団(アルゼンチン)、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団、ベトナム国立交響楽団との再共演が予定されている。

音楽教育のもつ可能性にも強い関心持ち、5歳からの子供を対象として、創造性、チームワーク、規律など、生きる上で役立つスキルを身に着けさせることを目的とした音楽学校kidsphilharmonic@sgの設立に携わった。また、新しい音楽への興味から、アジア・コンテンポラリー・アンサンブル(ACE)を創設した。

2016年6月、ウォンはアジア・コンテンポラリー・アンサンブルを率いて自らの発案による「musi/care:境界のない音楽祭」を開催、2週間にわたって行われたこのプロジェクトには、プロの演奏家だけでなくシンガポールの小学生、そして病院、高齢者介護センター、知的障がい者支援活動を行う青少年シェルターなどの福祉ボランティア10団体が参加した。

カチュン・ウォンは恩師クルト・マズアが主催する5つの指揮セミナーにマズア自らの招きにより参加、2013年9月にライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団において一週間アシスタントを務めるに至った。親交のあるその他の著名指揮者についても、ベルナルト・ハイティンクはルツェルン・イースター音楽祭での彼の指揮マスタークラスにウォンを2度招いたほか、エサ=ペッカ・サロネンはフィルハーモニア管弦楽団のアシスタント指揮者選考のファイナリストとして同オーケストラを指揮する機会を彼に提供し、ロバート・スパノは2シーズン連続でアスペン音楽祭のアメリカン・アカデミー・オブ・コンダクティングの指揮フェローにウォンを指名した。

1986年生まれ。ヨン・シュトウ音楽院(シンガポール国立大学)においてホ・チーコン教授のもとで作曲を学び、フーン・ユウティエンに和声を師事した。リー・クアンユー芸術文化奨学金の初代受給者となり、その支援のもとベルリンのハンス・アイスラー音楽大学に進み、クリスティアン・エーヴァルトとハンス=ディーター・バウムにオペラ指揮とオーケストラ指揮を師事。指揮に関心をもったウォンは、シンガポール・チャイニーズ・オーケストラとその音楽監督ツン・イェのもとで研鑽を積んだ。ウォンはツン・イェを最も大きな影響を受けた師のひとりに挙げている。