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  • 2021.9.10(金)
    公演情報 関西フィルNews その他
    「大阪クラシック」始まります!

    みなさま、こんにちは
    秋の風を感じるようになりましたね。
    “初秋”といえば、「大阪クラシック」の季節です!

    2006年から毎年開催されている、大阪市名物の音楽の祭典
    今年も昨年に引き続き、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組み、
    無料配信公演と、一部有料公演での開催となりました。

    9月12日(日)~18日(土)の開催期間中、関西フィルは
    それぞれ13日(月)・16日(木)から配信開始の2公演と、
    15日(水)13時開演の有料公演に出演いたします

     

    関西フィル・トップバッターの配信第4公演は、
    みなさまお馴染み、金管五重奏チーム
    13日(月)正午ごろより配信開始予定です

    収録会場は、来年2月に開館予定の大阪中之島美術館です。
    なんと、オープン前に入らせていただきました

    こちらの美術館は、大阪と関わりのある近代・現代美術を中心に
    コレクションされているそうです
    開館前で真っ白の館内でしたが、たくさんの美術品で彩られるのが楽しみですね

    金管五重奏メンバーは、
    左からトランペットの池田悠人、ホルンの中川直子、
    バストロンボーンの松田洋介、トロンボーンの風早宏隆、
    トランペットの白水大介です

    演奏曲は…
    ♪チータム:金管五重奏のためのスケルツォ
    ♪エワルド:金管五重奏曲 第2番 作品6

    奏者より、メッセージです ※ネタバレあり…?

    「今年も配信という形で参加させて頂いた関西フィル金管五重奏。
     ライブ(生演奏)の時には色んなテーマを掲げてプログラミングしていましたが、昨年より配信という形になり、金管五重奏のオリジナル曲でシンフォニックなものを取り上げています。

     昨年『エワルド』というロシアのアマチュア音楽家が作った、『金管五重奏曲第1番』を演奏しましたので、それに引き続き、今年は第2番を演奏させて頂きました。
     
     3拍子で書かれた第1楽章は、ベートーヴェンの英雄交響曲や、ブラームスの第2、第3交響曲の1楽章の様な、シンフォニックで優雅で喜びに溢れた楽章です。
     それに続く第2楽章は主題と6つの変奏曲になっており、少し物悲しいテーマが変奏されていき、第5変奏で晴れ間が見える様な、ホッとする日本の童謡の様なメロディがとても印象的です。
     そして最終楽章である第3楽章は、ブラームスの第2交響曲の終楽章に似たテーマが出て来て、ゆったりと美しいハーモニーで幕を閉じる感じは、我々金管奏者はファンファーレ的なイメージを持たれている事が多い中、演奏する側は美しいハーモニーを演奏する事の方が好きなことを証明出来るような、魅力溢れた作品です。

     前後しましたが、1曲目は『チータム』というアメリカのニューメキシコ州で1939年に生まれた作曲家が作った『スケルツォ』という作品です。
     チータムがニューメキシコ大学4年生の時に作られていて、短くて金管らしいサウンドととても聴きやすい作品です。

     アンコールは我々が毎年演奏している定番曲です。
     画面越しに秋が来るのを待ちわびながら一緒に”ラララ”で歌って頂けたら嬉しいです。」

     

    続いては15日(水)13時開演
    あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールにて
    有料第12公演に出演いたします

    左から、フルートの虎谷朋子、ヴァイオリンの野口まつの、
    ヴィオラの田代直子、チェロの大町剛の、フルート四重奏でお贈りします

    演奏曲は…
    ♪モーツァルト:フルート四重奏曲 第1番 ニ長調 K. 285
    ♪モーツァルト:フルート四重奏曲 第2番 ト長調 K. 285a
    ♪モーツァルト:フルート四重奏曲 第3番 ハ長調 K. Anh. 171 (285b)

    由緒正しいモーツァルト尽くし!!
    お昼のひととき、優雅な雰囲気に浸っていただけるのではないでしょうか

    フルートの虎谷ですが、実は今年で定年退職を迎えます。
    室内楽でお目にかかるのは、この「大阪クラシック」が最後かもしれません。

    虎谷より、メッセージです
    「この度、大阪クラシックのお話をいただき、これまで1曲ずつ取り上げる事はあっても複数曲続けて演奏する機会がなかった、こちらのプログラムを演奏させていただこうと思いました。
     モーツァルトのフルート四重奏曲は4曲ありますが、今回は、その内1777〜1778年に作曲された1番から3番までを演奏致します。

     21歳のモーツァルトはマンハイム、パリに向けて就職活動の旅に出かけます。
     マンハイムでは就職は出来ませんでしたが、ヴェンドリングという素晴らしいフルート奏者に出会います。
     彼が紹介してくれた裕福なアマチュアフルート奏者、ドゥジャンから依頼されて作曲したのが、フルート四重奏、協奏曲の内の3曲です。

     華やかで快活な第1楽章と第3楽章に挟まれた2楽章では、弦楽器のピツィカートの伴奏の上を叙情的に歌うのが印象的な第1番。

     ヴァイオリンとの対話が美しい第2番。
     2楽章はメヌエットのテンポでと書かれた舞曲。

     第3番は快活な3拍子の1楽章と、テーマに続き、それぞれの楽器がソロを受け持つヴァリエーション、深い情感をたたえたアダージオの第5変奏と、明るいメヌエットの第6変奏から成る2楽章。

     オーケストラでは2番フルートとピッコロを担当しておりましたが、今年いっぱいで卒業します。その後はソロや室内楽の勉強を続けたいと思っています。
     今回がその出発点となりますよう、心を込めて演奏します。
     一緒に演奏してくださる弦楽器のメンバーからも大きな力をいただいています。
     このような素晴らしいメンバーがいる関西フィルを、今後は外から応援したいと思います。」

    尚、チケットの販売は12日(日)まで。
    感染症対策のため、残席がある場合でも当日券の販売は行いません。
    チケットをお持ちのみなさま、会場でお待ちしております

     

     

    3公演目は、16日(木)正午ごろより配信開始予定の第15公演
    金管五重奏と同じく、大阪中之島美術館で演奏させていただきます

    まだ収録前なので、練習風景を…

    左からヴァイオリンの泉谷更沙、ピアノの谿博子さん、
    ヴァイオリンの永井利佳の美女トリオです

    (ちなみに練習会場は、今年3月からの関西フィル本拠地、
    門真市ルミエールホールの小ホールをお借りしています
    ホールでアンサンブルを練習できるとは…贅沢ですね

     

    演奏曲は…
    ♪ショスタコーヴィチ:「2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品」より 第2、3楽章
    モシュコフスキ:2つのヴァイオリンとピアノのための組曲 ト短調 作品71

    奏者より、メッセージです

    「今回メインの曲に選んだ、モシュコフスキの『2つのヴァイオリンとピアノのための組曲』は、3人の演奏者のうち、誰かが伴奏になることがほとんどありません。
     ”歌い合い合戦”をしているのがとても秀逸で、3人で演奏しているとは思えないほど、交響曲のような壮大な曲になっています!

     1楽章から4楽章まで、それぞれの美しいメロディーが聴きやすいことも特徴の曲だと思います。
     
     充実したひと時となりますよう、精一杯”歌って楽しんで”弾きたいと思います。
     よろしくお願い致します」

     

    配信公演は、各公開日より10月31日(日)まで視聴可能です。
    詳細はこちらよりご確認ください

    少しでかけるのにも、いろいろと考えてしまう昨今ですが、
    この「大阪クラシック」では、ご自宅が公演会場になります
    ぜひ、
    たくさんの演奏を“ハシゴ”してみてください


  • 2020.9.11(金)
    公演情報 関西フィルNews その他
    今年の「大阪クラシック」は配信です!

    みなさま、こんにちは
    朝夕の空気が秋めいてきた今日この頃、
    今年も「大阪クラシック」の季節がやってまいりました!

    例年であれば、大阪の街のそこかしこが音楽であふれていたはずですが
    今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
    街中での無料公演を見送り、オンライン配信での開催を実施することとなりました。

    9月13日(日)~19日(土)の開催期間中、関西フィルは
    それぞれ13日(日)・14日(月)・16日(水)から配信開始の3公演と、
    14日(月)19時開演の有料公演に出演いたします

    そして今回、配信のための収録がすでに始まっております…
    13日(日)正午頃より、一番乗りで配信開始予定の第1公演は、
    関西フィル名物(?)の金管五重奏チーム
    なんと収録も、どきどきのトップバッターでした!
    続きを見る


  • 2019.9.9(月)
    公演情報 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    今週は「大阪クラシック」です♪

    みなさま、こんにちは
    今日も暑かったですね!!

    先日もお伝えしましたが、「大阪クラシック」が始まっております
    今年で14回目を迎えた、中之島・御堂筋周辺で開催されるコンサートイベントです。


    今回は、関西フィル出演の3公演をご紹介します

    【11日(水) 第38公演】
    ♪本町ガーデンシティ 12:00開演

    会場はセントレジスホテルのとなりです。

    左から、ヴァイオリンの友永健二、村田啓明(新人です)、
    ヴィオラの椎名弘明のトリオです

    演奏曲は…
    ◇コダーイ:セレナード へ長調 Op.12 より 第1楽章
    ◇ドヴォルザーク:弦楽三重奏曲 ハ長調 Op.74 より 第2楽章
    ◇タネーエフ:弦楽三重奏曲 ニ長調 Op.21 より 第2楽章、第4楽章

    国も異なる各作曲家の弦楽三重奏曲のオイシイところが聴ける、
    お得なプログラムですね

    奏者より、メッセージです。
    「今回はヴァイオリン2本とヴィオラという、
     少し変わった編成の三重奏のために書かれた曲を集めてみました。
     低音楽器がない軽やかなサウンドをお楽しみください!」

     

    【12日(木) 第49公演】
    ♪阪急うめだ本店 9階祝祭広場 13:00開演

    よく催事もされている、阪急百貨店さんの大階段のところです!

    左から、トランペットの白水大介、ホルンの中川直子、
    トロンボーンの松田洋介、風早宏隆、トランペットの池田悠人
    の金管五重奏です

    演奏曲は…
    ◇作者不詳:吟遊詩人の詩によるソナタ
    ◇アルチュニアン:アルメニアの風景
    ◇ホロヴィッツ:民謡幻想曲
    ◇バルボトゥ:シャンソネリー

    奏者より、メッセージです。
    「9月の“大阪クラシック”としては2年ぶりの出演となります。
     一昨年のテーマは『踊り』でしたが、
     今年は『うた』に関する曲を集めてみました!
     様々な時代、国の『うた』をご堪能ください。」

    関西フィル名物(?)の金管五重奏チーム、
    当日の衣装にも注目ですよ

     

    【12日(木) 第57公演】
    ♪ダイビル本館 19:00開演

    こちらの会場は、堂島川沿いのオフィスビルです。

    左から、ヴァイオリンの泉谷更沙(新人です)、
    ヴィオラの飛田千寿子の美女デュオです♪

    演奏曲は…
    ◇モーツァルト:「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より 第1楽章
    ◇ビゼー:「カルメン」組曲より“ハバネラ”
    ◇バルトーク:2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲 BB104 より
     11. ゆりかごの歌 22.モスキートダンス 36-b.バリエーション
    ◇モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏 ト長調 K.423 

    「アイネク」と「カルメン」…
    どんな音になるか、楽しみですね

    奏者より、メッセージです。
    「前半は珍しい二重奏用にアレンジされた超有名曲をお届けします。
     2人で数人分の演奏!なかなか聴けないプログラムですよ!
     後半はこの編成オリジナルの作品です。
     少し風変わりなバルトークと、軽やかなモーツァルトの対比も
     お楽しみください。」

    コンサートホールはもちろん、オフィスビルやホテルのロビーなどで
    たくさんの公演が開かれています。
    「もちろん毎年行ってる!」という方も、「行ったことないわ…」という方も、
    ぜひお気軽にお立ち寄りください

    公演詳細はこちら
    https://www.osaka-classic.com/

     

    ≪おまけ≫
    金管五重奏組、練習室が小さく演奏風景が撮影できなかったので
    お部屋の外からこっそり撮影…



    どうがんばっても見切れてしまった白水の雄姿は、
    ぜひ本番でご覧ください


  • 2019.9.7(土)
    公演情報 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    「大阪クラシック」始まります!

    みなさま、こんにちは

    まだまだ残暑きびしい日が続いておりますが、
    大阪クラシック」の季節がやってまいりました!

    2006年から毎年開催されている大阪市名物の「大阪クラシック」、
    今年の会期は9月8日(日)~14日(土)ですが、
    関西フィルは、9日(月)の『5楽団合同金管アンサンブル』と
    11日(水)、12日(木)の計4公演に出演いたします

     

    トップバッターの第24公演は、大阪が誇る5楽団の合同アンサンブル
    関西フィルからは、トロンボーンの風早宏隆が出演いたします

    ルネサンスの重厚な舞曲から洒脱な現代の名曲まで、
    ここでしか聴けない豪華メンバーでお届けします!
    ぜひお聴き逃しなく

    ≪9日(月) 第24公演≫ ※有料公演
    【J:COM PRESENTS公演】
    ♪会場:Zepp Namba(Osaka) 19:00開演
    ♪料金:全席指定1,000円
    ♪出演
    大阪フィルハーモニー交響楽団
    関西フィルハーモニー管弦楽団
    大阪交響楽団
    日本センチュリー交響楽団
    オオサカ・シオン・ウィンド・オーケストラ 
    ♪プログラム
    ◇ジェルヴェーズ,アテニャン:フランス・ルネサンス舞曲集より
    ◇C.ヘイゼル:3匹の猫
    ほか

     

    そのほかの公演は、また後日ご紹介します
    ぜひたくさんのコンサートを聴きにいらしてください

    公演詳細はこちら
    大阪クラシック公式HP


  • 2018.9.8(土)
    公演情報 関西フィルNews 事務局からのお知らせ
    来週は「大阪クラシック」です♪♪♪

    みなさま、こんにちは
    先日もお伝えしましたが、明日9日(日)より
    いよいよ「大阪クラシック」が始まります

    中之島・御堂筋周辺で開催されるコンサートイベント、
    今年でなんと13回目だそうです


    今回は、関西フィルの若手メンバーが出演する
    2公演をご紹介します。

    【10日(月) 第21公演】
    ♪中之島三井ビルディング 18:00開演

    会場はフェスティバルホールの近くです。

    左から、フルートの椎名朋美、ヴァイオリンの柏山七海、
    ヴィオラの椎名弘明のトリオです

    演奏曲は…
    ◇ハイドン/フルート三重奏曲
         「ロンドン・トリオ」第1番ハ長調 hob.4-1
     I. Allegro moderato II. Andante III. Finale:Vivace
    ◇レーガー/セレナード 第2番 ト長調 作品141a
     I. Vivace II. Larghetto III. Presto

    典雅な古典音楽と少し現代的な旋律、
    2つの響きが楽しめるプログラムですね。

    奏者より、メッセージです。
    「“ロンドン・トリオ”は、ハイドンが
     イギリス滞在した際に作曲されました。
     もともとの編成はフルート2本とチェロで書かれていますが、
     今回はフルート、ヴァイオリン、ヴィオラで演奏します。

     レーガーは飲酒や喫煙などをとても好み、気難しい性格でした。
     しかし、この“セレナード”は家庭をもち、
     幸せな時期に作曲されたようです。
     お茶目な雰囲気もあり、楽しく聴ける曲になっています。

     年が近い若手3人で、フレッシュな演奏を
     お届けできればと思っております!」

     

     

    【11日(火) 第36公演】
    ♪新石原ビル 1階ロビー 19:00開演

    こちらの会場は肥後橋駅近く、
    イシハラホールがあるビルですね。


    左から、ヴァイオリンの野口まつの、チェロの玉木俊太
    のデュオをお届けします

    演奏曲は…
    ◇グリエール/ヴァイオリンとチェロのための
               8つの二重奏曲 作品39 より
     I. Prelude  II. Gavotte  IV. Canzonetta  VII. Scherzo
    ◇ピアソラ(ゴットシュタイン編曲)/
        「ヴァイオリンとコントラバスのための5つのタンゴ」より
     I. J’attends  ~さよならも言わずに~
     III. Saint Louis en L’Ile  ~サン・ルイ島~
     V. Adios Nonino  ~さよなら、ノニーノ~
    ◇ハルヴォルセン/ヘンデルの主題によるパッサカリア

    ロシア、アルゼンチン、ノルウェーと
    多彩な曲が集まっていますね!

    奏者より、メッセージです。
    「今回は、かなり雰囲気の違う3曲をご用意しました。
     30分という短い時間のコンサートですが、
     ぎゅっとつまった濃い内容です!

     中でもピアソラは、本来は(チェロではなく)
     コントラバスのための曲。
     玉木が頑張っていますので、そちらにもご注目ください!」

    練習日、たまたまどちらもボーダー柄だった二人。
    息もピッタリですね
    当日は絶妙なハーモニーをご期待ください

     

    そのほか、今年は3つのオケの合同公演もあります
    ぜひ、たくさんのコンサートを聴きにいらしてください!

    公演詳細はこちら 
    大阪クラシック公式HP

     

    <おまけ

    第21公演の3人、「楽器を構えて!」とお願いしたら、
    照れながらやってくれました

    フレッシュさ満載の2つのステージ、お楽しみに