2017.11.15(水)
みなさまこんにちは
どんどん寒くなってきましたね
明日はいずみホールで演奏会を開催します。
この季節にぴったりな燻し銀のようなプログラム
練習の最初にデュメイ音楽監督が興味深いことを
おっしゃっていました
「この曲を重くはしたくない。
ミュンヘンではなくて、ザルツブルクの音にしてほしい。」と。
そして練習中は「象みたいにならないで!!」とも。
澱みなくリズミカルに流れていくシューベルトが作られていきます。
4楽章の後半で少し重量感のある和音が続く部分では、
「象1匹ならいいよ、でも2匹はダメ!」と、おちゃめなことを
すでに、シューベルトならではの心を打つメロディーが満載の
「ザ・グレイト」ですが、そこにデュメイ監督の閃きと歌心が加わり、
想定外の魅力を発揮することになりました
前半のシューマンプログラムも秋にぴったり
ブラジルご出身の巨匠、アントニオ・メネセスさんにチェロ協奏曲を
ご披露いただきます。
シューマンのチェロ協奏曲、一般的によく知られている協奏曲では
ありませんが、シューマンらしさに満ちた小さな宝石のような
作品です
メネセスさんは、この曲への想いが溢れるような、とても親密な
雰囲気でチェロを紡がれていました。
2楽章、メネセスさんの重音のなんとも美しいこと!!!
ぜひいずみホールで、メネセスさんが奏でるこの協奏曲の真髄を
お楽しみください
明日は、18時から当日券の販売を開始致します。
いずみホールの正面玄関は風がきついので、どうぞ暖かくして
お越しくださいませ。
→公演詳細