今年最初の定期演奏会、明日に迫りました!!
みなさんこんにちは
いよいよ明日に迫りました定期演奏会です
今日はヴァイオリンソリストの成田達輝さんをお迎えしての練習でした
2012年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位となられました
その時、デュメイが審査員をしていて「ぜひTatsuki Naritaと共演したい!」
という流れになったのです。
さあ!練習が始まります!!
普通に話してらっしゃる時はとても丁寧でおだやかな超好青年なのですが、
楽器を弾き始めると人が変わったようにアグレッシブに
とても深く太いゴージャスな音色です
ヴァイオリン協奏曲第1番、パガニーニならではの超絶技巧が散りばめられています
2本の弦を一度に弾いて音を出す重音、3度(例えばドとミ)の重音、
6度(例えばドとラ)の重音、10度(例えばドと1オクターブより上のミ)の重音は
朝飯前のように出てきます
その上なんと、フラジオレットで出す音まで重音で書かれているという激ムズなのです。
以前ご紹介した「フラジオレット」、復習してください
2013年5月11日のブログです
↓
http://blog.livedoor.jp/kansaiphil/archives/2013-05.html
(成田さん、後姿でごめんなさい・・・)
もちろん、これ以外にもありとあらゆる激ムズ手法が多用されています。
しかし、イタリアの作曲家らしくとても明るくポジティブな雰囲気に溢れ、
オーケストラもトロンボーンや打楽器を含んだ華やかな編成
成田さんの音色からは大巨匠を思わせる貫録が感じられますが、まだ21歳
ほとばしる若さ、溢れんばかりの情熱と音楽性が加わって
イタリアオペラのようなドラマティックなパガニーニです
ぜひ聴きに来てください
(右からデュメイ、成田さん、コンサートマスターの岩谷祐之です)
明日は17時45分から当日券を発売致します。
明日も寒くなりそうですが、ザ・シンフォニーホールは暖かいです
お待ちしております
【関西フィルハーモニー管弦楽団253回定期演奏会】
指揮:オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)
独奏:成田 達輝(ヴァイオリン)
[プログラム]
◆ロッシーニ:歌劇「セヴィリアの理髪師」序曲
◆パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番 ニ長調 作品6
(ヴァイオリン独奏:成田達輝)
◆ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68 「田園」
※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。