2009年以来のシベリウス第1番★
みなさまこんにちは
週末から、8月11日(火)Meet the Classicの練習が始まります。
ここ数日、練習場からは新人ティンパニ奏者、中山直音が熱心に練習する
シベリウスの交響曲第1番の練習が聴こえてきます。
第1楽章の冒頭や、第3楽章のメロディーなど、ティンパニの見せ所が
たくさんある曲ですね
中山、シベリウスの1番は初めて演奏するとのこと。
気合が入ります
「ティンパニの出番がとても多いです。
他の作曲家の交響曲と比べてロール(トレモロ)の奏法がかなり多いと思います。
北欧の大自然の、幅が広い風景を表現しているような感じがします。」
とのこと
この1番は、ティンパニのロールで始まり、4楽章の最後もティンパニの
ロールで終わるのですよ~ 責任重大。
中山の頑張りにご期待ください
第1楽章冒頭、中山のティンパニのさざめきの上に広がるのが
美しいクラリネットのソロ
このソロを吹く梅本貴子は、シベリウスの1番を吹くのは2回目ということ
初めての演奏は、2009年7月1日(水)の関西フィル東京公演だった
そうです。
この曲のクラリネットのソロは、曲の冒頭、大注目の中の
たった一人での長いソロです。
「東京公演は初めてのシベリウス1番で本当に緊張しました。
ホールの隅々までシベリウスの音楽を届けられるように、空間を広く使うように
気をつけています。
今回は前回の初心を忘れず、けれど、地に足をつけた演奏ができればと思っています。」
とのこと
シベリウス第1番の冒頭を任される2人、ご期待くださいませ
第1楽章でクラリネットが奏でるこの哀愁漂うメロディーを、第4楽章の
最初には弦楽器群が野生的な響きで歌い上げますよ
あまりに雰囲気が違うので、すぐに同じメロディーとは
気付かれないかもしれません
こちらもぜひご注目ください
【Meet the Classic Vol.31】
指揮&お話:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)
独奏:藤原 道山(尺八)
独奏:遠藤 千晶(箏)
[プログラム]
◆アンダーソン:舞踏会の美女
◆菅野 祐悟:永遠の土【世界初演】
◆菅野 祐悟:箏と尺八と管弦楽のための協奏曲~Revive~ 【関西初演】
◆シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 作品39
<入場料>
1階席¥4,000/2階席¥3,000/学生席¥2,000(18歳以下、1階席のみ)
※乳幼児、未就学児のご同伴、ご入場はご遠慮下さい。
*8月10日(月)17時まで事前ご予約を受け付けております。
関西フィル:06-6577-1381