7月のマグノリアコンサート
みなさまこんにちは
ここ数日はムンムン蒸し蒸しの日が続いていますが、
そういえば梅雨は明けたのでしょうか
月に1回、関西フィルメンバーが出演させていただいている
室内楽のコンサートシリーズ「マグノリア・サロンコンサート」
7月は、みなさまお待ちかねのルーキーがマグノリアコンサートに初登場
ヴァイオリンの野口まつのです
試用期間を経て、2014年10月に正式メンバーとなりました
共演はピアノの掛川遼平さん。
ふたりは愛知県立芸術大学での先輩・後輩の間柄
野口にとって掛川さんは、学生時代からずっと信頼を寄せる先輩ピアニストで、
試験や選考会、リサイタルなど、何度も共演をお願いしたきた方なのだそうです
気心知れたコンビでお届けする今回のマグノリアコンサートは、
ヴァイオリン&ピアノで“がっつり”聴いていただくプログラム
「ちょっと詰め込みすぎちゃったかな…」と、こぼす野口。
「弾きたい曲を選んで、気づいたらこうなってたんです。」とのこと。
そんな詰め込みすぎちゃったプログラムは、
シューベルト、モーツァルト、ウィニアフスキーに加えて、無伴奏のイザイ。
「明るい曲が好きで、イザイ以外は全部『長調』の曲なんです。
特にウィニアフスキーは自分に合ってるかな~と思います。」
ウィニアフスキー。みなさまご存じですか?
こんな人です。
「ヴィエニャフスキ」とか「ヴィエニアフスキー」など、様々な表記があります。
ポーランドの作曲家・ヴァイオリニストで、
イタリアのパガニーニ、スペインのサラサーテと並んで、
「19世紀の三大ヴァイオリニスト」と称されています
あるいは「ヴァイオリンのショパン」とも
ショパンと同じく、マズルカやポロネーズなどのポーランド独特のリズムが
作曲に取り入れられていて、たしかに、どことなく、
ショパンの曲に通ずるものがあります。
今回のプログラム「華麗なるポロネーズ 第2番」も、
タイトル通り、とっても華やかで、
ヴァイオリンならではの技巧に富んでいます。
「関西フィルに入って、ずっとひたすらオーケストラの曲を取り組んできましたけど、
今回ひさしぶりにヴァイオリンの室内楽曲に向き合って、
とても新鮮な気持ちで練習できています。
オーケストラでは出てこない演奏技巧などもあって、
室内楽のコンサートでは、そういうところも是非みていただきたいです。」
練習にも気合が入ります
コンサートは7月20日(月)、海の日の14時開演です
マグノリアホールは通常は月曜日が休館ですが、
祝日のため開館しています。
野口まつのの、マグノリアデビュー、
たくさんのお客様のご来場をお待ちしております
【マグノリア・サロンコンサート】
[日時] 2015年7月20日(月・祝)14:00開演(13:15開場)
[場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
(阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)
野口 まつの(関西フィル・ヴァイオリン奏者)
掛川 遼平(ピアノ)
[プログラム]
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのための二重奏曲 イ長調 D.574
イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ 第4番 作品27
モーツァルト(クライスラー編):ロンド ト長調(ハフナーセレナーデより)KV.250
ウィニアフスキー:華麗なるポロネーズ第2番 イ長調 作品21
[入場料]
全席自由¥1,000
(※120名様限定です!)
[お問合わせ]
逸翁美術館:072-751-3865