シルバーウィークの初日はマグノリア!

みなさま、こんにちは。

9月のデュメイウィークはいかがでしたでしょうか?
昨日のドヴォ8はデュメイ節あふれる実に愉快な時間でしたね
そして、アレクサンドル・カントロフさんと、エリーナ・ブクサさん、
若手ながらもド迫力の演奏で、
超大型の大風がざざーっと駆け抜けていったような2週間でした

次回のデュメイウィークは2か月後の11月すぐですよ、すぐ
11月はシンフォニーホール、いずみホール、どちらもお昼の演奏会です
どうぞお楽しみに

さて、秋の大型連休「シルバーウィーク」がやってきますね
今年は最大5連休みなさまどのようにお過ごしになられますか?
初日の9月19日(土)のご予定はいかがでしょうか?

毎月恒例の室内楽コンサート「マグノリア・サロンコンサート」、
9月のマグノリアは、シルバーウィーク初日の9月19日(土)
ヴァイオリンの徳岡裕紀が出演させていただきます

共演は、ピアニストの加地美秀子さん。
関西フィルが昔から大変お世話になっている加地さん。
長年のお付き合いで気心も知れているので、安心感がありますね

P9105206RE

P9105177RE

P9105170RE

加地さんのご自宅での練習の様子をちょっとご紹介
オーケストラのメンバーは、ふだんからこんな風に、
オーケストラのスケジュールの合間を縫って、自分のレパートリーの練習をしたり、
誰かと集まってアンサンブルの練習をしたり、しているんですよ

今回のプログラムは、ぱっと見、硬派な印象です

・ヨアヒム:ヴァイオリンとピアノのための3つの小品op.2
・ブラームス/ヨアヒム:ハンガリー舞曲集から
・ブラームス:ヴァイオリンソナタ第2番イ長調op.100

昨日の第268回定期演奏会でエリーナ・ブクサさんが演奏された
ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、プログラムノートに
「ドイツを代表する名手ヨーゼフ・ヨアヒムによって初演されている。」
とあったのはご覧いただけましたでしょうか?

みなさま、ヨアヒムをご存知ですか?

徳岡裕紀より、今回取り上げる曲目に寄せるメッセージが届いています。

♪ ♪ ♪

ヨアヒムは、19世紀半ばから20世紀初めまで活躍した大ヴァイオリニストにして作曲家、指揮者、教育者でした。彼の作曲家としての優れた能力を高く評価していたブラームスは、しばしばヨアヒムに助言を求め、特にヴァイオリン協奏曲は、二人の共作といっても過言ではないくらいに、ヨアヒムが与えた多くの助言が取り入れられているそうです。

そんな素晴らしい才能を持ったヨアヒムですが、純粋に彼が作曲した作品、というのは、残念ながら現代の演奏会のプログラムに載る機会はなく、更には市販のCDさえもほとんどないようです。それじゃもったいない!というわけで、今回は彼の作品の中から「ヴァイオリンとピアノのための3つの小品op.2」をご紹介します。ヨアヒムがまだ若い頃、1850から1852年にかけて作曲した、たいへん繊細で美しい作品です。

そして大変珍しいこの作品のあとは、有名なブラームスのハンガリー舞曲集をヨアヒムがヴァイオリンとピアノのために編曲した作品の中から、第1番、第2番と第7番、そしてブラームスのまさに円熟期の傑作、ヴァイオリンソナタ第2番を取り上げます。

大型連休初日の昼下がり、ぜひお気軽にお越しください!

♪ ♪ ♪

というわけで、ヨアヒムさん、当時は大活躍していたのに
現代では・・・のパターンの方ですね
とは言え、ヨアヒムは多くの作曲家のヴァイオリン協奏曲のカデンツァを作曲していて
ヴァイオリンのカデンツァと言えば必ずヨアヒムの名前が出てきます。
そんなヨアヒムさんの非常に珍しい作品を取り上げる今回のマグノリアコンサートは
9月19日(土)14:00開演です
ホール併設の素敵なカフェもありますので、
シルバーウィーク初日のひとときに、みなさまのご来場をお待ち申し上げます。

【マグノリア・サロンコンサート】
[日時] 2015年9月19日(土)13:15開演(14:00開場)
[場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
  (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

[出演]
 徳岡 裕紀(関西フィル・ヴァイオリン奏者)
 加地 美秀子(ピアノ)
[プログラム]
ヨアヒム:ヴァイオリンとピアノのための3つの小品op.2
ブラームス/ヨアヒム:ハンガリー舞曲集から
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第2番イ長調op.100
[入場料]
 全席自由¥1,000
 (※120名様限定です!)
[お問合わせ]
 逸翁美術館:072-751-3865

♪ ♪ ♪

ところで突然ですが
徳岡裕紀はかなりの腕前のカメラマンでもあります
5月のヨーロッパ公演でも素敵な写真をたくさん撮影していました
とっておきの写真を少しご紹介
5月29日(金)、
スイス・マルティニーからドイツのデュッセルドルフに移動するときに
ケルン駅を経由しました。
ケルン駅まで電車に乗り、駅でバスに乗り換えます。
 
ケルン駅と言えば、駅前の世界遺産「ケルン大聖堂」が有名ですよね
みんな楽しみにしていたのですが、ケルン駅に到着する直前、
電車の中で旅行会社のスタッフさんから非情な一言が・・・。
「残念ながら、ケルン駅周辺はヨーロッパの中でもっとも治安が良くない地域の
1つになってしまいました。大変危ないですので、ケルン駅ではトイレ休憩を取りません。
駅を降りたらバスに直行しますし、とにかく立ち止まったりしないでください!!」
ああぁ・・・
 
楽団スタッフが“必死のパッチ”で撮った写真がこちら・・・

IMG_1406

逆光…。
アングルいまいち…。

 そんな中!名カメラマン徳岡は
こんなケルン大聖堂を撮影していました

ブログ用修正-1P5300624c

©徳岡裕紀

ブラボ~