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2015年 5月

  • 2015.5.28(木)
    関西フィルNews
    ヨーロッパ公演の実況中継はフェイスブックで!

    みなさま、こんにちは

    関西フィルメンバーとスタッフを乗せた飛行機は
    無事に現地へ到着いたしました

    現地の様子は、
    関西フィルの≪フェイスブックページ≫で随時更新していますので
    ぜひアクセス&「いいね!」をよろしくお願いいたします

    こちらをクリックしてご覧ください
    関西フィルfacebookページ

    現地の美しい風景や建物のほか、
    移動中のメンバーの様子や、宴会の様子(?)などなど、
    普段なかなかお見せする機会のない写真も
    たくさんUPしてまいります

    現地5公演の成功に向けて、全力投球いたします
    メンバー、スタッフ、全員が無事に帰国できますよう、
    みなさまの応援、どうぞよろしくお願いいたします


  • 2015.5.22(金)
    関西フィルNews
    ヨーロッパ公演が近づいてまいりました!

    みなさまこんにちは
    良いお天気が続いていますね

    1週間後の今ごろは、スイスのマルティニーでの
    本番真っ最中といった感じです(時差はムシ)

    29日(金)マルティニーでは、地元に根付き大変親しまれている美術館を
    運営されている、ピエール・ジアナダ財団さん主催の
    コンサートに出演させていただきます。
      ↓ ↓ ↓
    ピエール・ジアナダ財団
    マルティニー公演詳細(このページの一番下にあります)

    上記のページにある写真の場所が私達が演奏する
    美術館の中のスペースです。

    ここでは、
     グリンカ:「ルスランとリュドミラ」序曲
     ショーソン:詩曲  
     ラヴェル:ツィガーヌ  
     ブラームス:交響曲第4番  
    というプログラムで演奏します。

    マークの曲は、来週25日(月)の「ヨーロッパ公演記念演奏会」で
    ご披露致します!!

    ブラームスの交響曲第4番は2013年の4月にデュメイと
    共演しましたが、昨日からさらにじっくりと掘り下げています。

    IMG_0733

    普段、あまり頻繁に行いませんが、弦楽器だけの練習も行い、弦の響きに
    磨きをかけました

    このブラームス第4番、デュメイ自身のエスプリを加えて、
    とても豊かな情感と推進力に溢れた表現になっていると、
    自負しております
    「おっとここでこうくるか」というサプライズもぜひ
    楽しんでいただければ

    25日(月)、前半はショーソンの詩曲、ラヴェルのツィガーヌ、
    マスネのタイスの瞑想曲という、デュメイ・ヴァイオリンを堪能
    していただくステージ

    IMG_0707

    ヴァイオリンソロの3曲は、デュメイの希望で弦楽オーケストラ用に編曲したバージョンで
    演奏致します。
    素敵な編曲なので、新たな響きを楽しんでいただけると思いますよ

    24日(日)には東条文化会館コスミックホールでも
    ヨーロッパプログラムを演奏致します。
    こちらでは、ブラームスの交響曲第4番と、ハンガリー舞曲第2・5番(デュメイのソロ付き)、
    モーツァルトの交響曲第29番、マスネのタイスの瞑想曲を
    お届け致します。
    デュメイのソロ付きハンガリー舞曲、日本ではここでしか演奏しません
     ↓ ↓ ↓
    東条文化会館での公演詳細

    19日(火)の定期演奏会でご披露しました、細川俊夫さんの
    「月夜の蓮」を演奏するのは、ドイツの2都市です。

    デュッセルドルフの音楽の中心、「トーンハレ」では5月30日(土)に

    デュッセルドルフ会場の様子
    デュッセルドルフ公演詳細

    ヴュルツブルクの大司教の宮殿、「レジデンツ」では6月4日(木)に
    本番を致します。
    レジデンツ一帯は、世界遺産にも登録されており、
    素晴らしい建物の中で演奏させていただきます

    ヴュルツブルク会場の様子
    ヴュルツブルク公演詳細

    イタリアでは、「ブレシア・ベルガモ国際ピアノ音楽祭」に
    出演致します
    6月1日はベルガモ、6月2日はブレシアで演奏します。

    ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の由来になったベルガモ、そしてブレシアの
    演奏会場は、古き良きオペラ劇場、「ドニゼッティ劇場」と「ブレシアグランド劇場」
    です。

    ベルガモ会場の様子
    ブレシア会場の様子
    ブレシア・ベルガモ国際ピアノ音楽祭公演詳細

    ホールの写真を見ているとワクワクしてきます
    このヨーロッパツアーを実現させるためにご尽力いただいた方々、
    ご寄付いただいた皆様のことを心に留めて、精一杯演奏致します。

    ヨーロッパツアーの間は、ブログは一時お休みし、フェイスブックで
    状況を報告させていただきます。
    ぜひチェックしてください
    ↓ ↓ ↓
    関西フィルフェイスブック

    5月23(土)16時まで、事前ご予約を受け付けております。

    5月25日(月)、オリックス劇場でお待ちしております

    【ヨーロッパ公演2015記念演奏会】

    [日時]2015年5月25日(月)19:00開演 (18:00開場)
    [場所]オリックス劇場(旧 大阪厚生年金会館)
    ※地下鉄四つ橋線「四ツ橋」駅あるいは「本町」駅下車
    [出演]
    指揮およびヴァイオリン独奏:
    オーギュスタン・デュメイ(関西フィル音楽監督)

    [プログラム]
    ◆ショーソン:詩曲 作品25
    ◆ラヴェル:ツィガーヌ
    ◆マスネ:タイスの瞑想曲
    ◆ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

    ※出演者、曲目、曲順など、内容が変更になる場合がございます。
    あらかじめご了承ください。

    入場料:S席¥5,000/A席¥4,000(全席指定・消費税込)

    関西フィルハーモニー管弦楽団
    06-6577-1381

     


  • 2015.5.18(月)
    関西フィルNews
    明日から、ヨーロッパ公演で演奏する曲をぞくぞく取り上げます!!

    みなさんこんにちは

    ホームページのみでのご報告で、ブログではあまり触れていません
    でしたが、今月27日(水)から関西フィル初のヨーロッパ演奏旅行に
    行ってまいります。

    本当に多くの皆様、企業様からご寄付を頂戴しまして、この公演が
    実現致しました。心より御礼申し上げます。

    文化庁からは「国際芸術交流支援事業」の助成金、
    関西・大阪21世紀協会からは「日本万国博覧会記念基金」
    を頂戴しています。
    ご関係者の皆様方には深く感謝しております。
    ありがとうございました。

    クラシックの本場ならではの空気感を音楽に反映し、お客様の反応を素直に
    受け止め、日本とはまた違ったホールの響きの中での演奏を経験の一つとして
    私達の力にしたいと思っております。

    そして、その音楽をお心を寄せていただいた皆様にお返しできるよう、
    1回1回の公演に集中し、すべてを吸収してまいります

    明日の定期演奏会、24日(日)の加東市、25日(月)オリックス劇場での
    公演は、ヨーロッパで演奏する曲を中心に組んでおります。

    まず明日は、ヨーロッパ公演での大きな目玉、細川俊夫さんの
    「月夜の蓮-モーツァルトへのオマージュ」を取り上げます。

    モーツァルト生誕250年の2006年に作曲されたピアノ協奏曲です。
    モーツァルトの音楽への憧れと、蓮の花・・・仏教世界を交差させた
    あまりに神秘的な作品です。

    オーケストラはモーツァルトのピアノ協奏曲第23番K.488の編成に
    打楽器が2名追加されています。

    IMG_0672

    今回は、作曲家の細川俊夫さんもいらしていただき、
    さまざまなアドバイスをいただきました

    約21分のこの曲、切れ目はありませんが下記の7つのタイトルが
    付いた部分に分けられます。

     ためらい
     開花へのあこがれ
     沈潜/泥の中で
     泥の中から少しずつ頭をもたげる
     月の光が蓮に降りそそぐ
     光と影
     夢

    ピアノは蓮の花、オーケストラは蓮が咲いている水面を表現します。

    モーツァルトのピアノ協奏曲には無い、打楽器が加わることによって、
    さらに深遠な世界が広がっていきます。

    風鈴や2オクターブのアンティークシンバル、
    (ちっちゃなシンバルが並んでいるような楽器。音程が付いています)

    IMG_0618

    ↓そしてティンパニの上に4つかわいらしく並べられたおりん達。
    これはどうやって演奏するのでしょうか・・・。

    IMG_0601

    ↑おりんティンパニの左にある太鼓のバチと一緒に写っているのは、
    なんとスーパーボール!

    IMG_0604

    ↑アンティークシンバルの隣の台にもがっつりスーパーボール袋入り・・・。

    どのように使い、どのような響きになるかは、どうぞ本番をお楽しみに

    皆様にご心配おかけしました、デュメイは大変元気です!!

    IMG_0646

    デュメイの手の内の音楽、ビゼーのシンフォニーと、至上のモーツァルトの
    ヴァイオリンソナタも満を持してお届け致します。

    25日(月)オリックス劇場での公演では、ヨーロッパで演奏する
    ブラームスの交響曲第4番、デュメイの弾く珠玉のヴァイオリン曲
    3曲を披露いたします。
    どうぞお越しくださいませ。
    ↓ ↓ ↓
    25日(月)オリックス劇場公演詳細

    明日は17時45分から当日券を発売いたします。
    皆様のお越しをお待ちしております。


  • 2015.5.15(金)
    関西フィルNews
    5月のマグノリアコンサート

    みなさま、こんにちは

    ヨーロッパ公演ツアー前のデュメイウィーク真っ最中ですが、
    実は月いちのマグノリアコンサートもちゃんとあります

    今月は、5月24日の日曜日、
    兵庫県加東市の東条文化会館コスミックホールで
    関西フィルとデュメイ監督が出演させていただくのと同じ日に、
    マグノリアコンサートがございます

    今回のヨーロッパ公演は、曲目の楽器編成の都合で
    ツアーに参加しないメンバーがおりまして、
    おるすばん組の中から、マグノリアコンサートに
    出演させていただくこととなりました
    調整の結果やむを得ずコスミックホールのコンサートと同日になってしまい、
    両方のコンサートを楽しみにしてくださる方には本当に申し訳ございませんが、
    どちらかのコンサートに足をお運びいただけましたら幸いです

    そんなわけで、5月のマグノリアコンサートは
    フルートの沼田陽一が出演させていただきます。

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    共演はハープの寺澤彩さんです
    寺澤さんには、関西フィルのコンサートにもたびたびご出演をいただいています

    関西フィルの≪番長≫沼田と、うら若き乙女の寺澤さん。
    見た目チグハグなコンビですがどういうわけか、意気投合
    そして自宅がご近所同士ということもあって練習のタイミングもばっちり

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    こちらの写真は、つい先日開催されたご近所コンサートの1コマ。

    「お~かげさまで、ぅレパートリーもた~くさん増えましたヨォ」と
    いつもの沼田節で、ご機嫌サンです

    フルートとハープ、
    相性ピッタリ、間違いなしの組み合わせですね
    プログラムには、またまたオーケストラでは馴染みのない名前が
    ずらずらっと並んでいますので、
    少し曲目のお話をさせていただきます

    フェルデルホフの「ファンタジア」という曲。
    資料によるとフェルデルホフはオランダの作曲家、
    1907年から2006年までを生きたそうで、
    お亡くなりになったのは99歳か100歳、ということになりますね長生き
    そのフェルデルホフが晩年の1990年、83歳のときに書いた曲だそうです。
    沼田自身が、とても綺麗な曲なのでぜひやりたい!と思っていたところ、
    楽譜の入手になんと14週間もかかったということです

    ルトスワフスキの名前はオーケストラ曲でも目にすることがありますね。
    2009年11月の定期演奏会では「管弦楽のための協奏曲」を取り上げました。
    (この曲は藤岡さんが作曲者本人に賞賛されたという伝説の曲です
    「3つの断章」は文字通り、3つの短い小品からなる組曲です。
    第1曲〈アレグロ・モデラート〉は、
    ハープのグリッサンド上で、フルートが緊迫感のある旋律を歌い、
    第2曲〈アンダンテ・コン・モート〉は、
    サティのグノシエンヌを思わせるような懐旧的な調べを、
    第3曲〈プレスト〉では、
    フルートが高音域を飛び跳ねるように疾走します。

    フェルデルホフとルトスワフスキ、
    どちらもフルートとハープのために書かれた曲で、
    まだまだ演奏される機会の少ないめずらしい曲なので、
    この機会に、ぜひ、聴いていただきたいです

    今回は、寺澤さんのハープソロもあります
    アッセルマンの「泉」、そしてグリーディの「古いソルツィコ」という2曲。

    アッセルマンは19~20世紀を代表するハーピスト兼作曲家で、
    パリ音楽院の教授を務めるなどフランスのハープ史を礎を作り、
    ハープのための曲も多数残しました。
    この「泉」と題された小品、ハープのソロ曲として名高い曲ですが、
    音のつぶが、ふわ~と舞い上がり、
    泉から清明な水がわき出るイメージがパッと目に浮かぶような、
    ほんとうに美しい曲で、これぞハープ!という1曲です

    グリーディの「古いソルツィコ」、
    「ソルツィコ」とは、作曲家グリーディの生まれ故郷スペイン・バスク地方に
    伝わる舞曲のひとつで、8分の5拍子の変拍子!
    バスク地方って、言語にも特徴がありますし、
    音楽にも独特のリズムがいろいろあって興味深い地域ですね~
    そんなソルツィコのリズムに乗せた3部形式の作品で、
    スペイン系のリズミカルな曲がお好きな方はハマると思います

    コンサートのメインはバッハのフルートソナタ。
    (実は次男のC.P.E.バッハが書いた作品だとも言われています。)
    この時代の曲はもちろん、チェンバロ用に書かれており、
    ふつうはチェンバロかピアノで演奏するのですが、
    今回はこれをハープで演奏します
    沼田いわく「こ~れが、意外によくってねぇ、驚いてますヨォ」とのこと。
    (セリフは沼田節で読んでください

    5月24日の日曜日は、
    車でちょっと遠出して東条文化会館へ、
    または阪急宝塚線でマグノリアホールへ。
    2つの会場で、みなさまのご来場をお待ちしております


    【マグノリア・サロンコンサート】
    [日時] 2015年5月24日(日)14:00開演(13:15開場)
    [場所] 逸翁美術館 マグノリアホール
      (阪急宝塚線「池田」駅下車、北東へ600m)

    [出演]
     沼田 陽一(関西フィル・フルート トップ奏者)
     寺澤 彩(ハープ)
    [プログラム]
     ラヴェル:ハバネラ形式の小品
     フェルデルホフ:ファンタジア
     アッセルマン:泉
     ルトスワフスキ:3つの断章
     ドニゼッティ:ソナタ
     グリーディ:古いソルツィコ
     バッハ:フルートソナタ ト短調
    [入場料]
     全席自由¥1,000
     (※120名様限定です!)
    [お問合わせ]
     逸翁美術館:072-751-3865


  • 2015.5.13(水)
    関西フィルNews
    チェロの貴公子、パスカルさん登場~!!

    みなさまこんにちは
    台風一過、夏のようですね

    明日本番のいずみホールシリーズ、昨日の練習からチェロの
    オーレリアン・パスカルさんにご参加いただいています。


    IMG_0555

    パスカルさんは現在21歳
    2014年11月、ベルリンのエマニュエル・フォイアマン・グランプリで第1位を受賞された、
    若き新星です

    IMG_0533

    それにしてもなんとまあハンサム・・・
    ギリシャ彫刻のようなお顔立ち・・・(フランス人です)

    IMG_0534

    練習の際、ソリストはオーケストラの方を向いて(お客様側に背中を向けて)
    演奏することがあります。
    そうするとオーケストラにチェロの音が良く聴こえるんですね。
    でも、上の写真の通り、パスカルさんは練習のときも本番と同じ向きで
    演奏されていました。

    「この向きで演奏して、こんなによく響くチェロの音は初めて!!」
    と楽団員がびっくりしていました

    本当に、豊かに幅広く響き渡る音色です
    そして、音色の使い分けが素晴らしいとのこと。
    この骨太の大曲に相応しい豊かなサウンドをいずみホールに
    響かせてくれることでしょう

    練習の合間にちらっと見えた楽器の横顔・・・

    IMG_0568

    おやや!!
    楽器の側面に何か模様が!!
    休憩時間に拝見しました

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    立ち姿も麗しいです・・・。

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    「1850年に1位を受賞した」とのことがフランス語で書かれて
    いるそうです。美しいですね~
    明日は楽器の側面もチェックしてみてください~。

    ずっとフランス語で楽しそうにおしゃべりをしていたお二人

    IMG_0527

    休憩中には世界初公開と思われるこんな場面が・・・!!

    IMG_0588

    デュメイと弦楽器、何の違和感もありません
    (明日、デュメイはヴァイオリンもチェロも演奏しませんが・・)

    本日、17時までご予約を承っております。
    (関西フィル:06-6577-1381)

    チェロ王子、パスカルさんの骨太のドヴォコン、
    対照的な明るく軽やかなデュメイのベートーヴェン、
    ぜひお楽しみください