Page Top

レアなメンバーの木管五重奏!

みなさま、こんにちは

関西フィル2014年最初の主催演奏会Meet the Classic Vol.28が
無事に終わりました

1月のMeet the Classic は「ニューイヤーコンサート」の位置づけで
シュトラウスの名曲など新年の幕開けにふさわしいプログラムで
毎年お届けしております
今年も「美しく青きドナウ」など、華やかなコンサートになりました
そして二村英仁さんの「揚げひばり」はいかがでしたでしょうか?
藤岡さんの強いご推薦通り、二村さんの雰囲気にぴったりのすてきな演奏でしたね
ご来場くださいましたみなさま、ありがとうございました

でも、そろそろ・・・
ニューイヤーコンサートもお腹いっぱいの頃ではないでしょうか?
(お正月のおせち料理もおいしいけどだんだん飽きてくるそんな感じでしょうか

そこで
恒例の「マグノリア・サロンコンサート」のご紹介です

2014年も引き続き、大阪府池田市の逸翁美術館マグノリアホールにて
関西フィルメンバーが毎月1回、出演させていただきます
オーケストラとは一味違う室内楽の魅力、
大編成のオーケストラではお伝えしきれないメンバーひとりひとりの個性を、
この「マグノリア・サロンコンサート」でお伝えできればと思っています

今月は、木管五重奏
2014年第1回目にふさわしく、豪華にメンバー5名で出演いたします


29練習3

左から、
永武靖子(ホルン)、虎谷朋子(フルート)、高名幾子(オーボエ)、
吉田悠人(クラリネット)、河渕伸子(ファゴット)

あっ。ちなみに、みなさま、
今回のマグノリアコンサートのチラシはご覧になりましたか?

コレです
 ↓
無題

えっ、誰?って、別人じゃありませんよー
上の写真と同一人物ですよー

「木管五重奏」とは、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、そしてホルンが加わった
5名編成で演奏する室内楽の1つのジャンルです。
弦楽四重奏、金管五重奏とならんで、とても人気があります

なんで「木管」五重奏に「金管」のホルンが入ってるの!?

管楽器のアンサンブルがさかんに演奏されだした19世紀当時は
金管・木管と、まだ明確にジャンル分けされていませんでした。
そんな中、ホルンは木管楽器と仲良くアンサンブルするようになりました
それは、トランペットは軍楽や宮殿で演奏される楽器、
トロンボーンは教会で演奏される神聖な楽器とされ、
庶民の楽器であるホルンは、同じく庶民の楽器である木管楽器と
一緒にグループを組んで、音楽を楽しむようになった、
という歴史から木管五重奏というジャンルが生まれたわけです

弦楽四重奏や金管五重奏は同族楽器・同種楽器のアンサンブルですが、
木管五重奏は、それぞれの楽器の発音の特徴、管の特徴が異なるため、
5つの個性のある音色同士が溶け合って、
華やかで色彩豊かな独特のアンサンブルになります。

木管五重奏をお聴きになったことのない方、
ぜひぜひ、今回のマグノリアコンサートで、木五デビューしてみてくださいね

そしてなんと申しましても、今回の特徴は「2nd奏者のアンサンブル」ということです。
お気づきになりましたか?
今回出演するメンバーは全員、普段オーケストラでは2番奏者として演奏しています。
(ホルンの永武は3番奏者ですが

ソロを受け持つことも多くて目立つ1番奏者と違い、
オケの中で2番奏者の音を単独で聴く機会はそう多くありませんね。
2番奏者だからって甘くみてはいけませんよ
常に1番奏者の音を聞いて、和音を支える重要な役目を担っています。
周りの音に溶け込む音作りは、2番奏者の得意とするところです

そんな2番(+3番)奏者のメンバー5人が、ぜひやってみよう!と集まり
今回マグノリアホールでのコンサートが実現することとなりました

木管五重奏の定番、ライヒャの五重奏、ミヨーの「ルネ王の暖炉」
そしてオーケストラでもおなじみの「カルメン」木五バージョン。
木五の魅力をたっぷりお届けできるプログラムとなっておりますので、
木五ファンの方も、木五初心者の方も、ぜひ
みなさまのご来場、お待ちしております

【マグノリア・サロンコンサート】
[日時] 2014年1月29日(水)19:00開演(18:15開場)
[場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
  (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

[出演]
 虎谷 朋子(関西フィル・フルート奏者)
 高名 幾子(関西フィル・オーボエ奏者)
 吉田 悠人(関西フィル・クラリネット奏者)
 河渕 伸子(関西フィル・ファゴット奏者)
 永武 靖子(関西フィル・ホルン奏者)
[プログラム]
 ファルカッシュ:古代ハンガリー舞曲
 ライヒャ:木管五重奏曲 変ホ長調 op.88-2
 ミヨー:組曲「ルネ王の暖炉」op.205
  ビゼー(ワルター編曲):組曲「カルメン」
[入場料]
 全席自由¥1,000
 (※120名様限定です!)
[お問合わせ]
 逸翁美術館:072-751-3865