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50周年記念コラム~未来の関西フィルへ K.0418

 皆さま、こんにちは!
今回は「50周年記念コラム~未来の関西フィルへ」 番外編です

  本日、418日は今月に退職する第二ヴァイオリン奏者、鈴木洋子の
最後のコンサート、「第58回大阪国際フェスティバル2020 『4オケの4
シンフォニー』」のはずでした… が、コンサートは延期になり、228日の
定期演奏会が鈴木最後のコンサートになってしまいました…。

 すごく残念ですが、退職前にオーケストラ・プレイヤーとしての
35年間の思い出を語ってもらいました

 35年の中で思い出はたくさんありますが、 オーギュスタン・デュメイ
監督のレッスンと岩城宏之氏指揮の公演です。
 デュメイ監督のレッスンは、演奏の方向性や弾き方の提案を
してくださり、120%の演奏が出来るまで何十回と弾き、諦めず見守って
いただいたことが印象に残っています。

 30年前の岩城宏之氏指揮で演奏したドヴォルザークの
交響曲第9番『新世界よりは、オーケストラ・プレイヤーとしての指針が
決まった公演です。岩城さんの存在感に圧倒され、オケマンとしての経験が
浅かった私は、おっしゃることの一言一句『なるほど!』と感じましたね。
 例えば、楽譜の音を追うだけでは演奏の表現が平坦になりがちです。
そうならないように、楽譜に書いてある全てを忠実に表現するように
おっしゃられました。
これが私のオーケストラ・プレイヤーとしての指針になりました。

 ヴァイオリン以外の鈴木

 美寿々(みすず)


 燗丸(らんまる)

 「猫が大好きで、美寿々、燗丸を合わせて4匹飼っています。
美寿々は保護猫ですが、燗丸は家の庭に住み着いていて、
『家に入れてー』とあまりにも訴えてくるので、飼い猫にしました。
服、財布、ハンカチなどなど、猫グッズもたくさん持っております。」

 
 
最後に鈴木から皆さまへメッセージ

 「新型コロナウイルスの影響で、どこのオーケストラも生演奏を
お届け出来ない状況が続いています。そして、多くの方々が我慢を
強いられ、つらい思いをされていらっしゃいます。
ただ、明けない夜は無いことを信じて、耐えた後には、平静が
戻ってくると信じています。
そのときには、関西フィルの演奏が皆様のおこころの癒しとなるはずです。
退団後は客席で皆さまとご一緒に(関西フィル友の会に入会しました)
どんな苦難にも負けない強さ・明るさを持っている関西フィルの楽員の
演奏を楽しませていただきます。」

 

第二ヴァイオリンパート集合写真
右側手前が鈴木です。

 

 35年間、お疲れさまでした!!
退職は寂しいですが、客席から応援よろしくお願いいたします!!

 

それでは次回は”5”の付く日に