2015年7月12日(日)19:20~20:20
NHK-FM「ブラボー!オーケストラ」
◎シベリウス:交響曲第4番 イ短調 作品63(全曲)
指揮:藤岡幸夫(関西フィル首席指揮者)
管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団
(以上、2014年10月10日開催、関西フィルハーモニー管弦楽団第260回定期演奏会より)
どうぞお聴き逃しなく!




みなさまこんにちは
ヨーロッパ公演からあっという間に1ヶ月が経とうとしています。
帰国してすぐに定期演奏会、時差ボケと必死に戦った日々がついこの前の
ようです。。。
(幸いにも日本の午後からの練習時間帯は、ヨーロッパの朝の時間帯なので
練習に支障は無かったのですが・・・)
旅行中、Facebookで色々写真をご紹介していましたが、
まだまだご紹介できていない物もありまして、楽団員の感想も
含めてご紹介したいと思います
事務局撮影の写真と、楽団員提供の写真でご案内します。
【5月27日(水)】スイスのモントルーに宿泊
素晴らしく美しいレマン湖のほとりに1泊しました。

写真提供:徳岡裕紀(ファーストヴァイオリン)
ホテルの近くにはシヨン城というお城がありました。

写真提供:徳岡裕紀(ファーストヴァイオリン)
このお城、ビル・エヴァンスの中期の傑作と言われている
「モントルー・ジャズ・フェスティバル」というCDのジャケット写真に
使われているのです。
↓ この角度がビル・エヴァンスのCDジャケットと同じ角度の写真です![]()

写真提供:梅本貴子(クラリネット)
お城の左側が少し工事中。
ここは、世界最大級のジャズフェスティバル、
「モントルー・ジャズ・フェスティバル」が毎年開催されている
有名な街ですね![]()
そしてもう1つ、モントルーは伝説のロックバンド、クイーンのヴォーカルの
フレディ・マーキュリーが晩年を過ごした街でもあります。
レマン湖のそばにはフレディ・マーキュリーの銅像がありました。

これは銅像の後ろから撮影した写真です。
銅像のマーキュリーは、湖に向かって立っています。
この光景!!クイーンの最後のオリジナルアルバム、
「メイド・イン・ヘヴン」のジャケットと同じではないですか![]()
フレディ・マーキュリーはモントルーの街を大変気に入り、
マンションとスタジオを購入、最後のアルバムのため作曲をした
そうです。
後ろ姿だけではマーキュリー様に失礼なのでお顔も・・・。


移動の途中の1泊だけでしたが、音楽と深い繋がりがあるモントルー
は強く心に残りました。
多くの楽団員が「きちんと観光でゆっくり来たい!!」と言っていました
この辺りで楽団員の感想を。
旅行中から多く聴かれたのは弦楽器の変化についてでした。
・私が手に入れてから初めてイタリアの会場で楽器を演奏したが、
楽器が格別の鳴り・響きをしていることを明らかに感じることができた。
(イタリア製のヴァイオリンを持っている奏者の感想)
・乾燥していたので、日が経つにつれパリッとした良い響きになっていった。
・日本より楽に楽器を響かせることができた。
・楽器の乾燥した鳴りが素晴らしかった。
ヨーロッパでの楽器の響きのイメージを求めて、日々精進して参ります![]()
写真・楽団員の感想共に一度ではご紹介しきれないので、
また順番にブログにアップしていきたいと思います。
お 楽しみに~

みなさま、こんにちは。
ヨーロッパから帰国してしばらくは時差ボケに悩むメンバーもいましたが
すっかり通常運転の関西フィルです
そして今月も通常運転で、マグノリアコンサートがございます![]()
阪急電鉄さんとマグノリアホールさんの多大なご支援により
月に1回、関西フィルのメンバーが出演させていただいている
室内楽のコンサートシリーズ「マグノリア・サロン・コンサート」
6月はフルートの沼田陽一と、チェロの大町剛が出演させていただきます![]()

練習場の廊下でパチリ
沼田&大町のコンビは、2012年2月以来で、約3年ぶりです![]()
沼田は5月に引き続き、2か月連チャンで出演させていただきます
先月ご来場くださったみなさま、今月もよろしくお願いいたします![]()
(実は過去にも1人だけ、2か月連続出演したメンバーがいます。
誰だかお分かりになる方は、相当な関西フィルマニアですね
)
今回の共演者は、前回2012年に引き続き、
ヴァイオリンのチプリアン・マリネスクさん。

そして、ヴィオラには紅一点で土井茉莉さん。

今回のプログラムは、題して
「モーツァルト フルート四重奏曲・全曲演奏」![]()
「フルート四重奏」? フルート4人で演奏するのかな?
と思ってしまいますが、そのフルート四重奏ではなくて、
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、そしてフルート、の編成によるカルテットです。
室内楽の世界はややこしいです
モーツァルトが残したフルート四重奏曲は全部で4曲。
第1番ニ長調K285
第2番ト長調K285a
第3番ハ長調K285b
第4番イ長調K298
中でも、第1番ニ長調K285は名曲・傑作として知られ、
フルート奏者が避けて通れない重要レパートリーです。
モーツァルトと言えば、明るく快活で屈託のない長調の音楽と、
メランコリックで独特の憂いに満ちた短調の音楽、
相反する特徴を合わせ持つのが、モーツァルトの魅力だと言われます。
このフルート四重奏曲第1番ニ長調では、
そんなモーツァルトの二面性がしっかりと感じ取れる構成になっていて
第1楽章ニ長調と、第2楽章ロ短調のアダージョ、
そして切れ目なく続く第3楽章のニ長調ロンド、
明・暗・明の対比がすばらしく味わい深い1曲です![]()
加えて、フルートはもともとニ長調を得意とする楽器ですから、
第1楽章のメロディでは、フルートの魅力全開です![]()
ちなみに、モーツァルトはフルートが嫌いだったと言われているそうです
嫌いな楽器なのに、こんなにもフルートらしい曲が書けるわけですから、
やっぱりモーツァルトは天才ですね![]()
フルートのことばかりお伝えしていますが、
フルートを支える弦楽器群の活躍にもぜひご注目ください。
メランコリックな第2楽章は、全編ピチカートによる演奏で、
メロディの空間を広げます。弦楽器ならではの表現ですね![]()
♪
残る3つの四重奏曲も、第1番ほどに有名ではありませんが、
それぞれにモーツァルトらしさを感じていただける曲だと思います。
この4つを、第2番→第1番→第3番→第4番の順に演奏する予定です。
4曲を一度に聞く機会はなかなかありませんので、この機会にぜひ、
モーツァルトワールドにどっぷり浸っていただければ幸いです![]()
そして、この4曲をいっぺんに演奏する機会もめったにありませんので、
沼田番長、「まァた大変なプログラムになりましたよォ。
ひとつ、よろしくお願いしまっす」と、気合を入れて、
みなさまのご来場をお待ちしています![]()
【マグノリア・サロンコンサート】
[日時] 2015年6月27日(土)14:00開演(13:15開場)
[場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
(阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)
撮影前のひとこま

「なにやってるんすか~?」

「え?これなんの撮影?マグノリア?」
皆様こんにちは
ヨーロッパでの5公演が無事終了し、メンバーは無事帰国いたしました
ヨーロッパ公演実現のためご支援くださった皆様、本当にありがとうございました![]()
この経験を糧に、よりよい演奏を皆様にご披露できるよう、日々精進してまいります![]()
これからも関西フィルをどうぞよろしくお願いいたします

さて6月10日(水)10:00より、10月15日開催「関西フィル名曲アワー」のチケットを
発売開始いたします![]()
指揮は大友直人さん![]()
2012年の「第九」特別演奏会以来、約三年ぶりにご一緒させていただきます。
この日は冨田勲さんの懐かしの名曲「新日本紀行のテーマ」で開幕![]()

(C)Rowland Kirishima
続いてニューヨークを拠点に世界で活躍するソロ・マリンバ奏者・名倉誠人さんと
初共演させていただきます。
名倉さんは「マリンバをストラディバリウスにしてしまう男」と国際的に高い評価を
受けておらる世界的ソロ・マリンバ奏者でいらっしゃいます![]()
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(C)松井みさき
今回名倉さんとご一緒させていただくのは、名倉さんのために作曲された「大樹の歌」
この曲は日本からのブラジル移民100周年を記念して作られた曲でもあります。
日本からブラジルへ渡った人々の希望や苦労、ブラジルの人々との友情、
やがて両国民の友情がブラジルの大地に根を張る大樹となる・・・
懐かしさや未来への希望に満ちた壮大な物語を描いた作品です。
そして「名曲アワー」を締めくくるのはチャイコフスキー晩年の最高傑作、
交響曲第6番「悲愴」。
まさに「名曲アワー」のタイトルにふさわしい、名曲中の名曲ですね![]()
名匠・大友さんとともに、皆様の心に深く残る「悲愴」をお届けできればと思っています
皆様、どうぞお楽しみに

チケットは関西フィル事務局(
06-6577-1381)のほか、チケットぴあ、イープラスでも
ご予約いただけます。
25歳以下の学生の皆様には学生席(¥1,000)もございます。
皆様のご予約、お待ちしております![]()
《関西フィル名曲アワー》

[日時]
2015年10月15日(木)
19:00開演 (18:00開場)
[場所]
オリックス劇場(旧 大阪厚生年金会館)
※地下鉄四つ橋線「四ツ橋」駅あるいは「本町」駅下車
[出演]
指揮:大友直人
独奏:名倉誠人(マリンバ)
司会:都築由美
[プログラム]
【第1部】
冨田勲:新日本紀行のテーマ
真島俊夫:大樹の歌~マリンバとオーケストラのための協奏曲~
【第2部】
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。
[入場料]
S席¥5,000/A席¥4,000/B席¥3,000/学生席(25歳以下)¥1,000(全席指定・税込)
※学生席は関西フィル・チケット受付でのみご予約承ります。
[ご予約]
関西フィルハーモニー管弦楽団 06-6577-1381(平日10:00~17:00 土10:00~16:00 日・祝休み)
チケットぴあ[Pコード264-983] 0570-02-9999
イープラス http://eplus.jp/ (PC・携帯共通)