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2021年 6月

  • 2021.6.7(月)
    公演情報 事務局からのお知らせ
    【出演者変更のお知らせ】7/9(金)第321回定期演奏会

    2021年6月7日

    お客様 各位

    公益財団法人 関西フィルハーモニー管弦楽団

    関西フィル第321回定期演奏会
    「出演者変更」のお知らせ

    平素より関西フィルの活動にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。

    2021年7月9日(金)「関西フィル第321回定期演奏会」に出演を予定しておりましたアレッサンドロ・カルボナーレ(クラリネット)は、新型コロナウイルス感染症に関わる入国制限のため、出演が困難となりました。公演を楽しみにお待ち頂いておりました皆様には心よりお詫び申し上げます。

    本公演は出演者を変更し、「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に従った感染予防対策を講じた上で開催予定です。
    変更後の公演内容は次の通りです。

    ◆第321回定期演奏会
    [日時]2021年7月9日(金)19:00開演
    [会場]ザ・シンフォニーホール
    [指揮]高関健
    [独奏]梅本貴子(関西フィル首席クラリネット奏者)
    [曲目]
     ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番 ヘ短調 作品73
     ショスタコーヴィチ:交響曲第8番 ハ短調 作品65 ※以上2曲

    なお、6月9日(水)午前10時00分よりチケット発売を開始致します。

    お客様におかれましては、以下の感染予防対策へのご協力をお願い致します。

    当日体調にご不安のある方はくれぐれもご無理なさらないようお願い致します。事前の払い戻しは致しかねますのでご容赦下さい。

    1 来場時に検温させて頂きます。次の条件に該当する方は入場をお断りさせて頂きますのでご了承下さい。当日入場をお断りした場合は、チケット代金の払い戻しを承ります。

    ①検温の結果、37.5℃以上の発熱がある。
    ②咳、呼吸困難、全身倦怠感、咽頭痛、鼻汁・鼻閉、味覚・嗅覚障害、眼の痛みや結膜の充血、頭痛、関節・筋肉痛、下痢、嘔気・嘔吐の症状がある。
    ③新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触がある。
    ④過去2週間以内に政府から入国制限、入国後の観察期間を必要とされている国・地域への訪問歴、及び当該在住者との濃厚接触がある。

    ※入場までにお時間がかかることが予想されますので、時間に十分な余裕を持ってお越し下さい。

    2 開演前、休憩時間の際は、極力会話を避けるようご協力をお願い致します。
    3 スタッフは全員、マスクを着用致します。
    4 お客様におかれましても入場時の手指消毒、マスク着用なきご入場はお断り致します。マスクのご用意は致しかねますのでご容赦下さい。
    5 カフェ・ショップ・プレイガイドは当面の間休止させて頂きます。
    6 「ブラボー」等の掛け声は禁止とさせて頂きます。また、楽章間での咳払いは、できるだけお控え頂きますようにお願い致します。
    7 クロークは閉鎖させて頂きます。
    8 新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA※)をご利用頂きますようお願い致します。
    ※COVID-19 Contact Confirming Application
    「ザ・シンフォニーホールからご来場のお客様へのお願い」も併せてご確認下さい。
    http://www.symphonyhall.jp/

    なお、舞台での対応は以下の通りです。
    1 全ての出演者・スタッフの体調チェックは万全を期します。(検温、体調管理等)
    2 出演者は可能な限りマスクを装着致します。
    3 管楽器の唾(水分)は使い捨ての給水の良い紙等で処理致します。

    上記は6月7日現在の対応であり、今後の状況においては変更させて頂く場合がございます。今後とも関西フィルへのご支援を賜りますようお願い申し上げます。


  • 2021.6.4(金)
    関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    文化芸術を守るにはアマチュアを育成しファンを広げる/門真市長へのインタビュー

     5/18()より門真市による「ホームタウンサポーター制度」の登録が始まっています。こちらは市役所職員様のアイデアで、関西フィルを応援するために創設してくださいました!
     そこで、今回は門真市長、宮本一孝様にインタビューをさせていただきました。気さくで話しやすく、自らの経験をもとに文化芸術に対して深い造詣をお持ちでした。

     

    門真市長、宮本一孝様() 当楽団専務理事、濵橋元()
    市長の大学時代の芸名は「爪田家忠拝(ツメタヤ チュウハイ)

    驚き、なぜ門真に?

     関西フィルさんが門真市に移転すると聞いて、正直「なぜ?」と驚きました。
    門真市は、江州音頭や河内音頭などの盆踊りをはじめ大衆文化が盛んだった地域なので、クラシックとは縁が薄く、「敷居が高いのでは?」と感じていました。しかし、クラシック文化を根付かせたいと思っている市民や団体は市内にたくさんおられますので、この巡り合わせは大変ありがたいです。門真のつながりのある方や企業が、関西フィルさんのファンや支援企業へと広がっていくようにしていきたいですね。

    5/18(火)に「ホームタウンサポーター制度」を創設、その経緯

     「関西フィルさんが門真市に移転された」だけにとどまらず、市民と関わりを持てるようにできたらという思いを持っています。関西フィルさんの応援方法を市職員にアンケートをしたところ、「目に見える支援の形が必要」との声が多く、この制度を創設しました。古川橋駅前の看板とルミエールホールまでの街路灯のフラッグの設置も職員のアイデアによるものです。このようにして、市民と関西フィルさんとの「つながり」を持てるように情報発信を続けていきたいと思います。

     

    「ホームタウンサポーター制度」の詳細はこちら⇓

     

    5月末時点で登録件数は85件です。
    ご登録いただいた皆さま、ありがとうございます
    門真市HPからご登録いただけます。

    2/11に開催「ホームタウンパートナー協定締結記念コンサート」のご感想

     1時間の中で、テンポよく色々な弦楽曲を聴くことができ、楽しめました。曲間のMCで、どのような背景や構成で作曲されたかを知ることで、ダイレクトに曲が響くように感じました。特に映画音楽は観たことがある作品の曲なので、より伝わってきましたね。また、ルミエールホールの小ホール(250)で開催されましたので、奏者との距離が近く表情も見ることができたのが、対話をしているような感覚でした。とても心地よかったです。このようなプログラムは、クラシックに馴染みがない方への入り口になるのではないかと思います。

    ♬Youtubeでご覧いただけます♬

    <プログラム>
    ♪エルガー:愛の挨拶  6:05
    ♪ドヴォルザーク:ユモレスク 11:25
    ♪ヴィヴァルディ:四季より「春」 第1楽章 15:14
    ♪チャイコフスキー:アンダンテ・カンタービレ 22:12
    ♪ホルスト:「セントポール組曲」より第4楽章“ダーガソン” 29:34
    ♪久石譲:「魔女の宅急便」より“海の見える街 35:33
    R・ロジャース:シャル ウィ ダンス? 40:23
    ♪モリコーネ:ニュー・シネマ・パラダイス 45:12
    ♫モンティ:チャルダッシュ 53:00
    (市長オススメの曲。強弱がハッキリしていて、飽きがきません)
    ♪J・シュトラウス():ラデツキー行進曲 1:01:35

    大学時代は落語研究会に所属されていたそうですね。

     先ほど、話しましたように門真市には下町情緒あふれる大衆文化が根付いていました。小学生の時に、実家の前の門真神社の秋祭りで太鼓台や獅子舞が復活し、そこで獅子舞の横笛を始めたことをきっかけに、天神祭ではお囃子方のアルバイトをしたこともありました。大学では横笛ができるサークルがなかったので、流れついて落語研究会に入りました。体育会系以上に厳しく、昼休みに入ればラジオ体操、発声練習の後、順番に落語を披露して、先輩にどやされ続けるという毎日でした。落研にいたからこそ気づいたことは、アマチュアである学生落語の経験者が目の肥えたファンとなり、寄席や噺家を支え、より良い文化芸術の育成に一役買っているということです。

    文化芸術を守るにはアマチュアを育成し、ファンを広げることが大事

     行政は文化の芸術性や良し悪しを見極める機能も能力も持ち合わせていません。どのような文化を残していくかはそれらを支えるファンが決めることです。行政ができることは文化芸術にふれる場と機会を作るとともに情報を発信していくことです。その結果、活動の担い手づくりや文化芸術に愛着を持ってもらえるものと考えています。
     要は、落語なら「落語研究会」のようなアマチュアを育てる機会を作り、育成する作業をしなければいけません。落語は日頃から接することがないため、落研のようにサークルやクラブなどで学生時代に経験する機会を作る事が大事で、そこから「プロになる人」「アマチュアを続ける人」「ファンとしてプロを支える人」に分かれていきます。このようにして「落語」という伝統文化であり大衆文化に総合的な広がりや、根付きが生まれてくると思います。
     つまり、落語に関わる人が残り、受け継がれていきます。オーケストラでも、同じ事が言えるのではないでしょうか。プロのオーケストラが近くに在るという事は、音楽に携わるアマチュアにとっても大きな効果が期待できると感じています。
     今後、様々なイベントや学校教育の場を通じてオーケストラに触れる機会を増やし、クラシックをはじめ様々な音楽文化が市内で盛んになり、そのうえで地域全体の活性化につながっていくことになれば、とても嬉しいですね。