4月13日(土)アプラたかいしにて名曲アワー♫

 
 アプラたかいしでの公演が決まったと聞いたとき、大変失礼なことですが
「高石市に行ったことがない」と思い、お話をお伺いしたいと
アプラ高石の建設された当時のアドバイスにも関わられ、
現在はミュージックアドバイザーを務められている橋本徹雄さんに
ホールと高石市の特徴をインタビューさせていただきました。

アプラの意味は?
 アプラの語源はアプローズ、つまり「喝采」です。
プロ、アマチュアに関係なく全ての方にホールを提供できるように
「喝采」を浴びるほど皆さんにご利用いただきたい、
と言う想いを込めています。

ホールの特徴を教えてください。

*駅から近い
 ホールは駅前にないといけないと強く思っています。
それは、せっかく良いものを観たり聴いたりしたあとに
雨に濡れたり、遠い道を歩いて寒い思いをお客さまに
させてはいけないという考えからです。
 最寄駅は南海本線高石駅、改札を出て右に曲がると目の前に
ホールが現れます。

*ホール
 細部にこだわりました。譜面台は折り畳み式ではなく、
スタンドで固定されているものを使用しています。
演奏者の椅子は結婚式場にあるような椅子を用意しました。
私自身がオーボエ奏者なので、演奏中にお尻が痛くならないように
配慮しています。
これは奏者も大切にしないといけないという思いがありました。
 大ホールの一番の特徴は、1階席の椅子を床に沈めて
平土間にできることです。
主に音楽を提供することを前提に造られましたが、
こうすることでボクシングや格闘技等の試合、
ウォーキングセミナーを開催できました。
1階で300人の吹奏楽の奏者が演奏し、2階から聴いていただいた
公演は圧巻でした。
面白い企画としては紙飛行機大会です。同じように1階をアリーナにして、
2階から紙飛行機を飛ばして距離を競いました。
どの企画もお客さまに大変楽しんでいただき、音響にこだわったホールで
このようなことができるのは珍しいことだと思います。

1階席を床に沈めて、アリーナ形式にしたホール

高石市について教えてください。

*音楽が盛ん
 実は、高石市は人口が約6万人しかいませんが音楽に関心が高い市です。
合唱団も吹奏楽もあります。
合唱団は少人数の団体が15団体ほどありますが、
少人数だと合唱できる曲が多くないため、
それなら皆で集まってやろうということになりました。
年に1回、大曲をオーケストラや吹奏楽団と
一緒にできる大合唱団=アプラフィルハーモニー合唱団ができたことで、
私が音楽監督をしているニューフィルハーモニック大阪という
オーケストラと合唱団で毎年ニューウェーブコンサートを3年に1回開催する
第九公演は今年で5回目を迎えます。

お客様へのメッセージをお願いします。
 関西を代表するオーケストラを高石市民の皆さまに
知っていただける機会だと思います。
クラシックに疎遠な方も映画音楽から楽しんでクラシックを
知っていただきたいです。
 今回の名曲アワーでは、800名程を収容できるホールとしては、 
本格的なホールに劣らない音響で映画音楽とシンフォニーを 
堪能していただけることは間違いありません。

 

アプラたかいし特別演奏会“名曲アワー”

日時:4月13日(土)

開場 13:30 開演 14:00

指揮:藤岡 幸夫(関西フィル首席指揮者)

プログラム
【第1部】華麗なるスクリーン・ミュージックの世界
●B.グレイ/川上 肇編曲:映画「サンダーバード」テーマ
●J.ウィリアムズ:「ハリー・ポッターと賢者の石」より”ヘドウィグのテーマ”
●チャイコフスキー:「くるみ割り人形」より”金平糖の踊り”
(映画「くるみ割り人形と秘密の王国」より)
●バデルト/リケッツ:「パイレーツ・オブ・カリビアン」メドレー
●マスカーニ:「カヴァレリア・ルスティカーナ」より“間奏曲”
(映画「ゴッドファーザーPart3」より)
●M.スタイナー:「風と共に去りぬ」より”タラのテーマ”

【第2部】
●ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 作品55 「英雄」