5月15日(金)ザ・シンフォニーホールにて、ヴァイオリン 吉本梨乃さんと協演します🎻
吉本さんは、オーギュスタン・デュメイ名誉指揮者に師事し、第58回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで第2位を受賞されました。
また、笹川音楽財団よりストラディヴァリウス1736年製ヴァイオリン「ムンツ」を貸与されています。
吉本さんのインタビューと師弟の演奏動画をどうぞ。
ヴァイオリン「ムンツ」は吉本さんにとってどんな楽器ですか
「ムンツ」は、私にとって自分が出したい音色を即座に再現してくれるとても信頼しているパートナーです。
デュメイ先生から学んだ“弱音の美しさ”を存分に発揮できる楽器で、繊細なピアニッシモでも、大きな音を出しても決して荒くなったり、消えたりせず、美しいままホールの最後列までしっかり届くところも大きな魅力です。
また音色そのものが本当に豊かで、今こういう音を出したい、と思った瞬間にそれに応えてくれる感覚があり、この楽器と出会ってから表現の幅が大きく広がったと感じています。

関西フィルの名誉指揮者であるデュメイに師事されていましたが、デュメイはどんな先生でしたか
9歳の頃に先生のCDを聴いて、フランコ=ベルギー派の正統を受け継ぐ先生の、あまりにも美しすぎる音色に惚れ込みました。
私は神戸出身で、関西に住んでいた頃は関西フィルとデュメイ先生の演奏会を毎回のように聴きに行っていましたし、ヨーロッパツアーの際にはお年玉を募金したこともあります。
そして念願かなって、17歳の時にエリザベート王妃音楽院に合格し、師事しました。
先生の音に少しでも近づきたくて、5年間学ぶ中で、その美意識を受け継がせていただけたのではないかと感じています。
私の演奏で、先生譲りの美音を堪能していただけたら、なによりも嬉しいです。
私が学んでいるエリザベート王妃音楽院は、同じくフランコ=ベルギー派の系譜を受け継ぐウジェーヌ・イザイが創設した場所でもあり、その系譜の中で学べていることをとても大切に思っています。
先生のレッスンは、まるで魔法のようだと感じています。
「この音を意識して」と一言言われるだけで、そのフレーズ全体が一気に美しく変わるんです。
固定観念にとらわれて動けなくなっている時には、これまでの自分にはなかったような斬新なフレージングやボーイングのアイディアで、真正面からそれを崩しにきてくださいます。
ヴァイオリニストとして、本当に尊敬する先生です。
今回演奏する曲(ブルッフ)の魅力と意気込みを教えてください
今回演奏するヴァイオリン協奏曲第1番(ブルッフ)は、ヴァイオリニストを志す人は必ずと言っていいほど練習する名曲です。
第1楽章の語りかけるような冒頭や、表情豊かな美しい第2主題は特にお気に入りで、第2楽章は、ヴァイオリン協奏曲の中でも特に美しい楽章だと、デュメイ先生ともよく話しています
そして第3楽章は情熱的でリズミックで、作品全体にブルッフの少し土臭い強いエネルギーを感じます。
この曲を演奏する機会を今回いただけて、子どもの頃には気づけなかった魅力に、今改めてたくさん出会うことができています。
その一つ一つを、今の自分が持てるすべてを使って、皆さまと共有できたら嬉しいです。
♫5/15(金) 第364回定期演奏会
・19時開演(18時開場)
・会場:ザ・シンフォニーホール
・指揮:ユベール・スダーン
・ヴァイオリン:吉本梨乃
・プログラム:
♪ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ト短調 作品26
♪ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27
🎫WEBチケット:https://kansaiphil.jp/concert/#concert20260515
📞関西フィル事務局:06-6115-9911(平日10:00‐17:00・土曜10:00‐16:00、日祝定休日)


