みなさまこんにちは
今日も秋の良い一日でしたね。
昨日から音楽監督デュメイとの練習が始まっています
上記は「運命」の4楽章ですね~。
ピッコロとコントラファゴット、トロンボーンの出番は今回、「運命」の第4楽章のみです
この5名、1・2・3楽章の25分弱は待機、満を持しての4楽章で登場、
この瞬間の音色の変化に、ぜひご注目くださいね
この時代、ベートーヴェンが始めてこれらの楽器を交響曲に取り入れました。
さすがベートーヴェン先生、効果抜群ですよ~
”デュメイの「運命」、どんなやろ・・・”と思ってらっしゃる方、多いと思います!
楽団員もドキドキしながら練習の日を迎えました。
日本人の感覚からすると、少し照れてしまうくらい”聴かせ所”を
アピールした音楽の作りですよ
デュメイと演奏する古典作品は、本当に喜びと光に満ち溢れた作品に
豹変するのですが、この「運命」の第4楽章など、まさしく
”音楽をする喜び”そのものです。
”1・2・3楽章の葛藤を経ての第4楽章の勝利”などの難しい感じではなく、
「音の並び、フレーズそのものの存在が奇跡的で素晴らしくて、嬉しくてしょうがない」
といった風に疾走します
ぜひこの偉大な名曲の光をあらためて感じていただければ
そしてもう1つ、協奏曲の巨星「皇帝」
練習場に行くと、なんとリチャード・ギアがピアノを弾いているでは
ありませんか~
と、見間違うほどダンディなコラールさんです。
セーターのプロデューサー巻きやジーンズの雰囲気もかなりオシャレです
コラールさん、もちろんフランス音楽の大巨匠ではありますが、
ラフマニノフやブラームスなども大変定評がおありです。
全体的に、キリリと引き締まりながらもフルコンサートピアノを豊かに鳴らしきるパワーに
溢れています
練習の途中、「このピアノ、よく鳴るね」とおしゃってご自分で
ピアノの蓋を半分に閉めてしまわれました
コラールさん、他の人ではそんなに鳴らないですよ・・・。
ザ・シンフォニーホールの巨大な空間にどのように響くのか、楽しみです
深まりゆく秋にぴったりの「コリオラン」序曲と2つの名曲、
まさしく人類の遺産ですよね。
あまりに有名曲なので”最近生では聴いてないな~”という方も
多いと思います。
ぜひこの機会にお越しくださいませ
S席・C席・学生席は完売しております。
A席4,500円、B席3,000円のお席のみ、23日(月・祝)の12:45から
当日券として発売致します。