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  • 2016.4.8(金)
    関西フィルNews
    明日の土曜日はなら100年会館へ~!

     みなさまこんにちは昨日はひどい雨でしたね。
    明日の奈良の降水確率は0%らしいですよ

    きっと晴天の明日、なら100年会館で奈良定期演奏会を
    開催します。

    今回はとてもカラフルな曲が並んでいます
    そしてありえないことに、最初から最後まで須川さんは
    舞台の上に
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    上の写真、お分かりになりますか??
    木管楽器2列目、バスクラリネットの吉田悠人の手前、ホルンとの間に
    須川さんがいらっしゃいます。

    プログラム前半は須川さんのソロ3曲、後半の「展覧会の絵」は
    上記の写真のようにオーケストラの中で演奏していただきます。

    「展覧会の絵」は聴き所満載ですが、その中でも”古城”の
    サックスのソロは有名ですね
    須川さんの”古城”、いやはや、オーケストラ曲のソロとしては
    貫禄ありまくりです

    あまりに有名な冒頭のトランペットの旋律、
    テューバの大ソロ”ブイドロ”、終盤にかけての打楽器の迫力、
    そして千変万化する”プロムナード”など、ぜひお楽しみください

    関西フィル、須川さんとの共演機会は多いですが、前半ではまた新しい
    曲をお届けします

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    ドビュッシー:サクソフォンとオーケストラのための狂詩曲は、
    多分皆さんの予想を裏切り、スタイリッシュでかっこ良い曲ですよ
    束になってかかってくるホルン群がシビレます・・・

    サクソフォンと、オーケストラのホルンが旋律を奏でる部分があり、
    須川さんは「ホルンの松田と絡めるのが嬉しい~」とおっしゃって
    いました。
    須川さんとホルンの松田信洋は、東京佼成ウィンドオーケストラに
    同じ時期に所属していたことがあり、とても親しい関係なのです。

    このドビュッシーは関西フィルでは始めて演奏しますし、
    もう1曲、石川亮太さんの曲はオーケストラ版の初演なので、
    須川さんと藤岡さんも打ち合わせから真剣
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    石川亮太さん作曲の「日本民謡による狂詩曲」はオーケストラ編曲版
    の初演になります。
    色々な編曲版があり、須川さんはこの曲を知り尽くしていらっしゃいます!
    津軽じょんがら節、竹田の子守唄、黒田節、ソーラン節など、日本各地の
    民謡が織り込まれていますが、全体的にとても西洋音楽の雰囲気です。
    石川さんも「”日本の旋律を西洋音楽の語法を駆使して響きわたらせる”
    のがコンセプト」とおっしゃっています。

    日本のメロディーに西洋的なオーケストラ、時々顔を出す和の打楽器。
    これらが相まってちょっと異次元な感じですよ。
    壮大なSF映画の音楽のような雰囲気も

    明日は14時15分から当日券を発売開始いたします。
    なら100年会館でお待ちしております
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    通りがかりのヴィオラのマドンナと

    【余談その1】
    石川さんの「日本民謡による狂詩曲」の練習の途中、須川さんの
    カデンツァの部分で突然メロディーが「ハッピー・バースディ」に!
    実は、今日はフルートの河本朋美の誕生日で、河本は大学で須川さんに
    教えていただいていたとのこと。
    恩師からのびっくりぽんなプレゼントでした

    【余談その2】
    「展覧会の絵」で一番緊張する座席、須川さんの横でバスクラを
    吹いていた吉田悠人、なんと今日は須川さんと靴がお揃いでした~
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